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スペルト小麦祭 @モンテレオーネ その2
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さて、広場には長テーブルが置かれ、タマネギやらジャガイモ、セロリがこんもり盛られています。そしてやって来た鍋一杯のスペルト小麦のスープ!粉砕タイプを使うのは定番ですね。

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なんでもこの地域のいろんな特産品を集めて、それでファッロのスープを作りました!といういわゆる『コラボ鍋』。彼らは "Minestra di San Nicola, un gemellaggio di gusto"『 聖ニコーラのスープ:味の姉妹都市』と面白いタイトルをつけていました。
聖ニコーラはクリスマスのサント・ニコラウスにちなんででしょうか。

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モンテレオーネのファッロを筆頭に、カンナーラのタマネギ、トレヴィの黒セロリ、ガヴェッリのジャガイモ、ジャーノ・ディ・ウンブリアのオリーブオイルを使用。どれもウンブリアを代表する特産品(プロドット・ティピコ)です。
それぞれの町の市長が来ていて、姉妹都市の式のようでした。
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これ用に分量を最適化したそうで、レシピを提供した食のライターのMarilena Moretti Badolato女史が挨拶をしていました。
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優しくてホッとする味。ホツホツと少し口に残る食感、ジャガイモのとろみが絶妙で、あっという間に食べてしまいました。
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祭にやってきたお客さんも、温かくて滋味深いスープに舌鼓。豆のスープはちょっと重いという人も、砕いたスペルト小麦ならばサラリとお腹におさまります。


そして招待客だけが入れるという試食会に参加しました。
スペルト小麦を使った新メニュー2点。
古代レシピを再現させたら右に出るものがいないマリーノ・マリーニシェフ。
以前の記事
スペルト小麦入りのサルシッチャをご提案。
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豚肉のおいしさとジューシーさをそのものに少しザックリとした食感が新しい。

それに伴走するソースがすごく美味。ザクロのソースでローマ時代のアピキウスのレシピだそうです。ザクロのジュースを煮詰めて作る甘酸っぱいソースで、手間ひまかかっていますよ。

もう1品はさきほどのマリレーナ女史が提案したスペルト小麦のハンバーグ。
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肉類は一切使っていないヘルシーメニューです。つなぎがあまりなくてホロリと崩れる食感。でも満足感を感じる味付けになっています。
スペルト小麦は、穀類のなかでも唯一精白をしないので、栄養価が高いのです。そのくせ火の通りがよく、消化がよいという優れもの。


その後、町のタベルナで、本番の食事があり、この日は結構食べました。
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スペルト小麦のセモリナ粉が入ったパンに、地元のペコリーノチーズ!!
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一部精製したスペルト小麦のリゾット。
セコンドはサルシッチャとジャガイモのトマト煮込みで、酸味がありサラリとした煮汁にまた食欲が戻ってお代わりしちゃった。
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相席になった市長さんが、このイヴェントを契機にもっと消費が高まれば…と言っていました。目指すはEU圏に輸出を拡大することです。
姉妹都市スープや新メニューなど面白い企画でしたが、もっと参加型のイヴェントを多くしてもよいかも。ちょっとこじんまり感が否めませんが。
よい素材、温かくてやる気のある村民がたくさんいる村なので、プロモーション如何で飛躍すると思います。今後の挑戦に期待したいですね。
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それにしても、たくさんの動物を見た1日でした。
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                          butako

d0033983_5295253.jpg来年1月9日~2月17日まで日本に帰国予定です!

ロベルト・ピビリからのご提案
・店舗のシャッターのペイント(店内装飾や室内装飾)
・御社のテーマに沿った絵画
・ロゴや商品パッケージ用のイラスト

お気軽にご質問、お見積もり承ります。
サイト:http://tarosauc7.wix.com/roberto
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詳細は『ウンブリアの食卓から』をご覧下さい。
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by butako170 | 2013-12-14 06:23 | プレシディオ・食材
スペルト小麦祭 @モンテレオーネ その1
サイト作成の忙しい合間にも、ちゃっかり出かけてます。
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今週の日曜日は、ネリーナ谷の一角にあるMonteleone di Spoletoのスペルト小麦のお祭りに出かけました。こんな景色を見ながら車で走ること40分。

(ロベルトは必死に絵を描いているので、1人で行きました。現在19枚まで描けてます。あと5枚。ガンバレ!!)

2月に東京でGI製品(EUの農作物などに保護のためつけられた認証品)の話をするので、何かネタはないかなぁ、と探していました。そんなときに、スポレートから40km離れたモンテレオーネ・ディ・スポレート村で、DOP(原産地呼称)のスペルト小麦の祭をすると聞いたので、行ってきました。
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人口およそ650人、標高978mの山間の小さな村。
こんなに小さな村なのに、DOP認定品を申請しているなんて、ちょっと驚き。
でも小さい村だから・・・なんて偏見ですよね。

ここは以前、谷一番美味しいチーズを作る農家がいるとジャンニに連れてきてもらった場所。
その時は雪景色でしたね。
この村のスペルト小麦が認定されたのは、2年前だそう。
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村に入る城門の前にも出店が出ています。
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(パスタを乾かすためのネットつきの枠が売られていました。欲しい、でも使うかな?)
街中には、目抜き通りのわずか200mほどの場所に、テントが10軒ほど。
少なすぎて、ずっこけてしまいましたが、まぁ、山間の村の祭だからこんなものかな?

