イタリア真二つ?! 選挙結果
報告が遅れて申し訳ありません!もう報道でご存知の通り、4月9日、10日のイタリア総選挙は、大接戦の末に上下院ともプローディ氏率いる中道左派『団結』が勝利しました。
 
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投票率83,6%という日本では考えられない高い数字。(前回は81,4%)イタリア国民の政治への強い関心がうかがわれました。そして日本ではちょっとあり得ないのが、投票日付近の『選挙帰省ラッシュ』です。というのも戸籍があるところでしか投票できないので、都会暮らしのイタリア人の多くは、投票のため故郷に帰らなければなりません。
大学は選挙日前後は授業もなく、会社やお店もできるだけ従業員の都合を優先します。選挙を尊重する国イタリア・・・日本とあまりにも違う国民の姿勢にbutakoは衝撃を受けました。

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そして話好きのイタリア人のこと。政治ネタも話題によくのぼります。選挙前はその熱がさらににフィーバー。Butakoにはほとんどが、ベルルスコーニの悪口を言っているように聞こえました。
でも選挙結果を見て唖然。『大接戦の末』と前述しましたが、プローディ52%に対しベルルスコーニ48%で僅差での中道左派の勝利。半分は親ベルルスコーニ派だったとは・・・。

10日の晩、開票中継を見ていたのですが、なかなか優位差が出ないため結局全部開票する羽目になりました。翌日それが分かって、早々とプローディ氏が勝利宣言をしたのですが、ベ氏はそれを認めず、開票のやり直しを訴えます。
それどころか『外国移住のイタリア人票が数えられてなかった』とか、『ローマ市内で未開封票が捨てられている』などと、ごねる始末。彼は散々パラ立つ鳥後を濁しまくっていました。

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プローディ政権になるとイタリアの方向性はガラッと変わるでしょう。なんせ中道右派から中道左派への転換ですから。ベ氏のアメリカ迎合主義からEU重視へ。移民に対する規制も緩和すると言っていました。(日本人移住者にとっては良くなるかな。)あと、税改革も。脱税の取締りを厳しくすること(イタリアは個人経営者が多いため脱税が多発)や、高額納税者に対する相続税の復活などなど。

butako的見解を少し述べると、会社社長あがりでスキャンダラスなベルルスコーニのほうが、イタリア人の統制はうまくいくんじゃないでしょうか。考え方においては絶対的にプローディ氏に賛成のbutakoですが、感覚的に言うとベ氏のほうが、国民をまとめるのに向いてそうです。
商業主義がまかり通っている昨今、イタリアをそれなりに豊かにさせたベ氏の功績はやはり大きいと言わざるを得ません。

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この選挙結果の本当の結果は、あと2,3年待たないと明らかにならないでしょう。
また、今回48%の死票を出したこの選挙システム(極めてアングロサクソン的な)が、イタリア人にとって良いのか悪いのか疑問の残るところです。
                                                Butako
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by butako170 | 2006-05-04 22:35 | その他
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