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4日間のワイン祭り vini nel mondo を終えて
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2009の Vini nel Mondoもワインを愛するすべての消費者のためのイヴェントとして幕を閉じました。
…という文言で始まったヴィーニ・ネル・モンドのサイト

butakoも、いろんなワインを試飲し様々なワインの勉強会に出させていただき、有意義な4日間を送ることができました。
そのサイトの紹介をすることによって、どんなイヴェントだったのかをお知らせしますね★

悪天候にも関わらず、250の生産者(1500のワイン銘柄)のもと、多くの来場者が訪れました。
vini nel mondoの主催者であるAlessandro Casali(アレッサンドロ カサーリ)氏は「4日のうち2日間も雨天に見まわれたが、ワイン専門者やジャーナリストを含める1万2000人が来場したのは非常に注目に値することである」と述べました。


その後、こんな文章を発見。
Quindi un pubblico più consapevole che ha dato ancora più soddisfazione alle cantine presenti, e molti stranieri tra cui una delegazione di giornalisti giapponesi particolarmente entusiasti che hanno già anticipato il loro ritorno ancor più numerosi il prossimo anno".
意訳ですが
 ワインの造詣の深い来場者(冷やかしの一般来場者でない)は、ワイン出展者により大きな満足感を与えた。そして多くの外国人来場者たち、とりわけ日本から訪れたジャーナリストたちは深い感動とともに、来年はさらに多くの仲間を引き連れてこのイヴェントに戻って来たいですね…と予見した。


とありますが、本当かどうかは別として。。。

今年で4回目になるヴィーニ・ネル・モンドですが、ブース代や交通費、滞在費の一切合財をつぎ込んでイタリア各地からやってくる生産者にとっては、少し不評です。
それは来場者が、ヴィーニ・イタリーのようにワイン専門業者が多く来るのに対し、まだまだ一般人の割合が多いからです。すなわち出展がビジネスチャンスになかなか直結しない…ということでしょう。

そんな去年までの出展者の不満を払拭するため、もしくは新たな会の発展を願って、今年は日本からのジャーナリストを招聘したのでした。もちろんRaiやその他大勢のイタリアのジャーナリストもやってきています。
上記のコメントは、そんな出展者の欲求不満をなだめるかのような感じがなくもありません。

さて、会自体は各地のイタリアワインが試飲できる非常に興味深いものでした。4日間通しで20€、1日券は12€の入場料で、普段はなかなか冒険できない他州のワインもバンバン味見できるのですから、お得といえばお得でしょう。
入場券を購入すれば、スポレートの旧市街にある6つの会場で、試飲が楽しめます。
ワイン会場は、歴史ある邸宅や教会、修道院に設置されており、ワインを巡っているうちに、スポレートの歴史も学ぶことができる…という趣向です。そのアイデアは非常に素晴らしく、スポレートらしさが前面に出ていると思いました。味気ないテントの下で飲むよりも、おいしく感じる(?)気がしますねぇ。

ちなみに、今回は高級ワインのオークションも行われたそうですが、その売上金1万3千€(およそ150万円)は、アブルッツォの被災者のために使われるそうです。

さて、個人的にbutakoがお勉強したヴィーニ・ネル・モンドの内容は、次回に書きますよ。

                                                       butako
by butako170 | 2009-06-04 22:03 | ウンブリア地元ネタ
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