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サグランティーノの祭 @モンテファルコ 2013年 
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今年もこの時期がやってきました。
ヴェンデミア~ブドウの収穫祭です!

わが町スポレートの隣にあるモンテファルコは、ウンブリアを代表するフルボディの赤“サグランティーノ”の産地です。
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毎年第3週目の週末は、モンテファルコの町でワイン祭が行われます。
先週から風邪を引いてしまった私は、ワイン祭に行こうかどうか、かなーり迷っていたのですが、日曜日の午後は、今年の新ワインを早くも振舞う催しが開催されるので、それに間に合うように出かけました。
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モンテファルコは、人口わずか2000人ばかりのこじんまりとした街。

城壁内は13世紀の町並みが広がり、非常に落ち着いていますが、今日は、かつての農民の衣装を着た女の子たちが大はしゃぎで、歌を歌ったりして、すっかり祭ムードです。
『ウンブリアの手すり』と言われるこの町は眺めがいいので有名。
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標高およそ470mあり、ウンブリアの谷のなかでも一番高い丘にある町です。遠くに見える街はアッシジですよ。

秋晴れで非常に気持ちの良い気候でした。
ピアッツァには、トラクターに引かれた山車がたくさん来ています。すごい人の熱気です!!
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山車の上からは、一昔前の農民の衣装を着た農家さんが、気前よく食べ物を振舞ってくれています。
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自家製のサラミやポルケッタ、コッパなどが、スライスした塩なしパンの上に載せられて、山車の上から渡してくれるのです。
なんとこのオジサンの切っているコッパの大きいこと!!
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自家製ですね。 コッパは、豚の顔肉や耳、軟骨などをトロトロに煮込み、固めます。ゼラチン質たっぷり。オレンジの皮を刻んで入れるので、清涼感もたまりません。
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私がここぞとばかりに写真を撮っていると、なんと「コッパのパニーノ、ダブルだよ」とオジサン大盤振る舞い!!うれしいじゃ、ありませんか。

コッパをゲットした後は、ワインです。
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ワインは別のオジサンが樽からプラスチックのコップに注いでくれています。
サンジョベーゼをベースに、サグランティーノも少し混じっているいわゆるRosso di Montefalcoのノヴェッロでした。

サグランティーノ独特の甘草やベリーの味が楽しめて、ご機嫌。熟成はしていないので、フレッシュな飲み口でした。

そしてローマ時代の衣装をまとった美女たちが入れてくれたのが、サグランティーノのジェラート。タンニンの効果でしょうか。甘さサッパリしていていくらでも入りそう!
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一口食べるごとに、ブドウの種がガリッと口で弾けて、面白いアクセント。ちょっとスキアッチャータに似た歯ざわりでした。
広間の真ん中には、民族衣装を着た若い男女が踊りを踊っています。
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みんな、本当に楽しそう~。
飲めや、騒げやのカオス状態です。

真昼間から大人たちがこんなに楽しげに酔っ払っているのって、本当に最高ですね。

家畜と触れ合える山車もあったりして、小さな子供たちが興味シンシンで覗き込んでいました。
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せっかく来たので(調子が悪いのに)、ワイナリーのワインが味見できる会場にも行きました。
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ここは、ワイングラスを入り口で購入すると、味見し放題なのですが、今日は挨拶だけしに中に入りました。

(グラスの代金ですが、今年は7ユーロでした)
ここも、さすがに日曜の午後ともなれば、満員御礼。

イタリアでも1本35ユーロ以上する高級ワイン『サグランティーノ』を、作り手ごとに味見できるのですから、これはまたとないチャンスです。
ソムリエの友人がすすめてくれた新手のカンティーナがとても美味しいというので、そちらだけ味見させてもらいました。

d0033983_1842679.jpgTenuta Bellafonte Montefalco Sagrantino 2008年

非常にユニークな香り 複雑でエレガントで、ふぅーっと深呼吸すると、その素敵な香りが持続してとても幸せな気分になります。

モーレ(ブラックベリー)、赤い花、なめし皮、セメダイン、杜松の実のような香りが混合されていて、味は攻撃的なタンニンの渋みもなく、まろやかです。

スラヴォニア産の樽に36ヶ月も熟成されているだけあり、気品があふれるサグランティーノの仕上がっていました。

寒い日に、イノシシの煮込みと頂いても良いと思います。

このカンティーナは、なんとまだ新しくて2008年からのヴィンテージからしかなく、サグランティーノだけしか作っていないそうです。良いカンティーナを教えてもらいました。
イタリア人の毎日の食卓に欠かせないワイン。

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モンテファルコのワインは、ちょっと特別な日のために開けたいワインです!ローマに来る機会がありましたら、是非、モンテファルコまで足を伸ばしてみてくださいね。

