テルニの市場
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 スポレートに一つだけ不満があるとすれば、毎日たつ市場がないということかしら。(週一はあるんですが)
 海のないウンブリア州なので、シチリアのカターニアみたくダイナミックな魚市場は期待できないとしても、野菜や肉、豊富なサルミ(ブタ加工品)を売る市場はあってもいいもの。
旦那ロベルトに聞くと、20年ほど前は我家の裏の広場では毎日市場が立ち、農家や郊外の住人が、朝採り野菜や、野草を屋台で売っていたそうです。残念ながら、今は無機質な駐車場になっています。
 40年ほど前までは、家の近所の空き地で、酪農家が毎週金曜日に集まり、自慢の牛や羊、馬などを売買していたそうです。Butakoもそんな時代に生まれたかった…。
(写真はスポレートで年に一度開かれるタマネギ市)

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 先日、隣町のテルニに買い物に出かけたとき、市場を見つけました。
バラック小屋の倉庫みたいな建物のなかには、八百屋を中心に、肉屋、サルミ屋、魚屋が軒を連ねています。
いかにも普通のオバサンって感じの野草売りを発見。
店も、みかん箱に大きなかご二つ…といった簡易な店です。
「野草はどうかね」
「いくらですか?」
「1Kg 5ユーロ」 見るとバルバ ディ フラーティ(修道士の髭)やスカッシェッレなどButakoの知る野草が、きれいに水洗いされて置いてあります。
「それじゃあ、500gちょうだい。」



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 昔ながらの天秤ばかりで野草を量るオバチャン。天秤がすごく素敵だったので、写真を撮らせてもらいました。

「はい、ありがとね。」こんなに写真ばかり撮るネエチャンは初めて…と思ったのか、ちょっと戸惑っていましたが、にこやかに接してくれました。
他にも2人ほど天秤ばかり片手に野草を売るオバチャンを見かけました。

野草はタダ。売り切ればまた採ればいいので、案外いい商売かもしれません。




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 ある八百屋では、早くも野生のアスパラガスを売っていました。聞くとサルデーニャ島産だそうで。温暖なサルデーニャには一足早く春が来ているのですね。
その店ではアグレット(おかひじき)を一束買いました。アグレットはさっと塩茹でして、レモンとオリーブオイルで食べると、シンプルながら美味です。

 ああ、自宅近くにこんな市場があるといいのになぁ、そう思いつつ帰途に着きました。
                                                       Butak
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by butako170 | 2008-02-29 06:13 | その他
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