DE CECCO見学
      11月14日(月)

 d0033983_7195182.jpg
 今日は、お隣のABRUZZO州までパスタ工場に行ってきました。
パスタの代名詞とでも言いましょうか、行った先はかの有名なDE CECCO(デ・チェコ)です。

 山のふもとにある広大な工場では、1日あたり4000トンものパスタが生産されています。(なんと80万箱分!)
デ・チェコの工場はイタリアに18もあるというので、それを考えると一体どれだけのパスタが作られているのかしらん。
 しかし、手抜きをしないのがデ・チェコのこだわり。朝、夕と品質の管理が行われ、製品がおかしくないか調べるそうです。

 d0033983_7201475.jpg
 工場内に入る前に、全員スモッグ着用、ツバの着いた帽子着用です。また、カメラ、携帯の持ち込みは禁止。徹底しています。
(なので写真もないのです!)

 中は、機械音と熱とですごかったです。大きい機械が小麦粉とお湯、塩を混ぜています。他の機械では、パスタを搾り出したり、切ったり、干して乾燥させたりと言った感じ。うるさかったので、工場長の話半分。ごめんね。

 そして、一通り見学し終わったら、今度は責任者のオジサンが出てきて、延々と『我がデ・チェコ社のこだわりは・・・』と語ってくれました。
 1887年創業のこの会社。当時はまだ、手打ちパスタが主流だった時代です。しかし近代化が推し進められるなか、女性も社会進出し始め、パスタまで手作りする余裕はなくなってきました。
 乾燥パスタは、そういった忙しい現代人にはピッタリのプロダクトでした。多くのイタリア人に支持され、売り上げを伸ばしていったといいます。

 現在デ・チェコで作られているパスタは172種類。一見多そうに見えます。しかし、残念ながらすべての地方のパスタを網羅しているわけではありません。やはり、種類を増やせば、生産コストもかさみますから・・・。

 そこでbutakoは思いました。今は地方でも、伝統パスタがノンナやマンマによって受け継がれています。でも子や孫の代になって、彼女らが手作りよりも簡便な乾燥パスタを使うようになったら・・・。そのうち伝統パスタの作り手がいなくなってしまうかもしれません。考えすぎかもしれませんが、デ・チェコの繁栄は、パスタ均一化の警鐘のような気がして少し不安です。

 一行は、その後社員食堂に入り、パスタランチをいただきました。そして帰り際には、ちゃんとディチェコのスパゲッティ2KGのお土産も持たせてもらいました。この課外授業、スローフードを考える良い材料になったなりました。

                                  butako
[PR]
by butako170 | 2005-11-22 03:42 | 料理修行 はじめの一歩
<< 風邪ひいてまんねん 修道院探し その1 >>