シエナ1泊旅行 友情再発見
 シエナに行ってカンポ広場もドゥオーモ見ずに帰ってきた・・・というと不思議がられるかもしれません。今回の旅の目的は、壊れそうな友情を復活させること。
 シエナ在住の皮職人パウロと日本人学生さやかはbutakoの大切な友達です。(10月:ボローニャのファンタジアの記事参照)そのパウロとbutakoの友情が今、危機的状態にありました。

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 パウロ曰く『もう、日本人の女友達はこりごりだ。彼女らは彼氏ができると途端に冷たくなる。僕を利用するだけ利用して、後は友達関係さえも絶ってしまうんだ。日本人女性はずる賢いよ。』

 その「日本人たち」にbutakoも含まれていました。え、butakoも?とんでもない誤解です。
Butakoは『長く続くのは男女の愛情よりも友情・・・』が持論のブタです。たとえ彼氏が出来たとしても、友情をないがしろにするようなことはしません。
彼の思っている日本人女性のステレオタイプにbutakoまで当てはめてもらっては困ります。
 でも、これを説明しようにもイタリア語が上手く話せないため、電話では無理そうです。
なので、直接会って誤解を解こうという話。どうせ行くならアポ無しでいきなり言った方が、楽しい驚きがあるというものです。

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 雨の降るシエナ。石畳が体温を奪い、冷え込みをいっそう強く感じさせます。
ホテルで荷物を置き、熱いシャワーを浴びていざ出発。
歩くこと15分。パウロの店に到着しました。『Buonasera!』と普通の客を装って店に入るbutako。いました、パウロが!すごく驚いた様子です。
歓迎の抱擁をしました。
「なんでここにいるんだ!butako!本当にbutakoか?!」驚きと感激が入り混じった第一声。
店内にはお客がいたので、パウロはそれからしばらく接客をしていました。
でも以前の彼とは違い、ジョークもあまり飛ばしません。少し元気がないようです。
 営業時間が終わり、一旦別れました。

 翌朝、イエジに帰るため荷造りをしているとパウロから電話が。フィレンツェまで車で送ってくれるとのことでした。車のなかでいろいろしゃべりました。
彼は、とある友人のことで深く傷ついていて、話の途中で何度か泣いていました。
 彼の純粋すぎる性格のためでしょう。そして少し物事にのめり込みすぎる感があります。
結果的に彼女が自分との友情を解消したのは、自分の振る舞いが正しくなかったからだ・・・と自虐的になっていました。Butakoは考えつく限りの慰めの言葉を投げかけました。
ちゃんと慰められたかな・・・。
そして、たとえbutakoに彼氏が出来ても、友情は大切にするということを言いました。
パウロは解ってくれたようです。

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 フィレンツェに着き、別れの挨拶を交わしました。駅へ向かうbutakoの背をパウロはしばらく見送ってくれていました。Butakoたちの友情は無事復活したようです。
トスカーナ・ミモザの旅はこれにて終了。ミモザの花言葉「優雅」「友情」「繊細」な素敵な旅でした。ミモザは春の訪れを知らせる花です。外はまだ寒いけど、心には一足早く春がやってきましたよ。

                                         Butako
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by butako170 | 2006-03-11 01:16 | ヒューマン
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