イタリアの総選挙
 イタリア総選挙が明日、あさって(4月9日、10日)とあります。イタリアの選挙活動は、日本のそれと違って静かなものです。うるさい選挙カーも走らなければ、電話での依頼もありません。
街頭のポスターとダイレクトメールのみ。日本も是非見習ってもらいたいもの。

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 さて、先日、日曜の午後ユニークな選挙活動を見かけました。アルノ河沿いのカッシーネ公園(Parco delle Cascine)のマーケットで、なんと幌馬車に遭遇。
ちょっぴりウエスタンチックないでたちで、道行く人々にチラシやライターなどを配っているではありませんか。当初、何のための集団かまったく分からなかったbutako。馬が珍しいのとライター欲しさに、自分から近づいていきました。

 なにやらヤケに親しげな彼ら。通行人と握手したり、会話したりと・・・。そしてチラシを見て『はて』と気づきました。(ALLEANZA NAZIONALEと書いてある。)
ああ、これ選挙活動なんです。極めてオールド・ファッションではありますが。演出好きのイタリア人のこと、人目を引くために考えた作戦なのでしょう。

 イタリアの政治にはまったく無知なbutako。これではいかんと少し調べてみました。
イタリアの政党は日本と同じように多くあります。いや、日本以上に多党国家かもしれません。
日本と異なる点は、各党をさらに『連合』で束ねているということ。

 現在イタリアは、中道左派連合(名称:オリーブの木)と中道右派(名称:自由の家)の2つに大きく分かれています。(その他に独立自治派などの少数の連合もあるのですが。)

 与党は中道右派で、ベルルスコーニ率いるフォルツァ・イタリア(Forza Itaria)をはじめとする7政党で形成されています。過去万年与党だったキリスト教民主党(DC:Democrazia Cristiana)は1990年代に分裂をし、編制され、現在はこちらの連合に属しています。
一方の中道左派は10政党です。「イタリアで最も有能な集団」と言われたイタリア共産党は、左翼民主党になり、中道左派に属しています。

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 今回の選挙の構図は、まさしく中道右派ベルルスコーニと中道左派代表プローディ教授の対決となりました。数回のテレビ討論ではこの二人が政策や討論を激しく交し合い、このバトルは政治に関心の高いイタリア人を興奮させました。Butakoもテレビ討論の一部を見ましたが、プローディ教授の弁の方が説得力があったように思いました。

さて、あと半日後には選挙です。2日間に渡るこの戦いを制するのは、右・左どっち?

                                                 Butako
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by butako170 | 2006-04-09 01:04 | その他
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