ウンブリアとトスカーナ食で町おこしの旅 その②
オルチャ渓谷は、渓谷といってもなだらかな緑の丘のつらなりです。
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人間が深い森を伐採し、湿地を灌漑して何世紀も手をかけて丘に作り上げていったもの。

トスカーナに入ってからもお天気の方は変わりやすく、天気雨や天気雪(っていわないけど)の繰り返し。雪と雨と青空が交互にやってくる荒れ模様の日々でした。

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まず最初の街はモンタルチーノです。
ここはイタリアでも三本の指に入る高級ワイン=ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの里。
私たちの目当てはワインの試飲会に参加することです。
そしてブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会のディレクターにお話を聞くこと。
ディレクターのステファノ・カンパテッリ氏は23年間も今の役職に着いています。その前はシエナで農協系の仕事に7年着いていたそう。

ブルネッロが脚光を浴びて来たのが90年代なので、カンパテッリ氏は、まさにブルネッロを黄金期まで育て上げた立役者と言えるのではないでしょうか。
当初は、プロモーションするのも生産者を一人ひとり納得させていかなければなりませんでした。1年に2度の全体会議では、それぞれが意見を出し合い、良くなる道を模索したと言います。
90年代に市場を見いだして、新規参入社が多く来た時も、新旧の生産者たちをうまく束ねるのも協会の役割。
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そしてワインの成功は、観光地としての成功にもつながります。
当時は、宿泊施設は2つしかありませんでしたが、今はホテルが8つにアグリツーリズモが無数にあり、合計2000ものベットを旅人たちに提供するまでになりました。
今や、訪れたい世界のワイン産地の堂々1位に輝くのが、ボルドーやブルゴーニャではなく、モンタルチーノなのです。
1時間ほどの面会でしたが、非常に有意義でした。

その後は舌のお勉強。
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Tさんたちと試飲会会場で、生産者の違うワインをいくつも試飲しました。
同じサンジョベーゼ・グロッソというブドウ品種で作られているにも関わらず、テロワールや熟成樽の違いでこんなにも味に違いがでるのか、とTさんは驚いていました。
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同行していたTさんのお母さんも、頬を染めながら「おいしいわねぇ」と、味の違いを楽しんでいました。

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その日はシエナで宿泊し、国立エノテカで勤務する鈴木暢彦さんとともに地元のトラットリアで、地方料理を堪能しました。
チンタセネーゼのタリアータが絶品。地元品種の肉の旨味(特に脂が美味しい)の素晴らしさには、いつも感動します。
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これが切り身になって売ってたら15euro/1kgぐらいかしら。(普通の豚なら8ユーロ前後)
素材が上等。放し飼いや自然の餌、成長も16ヶ月くらいと通常の豚とは、時間も場所もかかりますが、その分味わいが深いのです。
この感動は、シチリアのネーブロディの黒豚を食べた時にも感じました。

さて翌日もお肉三昧の旅は続きますよ〜!
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by butako170 | 2013-03-03 03:55 | プレシディオ・食材
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