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麗しの街SERRA DE’ CONTI
d0033983_6335588.jpg       10月22日(土)

 そういえば、butakoはまだポルチーニを食べたことがありません。去年、シエナに11月に行ったときは、もう時期が終わっていたのです。
なので、今年こそは・・・と思い、MARCHEの授業でお世話になった、MARCOのリストランテにお邪魔することにしました。

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MARCOのリストランテ『COQUUS』はイエジから20KMばかり離れたSERRA DE' CONTIという名の山間の村です。人口3500人ほどの小さな街ですが、聖フランチェスコが修道院を建てた街でもあり、歴史を感じさせます。今は一部分しか形をとどめていない修道院ですが、現在でも16世紀に書かれた、落書きが残っていたりします。(今も昔も変わらない性癖ですね!)

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 butakoたちはJESIからバスでやってきましたが、あいにくMARCOのリストランテはさらに街から2KMほど離れています。
そして、我らがマエストロ・ジャンフランコ氏はこの街の住人。早速電話をかけて、HELPを要請。この街の中心地まで来てくれました。

 そして、しばしマエストロに街を案内してもらい、その美しくかわいらしい街並みを、くまなく案内してもらいました。狭い迷路のような路地は、レンガで敷かれており、人々の生活の温もりが感じられました。

 そして、MARCOのリストランテに到着。MARCO自らお出迎えです。
そして、夢のようなひと時が訪れました。
なにせ、FUNGHI(きのこ)・FUNGHI・FUNGHIづくしです。

 

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 一皿目はアンティパストで、フレッシュきのこのサラダです。とりたてキノコ満載の一品。もちろんポルチーニです。生のポルチーニの香りがとてもいい。歯ごたえも適度にあり、鼻も舌も満足の一品です。


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 そして、次はブルスケッタ2種。一つ目はポルチーニのソテーがのっています。そして二つ目は、ポルチーニと鶉の目玉焼きがのせられていました。どちらもとてもおいしい。目玉焼きとの相性もバッチリで、ご機嫌な一皿です。

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 そして、フンギのフリット。サクッとした歯ごたえの後は、キノコの香りが漂います。衣が軽いので、いくらでもいただけます。
 そして、プリマピアットは、フンギのpasutaです。

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pasutaはTACONNIという豆を使ったもので、色はそば粉に似ていて、食感はもちっとしています。これがフンギのソースと絡まって、サイコー!

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ちょっとお腹に余裕があったので、セコンドもいきますか。・・・ということで、各自注文。butakoはタリアータ アッラ マルキジャーナを注文。何のお肉だろうと思っていると、牛がやってきました。

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あーもう食べられない!でも、あらドルチェが・・・ちょうど4種類あるじゃない。(4人で来ていたもので)これは1種類ずつ試さなきゃ。とのことで、ドルチェもいただきました。これが、どの皿も素敵。見た目に愛らしく、口に運ぶともう、二口目が食べたくなる美味さ。あっという間の完食。

ということで、本当に最初から最後まで飽きの来ないコースでした。そしてなんとここは、ITAL.COOK.の卒業生の久美子さんがスタージしている先です。食後は厨房に入らせていただき、久美子さんにいろいろとお話を聞くことができました。久美子さんはこのリストランテのオープニングからスタージしてらっしゃるとか。(今年の4月からです)
彼女は、MARCHE州に興味を持っており、『将来日本で、マルケの味を伝えるリストランテを開きたい』とおっしゃっていました。
butako応援してます!大阪で開いたら、食べに行きますからね。

 そして、お会計。一体いくらになるのやら・・・と思っていると、4人で63€。(約8千円)おいおい、これじゃぁワインとセコンドの値段だけじゃないの。MARCOは出血大サービスで、butakoたちをもてなしてくれたのでした。ほんとうにありがとうございました。また、今度行くときも、よろしくおねがいしますね。

                             butako

                            
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by butako170 | 2005-10-30 05:25 | 料理修行 はじめの一歩
JESIのお店
 d0033983_6474166.jpg 今の時期は、街歩きが楽しい季節です。
イエジのメインストリートにも、たくさんの店が軒を連ねています。どの店のショーウインドーも、なかなかセンス良く飾られていて、待ち行く人々の目を惹きます。
たまに閉店している店の前で立ち止まって眺めている人がいます。butakoもその一人ですが・・・。

