トスカーナの春 その② <ボッティチェリに一言>
 2度目にフィレンツェに来た時、ウフィッツィ美術館でルネッサンスの巨匠たちの絵を前に感動したbutako。その時見た名画の一つにボッティチェリの『春』があります。
大きいキャンパスに描かれている迫力の一枚です。ギリシャ神話がモチーフとなっているのですが、プリマヴェーラは西風に恋されて、愛し合い春になります。なので西風(画面右の青い男性)に寄り添われている女性と隣で花の衣装を着ている女性は同一人物です。

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 その変身後のプリマヴェーラに注目!彼女の顔の皺(しわ)、意外と深くないですか?変身前はそうでもないのに。歴史の教科書では絵が小さくて分からなかったのですが、やはり本物は違いますね。絵の迫力、臨場感が伝わったのと同時に、「おや?」な発見がありました。
ルネッサンス初期の巨匠フィリッポ・リッピが、聖画に身近な人物をモデルで使ったことを考えると、ボッティチェリも当然、誰かをモデルに描いたに違いありません。

でも、写真じゃなくて絵なんだから、皺の1本や2本ぐらい見逃して描かずにおいてもよかったのに・・・。なんて考えるのはbutakoぐらいかしら。でもいつの時代も女性の願いは同じ。しみ・シワのないお肌はあこがれです。それを容赦なく写実してしまうボッティチェリって女心が分かってないと思いませんか。
                                                 Butako
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by butako170 | 2006-03-24 23:16
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