butakoの2年間の休暇 *イタリア料理と私*
2016-09-18T17:59:03+09:00
butako170
butakoこと粉川 妙(こかわ たえ)が贈るイタリア料理と生活ブログ。食のライターを目指しイタリアへ。約2年間にわたるスローフード研修を終える。スポレート在住。感想・原稿依頼は下記のメールまで↓
Excite Blog
ブログを引越ししました。
http://butako170.exblog.jp/23496680/
2016-09-18T17:50:00+09:00
2016-09-18T17:59:03+09:00
2016-09-18T17:50:07+09:00
butako170
報告
それにともない、ブログもお引越しをすることになりました。
11年間という長きにわたり、拝読頂き、本当にありがとうございます。
新しいブログは、
『butako 西の都に住む in 山口』 です。
まいど~!な写真。
山口での新生活のこと、地域おこしのこと、地元の食材、イタリアとの違いなど、書き綴っていきます。
引き続き、butakoの活動を見守ってくだされば幸いです。
(そういいつつも、萩の写真を載せてしまうbutako。)
butako170
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イタリア人が住む(予定の)純和風の家 in山口
http://butako170.exblog.jp/23347209/
2016-08-01T00:10:00+09:00
2016-08-01T00:57:21+09:00
2016-08-01T00:09:58+09:00
butako170
その他
7月に日本に帰国中、実は山口市へ行っていました。
理由は、8月末から住み始める家の下見です。
9月からお世話になる山口市観光課の方と、見学する家をいくつか回りました。
あらかじめ、観光課の方が候補を出していてくれていて、私がさらに絞り込んで4軒を見学したのですが・・・。
ロベルト183cm、butako170cmと、でかいコンビなので、間取りが大きめのものをチョイス。
ただ、市の想定していた赴任用の住宅は『1人住まい』を前提としていたので、予算内の物件は、狭いか古いか・・・といったところ。
でも、まぁ、あまり贅沢は言っていられないし、雨露さえしのげたら、と思っていました。
結構気に入った物件。
家の中の設備が綺麗。
でも若干狭いかなぁ。
どこも「帯に短し、たすきに長し」だわね、と思い、候補の3軒(4軒の物件はカップルお断りということで土壇場で断られる)を全部見終わったのですが、ロベも私もどうも、いまいちピンと来ずに、終了しました。
見ることが叶わなかった4軒めは、一の坂川沿いの閑静な住宅街。
春は桜、初夏は蛍が楽しめます。
ロベルトは一目でこの地域が気に入ったのですが・・・。
このままだと今日見た3軒から決めないといけないかしらねぇ。
と、そのとき、観光課の方が、butakoさんが働く予定の大路ロビー(大殿地区のふれあいロビー)へ行ってみませんか?
との提案で、ご挨拶もかねて伺うことにしました。
そこで9月からご一緒させていただく、KさんとSさんにご対面。
挨拶早々、家探しの報告をお二人にしているなかで、ロベルトが「せっかくだから日本家屋の一軒家に住みたい」と言い出しました。
Kさん、まさかそんな物件ご存知ないわよね?
と、新参者なのにずうずうしいbutako。
「ちょっと待ってくださいねー。」
なんとしても力になりたい・・・と、大路ロビーのリーダー的存在のHさんに電話でヘルプを求めたところ、Hさんが、速攻飛んで来てくださったのでした。
幾つかの候補があがったなかで、立地も内容も価格もピシャリな一軒を発見!!
翌日、その家を見せていただくことになりました。
その家というのが、こちら。
ロベルトが一目惚れしてしまった物件です。
縁側がある完全一軒家です。
6畳と4畳半の和室と、廊下を挟んで台所が。
勝手口が2つあり(!)そこを出ると透明なトタンを張った裏手のスペースがあり、でっかい二人が住んでも、圧迫感はなさそうです。
なによりもロベルトが気に入ったのはすばらしい日本庭園。
家主さんが同じ敷地内に住んでいるので、お庭は手入れが行き届いており、これぞ『ザ・ニホン』なたたずまいです。
ロベルトが夢中になるのも分かるわ~。
しかし、その和室も畳は波打ち、天井は隙間があり、風の日は埃が落ちてくると言います。
洗面所は、お湯は出ないし、ウォシュレットもない。
お風呂は脱衣所が狭く、浴槽も狭く、追い炊き機能もついていない。
現在の一般的な家の常識からしたら、ないないづくしです。
観光課の方には、
畳は張り替えますよ。
ケーブルテレビもなければひきますので、そこは大丈夫です。
butakoさんが家でも集中して仕事できる環境かどうかで決めてください。
と言われました。
そりゃそうだ。
そこで一度この案件は持ち帰って、ロベとよーく話をして決めた・・・と言いたいところですが。
ロベが『恋は盲目』状態で、この家でないと僕はホームシックで発狂する、とか言い出す始末。
おまえは子供か~!!と思いつつも
「たしかに日本のアパートは狭いし、周りは画一的な住宅ばかりだし、ロベの言うことも一理あるかな」と私も考え直し、なによりも、小さい工夫を積み重ねて住むのも悪くないなぁ、とbutakoのチャレンジ精神がメラ~と燃えてきたので、こちらの物件にすることにしました。
(単にロベルトに根負けしたという説も)
仕事はPCと机があればできるので、そのあたりは心配ないですね。
集中したいときは6畳間と4畳半の間のフスマを閉めることで解決ですし。
ということで、これから市のほうで、畳の張替えと予算内での家財道具の調達をしていただきます。
ちょっと、いや、かなりワクワクしてきた新居への引越しです。
原状回復が条件なのですが、そのなかでも住みやすく変えて行きたいと思います。
butako170
アーティスト ロベルト・ピビリからのご提案
・店舗のシャッターのペイント(店内装飾や室内装飾)
・御社のテーマに沿った絵画
・ロゴや商品パッケージ用のイラスト
お気軽にご質問、お見積もり承ります。
サイト:http://tarosauc7.wix.com/roberto
メルアド:tarosauce★hotmail.it
(★を@に替えて下さいね)
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ウンブリア旅行、スローフード研修ならbutakoにお任せ!
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詳細は『ウンブリアの食卓から』をご覧下さい。
研修旅行や商談通訳などにも応じますので、お気軽にbutako170★hotmail.co.jpまでお問い合わせ下さい。(★を@に変えて下さいね)]]>
9月から山口市へ!!