 先日歩いていたら、ハロウィンのディスプレイをした、お菓子屋さんを発見。とてもかわいらしかったので、思わず写真を撮ってしまいました。

そして、またとある日、別のお菓子屋さんのウインドーにマロングラッセを陳列しているのを発見。栗につられて中に入ると、なんと手作り風のチョコレートが所狭しと並べられているではありませんか。そこで、グラッセとチョコをちょっとずつ購入!
 butakoのHITはとうがらしチョコレート。チョコのコーティングの中に、チョコクリームに練りこまれた唐辛子のパウダーが入っています。
辛いのに甘い!でもこれが、かなりいける味です。頭に、チョコレートの糖分と唐辛子の辛さが、ダイレクトに響く、覚醒する味です。
 TAKAKOもこのチョコにはまった様子。『また買いに行こう!』と堅く誓い合いました。

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 ところで、話を戻しますが、ハロウィンの日って、他に大事な日と重なってるの知ってました?
butakoの誕生日なのですよ。え?幾つになる・・・って?ついに三十路突入です。イタリアで30の誕生日を迎えるなんて、去年のbutakoには想像もつきませんでしたけど。そう思うと、1年1年を大切に過ごしたいなぁ。年毎に成熟していけたら・・・と思うまだまだ青いbutakoなのでした。


                               butako
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by butako170 | 2005-10-25 06:24 | 料理修行 はじめの一歩
PIEMONTE その3
   IL MIO MAESTRO(我が師匠)!

 d0033983_128680.jpg3日目は、MULINO(水車)のある粉引き所に行ってきました。PO河の水を利用している、1600年から創業しているアンティークな粉引き所です。でもご主人が心臓を患ったため、1990年を最後に、今はミュージアムとして見学が可能になっています。

 あいにく3日間とも雨でしたが、楽しい旅でした。バローロのカンティーナ見学や、トリュフ料理はありませんでしたが・・・。

 帰りのバスのなかでは、butakoはマンチーニ氏にいろいろイタリアの歴史や文化について、説明をしてもらいました。
ジャンフランコ・マンチーニ氏は、吾等がITAL.COOK.のディレクターで責任者であります。
 学生たちは彼に生活用品のリクエストをしたり、スタージ先の要望を言ったりします。彼は、頼れるリーダーであり、ソムリエの資格も有していて、食に対する情熱は並々ならぬものがあります。

 d0033983_45347.jpgbutakoはそんなマンチーニ氏をIL MIO MAESTORO(師匠)として尊敬しています。ま、なかば追っかけのファンみたいなもんですけど・・・。

 とにかく、彼の知識を吸収すべく、バスのなかであれやこれやと、質問攻めにしていました。マエストロはそんなbutakoに嫌な顔一つせずに、丁寧にゆっくりと説明してくれました。
 彼の説明はエレガントで、本当に興味深い。『へぇー』と何回思ったことでしょう。

そんなこんなで、3日間の旅は、無事終了。来週からはシチリア料理がはじまるぞー!

                                  butako
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by butako170 | 2005-10-24 01:15 | 料理修行 はじめの一歩
PIEMONTE その3
  2日目の午後は、エノテカに行きました。GATTINARA(ガティナラ)という街の、町立のエノテカです。
 
 d0033983_0555681.jpg地元ワインの『GATTINARA』と『COSTE DELLA SESIA』を試飲。葡萄はもちろん、NEBBIOLOを使っています。この地一体のワインはほとんどNEBBIOLO種を使用。(バローロなど)

d0033983_0593248.jpg つまみは、ここの特産のTOMAというチーズを2種類とサラミとコテコテのLARD(ラード)を切って、出してくれました。TOMAがまた旨い!牛乳で作ったチーズなんですが、味はあまり強すぎず硬さもプロセスチーズくらいです。ミルクの味と旨味、少しの酸味もあって、ワインによくあうチーズでした。聞けば、美味しいハーブを食べて育った牛だそう。『この地自慢のチーズよ。』と得意げなエノテカのオバサン。

 d0033983_0595153.jpgそういえば、butakoの宇都宮時代のお酒の師匠が言ってたっけ。(元かしわ2号店の店長)地元の酒を飲むときは、地元で作られたつまみを食べるべし。同じ環境で作られた、酒とつまみがあわないはずは無い・・・と。

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合計4種類のワインを試飲させてもらって、すっかりほろ酔い気分。でも今日はCENA(晩御飯)はなしですって!ピエモンテまで来てるのに・・・。おつまみをたくさん食べたせいで、お腹は減ってないのですが。少し残念に思ったbutakoでした。

                               butako
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by butako170 | 2005-10-24 00:37 | 料理修行 はじめの一歩
PIEMONTE その2
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 2日目の研修は、リゾットです。ピエモンテはイタリアでも屈指の米どころです。ご当地料理=お米料理でもあるのです。
 
