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イースターおめでとう!
Buona pasqua 2014!!
すべての人に、主の恵みがありますように。
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by butako170 | 2014-04-20 06:40 | 報告
トスカーナの素敵なアルベルゴ・ディフーゾの宿 
こんにちは。
おとといから、ぐっと気温が下がり、また冬に逆戻りの気候です。
3月末に『スローシティ』をテーマにお客様とウンブリア、トスカーナ、エミリア・ロマーニャと巡りました。
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人間サイズの街とは?
人がハッピーになる街とは?
ストレスフリーになれる街とは?

そんな街があるとしたら、知りたいと思いませんか。
それを求めて5つの町を回りました。

私たちは、ともすれば都会に仕事や刺激を求めて、自分の育った寒村を捨てて
都市部に移ってしまいます。
それは日本だけではなく、イタリアも深刻な問題で、過疎化は町や村の持つ共通の悩み…だと思い込んでいました。

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でもそれを払拭するような生き生きと輝くイタリアの町が多いのも事実。
今日は村を活性化させているアルベルゴ・ディフーゾのお話です。

アルベルゴ・ディフーゾ(Albergo diffuso)とは、点在して広がる宿という意味。
1980年代にフリウリ州で考案され、90年代にサルデーニャ島をはじめイタリア各地に広がった、空き家を有効利用した新しいタイプの宿なのです。

たとえば、ホテルやB&Bでさえ、宿泊部屋が密集していますよね。
アルベルゴ・ディフーゾの場合は、あるアパートを宿にし、また別のアパートをレセプションにし、また別のアパートを宿にし…と一つの集落でありながら、宿が点在しているのです。
現在では、アルベルゴ・ディフーゾは、アグリツーリズモのように、宿の形態を指す正式な認証になっているのだとか。

私たちがこの日行ったのは、Raggioloという小さな村。
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(Foto Borgo dei Corsiより)
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(Foto http://rete.comuni-italiani.itより)
トスカーナ州カゼンティーノ地方にある村で、山の尾根に張り付くように立ち並ぶ村の風景は、見るものを惹き付けてやみません。
標高700mということで、3月末に訪れたときは、まだ少し寒かったです。

ここでアルベルゴ・ディフーゾ『Borgo dei Corsi』を営んでいるのがルカ。
若干38歳!(butakoと同い年)ずっと税理士の仕事をしていますが、自分の生まれ育った村から人がいなくなるのを寂しく思い、アルベルゴ・ディフーゾを思いつき、5年前からはじめました。

お世話になった家が、とても広々として快適でした。
寝室2つに台所があって、これならばストレスなく長期滞在もできますね。
参考:彼のサイトをごらんあれ。

素晴らしかったのが、併設しているレストランです。
オーナーはルカなのですが、ここを切り盛りしているのがbutakoと同世代のカップルです。

クロアチア人の彼アンテの作る料理が、創作も折り込みながら地元の豊かな食材を使っていて、すごく美味しい!!
ソムリエで15年もサービスの経験のあるアンナリーザのもてなしも、気さくで、しかも素敵な提案をしてくれました。

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とっておきの料理を紹介しましょう。

まずはウェルカムドリンクでスプマンテを頂いたところで、パンがやってきました。
この村で挽かれた粉で作るパン。
小麦粉の甘みを感じるパンに、私たちはノックアウト。
これだけでワイン1本空けれそうです。。。

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そしてサンジミニアーノのヴェルナッチャとともに、アンティパストがきましたよ。
なんとパッパ・アル・ポモドーロのクロケッタです。ソースは、この地方のカゼンティーナ産ペコリーノをベースにしています。

パッパ・アル・ポモドーロは古くなったパンを、トマトソースに浸してお粥状にして食べるトスカーナの農民料理なのですが、ここではコロッケ状にして揚げています。
なんて粋なのかしら。

チーズどの相性もばっちり。

次は、またまた前菜です。
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アーティチョークのオーブン焼きに、ラヴィッジョーロRaviggioloというフレッシュチーズを、モルタデッラで巻いてあしらいました。
ラヴィジョーロもここトスカーナとロマーニャの境でしか食べられないチーズで、適度な酸味があり、すごく滑らか。