http://butako170.exblog.jp/23324685/
2016-07-22T20:12:00+09:00
2016-07-22T20:22:19+09:00
2016-07-22T20:12:01+09:00
butako170
報告
このたび9月1日より、山口市に嘱託職員として、最長2年半の任期で着任することになりました。
山口市にアートを核とした地域興しをテーマに、地域おこし隊員としてがんばります。
まことに勝手ながら、イタリアからは当面、完全撤退をし、山口市内に住居を移します。
今まで『ウンブリアの食卓から』を通して、ウンブリアやイタリアにお越しくださった方々、当面はご迷惑をおかけしますが、3~5年後には、イタリアと日本を行き来して、アテンドの仕事は復活させたいのですが、まだ当面ははっきりとしたことがいえません。
今回の転職ですが、4月末に応募して、とんとん拍子に決まって行きました。
私の強みは『食』ですが、夫ロベルトと共にアートに関わっていくうちに、食とアートの両方が好きになりました。
(といっても、実は高校時代「芸大にすすまないか?」と美術教員にすすめられたほど、絵は上手く、また好きだったのですが、いまいち自信がなかったのですねー。こんなカタチで美術と巡り合うとは…)
そして、イタリアのスポレートにいるときから、地域おこしに対しては関心がありました。
なので、アートで山口を元気にしたいですが、食も忘れちゃいませんので。
山口県といえばフグが有名ですが、内陸の山口市ははたまた何が有名なんでしょう。
一度調べましたが、なんか食指が動かなかった。
このあたり、食いしん坊目線でよい提案があれば、させて頂きたいと思っています。
最初は、まず、街を知り、基本的な仕事を覚えていくことなので、追々テーマの根幹になるような仕事も積極的に任されるようになると思います。
だから9月からはひたすらインプットです。
多くの方に出会って、街のことを見聞き&味わい、たまに広島や福岡などでも活動していきたいと思っています。
長らく休んでいたブログですが、たぶん、タイトルを代えて、再開するでしょう。
まずは山口の日常の生活をお伝えしていきたいと思います。
でも、時々、ノスタルジックでイタリアの情報もアップすると思います。
将来的には、日本とイタリア、半々くらいの生活ができたら良いのですが、まぁ、どうなることやら…です。
やはり私の第二のふるさとはウンブリア州のスポレートですし、イタリアが大々好きですから。
これからも見守って、応援頂ければ幸いです。
金曜~日曜の3日間、仕事が休みなので、出張料理教室など始めたいと密かに思っています。
ご用命があれば、お気軽に声をかけてください。
9月以降、具体的な案内をお知らせします。
あさって、イタリアへ帰り、スポレートの家の片付け。
8月17日に日本に移住のために参ります。
ではまた~。
butako170
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アーティスト ロベルト・ピビリからのご提案
・店舗のシャッターのペイント(店内装飾や室内装飾)
・御社のテーマに沿った絵画
・ロゴや商品パッケージ用のイラスト
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1日限り ウンブリアの食卓から 料理教室のご案内
http://butako170.exblog.jp/23276719/
2016-07-07T01:05:12+09:00
2016-07-07T01:05:13+09:00
2016-07-07T01:05:13+09:00
butako170
報告
帰国直前になりました。
このたびは、ロベルト・ピビリおよび18名のイタリア人作品を、姫路城現代美術ビエンナーレに展示するべく、7月8日にイタリアを出発します。
せっかく姫路にいるので、そこで料理教室を開いてしまおう、という趣向です。
3連休の初日、まだ予定のない方は是非!
『トリュフソースとオリーブオイル』をテーマに行います。
ゲストシェフには、ナルニ在住のソムリエ ステファノ・フォチャーニ氏を迎えて、プーバ叔母さん直伝のニョッキを3種のソースで頂く趣向。(ロベルトもアシスタントで登場)
7月16日(土)14:00-16:00
イーグレ姫路 3階 料理室
内容は、上のチラシをご覧下さい。
予約は ovest2015@gmail.comまでお寄せください。
粉川妙のメッセンジャー、facebookでも受け付けています。
ピーパ叔母さん直伝のニョッキをステファノが教えてくれるので、楽しみですねー。
多くの方にお会いできますように!
Chef sommelier Stefano Fociani, presenta la ricetta di zia Pupa utilizzando tre salse diverse.
Facebookのイベントページを作りました★
https://www.facebook.com/events/1634582760202543/
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旅サイト『ウンブリアの食卓から』がリニューアルになりました。
是非、チェックしてみて下さいね!!
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アーティスト ロベルト・ピビリからのご提案
・店舗のシャッターのペイント(店内装飾や室内装飾)
・御社のテーマに沿った絵画
・ロゴや商品パッケージ用のイラスト
お気軽にご質問、お見積もり承ります。
サイト:http://tarosauc7.wix.com/roberto
メルアド:tarosauce★hotmail.it
(★を@に替えて下さいね)
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ウンブリア旅行、スローフード研修ならbutakoにお任せ!
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詳細は『ウンブリアの食卓から』をご覧下さい。
研修旅行や商談通訳などにも応じますので、お気軽にbutako170★hotmail.co.jpまでお問い合わせ下さい。(★を@に変えて下さいね)]]>
ウンブリア刺しゅうがヴォーグ出版で!
http://butako170.exblog.jp/23063978/
2016-04-13T16:51:32+09:00
2016-04-13T16:51:08+09:00
2016-04-13T16:51:08+09:00
butako170
報告
Uniti da un filoのメンバーTae Kokawaが取材したPunto Umbro Sorbello (ウンブリア刺しゅう)やArs Panicalensis(パニカーレのチュール刺しゅう)の記事が掲載されています。
それぞれのマエストラのご自宅に伺い、じっくりと話を伺ったので、個性豊かな美しい刺しゅうやその歴史、またマエストラたちの人となりがつぶさに分かるよう、執筆しました。
お近くの大きめの書店、またはネットで注文できます。
ウンブリアの刺しゅうについての詳しい説明は、こちらを見て下さいね。
5月13-14-15日のスポレート刺しゅうフェアの案内や、刺しゅうツアーも受け付けています。
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旅サイト『ウンブリアの食卓から』がリニューアルになりました。
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ウンブリアのオリーブオイル、日本上陸!
http://butako170.exblog.jp/22977749/
2016-03-14T20:20:00+09:00
2016-03-14T20:45:46+09:00
2016-03-14T20:20:56+09:00
butako170
報告
4月初旬、東京と大阪にて、日本未上陸のオリーブオイルと、ソムリエ講習さながらの試飲会が行われます。残席少なくなっていますので、お早めに!
めったにない企画なので、時間が許せるかたは是非ご参加下さいね。
イタリアエノガストロノミカ協会さんとウンブリア州アッティリアーノ市のコラボ企画で、現地からオリーブオイルの先端をゆく講師やオリーブオイル関係者がやってくる贅沢な会です。
限定40名限り
【@大阪 オリーブオイル講習会開催】
日時:2016年4月4日 18:30〜21:00
場所:パソナグループ御堂筋本社 8F オレンジルーム
大阪市中央区淡路町4-2-15
【@東京 オリーブオイル講習会開催】
日時:2016年4月7日 18:30〜21:00
場所:パソナ東京本社 1F エコラブカフェ
東京都千代田区大手町三田2-6-4
<充実の内容>
・オリーブオイルの講義(効用や使い方など)
・オイルのテイスティング
・簡単なお食事とワイン
・オリーブオイルの即売
・ウンブリアの魅力満載の内容です!
参加費:¥3、500
定員:40名様(満席になり次第締め切らせていただきます)
★★ 要予約 ★★
詳しくは末尾の画像をご参照下さいませ〜。
問合先
AIPEイタリアエノガストロノミカ協会(谷 早苗)
TEL 0798-20-0874
info@aipe-giappone.org
おすすめする理由
その1:日本未上陸のオリーブオイルなどを試飲!