 私達の寝泊りするB&Bの下は『Oryza』という名のリストランテで、お米料理の専門店です。そこでの研修でした。

 


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 お米のフルコースでした。まず、お米の種類の説明を受けてから、お米のサラダ2種『SBRAMATO ALLA VERDURE』(厳密にいえばFAROという麦を使用)と『RISSO ALLE MELE DELIZIE』(赤米とリンゴ)にとりかかりました。



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 セコンドはリゾット2種類で、『RISSO UBRIACCO』=赤ワインのリゾットと『RISOTTO BORBONE』=リゾットナポリ風でした。赤ワインのリゾットはワインの風味とハーブとチーズのハーモニーが最高。癖になる味でした。

そして、デザートはもちろんお米です。『 CREMA DI LATTE DI RISO』はお米と牛乳とミルクを撹拌して、冷やしたものです。軽く残るお米の芯がタピオカ風でした。

 そんなこんなでお米研修終了。フルコースお米は、さすがにお米の国のbutakoたちにとっても堪えました。

                                 butako
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by butako170 | 2005-10-23 02:44 | 料理修行 はじめの一歩
PIEMONTEへ小旅行
    10月21日(金)

 水曜日から授業でピエモンテに行ってきました!
ピエモンテといえば、スイスに国境を接する州で、バローロ、バルバレスコ、アスティなどの産地で、DOCDワインの宝庫ともいえる豊かな州です。そこに研修だなんて、一体どんな体験が出来るのやら・・・と期待に胸膨らむbutakoたちです。

 実際、プルマン(観光バス)から見える標識にも、これらの地名が名を連ね、我が学校のディレクター・マンチーニ氏も、『アルバは白トリュフが有名な街だよ。』とか『ここがバローロだよ。』などと、解説に力が入ります。

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 初日は、夕方monferratoという街に行きました。『LE TORRE』という名のリストランテで研修を受けます。シェフはパトリッツァさんです。
ここで、地元モンフッェッラートの料理を伝授していただきました。

 特徴はやはり、肉料理です。牛、豚、ウサギなどを使います。
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 面白いのが、アンティパストの牛肉料理で、ソースにツナを使うもの。『VITELLO TONNATO ALLA CASALESE ANTICA』といいます。
牛に、マグロかーとびっくりしたのですが、これがベストマッチでした。
(この料理、有名なんですってねー。butako知らなかった。)
このソース Salsa di Tonnoというのですが(そのまんまやん)、卵とケイパー、アンチョビが入っています。その昔、冷蔵庫がなかった頃、卵を使い切るためにこのソースが作られたのだとか。
 
d0033983_2185130.jpgd0033983_219565.jpg モンフェラート料理はいたってシンプル。肉をブロードで茹でるのが基本です。こうして、プリマピアット『AGNOLOTTI ALLA CASALESE』とセコンドピアット『BUE BRASATO AL BARBERA』もみるみるうちに出来上がりました。(彼らが下ごしらえをしていてくれていたから、余計にです。)セコンドは牛肉の赤ワイン煮ですが、これは地元のd0033983_2195882.jpgワインBarbera del Monferratoをこれでもかというくらい(2Lも)入れていてビックリ。その甲斐あってすごく濃厚で美味しい1品に仕上がっていました。
→デザートの『BUNETO PIEMONTESE』(ココアプティング)もアマレットというクッキー入りでほんのり杏仁の香りがして美味しい。


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 さて、カメリエーレはパトリッツィさんの旦那さんです。リストランテを貸しきって、料理のサービスをして下さいました。
美味しい料理に、美味しいワイン。食材はどれも地元のものです。こういった食事やライフスタイルを彼らはずーっと続けてきました。
そう、これからも続けていくことでしょう。
そして、旅人である私達は、この味に会いたくて
またここに訪れるのでしょうね。

                               butako


 
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by butako170 | 2005-10-23 01:39 | 料理修行 はじめの一歩
お知らせ
  写真のアイコンが無くなった!と騒いでいたのですが、翌々日別のアイコンに紛れていました。
お騒がせいたしました。
 でも、検索かけたんだけどなー。なぜそのとき見つからなかったんだろう。SUさんお世話かけました。ありがとうございました。

