焼いて作る不思議パスタ テスタローリtestaroli
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リグーリア州のチンクエ・テッレで美味しくて良心的なトラットリアを見つけた!!
チンクエ・テッレは、その名の通り5つの街の総称です。その街の一つ、マナローラの海側にありますIl Portacciolo。海には面してないので、絶景を見ながらの食事は楽しめないけれど、なんといってもお料理が絶品。

『愛の小道』の切符切りのオジサンに聞いたので、あまり期待もなく行ってみましたが、となりのツーリストが注文した、さっくり揚がった大盛りの魚介フリットや湯気がもうもうと立つアサリのスパゲティを見て、よっしゃ!と選択が間違っていなかったことを確信。

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ここでは、butakoは、テスタローリのバジルペースト和えを頼みました。
口に入れると、もっちりした生地が、ややぽってりとしていて、トロン、とバジリコのペーストとともに、口で溶けていきます。
うまい!
小麦粉が少し焦げた甘みもプラスして、ペーストの香りと相まって不思議なハーモニー。

テスタローリは、リグーリアとエミリア・ロマーニャにほど近い、トスカーナ州のルニジャーナLunigiana地方の伝統パスタで、起源はローマ時代にも遡る、という歴史のあるパスタです。当然、トスカーナとリグーリアの食文化が微妙に交じり合っている地方で、テスタローリもラ・スペッツィア界隈で食べられています。

このパスタの最大の特徴は、パスタ生地を手打ちしないこと。
なんとクレープのようなゆるめの生地を、テスタという鍋に入れて、焼いてしまうのです。ローマ時代は、テラコッタを薪の火にのせて焼いていました。
それをたくさん作って、ひし形に切り、熱湯で茹でます。

焼いたものを茹でるのね。
焼くだけで十分だと思うのですが、パスタみたいに茹でちゃう。ソースと絡ませるための必然なのでしょう。イタリア料理って、炭水化物をソースに絡ませるパターンがほとんどですもの。
テスタローリにソースを絡ませる秘密は、気泡です。
細かく開いた気泡(どら焼きとかパンケーキを焼いた人なら分かるはず)が、規則正しく開いており、そこにソースが絡まるのがポイントなのです。

ラ・スペッツィア界隈の食料品店では、くるくるっと巻いたテスタローリが売られているので、見つけたら買ってみるのもいいかもしれません。

リオ・マッジョーレの景色をお楽しみ下さい。
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butako
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by butako170 | 2011-07-25 07:09 | プレシディオ・食材
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