テイスティングには、SlowFood協会評価本で95点を得たPoggio Amanteを。
ウンブリア州トップ3のうちの1本で、この機会に是非、その素晴しさを舌で感じて頂きたいです。
もう一社、ウンブリア州からFRANTOIO RICCIを。
90点以上の評価で、常に優良生産者の上位に君臨しています。Moraiolo,Frantoio, Leccinoはウンブリアのティピカルなオリーブの品種ですね。
そしてラッツィオ州からは、LUCIA IANNOTTA LAZIO SONNINOを。
Bibendaのオスカー賞を受賞しており、日本には3年前から販売しており、イトラーナ種の良さを生かした味わいに定評があります。
ミラノExpoのイタリア館では、ラッツィオ州を代表する圧搾所として選出された素晴らしいものです。
それ以外は、トスカーナとプーリアの選りすぐりのオイルをご賞味。
産地の違うオイルを一同に試飲するのは、品種の違いも分かってとっても興味深いです。
その2:試飲ガイドは最先端の研究者!
ペルージャ国立学研究所の研究員であるロベルト・マリオッティ氏から直に講義が受けれるのは、本当に希有な機会です。
オリーブオイルの歴史や効能、美容効果をはじめ、現在のイタリアのオイル事情を分かりやすくレクチャーします。
その3:講習が本格的!
オリーブオイルソムリエの講習さながらに、試飲ノートと照らし合わせて採点していくので、ロジカルにオイルを理解することができます。
家に帰っても復習できますね。
その4:日頃の疑問も解決・クリアに
40人規模なので、質問もしやすいですね。
この機会を通して、普段疑問に思っていることをマリオッティ先生に聞いちゃいましょう。
その5:未上陸のオイルを直売でゲット!
自分の舌で確かめて、美味しいと気に入ったものは、なんと購入することもできます。
美味しいオイルのある生活は、豊かになりますね。
その6:これだけ充実して3500円!
2時間半で、オイルに合わせた軽い食事とワイン付きで、試飲もできて、購入も可能。
これは行くしかないでしょ!!
ということで、今日は是非おすすめということで、語気を強めてご紹介してみました(笑)
butako170
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旅サイト『ウンブリアの食卓から』がリニューアルになりました。
是非、チェックしてみて下さいね!!
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アーティスト ロベルト・ピビリからのご提案
・店舗のシャッターのペイント(店内装飾や室内装飾)
・御社のテーマに沿った絵画
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オリーブオイル鑑定士への道 テイスティング5回目
http://butako170.exblog.jp/22946898/
2016-03-13T01:46:05+09:00
2016-03-13T01:46:07+09:00
2016-03-04T18:43:55+09:00
butako170
オリーブオイル
1週間が過ぎるのってとっても早いですね。
4回目のティスティングは、ついにぞ更新しないままでした。
でも今日は6回目が開催。
なので5回目のテイスティングの備忘録です。
<今日の気づき>
なんといっても、5回目はラッツィオのイトラーナ種とシチリアの種の対決です。
トマト臭が共通項のこの二つ。アーティチョークや若干の甘みも感じられます。
協会長のジュリオが、ブライングテストで全員に、どちらがシチリア産で、どちらが好きかを聞かれました。
butakoは右がシチリアで右の方が好き…と。
さてさて結果はいかに?!
【試飲オイルNo1】
◆ディフェット(欠陥)の強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
評価0
◆他の欠陥はなし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 6
Amaro(苦み)5
Piccante(辛み)4
◆総合点6.5
◆講師の感想:若いイチジクを切った時に出る汁の匂い、メントゥッチャ、青トマト、バルサミコ、ピグワール種独特の香り。
香りが独特なので料理と合わせにくい。もしあわせるなら味の濃い料理。
◆個人の感想:スペイン産だが一般的なものよりはだいぶんマシだった。
◆オイルの種類:Marques De Oliva社
場所:スペイン
ピクアル(Picual)
【試飲オイルNo2】
◆ディフェット(欠陥)の強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
評価0
◆他の欠陥はなし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 5
Amaro(苦み)5
Piccante(辛み)6.5
◆総合点7.5
◆講師の感想:アーモンドやアーティチョークの香り。バランスは取れている。
◆オイルの種類:Angelo Valluzzi 社
場所:San Mauro Forte (Matera)
Majaticaのモノクルティバルで有機栽培
【試飲オイルNo3】
◆ディフェット(欠陥)の強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
Riscaldo (弱い1--- 強い10)評価1
◆他の欠陥はなし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 4…Maturo
Amaro(苦み)6
Piccante(辛み)5
◆総合点6.5
◆講師の感想:モライオーロ種を温度を高くしすぎて圧搾した香り
香りが少なく、クセがないので料理には合わせやすい
◆個人の感想:リスカルドは私には分からなかった。かすかな甘みのある香りがした。
(実際、翌週、他の先生に試飲してもらった結果、その先生は欠陥は感じなかった。)
◆オイルの種類:Corbine di Mezzo社
場所:Pieve San Sebastiano (Perugia)
Frantoio, Moraiolo, Leccino
【試飲オイルNo4】
◆ディフェット(欠陥)の強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
評価0
◆他の欠陥はなし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 5
Amaro(苦み)2
Piccante(辛み)2
◆総合点7
◆講師の感想:イトラーナ種はこちらである。品質はやや落ちる。
◆個人の感想:どちらもトマトの香りがしたが、こちらはやや香りの強度とバランスが欠けていた。
◆オイルの種類:不明 ラッツィオ州、イトラーナ種100%
【試飲オイルNo5】
◆ディフェット(欠陥)の強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
評価0
◆他の欠陥はなし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 7
Amaro(苦み)5
Piccante(辛み)5
◆総合点8
◆講師の感想:非常にバランスが取れていて、香りもこちらが強い。ただし、2日前に開封したときは、もっとレベルが高く、満点に近かった。
◆個人の感想:私はシチリア産をうまく当てて、どちらが好きかも当てたけど、産地はまぐれだと思った。もっと2つの試飲を重ねたいと思う。
◆オイルの種類:Titone di Antonia Anna Titone社
場所:Locogrande si Marausa (Trapani)
Cerasuola - Nocellara del Belice 80%, Biancolilla 20%
まだまだオリーブオイル修行は続く…。
Butako170
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カステッルッチョに自力で行くには
http://butako170.exblog.jp/22960850/
2016-03-09T07:00:00+09:00
2016-03-09T07:19:28+09:00
2016-03-09T07:00:26+09:00
butako170
ウンブリア自然・山歩き
カステッルッチョ…それはイタリアの秘境の一つと言えるのではないでしょうか。
アペニン山脈沿いの標高1400mにひっそりと佇むカステッルッチョ村。
村の前には、4km四方の大平原が広がり、6月7月にもなれば、高原の春よろしく、花が咲き乱れ、それはそれは美しいのです。
(今日は夕暮れの写真ばかりをチョイスしています。)
そんなカステッルッチョに行くのは、秘境というだけにちょっと手強いです。
まず国鉄でSpoleto駅まで来て、駅前のバスでNorciaまで行きます。
Norciaからカステッルッチョは、木曜だけバスがでています。
(夏期は本数が増えますが、あくまでも木曜日だけです。)
しかしこの時刻表を見ると、日帰りで行くには、ノルチャに1泊しないと難しいでしょうかね〜。
もしくはbutakoのアテンドをご利用頂くのでももちろん良いと思います。その場合は、1日でノルチャとカステッルッチョが効率よく巡れます。
実際、いままでスポレートから車で1時間20分かけて、日帰りのカステッルッチョのアテンドを何度もしてきました。
しかし去年、かの地に思い入れのあるYさんの「ハイ・シーズンのカステッルッチョに泊まってみたいです」というご要望のおかげで、泊まってみたらこれがすごく良かったんです。
なんとカステッルッチョ2泊!!