                            butako
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by butako170 | 2005-10-19 06:08 | 料理修行 はじめの一歩
初オペラ
 d0033983_603284.jpg 今週の日曜は、butakoの人生初のオペラ鑑賞デビューの日でした。以前にも紹介したとおり、ここイエジにはTEATRO(テアトル)があります。TAKAKOが前々から、『オペラに行きたい!』と行っていたので、休日公演する日をチェックし友人達4人で行くことにしたのです。

 d0033983_622862.jpgといっても、席は末の末。3階席です。とりあえず最初は一番安いのを買って、様子を見よう・・・ということで、10€の席を買いました。(しかも末席は当日発売のみ)
 題目は『FALSTAFF』ファルスタッフです。ヴェルディの最期の作品です。もともとはシェークスピアが書いた話を下敷きに、ヴェルディがオペラ用に作曲した喜劇です。

d0033983_631188.jpg 以前テアトロ前で偶然知り合いになった、PUGLIA(プーリア州)出身のLUIJI(ルイジ)も当日演奏するということを聞いていたので、楽しみ倍増。(彼はビオラ奏者です。)

 d0033983_641683.jpg開演4時前に着席するbutakoたち。オーケストラの演奏とともに幕が上がります。公演はすべてイタリア語。分かりやすくするためか、イタリア語の字幕つきです。助かった・・・。(ま、半分は理解できませんでしたが。でも喜劇だったのでストーリーは明快。分かりやすかったです。)

 小さなテアトロとはいえ、生演奏に、生歌です。また小さいゆえに3階せきでも十分に役者さんの表情が見えたので、大満足でした。
10€でこの悦楽・・・。これはもうテアトロ通い間違いなし。
とはいえ、休日公演は月1回です。来月が待ち遠しいbutakoたちでした。

                                butako
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by butako170 | 2005-10-19 05:48 | 料理修行 はじめの一歩
同級生
  現在このコースは12人の生徒がいます。そのほとんどが料理の経験者なのですが、butakoとあと3人は未経験者です。

 実際、厨房では先生に教えてもらって、実習をするのですが、やはり経験者は基礎知識があるし、段取りが分かっているのでスムーズです。butakoは苦労しています。
 でも、みんなとても親切に教えてくれます。未経験者を見下したりはしないので助かってます。

 d0033983_7491511.jpg先生はイタリア語で解説しますが、英語の通訳もつきます。(午前中のみ。歯医者でお世話になったMARTA:マルタです。)でもやはりイタリア語が分かったほうが断然いい!

 アパルタメントはbutakoたちの方は3人住まい(女子のみ)ですが、もう一方は8人で住んでいます。米国人のおばさまが独り住まい。・・・というのも他方があまりにうるさくて堪りかねて出て行ったのです。

 食べ物は、高級食材以外は学校から支給されます。週2回リストに記入すると、揃えてくれるのです。

 ・・・というわけで、あまり出費の少ない日々を送ってます。ありがたや。これで1年3ヶ月(インターン1年も含めて)14000€(170万くらい)はどうなんでしょうネ。

                        butako

*全体写真が無くなった!
パソコンにみんなで写した写真をホルダーに入れて置いていたら、アイコンを移動した時紛失してしまいました。検索をかけても見つかりません。どうしたらいいのだ!!Cドライブにもないし。
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by butako170 | 2005-10-17 07:48 | 料理修行 はじめの一歩
豊かなPAESE プーリア(PUGLIA)
    10月14日(金)
 d0033983_7274066.jpg 今週末はbutakoの第二の故郷であるプーリアの料理を学びました。先生は、炎の料理人PEPPEさんで、当日地元からやってきてくださいました。PEPPEさんはとても気さくで明るいおじさんです。MIO PAESE(我が故郷)をとても誇りに思っている人です。
 彼は内陸に住んでいるため、自分の菜園で作ったハーブをしこたま持参してくれました。朝取りのハーブは土つきで新鮮そのもの。
 他にも、豆や小麦粉、チーズ、パンなど多くの食材を持ってきてくれました。どれも初めて目にするものばかり・・・。
 PEPPEおじさん(失礼!)の哲学は、地元の新鮮な食材を用いて、シンプルに調理し提供すること。
 あまりゴテゴテと味付けするのを好みません。それもそのはず。新鮮な野菜やチーズはそれ自体十分おいしいからです。PEPPEさんはそれらを最大限に生かすのがコックの仕事・・・と心得ています。

d0033983_7244465.jpg彼からは素朴なプーリアの味を教えてもらいました。パンもbutakoがレッチェで食べたあのパンです。(硬くて風味は強い)
硬くなったパンはPANCOTTOというパン粥にして食します。


d0033983_726089.jpgd0033983_7271789.jpgまた、アーティチョークやフェンネルも新鮮なものを存分に料理に用いました。(ちなみにゲイの事をフィノッキオ(フェンネル)って言います。じゃあハードゲイは??)
 
 暖かいPEPPEさんの人柄と情熱と、滋味あふれる料理を堪能した二日でした。

                              butako
 
 
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by butako170 | 2005-10-17 06:44 | 料理修行 はじめの一歩