素敵なワインにめぐり合えると思いますよ。
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butako









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詳細は『ウンブリアの食卓から』をご覧下さい。

予告:現場のスローフードを満喫する旅!! 
10月>幻の野菜、黒セロリ祭りに参加しよう!
10月>ブドウの収穫とワイナリー見学ツアー
10月&11月>農家でサフラン摘みに挑戦!
   11月>オリーブ摘み&一番絞りを味見体験ツアー
   11月~2月>冬本番 ブタ解体見学&サラミ美食を巡る旅

研修旅行や商談通訳などにも応じますので、お気軽にbutako170★hotmail.co.jpまでお問い合わせ下さい。(★を@に変えて下さいね)
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by butako170 | 2013-09-30 18:43 | サグラ・祭り
マルケの懐 ~ナタリーノのワイン~
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先週末、イタル・クック時代の友人K子がマルケ州に来ていたので、彼女に会いに、マルケまで行ってきました。イタリアの最終日を我が家で過ごす・・・ということで、車で迎えに行ってあげたのですが、K子の滞在先の人たちが「フェスタをするので、お友達もよければご一緒に」と言ってくれていたのでした。
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その滞在先というのが、マルケ州の銘酒"ヴェルディッキオ"の生産者San Lorenzoのナタリーノ宅。アグリツーリズモもしているワイナリーです。
マルケ料理が食べられる・・・ということで、私も大喜び!
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さて、今日は何のフェスタかというと、ナタリーノの次男坊6ヶ月のジュリオくんのお祝いを持ってきてくれた人へのお祝い返しの昼食会だそう。
(赤い服を着ているのがナタリーノ、友人に抱っこされている赤ちゃんがジュリオくんです)

まずはAffettati mistoをあてに、プロセッコで乾杯~!
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サラミ類は自家製。
チーズは、なんと水牛から作ったものです!
カンパーニャ州の生産者が近所に住み着き、実際ここで飼った水牛のお乳でチーズを作ってるんです。滑らかの舌触りのなかに、ぎゅっと詰まったミルクの香り。

それにナタリーノの友人アンドレアが作った蜂蜜とジャムを添えて召し上がれ~。
チーズに蜂蜜は、本当、近年のブームですね。

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さてプリモは、お待ちかねのVincisgrassi(ヴィンチスグラッシィ)です。
これはいわゆるラザニアですが、マルケのご当地メニューです。
イタル・クックでは鳥の肝を入れると習いましたが、ここでは牛肉ベースのいろんな肉をミックスさせたソースのみで、肝入りではありませんでした。

ミルフィーユのように、何層にも重ねてあって、舌触りは絹のよう。
そして、お肉の味がしっかり付いた(でもあまり肉の姿は見えません)さらっとしたソースが間に強いてあります。
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「重くないから、どんどん入るね」K子とウマイを連呼しながら、ぺろりと食べてしまいました。
しかしよく考えてみると、すごいボリューム。

これにはナタリーノのワインVerdicchio dei Castello di Jesi Classico を合わせます。
どっしりとしたヴェルディッキオ由来のの苦味が支配していますが、かんきつ類や白い花の香りをまとって、さわやか。
肉をベースにしたパスタ料理にとても合っていました。

そしてメインは、ガチョウのローストです。
もちろん自前のガチョウさんたち。ニンニクとローズマリーと一緒にフォルノでこんがり焼き上げます。
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ナタリーノの奥さんはタイ人なのですが、お料理上手!
マルケ料理もしっかりマスターしていて、頼もしかった。
そりゃあ、農家の嫁だもの。
しっかり働いて、地元に根付いている様子が素敵ですね。

ほろりと外れる肉。
一口目はちょっとだけ、野獣臭がしましたが、見事にハーブが風味をつけています。
二口目からは匂いは気にならなくなり、むしろしっかりと締まった肉質に閉じ込められたウマミが、噛むほどに感じられました。

これにはVerdicchio dei Castello di JesiのRiserva 2009年をあわせます。
30ヶ月熟成させているのですから、凝縮感が違います。
はっきり言って、こんなに強い白ワインは、グイグイは飲めませんね~。
ほら、グラスについている雫を見ても、かなりグリセリンが強いことが分かります。
香りはほんのりグレープフルーツ。
のど越しにメントゥッチャ(メクサハッカ)の味を感じます。
ミント系の香りは、ヴェルディッキオに特有のもの、とナタリーノが言っていました。

いやはや、それにしても引き込まれるようなパワー。
すごいワインを飲ませていただきました。
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そして、最後に色とりどりのムースをどうぞ。
桃が載っているのを食べたけど、下のムースはパンナコッタよりも濃厚です。
全種類食べたかったけど、もうお腹がはちきれそうなので、このへんで。