ま、もっとも6月7月は2泊以上の宿泊でないと泊まらせてくれない宿が多いので2泊は妥当ですね。
いつも観光で何度と来て、知っている景色…。
しかしお花畑の大平原が、夕日で赤く染まる様は、言葉にできないほど美しいのです。
神秘的でした。
1日の終わりを、まるで草木が惜しんでいるような、ちょっと切ない気持ちがしました。
そして、もっともご機嫌だったのは、19時半頃。
黄昏時に、ピアノ・ペルディタ(大平原と反対側の小さな平原)に面したテラスでアペリティーボをしながら、徐々に下がっていく太陽を眺めつつワインを飲むこと。
高い山のせいで、夕日が沈むのが早いのですが、太陽が見えなくなっても、しばらく残光で回りの山がバラ色に輝くのです。
それを見ながら、美味しい前菜とワインでのーーんびりと過ごす。
至福の時でした。
アペリティーボをしたトラットリアは、La Tavernaといいますが、どの料理も地産のものを使い、それをちょっと気が利いたようにアレンジしています。
伝統料理のなかにもオリジナリティーがある。
butakoのもっとも好むジャンルのお料理ですね。
(トマト味のタリオリーニも最高に美味!)
この夕日とアペリティーボを楽しむためにも、是非、カステッルッチョに数泊したいものです。
どうしても個人で行きたい場合は、帰りは宿の方に送迎を有償でお願いしてみてもいいかもしれません。タクシーをノルチャから呼ぶのもありですね。
今年の6月7月のご予約、ただ今受付中です。
サイトはこちら。
ちらほらとお客様からのご予約が入って来ています。
(現時点では、6月4日と25日、7月8日〜25日は予定が入ってしまっています)
あぁ、本当にあの夕暮れは最高だったなぁ。
butako170
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ブタの屠殺 "貧者のごちそうパデッラッチャ"
http://butako170.exblog.jp/22895452/
2016-03-04T05:40:56+09:00
2016-03-04T05:40:57+09:00
2016-02-19T03:25:15+09:00
butako170
報告
イタリアでは豚肉は貧者の味方でした。
『ブタ一頭屠ると捨てるところなし』や『ブタを殺せば残るのは鳴き声だけ』ということわざがイタリアにはあり、1頭殺せば、サルシッチャやサラミ、カポコッロ、プロシュットと部位に分けて仕込み、一年中その身を食べることができたのです。
そしてブタを屠殺した日は、サングイナッチョ(血を使った料理)やパデッラッチャというものが食べられていました。
今日はパデッラッチャのご紹介。
パデラッチャ(Padellaccia)とはパデッラ(フライパン)の蔑称になります。
さしずめ"フライパン野郎"って感じでしょうか?(ちょっと違うか)
なので、各地にパデッラッチャという名の料理が存在しますが、それは沿岸部であれば、雑魚を中心とした煮込みであるかもしれませんね。
さて、先日お邪魔したシルバーナ宅周辺では、パデッラッチャとは、ブタの横隔膜周辺のお肉を揚げ炒めして作るお料理です。
屠殺の時くらいしか手に入らない部位、ということは通常は捨ててしまいがちな堅い部位を使います。
まずは大量のブタ脂肪を投入。
外が寒いから脂肪は真っ白で堅くなっていますが、根気よく熱していくとやがて全部が液体に変わりました。そこへニンニクをたくさん入れ、細切れにした横隔膜の肉を入れます。
それにローズマリーと鷹の爪を加え、気長にじーっくりと揚げ炒めし、
お皿を逆さまにしたボールに入れます。
ボールごと食卓で頂きます。
そして最後にその油のプールに、ウンブリアの塩なしパンを、両面サックリするまで揚げていきます。
お〜!
驚異の揚げパンです。
これはカロリーが高そうだ。が、しかし美味そうだ!!
ローズマリーとニンニクの香り、豚脂肪の食欲を誘う旨味が溶けあって、お肉もパンも美味しい。
でも肉質は固め。
やはり死後硬直であるのと固めの筋肉質の部位なのでしょう。
それをいつまでも噛んでいるのも一興です。
昔は、加工品にばかり正味が回されていたので、こうした調理したお肉というのも貴重だったにちがいありません。
さて、ブタ2頭を処理した男の衆にとって、待ちに待った昼食の時間がやってきました。
シンプルなトマトソースのパスタに、セコンドは先ほどのパデッラッチャを。
驚きのコントルノ(付け合わせ)には揚げパンでございます。
トニーノの息子ステファノは揚げパンを5個も食べて、皆に喝采を浴びていました。
若いってすごいわ〜。
でもさすがに、ちょっと食傷気味だったけどね。
デザートには羊のリコッタを使ったティラミス★
今年の冬ももうすぐ終わりになりましたが、ブタの"恵"は、むしろこれから続きます。
生ハムが熟成するのは今年の12月頃になりそうですね。
まさに風土と時間が育むフードです(笑)
butako170
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オリーブオイル鑑定士への道 テイスティング2回目
http://butako170.exblog.jp/22921406/
2016-02-26T08:55:00+09:00
2016-02-26T20:45:03+09:00
2016-02-26T08:55:24+09:00
butako170
オリーブオイル
2月半ばだというのに、こんなに暖かくていいの?というほど小春日和が続いております。
こちらはアーモンドの花。
いつもよりも半月よりも開花が早いです。
今回はディフェット(欠陥)のあるオイルばかりを試飲しました。
さて、うまく欠陥の匂いをきちんと記憶することができるでしょうか!?
今日の先生はジュリオではなく、他の先生。
ウンブリア州のDOPを品評するパネラーとして活躍されています。(名前を失念)
クラス終了後、雑談をする様子。
<今日の気づき>
1)総合点について
オイルNo1はRiscaldoが2.5もあったのに、総合点6点(10点満点中)ということで驚きましたが、良いオイルの基準が8以上なので6点は失格です。DOPの基準の場合は9点満点なので、6や6.5ではダメで、7以上でないと合格点でないそうです。
また、良いオイルの時は、ためらわずに10点をつけてもいいんだよ、と先生は行っていました。
2)Muffaカビについて
①ポルチーニ茸 ②イースト菌 ③地下貯蔵庫(カンティーナ)の香りのうちいずれかがした場合はカビ臭です。
3)一番起こりやすいディフェットは1.Riscaldoと2.Muffaです。
1が起こって2を誘発するか、2が起こるから1になるか、どちらの順序もあるそうで、なので、両方見つかることも多々あるそう。
オリーブの味自体に欠陥がある場合はRiscaldoのエラー、保管場所に問題がある場合はMuffaになる場合が多いそう。
4)Metallico(メタル)の欠陥は、文字通り、オイルにメタルの成分が溶け出すこと。なので、ステンレスでないタンクで保存して、オイルとメタル成分が接触した際に起こります。
5)Avvinatoアッヴィナート:はオイルの一部が発酵して酢酸ができること。
6)オリーブオイルが絞りたてで濁っている状態である限り、美味しい。
時間が経って、浮遊物がすべて沈んでから悪くなりはじめるそう。
7)そして一度酸化すると、坂道を転がるようにオイルは悪くなっていきます。理由は、脂肪酸がグリセリンの結合を解いてしまい、その脂肪酸にフリーラジカルがどんどんくっついていくため。フリーラジカルと結合した遊離脂肪酸は、どんどんと連鎖し増殖していきます。
遊離脂肪酸こそが、酸化の根源です。
遊離脂肪酸がオイル全体の含有量(%)が酸度ということになります。
エクストラバージンオリーブオイルの酸度の規定は0.8%以下。
いかにそれが低いかが分かります。
でも、そんなオイルも条件が悪い所においていたら、どんどん酸化して酸度も上がってしまうわけです。
8)なぜ、同じ畑で同じ品種のオリーブを圧搾しても、日によってオイルの味が変わるの?