おいしい料理にボルテージが一気に上がります。

そして、プリモは、ピチを地元のたまねぎのソースとよく和えて、そこに春トリュフをパラリとふりかけています。
ソースには加熱していないトリュフも混ざっていて、たまねぎの甘みとトリュフの香りがなんともいえないハーモニー。

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メインには、ついに出ました地産ブタ!!
Grigio di Casentinoです。
チンタ・セネーゼよりも脂肪の層は薄く、でもやはりチンタ・セネーゼと同じく脂身が甘くておいしい。
おいしい地場品種のブタの脂身は、本当においしいですよね。
ゆでたフェンネルを炒めたものが付け合せにあり、満足いくお味。

そして最後はペコリーノ・カゼンティーノのココットです。
この頃にはかなり満腹。
ボリュームたっぷりだったので、少し残してしまったのが残念。

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食後には、サービスで農家手作りのヴィンサントを頂きました。
甘ったるくなくて、酸がキリリと引き締まり、ブドウが干してある納屋の藁の香りがほのかにするような、素朴でおいしいヴィンサントでした。

もうここは、夕食を食べるだけでもお勧めですよ。
車ならば、アレッツォから1時間、フィレンツェからは45分で行けます!!
でも、満腹になって身も心も幸せに浸ったところで、すぐベットに倒れこむのも、幸せなんですよねぇ。


翌朝は小鳥のさえずりと朝日で目が覚めました。
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朝食までの小一時間、村を散歩します。

それにしても坂ばかりの町。
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石畳って味がありますね。
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散歩していると、山の方から水のせせらぎが…。
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小川が流れているのです。

そういえば、村の下手には、昔ながらの粉挽き水車があるそうで、そこで小麦粉を挽いています。
昨日頂いたパンがおいしかったのは、そこで挽かれたものだから。
川の水もきちんと利用されているのですね。

栗も特産らしく、秋になると焼き栗にしたり、栗粉でお菓子を作ったりするそう。

おっと、ある民家から金髪のイケメンおじさんが…。
ドイツ人だそうで、butakoなんとか英語で片言の会話を。
ヴァカンスで10日ほどこちらのアルベルゴ・ディフーゾに宿泊しているそう。
宿の内装もとても良いし、使い勝手も良いと満足していました。
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その後、夢のような朝食を、昨日のレストランで頂き、
ルカとのインタビューを行い、アルベルゴ・ディフーゾに対しての理解を深めました。
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揚げたてのボンボローネという発酵パンが出てきたときは、わぁって声を上げてしまいました。
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本当に素敵な宿と村でした。
レストランも最高!
機会があれば、また泊まりたい宿です。
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自然と食べるのが好きなお客様がいれば是非、お連れしたいなぁ〜。
きっと気に入ると思いますよ。

butako170

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by butako170 | 2014-04-17 07:27 | その他
FAIで訪れたオルヴィエトとTorre Alfina
こんにちは。
お久しぶりです!
3月初旬に帰国して、いくつかブログに書こうと思っていたトピックスがあったので、さかのぼって記しますね。
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さて、毎年恒例のFAI(ファイと読む):Fondo Ambiente Italianoの全国一斉の行事『Giornate FAI di Primavera』が3月22日、23日に行われました。
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FAIは各町のメンバーや美術専門学校の生徒たちが中心となって行っている歴史的環境的資源を守ろうという活動。
FAIについて記した過去のブログはこちら

毎年3月に行われている企画では、普段は未公開の教会やお屋敷などを公開する・・・という歴史好きの人にはたまらないものです。

butakoはたまたま前日の食事会の時、オルヴィエト出身の友人から「明日、FAIで公開されるオルヴィエト郊外のモナルデスキの城に行くんだ」という話を聞き、だったら私も行きたい・・・ということで急遽話がまとまりました。
友人の名はマッシモ。
彼とその親友マリア・パオラと私のお客さんのMさんの4人で訪れた様子をレポートします。

