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キノコづくしのランチ
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10月28日(日)
 秋も深まるこの頃です。
今日は冬時間に切り替える日でした。
10月28日の明け方、午前3時になると時計の針を1時間遅らせます。
その日は1時間朝寝坊しても大丈夫…というわけ。
日本とイタリアの時差も7時間から8時間へと広がります。

 さて、この日親友ルチアとその彼氏パウロがButakoたちをランチに招いてくれました。
向った先は「カモロ」という山合いの小さな村。
10世帯ほどの人々が肩を寄せ合いながら暮らしています。
パウロはこの村にセカンドハウスを持っているので、今日はそちらに招かれました。

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車を走らせ30分。辺りは広葉樹が赤や黄色に衣替えの最中。
野生のバラには真紅の実が成り、目を楽しませてくれます。

到着するとパウロたちが温かく迎えてくれました。
ルチアがいそいそとパスタ用のお湯を仕度しはじめます。そう、今日のプリモはサングイノーシ入りのストランゴッツィです。ストランゴッツィは、スポレート近郊で作られる手打ちパスタ。うどんほどの太さで、強い腰が特徴です。
 それに採ってきたばかりのキノコ:サングイノーシをタップリとトマトソースに加えています。良い香りがプーンと部屋中に広がります。

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「さぁ、たくさん食べてね。」
と笑顔でルチアが、皿にパスタを盛ってくれます。
豪快にぶつ切りにされたサングイノーシは歯ごたえもしっかり残り、噛むたびキノコの香りを感じることができました。かなり食べ応えのある一品。

そしてセコンドには肉とサングイノーシのミックスグリル。こちらはパウロが信頼のおける精肉屋から買った子牛の肉が何とも美味。焼肉でいう「ハラミ」のローストで、適度な脂肪の甘みと肉の柔らかさが楽しめます。
イタリアの肉は固い、という概念を覆すものでした。
そしてウイキョウの種の入ったソーセージ(サルシッチャ)、サングイノーシのグリル。
いわずもがな、納得の味。

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 ワインはイタリア人にしては珍しいオーストラリア産の赤シラーをチョイス。独特の香りと渋みが肉の後味をサッパリと流してくれます。
Butakoが始終大量のサングイノーシに興奮していると、ルチアが「これはうちのお父さんが採ってきたものなの。彼の趣味はキノコ狩りと野生のアスパラ採りだから、山のことは熟知しているわ。でも毎年食べきれないほどのキノコに少々うんざりなんだけどね」。

なんたる贅沢!サングイノーシはスポレートでは稀少品です。それを飽きるまでたべられるなんて、なんてルチアは幸せ者なのかしら。

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「じゃあ、お父さんがキノコ狩りに行くときはお供したいわ」というと、
「うーん、難しいわね…」
そうでした。Butakoが神戸新聞にも書いたように、サングイノーシの在り処は親子であっても教えたがらない、自分だけの秘密ごとなのでした。

ボリュームランチをこなして、Butakoの作ったトルタを食べた後、しばし日光浴。
この家の庭は午後中、温かい日差しが照っていて、日光浴には最適なのでした。

 このランチのお返しは、後日Butako宅で開いた日本食パーティに招待してチャラ。
こうして気の置けない友人たちは、お互いの家に招き、招かれして週末を楽しむのです。

パウロ宅の台所。天井からハーブを吊るしておりオシャレ。↑


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 Butako
by butako170 | 2007-11-05 06:53 | ウンブリア料理
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