それはオリーブの実を収穫する時の気温が違うので、フラントイオに運ばれるまでに酸化する具合が異なってくるためです。
9)どんな状態のオリーブの実を収穫すると、酸度の低いオイルができるの?
熟して黒くなりすぎていない、色が変わりかけ(紫)の実を取ると良いですよ。
【試飲オイルNo1】
◆ディフェット(欠陥)の強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
Riscaldo (弱い1--- 強い10)評価2.5
◆他の欠陥はなし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 1
Amaro(苦み)1
Piccante(辛み)0.5
◆総合点6
◆講師の感想:黒オリーブの塩漬けの味。Riscaldoの場合、味覚的にはそういう味がすることもある。
ディフェットが2.5以上あるので、もはやバージンオイルとは言えない。
【試飲オイルNo2】
◆ディフェット(欠陥)の強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
Riscaldo (弱い1--- 強い10)評価1
◆他の欠陥はなし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 0
Amaro(苦み)0
Piccante(辛み)0
◆総合点6.5
◆講師の感想:1と同じRiscaldoだが、黒オリーブの塩漬けの味はしなかった。
◆個人の感想:まったく味がしなかった。
【試飲オイルNo3】
◆ディフェット(欠陥)の強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
Muffa- umidita' -terra (弱い1--- 強い10)評価1
◆他の欠陥
Fieno Secco 2 / Vermi 0.5 ⇒欠陥の点数の高い方だけを書く
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 0
Amaro(苦み)2
Piccante(辛み)0
◆総合点6
◆講師の感想:Muffa(カビ)の香りとは、すなわち①ポルチーニ茸 ②イースト菌 ③地下貯蔵庫(カンティーナ)の香りのうちいずれかがした場合です。
Vermeは動物性の甘い脂肪の香りがします。
嫌なカカオの香りがしました。
まだエクストラバージンオイルと言って良いレベルです。(ビックリ!)
【試飲オイルNo4】
◆ディフェット(欠陥)の強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
Riscaldo (弱い1--- 強い10)評価1
◆他の欠陥
Avvinato-inacetito 1 / Olive gelate(legno umido)
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 0
Amaro(苦み)2
Piccante(辛み)0
◆総合点6
◆講師の感想:欠陥が一つずつある場合もあります。
◆個人の感想:複合的な欠陥だったので、なかなか見分けが難しい感じですねー。
【試飲オイルNo5】
◆ディフェット(欠陥)の強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
Riscaldo (弱い1--- 強い10)評価4
◆他の欠陥
Muffa - umidita' - terra1
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 0
Amaro(苦み)1
Piccante(辛み)0
◆総合点5
◆講師の感想:若干黒オリーブの塩漬けの味がしました。
◆個人の感想:ちょっとバンドエードみたいな香りがした。
【試飲オイルNo6】
◆ディフェット(欠陥)の強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
Riscaldo (弱い1--- 強い10)評価0.5
◆他の欠陥はなし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 4
Amaro(苦み)5
Piccante(辛み)5
◆総合点7
◆講師の感想:Riscaldoの香りは軽微だと、青トマトの香りに似る場合があります。
◆個人の感想:まったくのノーエラーだと思っていたのに、先生に言わせると軽微のリスカルドがあるということでした。ちょっとこれは訓練が必要。
◆オイルの種類:Societa' Agricola Trevi Il Frantoio PG007
場所:Loc.Torre Matigge Trevi (PG)
なるほど、トレヴィ(スポレート近郊)のオイルなのに青トマトの香りがするっていうのは確かに変だ。こちらはガイドブックGambero Rossoのサンプルのようです。
すべてのボトルは、品評のために使ったもの。ティスティングが終わって、普通に置いていて、勝手に酸化させたものみたいですね。
ディフェットの見分けは勉強になります。
でもまずいオイルばかりの試飲は「オエェ」ってなるから、ちょっとグロッキーになっちゃうんだけどもね。
何ごとも回数を重ねるに限ります。
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オリーブオイル鑑定士への道① テイスティング1回目
http://butako170.exblog.jp/22878787/
2016-02-16T09:08:00+09:00
2016-02-19T03:13:16+09:00
2016-02-14T09:08:46+09:00
butako170
オリーブオイル
第一回目のレッスンは、ちょうどお客様のアテンドと重なってしまい、1時間ほど遅刻してしまいました。
15人の定員もフタを開けてみれば13人。(不吉な数…と思わず思ってしまった)
前回のレベル1のレッスンで同じだったメンバーも5、6人いて、見知った顔があるとやはり安心します。
講師はAprol(Associazione Produttori Olivicoli Perugia)の会長ジュリオ・スカトリーニ氏Giulio Scatolini。
本部はペルージャにあるけど、ジュリオにはペルージャ訛りがないのです。
どっちかと言えば、スポレートに近い訛りがあり、またどことなくファジーな感じ(古いね表現)が、好きです。
今日の官能テスト以外の話で面白かったのは、ポリフェノールの話でした。
・『苦み』『辛み』の成分は、ポリフェノール由来であり、ポリフェノールは抗酸化成分なので、体によく、またオイル自身にとっても保存の働きがあるので良い。
・ポリフェノール含有量が300ppm*以上が良いオイルの目安。
理由は、大さじ1杯(20g)で1日で必要なポリフェノールの摂取量をまかなうことができるから。
*1000ppm=0.1%
スプーン1杯は13gですので1杯強ですね。
いくらオリーブオイルが体に良いと言っても、肝心のポリフェノールが少ないと、たくさん摂らないといけません。でもオリーブオイルも所詮油なので、取り過ぎはカロリー過多で良くないですよね。
すなわち、健康を念頭にオイルを選ぶとしたら、『苦い』『辛い』ものを選ぶと良いということになりますね〜。
我がスポレートのオイルも、辛いので、その観点から言うと優秀と言えます。
また酸度についても言及していて「オイルの分子量が300を越えると、酸化の匂いが出てくる」と言っていました。
油というのは、劣化により大部分は分子量の多い成分に変質するそうです。
なのでそれが300(分子量に単位はないそう)を越えたら、酸化による嫌な匂いが生じるのです。
これも興味深い内容でした。
さてさて、5種類のオイルをテイスティングしたのですが、1種類めは誰もが分かるエラーのあるオイルでした。
備忘録として記します。
ちなみに官能テストの評価はこんな感じ。
【試飲オイルNo1】
◆エラーの強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
Riscaldo (弱い1ー強い10)評価2
◆他のエラーなし。
(遅刻でいなかったので、詳しい説明は聞けず)
ガイドなしで自分で評価して、当たったので、資質はまずまずといったところでしょうか。
Riscaldoはちょっと酸っぱい香りがします。
でもAvvinatoほど酸っぱくない。またRancidoは工場の廃油の匂いがしますが、そういう香りでもないんです。
【試飲オイルNo2】
◆エラーの強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
なし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 3
Amaro(苦み)2
Piccante(辛み)2
◆講師の感想:甘いアーモンドの味
◆個人的な感想:香りは全体的に弱め、ベタベタした質感。
とても平面的で奥行きがない。
◆オイルの種類:失念。ボトリングしていないものなので、Aprolに評価のため持ち込まれたオイルのようでした。
【試飲オイルNo3】
◆エラーの強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
なし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 6.5 / Verde
Amaro(苦み)7
Piccante(辛み)7
総合評価:Medio Intenso(中等度の強さ)
◆講師の感想:切りたての青草、メントゥッチャ、オレガノ、Balsamico
◆個人的な感想:輪郭が強い、青臭さがとても心地よい、フレッシュ、苦いアーモンド
口の中でピリビリするが、喉ではさほど感じない。
ブルスケッタにあう。
◆オイルの種類:Frantoio Valluzzi 社
場所:S.Mauro Forte (Matera)
Majaticaのモノクルティバル
バジリカータのオイルだけど、スポレート近郊のものとちょっと似ていました。
【試飲オイルNo4】
◆エラーの強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
なし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 8
Amaro(苦み)2
Piccante(辛み)5
総合評価:Medio Intenso(中等度の強さ)
◆講師の感想:トマトの葉
◆個人的な感想:トマトの葉と言われたが、葉というよりも実をカンディートしたような甘みを感じた。アーティチョーク少々、アーモンド・ドルチェ。(複合的なのは、ブレンドしているから?)
