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スポレートのお菓子 アットルタ
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 クリスマスといえば、ここスポレートには伝統的な菓子「アットルタ」があります。
赤く色をつけた生地に、リンゴや松の実、カカオなどを混ぜた餡(あん)を包み、ぐるぐる巻きにして焼き上げます。トルチェレ(巻く、曲げる)が、この名前の語源だとか。
クリスマスには欠かせないお菓子です。
何重にも巻くフォルマは、エバを誘惑したヘビにちなんでいるとか。
アルケミスというリキュールで、生地をピンク色に染めあげ、仕上げにも振り掛けます。
その赤が何とも派手で愛らしいではありませんか。


 今年もロベルトのマンマは、張り切ってプレゼント用のアットルタ10個を焼き上げます。毎年クリスマスに、子や孫に贈っているのです。
去年に続きButakoは、トルタ作りのお手伝い。
生地は、手打ちパスタと似たような材料。違うのは砂糖とアルケミスを入れるところかしら。
生地作りは、マンマ宅の階上に住む親友マルチェッラの役目。もう何十年も生地を打ちに来てくれています。
でもマルチェッラの家ではアットルタを焼いたことがないんだとか。
マンマ曰く、「なかに詰めるフィリングが難しいから、やらないんじゃない」と。

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 マルチェッラが作った生地をマンマとButakoで伸ばします。
20年もののパスタマシーンで、二人がかりです。
薄く延びた生地に、前日マンマが作っておいたフィリングを載せ、そう、ヘビのようにグルグルと巻きます。250度のオーブンで30分ほど焼き、アルケミスとグラニュー糖をたっぷり振ってできあがり。

2時間ほどでこの作業を終えました。フィリング作りが難しいとのことなので、来年は、それもマスターしたいな。
リンゴと干しブドウの自然の甘味とナッツの歯ざわりが楽しいアットルタ。甘すぎないので、ついつい食べ過ぎてしまいます。素朴でおいしいマンマのお菓子。だんだんお菓子を手作りしなくなってきているのは、日本もイタリアも同じです。この伝統菓子がいつまでも家庭ごとに引き継がれていくといいな。

                                               Butako
by butako170 | 2007-12-23 23:49 | ウンブリア料理
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