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サラダに夢中
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ジョバンニと一緒に採った野草は、きれいに洗って選別します。
わずか1kg足らずの野草を洗うのに3時間もかかってしまいました。土を落とし、枯れた葉を除き…そう、野草は「採るはやすし、洗うは面倒くさし」の代物なのです。
 サラダには新芽近くの柔らかい葉だけ使います。
(写真はその時作った野草のサラダ)

ほろ苦いバルバ・ディ・フラティ、ゴマの香りのルッコラ、噛むとキュウリの香りがするボラージネ…野草100%のサラダは香り良し、苦味良しで食べ応えまんてんです。
ロベルトは「うまい!」と言って何度もお代わりしてくれました。
でも野生なので、やや口ざわりが悪いのが難点です。
後日、ミレッラにどうしたものかと相談すると、ニンニクを入れた酢をプライパンで少し熱して、それでサラダを和えるとよい、とのことでした。(塩、オリーブオイルは通常のサラダを作る手順で入れること)

 イタリア人は大のサラダ好き。レストランにいくとミックスサラダやグリーンサラダ、トマトサラダ(トマトを切っただけ)などが必ずメニューにあります。
野菜を生で食べる習慣を始めたのはイタリアではないでしょうか。
16世紀、トスカーナやジェノバ地方の貴族の食卓には、サラダがのぼっていました。豆や野菜のスープを食べる農民に対して、貴族はおしゃれなサラダを食べたというわけです。

味付けはいたってシンプル。
まず塩をして、次に酢を入れます。軽く混ぜて酢で塩が完全に溶けたら、オリーブオイルを入れ、さらに混ぜます。サラダにする葉物の水気はよく切ること。
調味料を入れて混ぜるときは、手で混ぜると、より美味しくなるとButakoは信じています。(イタリア語:味付けした=conditoはcon dito→指の入ったというダシャレにちなんで)
 香り付けに生のローズマリーを少し入れると、ぐんと違う印象になりますョ。
これは激ウマなので、是非お試しください。

イタリアではパック詰めのミックスサラダをスーパーで見かけます。洗って、ちぎってあるので後は味付けするだけです。手軽さが受けていますが、実はバクテリアの温床。新鮮なパリパリサラダは是非お手製で家族に提供したいものですね。

                                                     Butako
 
       
by butako170 | 2008-02-05 06:57 | プレシディオ・食材
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