舌先にピリピリ、その後喉に刺さるような辛み。
◆オイルの種類:Donnafugata社
Trapani オイルの品種:Vocellara,Biancolilla,Cerasuola,Pidicuddara(小枝が絡んで収穫しずらい。狭い範囲でしか植わっていない)
【試飲オイルNo5】
◆エラーの強さ: INTENSITA' DI PERCEZIONE DEI DIFETTO
なし
◆ポジティブな特性:INTENSITA' DI DEGLI ATTRIBUTI POSITIVI
Fruttato(フルーティ度) 7
Amaro(苦み)6
Piccante(辛み)4
◆講師の感想:青リンゴ
◆個人的な感想:切り立ての草、アーティチョーク、味に若干のトマトの茎のような青臭さもある。
青々とした香りの強さに比べて、辛みがなくマイルドだった。
◆オイルの種類:Rosa & Meo社
Cori(Latina)
Itrana種のモノクルティバル
やはり、ウンブリアに住んでいると地元のオイルばかりの消費になってしまいますね。
今日は、バジリカータやシチリア、ラティーナ地方のオイルがテイストできて、非常に有意義でした。味の特徴もなるべく覚えるようにしていきたいですね。
あと19回。
頑張ってペルージャまで通うぞ!!
butako170
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オリーブオイル鑑定士のレッスン始めました
http://butako170.exblog.jp/22878698/
2016-02-15T01:03:00+09:00
2016-02-15T21:11:04+09:00
2016-02-14T08:45:08+09:00
butako170
オリーブオイル
Aprol(Associazione Produttori Olivicoli Perugia)というペルージャ・オリーブオイル生産者協会の開催しているオリーブオイル講座の"レベル1"に参加しました。
そこでオリーブオイルの基礎を学び、無事に合格したのですが、実はこの講座には"レベル2"があったのです。
それに合格するとオリーブオイル鑑定士(イドネイター)の称号が与えられ、パネラーとしてオリーブオイルの評価を正式に行うことができるのです。
資格を取ったら、ペルージャの商工会議所でオリーブオイルのDOPの鑑定者として登録され、実際に鑑定することができます。
EUで通用する公的な資格なんです。
…1年越しにやっと募集がかかったレベル2ですが、いきなり2月初旬に案内が来て、あれよあれよという間に開催する運びとなりました。
レベル1でオリーブオイルの基礎を学んだので、あとは実践あるのみです。
しかし、鑑定士への道のりは容易くはありません。
毎回5種類のオイルを計20回に渡ってテイスティングし、自分のオイルの評価を中央値に近づけていく必要があります。
評価を中央値に近づける?
ちょっと???な内容ですよね。(詳しくは、のちほど記載します)
オリーブオイルの鑑定士とワインのソムリエは大きく違いますが、共通しているのは以下のうち、①②でしょうか。
①対象物(オイルやワイン)に、欠陥がないかを見分けること。
②味を分析し評価すること。
③どういった料理に合うかを提案できること。
私なりに思う鑑定士とソムリエの違いなのですが、
ソムリエは、①〜③の作業をお客様のために行うことです。レストランなど食卓でのサービスを前提としていて、AIS(イタリアワイン協会)の考え方によれば、飲み物全般の責任を請け負う役割をしています。
ワインだけでなく、水や食後酒などあらゆる飲み物を、お客様に適した形でお勧めするのが役目です。
お客様に対して、1人のソムリエが行います。
(ただしコンクールの場合は、複数のソムリエで行います。)
鑑定士は、①〜③(③が必要ない場合も)を、依頼主のために評価します。DOPで認可するのに、適正な評価が必要である場合や、コンクールでの品評など。
DOPの認可を受けるには、場所や品種の特定、酸度の測定など科学的なテスト以外にも、官能テストという味覚のテストがありますが、それを担っているのが鑑定士です。
詳しくはこちら
でも上記、まだ明確に私の中でも分かっていないので、また分かる度に修正していきますね。
さて、鑑定士になるには、自分の味覚を中央値に近づけるよう訓練する、と書きましたが、この中央値とはどういうことでしょう?
Media(平均値)とMediante(中央値)の違い
オリーブオイルの官能テストは、10人のパネラーによって実施されます。
実際の記入用紙は知りませんが、Aprolでは以下の用紙にて、嗅覚と味覚で各ファクターを検証し、1(弱)〜10(強)で評価します。
たとえば、香りのフルーティ感を見る場合、5人中4人が5点で1人が6点とした場合、
平均値は5.2
5+5+5+5+6=26 26÷5=5.2
ですが、
中央値にすると5になります。
5・5・5・5・6
なぜなら数字を低い順にならべて真ん中の数値が採用されるからです。
だからパネラーはなるべく数字にバラツキがない方がいいですよね。
あまりにもばらついた場合は、再びテストをやり直すそうですが、自分がいつも標準偏差を外れているパネラーだったら、なんか恥ずかしいですもの。
(またあいつのせいでやり直しかってなるんじゃない?)