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まず訪れたのがTorre Alfinaというオルヴィエトから15KMほど西側に行った集落。(実質Lazio州)I BORGHI PIU' BELLI D'ITALIA(イタリアでもっとも美しい集落)協会に加盟している小さな村です。
その町の一番高いところにそびえたつCactello di Torre Alfinaこそが、私たちの目指す場所!
実はそのお城は日本人とも縁が深かったのを後ほど知ります。。。

到着が正午過ぎでしたが、まぁ、すごい人だかり。
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城内ツアーで1回ごとに人数制限があるからなのですが、それにしても人々の関心の高さが伺えます。
(人々は『無料』と『限定公開』に弱いものです。もっとも、市民に文化的な素地がないと成り立たないイベントですが)

Cactello di Torre Alfinaはさかのぼること8世紀。
もともとはロンゴバルディ族のDesuderio王が建てたもので、13世紀頃からモナルデスキ家が所有しました。
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教皇領であるオルヴィエトの最西端で、砦のような役割を果たしたそうです。
その後ブルボン家のものになり、1880年、ユダヤ人銀行家のEdowardo Cahenの手によって買収されます。エドワルド・カイエンは、荒れ果てた城をネオ・ゴシック様式に大修復を行うのです。
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現在、現存するのは、彼が修復をしたものがほとんど。

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さて、中に入ってみましょう。


1階の長い廊下。床と窓はシエナ様式を取り入れたものだそう。
モナルデスキ家のスフォルツァという王の名が入った窓枠下部。



どこの窓の下にもこの名が記されており、どれだけ自己顕示したかったんだ~、と思わせられます。
このスフォルツァ王が、それまでの堅固な城砦から、優雅なルネッサンス様式に大改造したのだそう。その際、自分の名をこれでもかとばかりに記したのです。




そしてガイドをしている学生さんが、ある扉をさして言いました。
ここからは台所になりますが、入れません。
ここもカイエン氏の時代に改造されていますが、1800年末にもかかわらず、冷蔵庫を置いたり、空調を整えたり、電話線をひいて館内どこでも連絡が取れるようにしたのです。

へぇ、ユダヤ人実業家は今と変らない便利な暮らしを求めて、実現していたのですね。




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2階へ向かう階段部分。
赤い絨毯がひかれていますが、まだ新しい感じがしますよね。
そう、何を隠そう最後の所有者は、かつてセリエAぺルージャのサッカーチームのオーナーLuciamo Gaucciで、この館で中田選手が調印式をしたというではありませんか!?

そのとき中田選手は『うち掛け』と『日本刀』を記念に持参したそうです。
しかしそのお祝いの品もガウッチ氏の海外亡命の時、もって行ってしまったそう。
所有者逃亡ということで、現在この館は銀行の抵当に入っています。

だからちょっとばかり、日本人にも縁のあるお城なのでした。

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2階部分の廊下の壁に描かれたフレスコ後が素敵。

四季をテーマに当時の衣装を着た農民たちが描かれています。
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お城はとても美しいけれども、現在は、閉鎖されており、新しい持ち主が来るのを待っているのです。
しかしイタリアはまだまだ経済危機が根深く、このお城を使っての商売は難しそう。
日本だったら、『本物のお城を使った結婚式』なんて、すごく流行ると思いますが。
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美しいものを見て心が満たされた反面、ちょっと寂しく感じてしまいました。
活用されていない建物って、せつないですよね。

食事の後、オルヴィエトの町に移動しました。
地下にトゥーフォを使ったユニークなカンティーナ(醸造場所)があるエノテカを拝見したり、
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オルヴィエトの街づくりに貢献した工房ミケランジェリの意匠を楽しんだり、
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スローシティの一環でいろんな町の物産を試食したり、楽しく過ごしました。

帰りに、以前から気になっていた修道院を改造したホテルLa Badiaに足を伸ばしました。
以前、オルヴィエト・アンダーグラウンドのツアーの場所からよく見えていた気になる場所でしたが、静かで、向こう側の岸壁に浮かぶオルヴィエトの町
が望めました。
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駆け足だったけど楽しい半日ツアー。
企画してくれたマッシモ、マリア・パオラありがとう!

butako

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by butako170 | 2014-04-08 01:55 | ウンブリア地元ネタ