大迫力、ウンブリアの白トリュフ祭!!  
d0033983_5295253.jpg来年1月9日~2月17日まで日本に帰国予定です!

ロベルト・ピビリからのご提案
・店舗のシャッターのペイント(店内装飾や室内装飾)
・御社のテーマに沿った絵画
・ロゴや商品パッケージ用のイラスト

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こんにちは~!
今週は雨ばかりのイタリアです。

雨が降るたびに、秋が深まっていくような気がします。
でも今年はまだ暖かい日が続いているほうなんだけれども。

さて、実りの秋ならではのサグラ(食の祭)が各地で続いていますが、今日は、白トリュフ祭のご紹介。
しかも今回は地元ウンブリアでのお祭りです。

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え?白トリュフといえば、アルバでは?
またトスカーナのサン・ミニアートも、マルケのアクアラーニャも、たしか有名。
上記はいわゆるイタリア三大白トリュフ産地と言われていますが、
地理や気候が良く似ている場所ならば、それ以外でも採れるのです!

ウンブリア州では、チッタ・ディ・カステッロと今回ご紹介するファブロFabroが有名(らしい)。

ファブロ・・・実は、このサグラがあるのを知るまでは、どこにあるのか知らない街でした。
人口2500人の小さな町は、
オルヴィエトから北西に30kmにあります。

今回は、ちょうどこの時期に合わせて来伊されたIご夫妻のアテンドで、このサグラ訪問をご提案頂きました。
11月8日(金)~10日(日)までで、会場では白トリュフや各地の特産物が売られています。
そしてサグラのメイン・イヴェントが「世界一大きなトリュフのフリッタータ(オムレツ)を作る」こと!!!
しかも白トリュフ!
しかも見学者たちに振舞ってくれると言うではありませんか!!
これは行かなきゃ。

16時からフリッタータの仕込が始まるということで、15時過ぎに着いた私たちは会場へと急ぎました。
街に入ると、物産のテントがずらりと並んでおり、
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いちいち足を止めて味見をしてしまう私たち。
一向に前に進みません。
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心を鬼にして、会場へ向いました。

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クレーン車が広場の手前に鎮座し、100人ほどのギャラリーがそれを取り囲んでいます。
広場のまんなかには、ブロックを丸く並べただけの簡易窯の中に、炭火が燃えています。

見慣れない装置に肝をつぶしましたが、それも『世界一大きなフリッタータ』誕生には欠かせないものなのです。

そこでは村人たちが、必死に卵を割る光景が・・・。
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15人ほどでしたが、ほとんどが女性でした。
中にはおじいさんも混じっていましたが、必死の形相で卵をボールに割りいれています。

司会者のお爺さんが、その様子を実況中継。
Eurovoと書かれた巨大なダンボールから取り出される無限とも思われる卵のケース!
(スポンサーのEurovoとはラヴェンナの会社です)
その数、2323個なり!!

市長さんが数字占いに凝っていて、その数にしたそうです。

卵を割るだけで15分くらいかかっていましたか。

そして1つ10Lはあるだろうプラスチックの巨大な桶5つに、卵を入れました。
それぞれの桶に、トリュフソースとトリュフオイルを投げ込んでいきます。
トリュフ製品を提供したのは、地元の会社Etruriaでした。
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ソースの巨大な瓶が次々と開けられていくたびに、ギャラリーのテンションは上がっていきます。
塩を投入して、巨大なハンドミキサーが登場です。
これは、ペコリーノチーズなどを攪拌するときに使う業務用のものですね。

入念に混ぜ終わり、いよいよ、薪が燃えさかる巨大な窯の上に、直径2m以上あるフライパンが置かれ、ラードが溶けたら、オイルを入れ、なじませます。

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薪の後ろには、ミニクレーン車が控えています。
用具もすべて規格外、ダイナミックですよね。

そしてフライパンが十分熱したところで、卵液、投入しました~。
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投入しおわるまで5分弱でしたか。
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それを特製の櫂(かい)で、混ぜます。
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焦がさないように、ひたすら混ぜていきます。

運動場をならすT字型の用具(トンボ)で、フライパンにひっつかないように混ぜるおじさんもいました。

半分くらいが半熟状になった段階で、返しの作業。
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クレーン車を使ってフライパンを火からおろし、ふたをして、
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ネジで、四隅と真ん中の五箇所固定していきます。
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クレーンでつり下げられた状態で、人力で半回転させます。
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フライパンは2カ所だけ固定されているので、非常に不安定。
これは、非常に集中力を要します。

ギャラリー一同、息を飲みます。
卵液が垂れたけど、なんとか上手く返せました。

そして再度火にかけます。
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5分ほどたったでしょうか。
白髪のシェフが、合図をして、さらに返します。

こうして、両面が焼けました。

いよいよ蓋が開けられます。
緊張の瞬間!
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調理中はトリュフの良い香りがしていましたが、
蓋を開けた瞬間、ふぁ〜と香りが強くなりました。

敷いていたクッキングシートをはがすと、程よく焦げ目がついたフリッタータが、お目見えしました。
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ワッと拍手が沸き起こりました。

これだけ大きいと、まんべんなく火が行き渡るのも大変でしょうねぇ。
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サイトの初回のフリッタータの写真を見ると焦げていますが、今回のは美しい焼き色で、大成功!

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さっそく、出来立てのフリッタータは、市長が味見をしました。

「妻の作るフリッタータよりも美味しいです」

市長の感想に回りから笑いが起こりました。

そしてギャラリーにも振る舞われました。
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結構大ぶりに切られたフリッターターは、湯気をあげて、本当においしそう。
口に近づけるとトリュフが香り、程よく弾力があり、美味でした。
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今年で3回目になるオムレツ作り。
サグラ自体は今年で26回なので、3年前に何か面白いものを始めたいということで、この趣向をはじめたのでしょうね。
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100人が食べても、まだこんなに残っていました。
卵2323個分は、想像よりもすごい量なんですよね。

巨大オムレツといえば、スポレートの近郊のスケッジーノ(Scheggino)村の3月のサグラでは、黒トリュフ入りのものが作られています。
スポレートから車でわずか15分なので、行こうと思えばいつでも行けたのですが、毎年気付いたら終わってしまっていました。

大人も子供もエキサイトできるイヴェントだから、来年の3月は行ってみようかなぁ。

フリッタータで小腹を満たした後は、フェアの出店の見学を楽しみました。
白トリュフ祭と言いながら、トリュフの出展は3軒ほど。
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そのうちの地元企業はたったの1社だけでした。
(写真はスポレートの隣町カンペッロ村の会社です)

やはりトリュフは高嶺の花。
30€かけてトリュフを1かけら買うよりも、チョコやサラミをたくさん買うのを好むのは、経済危機が深刻なイタリアの現実なのかもしれません。
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もっともイタリア三大トリュフ産地のフェアならば、話は別ですが。

ファブロのトリュフ祭の日曜日は、Fabro-Fuculle~Roma間で蒸気機関車が走ったそうです。
ファブロも小さい街ながら、がんばって町おこしをしてるんだなぁ、と感心してしまいました。

『世界一大きいフリッタータ』作りは本当に見ものなので、
来年、行ってみたい方、是非とも一緒に行きましょう!!

サイト:Mostra Mercato Nazionale del Tartufo di Fabro


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by butako170 | 2013-11-14 05:34 | サグラ・祭り
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