まだあまり不明な点が多いですが、20回の練習を通して、エラーの種類はもちろん、香りの強さや苦さ、辛さの強さを十分叩き込んでいきたいとおもいます。
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ブタの屠殺、今が繁忙期
http://butako170.exblog.jp/22871862/
2016-02-12T06:04:00+09:00
2016-02-12T06:55:47+09:00
2016-02-12T06:04:04+09:00
butako170
ウンブリア地元ネタ
こんにちは。
イタリアは、今年の冬はまだ決定的な寒さは来ていません。
ただ、北のアルプスと南のサバンナに挟まれた欧州ですから、寒さが厳しくなったり、ゆるくなったりの繰り返しです。
さて、この冬の寒さを利用して、かなり昔からブタの加工品が冬には作られていました。
作るといっても原料はブタなので、冬は屠殺のハイシーズンになりますね。
秋にまるまると太ったブタは、寒さで雑菌の繁殖が抑えられる冬に解体され、余すところなく加工されます。
農村部では、屠殺作業が行われ、翌日は肉の加工。
一方、スポレートなどの街でも、1960年代くらいまでは、半身単位でブタが売っていて、加工だけを自前で行う家庭も多かったようです。
今回は、12月12日に訪れた友人シルバーナ宅でのブタのと殺作業。
ランチはパデラッチャという解体作業の時にたべるまかないも頂きました。かなかなの珍味!
まずは解体作業から。
その前に、と殺用のブタを選ばなくてはなりません。
今回は月が悪い(月暦)ため、大きいブタを加工しても美味く保存できないかもしれないので、小さいブタを2頭と殺することになりました。
ここからは少々残酷な描写もあるので、苦手な方は読まないようにして下さいね。
しかしこれが涙なしでは見られないシーンなんです。
数あるブタから「これ」と目星をつけたブタに近づき、鼻面にロープをひっかけ、引きずりだすのですが、もう、近寄った途端、ブタは命の危険を察知するようで、本当に嫌がります。
大人二人掛かりで、やっとの思いでロープを引っ掛けて、引っ張るのですが、もう足を踏ん張って、一歩も動こうとしません。
おまけに、Biーーーーーーーーーー!!!という悲しげな叫び声。
その後、と殺用のピストルで殺します。
このピストル、極めて安全に作られていて、銃口が対象に密着していない限りは、いくら引き金を引いても、ダメージはないそうです。
薬莢のような物は詰めていましたが、「薬莢じゃないよ」と言っていました。
脳に圧力のようなものを打ち込んで、ダメージを与えるらしい。
(曖昧な表現ですみません。人に対しては安全、と強調していました。)
そしてリフトにブタを乗せて、グツグツと熱湯の沸く釜の近くの平地へと移動。
今日は中くらいのブタだから130kgほどですが、これが大人のブタだと200kgは越えます。
その熱湯を丹念にかけて、ナイフの刃をあてながらブタの毛を除いていきます。
熱いお湯に長く触れると、肉が加熱して傷むし、お湯のかけ具合が足りないと毛は抜けないし、加減が大変そうです。
爪は足袋を脱がせるように、完全に取り除いてしまいました。
それが終わるといよいよ両足をつり下げて、解体のはじまりです。
まずはお腹を裂いて、丁寧に内蔵を取り出していきます。
大腸はもうそのまま捨てます。
(グロテスクなものが嫌いな人のために写真は割愛〜★)
特に珍重されるのは、肝臓、脾臓のあたりです。
丁寧に取り出し、水で血をあらっておきます。
正味と一緒に、保存庫につり下げておくようです。
そっくり内蔵が取り出せたら、あとはお尻の方から、背骨を小斧で切断していき、まっぷたつに割ります。
コン、コン、コン…規則正しい小斧の音。
「小さい頃から父親の作業を見て来たからね」とトニーノ(いつも冗談ばかりのムードメーカー)。
一方のアデリーノ(兄;恰幅の良い方)は、「僕はまっすぐ切れないから、この作業はいつも弟に任せているよ」。
なるほど。
たしかに斧の重みだけでまっすぐ切るのはたいへん。
この作業をもう1度繰り返し、無事に2頭のブタは解体されました。
半日お肉を休ませた翌日に、加工の作業に取りかかります。
時計の針は2時を回り、私たちのお腹もペコペコ。
(作業を始めたのが11時と遅かったこともあり)
さて、いよいよ次回は、ブタの解体時の名物料理、パデラッチャを作っているところとその味について、じっくりと解説したいと思います。
すごくハイカロリーで、パワーみなぎるお肉料理なんですよ。
それにしても、こうしてブタのと殺から見学していると、食べ物は本当に命のやり取りなんだなぁ、ということを痛感しました。
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2016-01-25T21:03:00+09:00
2016-01-26T07:28:37+09:00
2016-01-25T21:03:34+09:00
butako170
イタリア年中行事
今年は2月4日〜9日。ジョヴェディ・グラッソ(肥沃な木曜日)からマルテディ・グラッソ(肥沃な火曜日)まで6日間続きます。
カルネヴァーレの語源は、俗ラテン語のcarnem(肉を)levare(取り除く)に由来します。
日本語では英語にちなんでカーニバルと呼び、お祭り騒ぎやパレードをさすことが多いですが、元来、四旬節が始まる灰の水曜日の前夜に開かれて、四旬節=イースターまでの46日間にも渡る『肉断ち期間』を乗り切れるように、前日に宴をして、めいっぱい肉を食い貯めするの日だったんですね〜。
だから謝肉祭ともいいます。
この四旬節の期間は、キリストの受難を思い、その象徴である肉を食べない、という習慣で、お肉を使わずにその期間を栄養不足にならないように乗り切れる工夫のレシピが各地に残っています。
ま、それは今回は割愛するとして、ではカーニバルに特有の食べ物はなんでしょう。
揚げ菓子の圧勝!
面白いお料理サイトを見つけましたので見てみましょう。
カーニバルの人気菓子のランキングです!
【カーニバルの人気菓子 No10】
1.Frappe フラッペ
キアッケレともチェンチ(トスカーナ地方)、ブジーエ 、イントリゴーニとも呼びますが、パスタ生地を切って、油で揚げて、砂糖やハチミツなどをふりかけたもの。
butakoの住むウンブリアでは、粉砂糖とアルケミスをふりかけて華やかに演出します。
2.Castagnole カスタニョーレ
いわゆる小さな丸形の揚げドーナツです。
グラニュー糖やハチミツをかけて。我が街スポレートのパスティッチェーラでは、揚げたシューの中にカスタードクリームと生クリームが詰めてあって、手が止まらないくらい美味しいです。
3.Frittelle di mele フリッテッレ・ディ・メーレ
今が旬のリンゴを横にスライスし、ゆるめの生地にくぐらせ、揚げただけ。
なんでこんなに美味しいの?!というフリッテッレを昔、レストランのまかないで食べたことがありますが、レシピは教えてもらえませんでした。(残念)
4.Castagnole di ricotta カスタニョーレ・ディ・リコッタ
小型ドーナツには違いないのですが、リコッタチーズを加えているので、口当たりの柔らかい食感です。冬の乳製品は、脂肪分を多く含んでいるので、夏よりもリッチな味わいになるんですよー。
5.Chiacchere di Carnevale キアッケレ・ディ・カルネヴァーレ
フラッペよりもむしろキアッケレの方が、イタリアでの共通の呼び名かもしれません。
食べるとパリっと音が出て、しかも美味しくて止まらないことから、『おしゃべり』という名前になりました。こちらのレシピは生地にグラッパが入っていますね。
6.Graffe di Carnevale グラッフェ・ディ・カルネヴァーレ
いわゆるジャガイモ入り発酵ドーナツです。ジャガイモ入りなので、自然な甘みとふわりとした食感が病みつきになります。フォカッチャやサルシッチャにもジャガイモを入れちゃうイタリア人。ドルチェにも効果的に使っていますね。
7.Ravioli dolci fritti ラビオリ・ドルチ・フリッティ
バター入りの生地にヌテッラかジャム、リコッタを入れて、油で揚げます。美味しそうだけど、恐ろしくハイカロリーになることが予想されます(汗)
8.Arancini di Carnevale アランチーニ・ディ・カルネヴァーレ
オレンジの皮がふんだんに入った発酵生地を油で揚げます。甘くて柑橘の香りが爽やかです。そういえば、去年、友人のルチャーナが作ってくれました。でも彼女のレシピ、揚げていたかな?
