先日、姫路のイタリア レストラン 「ディーコ」で久しぶりに食事をしました。 季節の野菜サラダ、トマトと冬野菜のスパゲティ、子牛のグリル グリーンソース添えを頂き、幸せなひと時を過ごしました。 それにしてもディーコで出される野菜の数々は、どれも旨みが凝縮していて野菜の香りや味、歯ごたえがしっかりしています。その訳を店長兼オーナーの青木シェフに聞いてみると・・・ 青木シェフの奥さんの両親が、900坪の畑を作っており、20種類以上の野菜を、無農薬で栽培しているとのこと。だから毎日、土つきの採りたて野菜が、厨房に届きます。 「土つき」ですから、きれいに洗うのも大変です。半日がかりで何キロもの野菜を、掃除します。 (写真は本文とは関係ありません。 butako宅の家庭→農園の野菜) 今日のランチの脇役を固めたのは、チンゲンサイでした。 子牛のグリルに敷かれていたのは、チンゲンサイのオリーブ油和え。 冬野菜のスパゲティに入っていた野菜の中にもチンゲンサイがバッチリ入っていました。 え、イタリアンでチンゲンサイ?・・・と思われるかもしれません。 でも青木シェフの手にかかると中国野菜だって、たちまちイタリアンに大変身です。 butakoママが、チンゲンサイのオリーブ油和えを気に入ったので、シェフに作り方をたずねていました。 塩で茹でたチンゲンサイはフライパンの上で熱し、水分を完全に飛ばします。 少しシナッとしたと思ったら~野菜が喉が渇く~といいますが、火をとめバージンオイルをまわし掛け、和えます。 喉が渇くなんてすごく面白い表現ですよね。料理界用語だそうですよ。 喉を乾かせたときに、油なりブイオンなりを加えると、中にさっと染み込みます。目から鱗の調理法です。簡単でおいしいチンゲンサイのオリーブ油和え、是非お試しください。 さて、その晩butakoママが若い頃の中振り袖の着物を、ほどいていました。butakoのために着物をほどいで、ドレスか何かを作ってくれるというのです。グラッツェ! 着物は長い年月を経ているため、縫っていた絹糸を引っ張るとき、キキーっと擦れた音をたてます。 「古い絹糸って、面白い音がたつんやね。」butakoが言うと、ママは 「糸が風邪を引く・・・っていうんやで。」と教えてくれました。着物の仕立て屋だったbutakoママのお母さんが、使っていた表現ですって。 チンゲンサイが喉を渇かす 絹糸が風邪を引く 豊かな日本語の表現に、気づかされた一日でした。 butako
by butako170
| 2007-02-11 15:38
| その他
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