城門入ってすぐの出店。
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この村でファッロを作っているパトリッツィさんのお店Dolci Giuseppinaには、背の高いスペルト小麦の穂が展示してありました。
120cmはあるでしょうか。

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現在の麦は改良して、背が低くなっていますが、スペルト小麦は古代小麦とも言われています。
なんとモンテレオーネでは、"Tomba della biga"という紀元前6世紀のエトルリア人の墓が発見され、そこにはスペルト小麦も備えられていたそうです。
その後、中世では主食となるほど活躍した穀類なんですって。

村に着いたばかりで、まだよく分かっていない私は、パトリッツィさんにいくつか質問を。
そもそもモンテレオーネのスペルト小麦は、他の地域のものと何が違うのか?

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色が違うんじゃよ。
他のスペルト小麦はもう少し薄い黄金色だけど、ここのは少しくすんだ色。
ためしにこの小麦を他の場所で植え替えても、薄い色に戻ってしまうんじゃ。
だからここの土地質が関係あるんだ。

なるほど~。
ここのスペルト小麦には、4つの異なる加工の仕方があるそうです。
Farro integrale・・・全粒
Farro semiperlato・・・一部精製
Farro spezziato・・・粉砕
Semolino di farro・・・スペルト小麦のセモリナ粉
*farroはスペルト小麦のことです。

全粒や一部精製は、茹でてサラダやリゾットにするのがおすすめ。
粉砕はスープに。セモリナ加工は、パンやクッキーに混ぜるといいですね。

いろいろお勉強になります。
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別のブースでは、ポン菓子のようになったファッロが売っていました。
チョコレートコーティングしたもの、香ばしかったけど、チョコの味がちょっと強すぎ?
このスペルト小麦で作ったサラダを、あるトラットリアで食べたけど、軽くて面白かった~。

別のブースにて。後ろに張ってあるポスターに目が留まります。
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このおじいさんは、この女性の祖父で、スペルト小麦に情熱を傾けていた農家でした。
顔のしわが、風雪にさらされながら畑仕事をしている様子を物語っています。
「でも、2年前になくなっちゃって」
話をするだけで、お孫さんは今にも泣きそう。
おじいちゃん子だったのかなー。

この村出身のチヴィタ・ディ・カッシャに住むジェルトゥルーデも出店していました。
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2日前、東京のパンダさん(仮名)からクリスマスカードが届いて、感激していたの!
料理教室では、今まで知らなかったサフランの可能性を知れて目から鱗だって、書いてあって、とってもうれしかったわ~。
彼女に宜しく伝えてね。

とのことです。
パンダさん、ブログで失礼しますが、宜しくと言っておりました。
(メールでお伝えできずスミマセン)
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そして広場では、待ちに待ったスペルト小麦の試食です!!
気になるお味は、次回に書きます~。

                                    butako

d0033983_5295253.jpg来年1月9日~2月17日まで日本に帰国予定です!

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by butako170 | 2013-12-13 07:09 | プレシディオ・食材
ただいま、お仕事サイト作成中★
d0033983_655294.jpgお元気ですか?
師走ですね~。
何はなくとも、なんとなく気ぜわしくなってしまいますが、街はクリスマスムード一色。
でもbutakoは家に缶詰状態。。。
実は、今、お仕事サイトを新しくしています。
今までのお手製サイトは見づらい、という声もあり、やっと重い腰を上げて業者さんと一緒に作成しているところ。

しかしなかなかhomeのデザインが決まらず、結局自分で模擬のデザインをフォトショップ・エレメント(バージョン2.0ってすっごく古い?!)いじって、試行錯誤していました。
それを業者さんに送って、加工してもらうのです。

そのもとになっているのが、こちらのナプキン。
『ウンブリアの食卓から』の名前を継続するので、テーブルクロスとかそういった食卓に関するものをモチーフにしたかったのです。

どんな風になるのかは、またのお楽しみ。
12月いっぱいをめどに仕上げるつもりです。

それと平行に、ロベルト来日の準備もしないといけません。
2月初旬は、東京で講演会の予定も入れているので、そのリサーチとパワーポイント作成もあります。
ここは集中して、がんばろう!!

街のクリスマスの風景も、できる限りアップしていきますね。
ではごきげんよう~。

                                       butako
d0033983_5295253.jpg来年1月9日~2月17日まで日本に帰国予定です!

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by butako170 | 2013-12-09 06:55 | 報告