9.Crostoli イ・クロストーニ
フラッペと同じですが、フェッラーラやヴェネト地方の呼び名だそう。
どのレシピがイチバン美味しいか比べてみるのもいいですね。
10. Fritole (o Fritoe) フリトーレ(フリトエ)
カスタニョーレと類似しています。こちらはヴェネツィアから由来したものです。シチリアでは、Sfincitelli やSfinciteddiと呼ぶそう。
すべてが揚げ菓子ですねぇ。
冷めても美味しいし、大量に作れるし、お腹にたまるから、揚げ菓子がやはり合理的だったのでしょうね。
精製した油が普及していない時は、ストゥルット(ラード)などで揚げていたのだと思います。オリーブオイルは高価だったでしょうし。
カルネヴァーレと聞いて、イタリアで有名なのはヴェネツィアの仮面を着けた仮装と山車ですね。
Wikiからの抜粋ですが、
"別の説には、謝肉祭は古いゲルマン人の春の到来を喜ぶ祭りに由来し、キリスト教の中に入って、一週間教会の内外で羽目を外した祝祭を繰り返し、その最後に自分たちの狼藉ぶりの責任を大きな藁人形に転嫁して、それを火あぶりにして祭りは閉幕するというのがその原初的なかたちであったという。
[3]カーニバルの語源は、この農耕祭で船を仮装した山車carrus navalis(車・船の意)を由来とする説もあるが、断食の前という意味の方が古いという研究者もいる。"
とありました。
なるほど『はめを外したから騒ぎ』と『仮装した山車Carrus navalis』で、仮装と山車の説明は着きますね。当時のカトリック教徒は相当抑圧されていたでしょうから、こういったガス抜きは必要だったのかもしれません。
カーニバルの山車ですが、今までbutakoが行ったなかでは、トスカーナ州の海沿いの街のヴィアレッジョが凄かったです。
5、6メートルはあるかと思う巨大な山車。
凝った装飾。
そして人々の熱気。
いつかヴェネツィアも行ってみたいのですが、こちらも人でごった返している(狭い場所に密集している)のと、寒そうなので、なかなか行けていません〜。
寒さは厳しいですが、温かい紅茶と揚げ菓子で、春のイースターに思いを馳せることにしましょう。
butako170
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ブラッチャーノ湖畔の飛行機好きスポット
http://butako170.exblog.jp/22757796/
2016-01-09T22:56:00+09:00
2016-01-10T00:38:41+09:00
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butako170
旅行記
ぼやぼやしていたら、年も明けてもう七草粥の時期になってしまいました。
40歳になり、『不惑』どころか人生迷いまくりの年末年始です。自分との折り合いの付け方、この一年はジタバタともがいてみます。
長寿の昨今。
人生80歳であるならば、今年は折り返しの年です。
イタリアに来て丸10年にもなる節目だし、次の10年を見据えるための要になる1年になるでしょう。
膝を不慮の事故で(コケただけだけど)痛めたこともあり、病気怪我のないように息災でありますように。
ロベルトも穏やかに充実して過ごせますように(笑)
さてさて、今回は飛行機好きの方には垂涎もののスポットを紹介します。
ラッツィオ州ブラッチャーノ湖にある『国立航空機博物館』です。
現在、博物館のある地は1904年にイタリアの近代飛行機の父と言われるGenio Mario Maurizio Morisが、最初の飛行機を作ったドックのある場所でした。
敷地面積が1万3千㎡と世界でも最大級の博物館になっています。
湖に面した博物館は国防省が運営しています。(入館無料!)
エントランスまでには、マウロ・マウリッツィオの銅像が。
そしてエントランスには、イタリアが誇る天才ダ・ヴィンチの胸像があります。彼も空を飛ぶことを夢見て、飛行機の研究をしていましたよね。
またエントランスまでの道路には、なぜかクラッシックカーが勢ぞろい。
そしてそこで団体客の若者たちが、奇麗に並んで写真撮影です。
サマになるなぁ。
ここでテルニのソムリエ仲間を発見!
なんとその人も飛行機好きで、たまにこの博物館にやってくるのだとか。
団体の場合は、海軍の方から説明してもらうこともできます。
解説付きで回るの、いいなぁ。
エントランスには時代ごとの戦闘服やユニフォームが展示してありました。
航空つながりで、宇宙服まで!
60機以上が展示されていて、パビリオン一つに対して時代ごとに活躍した飛行機が分けて展示してあります。実物なので迫力も満点!
まず最初のパビリオンは第一次大戦まで。
クラッシックは飛行機が並びます。
飛行機乗りのエピソードもあって、一つずつ丹念に見ていくとかなり時間がかかりますね。
飛行機とともにエンジンも展示してあって、飛行機好きにはたまらない…のでしょう。
また次のパビリオンには、第二次世界大戦までの飛行機や飛行船の展示でした。
歴史を感じますね〜。
クッズ売り場も見逃せません。
イタリア空軍のロゴの入ったポロシャツやジャンバー、素敵ですよね。
機能性にも優れ、希少価値もあります。
日本人の伝説の操縦士サカイサブロ−のシャツも売っていました。
半日は色々と楽しめる博物館。
さてランチは湖畔近くのトラットリアにて頂きます。
5月初旬の気持ちのよい日曜日だったので、どの店も満席のようす。
こういう時は、良い店に当たらないと、いつまでも待たされてしまいます。
幸いここのPane e Olioは、少ないカメリエーレでもテキパキとオーダーを取ってくれ、気持ちのよいサービスを受けることができました。
シンプルなのになかなかない発想のポテトチップス+カチョ・エ・ペペ。
手作りで揚げたてのポテチにペコリーノ・ロマーノと粗挽き胡椒をかけただけ。
なのにものすごく美味い!
こちらとブラッチャーノ湖で獲れた淡水魚のフリットをアンティパストにもらい、まずはラッツィオの白で乾杯と行きます。
残念ながら外のテラス席は先客で埋まっていましたが、室内も悪くありません。
そしてプリモを三種類。
フレッシュ・ポルチーニのタリアテッレとピスタッキオのカルボナーラ、パキーノトマトのソースで味わうキタッラです。
どれも素材の味がしっかり生きていて、ラッツィオらしい塩味がキッパリと効いた逸品ばかり。
近くのバールでカフェを飲んで、湖畔の街を後にしました。
こんな休日、素敵ですよね。
飛行機好きの方には多いに満喫できるプログラムだと思いました。
butako170
MUSEO STORICO A.M.
Aeroporto "Luigi Bourlot"
Strada Circumlacuale, snc
Loc. Vigna di Valle
00062 - Bracciano (Roma)
tel 06.99887509/8
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