アチェト・バルサミコDOPを求めて
バルサミコ酢なら、イタリア中どこででも見つかるのですが、トラディッツィオナーレ・ディ・モデナと名のついたDOPを探すのは一苦労です。
スポレートのような3万人規模の小都市では、至難です。

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スーパーで売っているバルサミコ酢との違いは、カラメル色素を入れていないとか、いろんなことが挙げられますが、製法が、まったくもってちがいます。
詳細は、以前私の執筆したアマレーナの記事を添付するので、興味のある方はご覧下さい。

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旅立ちも迫っているので、まずは我が町スポレートの食料品店をあたってみました。



とうぜん普通の食料品店に一本50~100ユーロもするような高級なお酢は売っていませんよね。


いろいろ探し回っても空振りばかり。そこで11月末にオープンしたばかりのこだわりの食材店La Provvidaにどうやらあるらしい・・・というロベちゃん情報を元に、行ってみることにしました。

実はこのお店、オープンする前も、食料品店でした。
どうやらこの経済危機で、以前のお店は2年ももちませんでした。あらたに隣町のフォリーニョ人が、仕切り直しです。

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どうです、このバンコのすごい品揃えは。
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地元ノルチャのサラミから、エミリア州ジベッロ村のクラテッロ、珍しい北部のチーズまで、高品質な品揃えです。

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夏トリュフ。

左手の5つ入っているものは、なんと、たったの10ユーロ!!!!!

さすが、地元ならではの目玉価格です。

こんな感じでこだわりの品々がズラリ。
これなら、DOPのバルサミコもあるかもしれない!期待が高まります。

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そして、お酢のコーナーを見つけた!化粧箱に入っています。
よく中身を確認すると、DOPと書いてありました。

DOPと一口に言っても、12年モノと25年モノに分かれます。25年以上経っているものは、“エクストラヴェッキオExtravecchio”というのですが、さて、こちらに置いてあるのは何年もの?

聞けば、25年モノで75ユーロです、との返事が。
末端価格で75ユーロなんて、お買い得!さっそく購入しました。

喜び勇んで家に帰ったのですが、どうも引っかかることがあります。
この箱、赤いよね。確かエクストラヴェッキオって、金色ではないかしら。

しかも箱の注意書きをよく見ると、エクストラヴェッキオは、コルクをカバーしているカプセルが金色で、瓶にエクストラヴェッキオと表示した帯で封をしている・・・とあります。
でも手にしている品のカプセルは赤色。帯にもなにも書いていない。
???????

ということは、これは12年モノで、価格はだいたい40~50ユーロ(注:直売価格です)。
そんなぁ、butakoエクストラヴェッキオが欲しかったのにぃ。価格も割高だし、これじゃぁ詐欺だよー。

あわてて、お店に戻って、事情を説明しました。

お店の人も「確かにあなたの言う通りね。私は、仲介者の言うことを鵜呑みにして、てっきり25年モノだと思って売っていたわ」と侘びを入れられました。

ということで、バルサミコDOP探しはまたふり出しに。

でも、そこではた、と思いました。
なんで、アマレーナの取材の時お世話になったサン・マッテオに連絡せーへんのやろ、ワタシ。
女主人のサンドラに聞いたらエエヤン。

と、遅まきながら閃きました。
で、速攻連絡したら、「あー、今ね、今、運転中なの。ちょっと待ってね。あ、止まれるかな。」とひとしきり慌てた様子の後、
「あなた、そういえば2年前の!取材してくれた!!連絡先も分からなかったので、その後すっかり御礼を言いそびれていたのよ!」と超ハイテンションのサンドラ。

彼女は、全然変わってない。すごく親切で温かくて、協力的。
「分かったわ、急いでいるのね。すぐに送ってあげる。30年もののエクストラヴェッキオがあるから、1本85ユーロのところ、少しおまけしてあげるわ。だってすごくお世話になったし」
と矢継ぎ早に提案してくれました。

このやり取りをしたのが、先週の水曜日。
郵送に要する時間は平均4日だそう。
そして、本日月曜日の午後イチバン、待ちに待ったサンドラのバルサミコが到着したのでした~。

詳細は次回のブログでね。
                                      butako
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by butako170 | 2010-12-07 18:00 | イタリアの中世
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