これから1時間半かけて、スポレートまで帰んなきゃいけないから。

それにしても、この食卓のにぎやかだったこと。
小さい子供たちがいる・・・それだけでなくて、大人も負けじと騒いでる。
笑いが絶えない食卓。
大勢で囲む笑顔あふれる昼食。
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2歳くらいのオチビちゃんたちもよく食べること!
ヴィンチスグラッシィを一人前平らげてしまったのは、ピエトロくん。
成長が楽しみですネ。
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よく食べてよく働くマルケの人たち。
老いも若きも、経済危機に負けずに、どんなことでもいいから見つけては働く現実的なお国柄。
そんな手を動かすマルケ人は、私は大好きです。

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by butako170 | 2013-09-19 05:29 | 報告
イタリア刺繍って深い!
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友人のパオラが「ウンブリア刺繍を広めたい」と思い、いろいろと活動している模様。
そんな彼女の刺繍熱にほだされて、この前の日曜日、刺繍展に行ってきました。

フォリーニョから山側へ10kmほど行ったValtopinaという村で、その刺繍展はありました。
中部イタリアの名だたる刺繍協会の方たちが出店する、それはそれはレヴェルの高い展覧会なんだとか。
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これが村の由来にもなっているトピーナ(小ネズミ)川。
会場は、こんな野原の真ん中の体育館のなかで行なわれていました。
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今回、刺繍のことを教えてくれるのが、ドゥシャンカ先生。(手前)
ローマ在住で、モンテファルコに休暇用の家を持っています。
奥は友人パオラです。

イタリアの小さな街に行くと、おばあさんがベンチに腰掛けて、刺繍やらトンボロと呼ばれるボビンレースをしている様子を見たことがあるので、イタリアって刺繍文化が残っている国なんだなぁ、とは思っていました。

しかしまぁ、地方によってもかなり違いが見られたりするのです。
それを今日は、比較できたので、とっても面白かった!
(ただし、盗作が怖いのか、写真を撮らせてくれない出展者も多くいました。なので写真のないものもあります。)

会場はこんな様子。
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ブースには、それぞれの協会の人たちの作品が、所狭しと並べてありました。

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こんな小さな村で開かれているにも関わらず、結構な人でしたよ。
皆さん、割と遠くからも、わざわざ来て、作り手さんたちと交流したり、普通の書店では手に入らない編み方の本を買って行くのです。

◆パニカーレ刺繍(アルス・パニカレンシス)
こちらの作品、すごく美しかったので、写真を何枚も撮ってしまいました。
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木綿の極きめの細かいレースに、立体的に縫いこまれた野の花たち。
なんて美しいのでしょう。
そして下に敷いているレースも、手で模様を縫いこんだものです。

キットも販売していました。
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初心者向きだそう。(汗)

それを完成するとこの作品になります。
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木綿のレースを縫いすすめていく緻密な作業。
一針一針、正確にすすめていかないといけませんね・・・。
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美意識がとても高いイタリア。
伝統的な刺繍も、オシャレにアレンジされて、エレガントなお洋服になります。
日本人にはない感性かもネ。

◆ところ変わって、別のブース。
アッシジ刺繍(プント・アッシジ)ってご存知でした?
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ジグザグっぽい模様が、コンピュータゲームみたい。

◆このブースは赤を基調として、可愛らしい。
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おなじみクロス・ステッチです。
クロス・ステッチも全世界共通化と思いきや、国によって模様が大きく違うのだとか。
伝統的な柄というのがあるんですって。
「イタリアとフランスでは、縫われてる対象が違うから、すぐに分かるのよ」ですって。
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こちらのクロス・ステッチ協会の方たちは、ボローニャからの出店なのですが、すごく人懐っこくて、オープンで、写真も沢山撮らせてくれました。
なんでもイタリアに住む日本人女性と、刺繍を通して交流しているんですって。
Yukoさんという方。La casa mia in Italia
ご丁寧にサイトも教えてくれました。
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クロスステッチの世界一覧図。
日本のところには『友』という字が。
刺繍を通して世界が一つ。うれしいネ!

◆デルータ刺繍(プント・デルータ)は、
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刺繍自体は地味なのですが、それにつける房の飾りが可愛いのです。
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これはNappa a Nodiniといいます。
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そしてその留め具にデルータ焼きが使われています。
すっごく可愛い!!!

◆そして、こちらシックで落ち着いた作品たち。
気品があります。
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Punto Sorbelloソルベッロ刺繍は、なんとイエジ近郊から。
「私、イエジに料理の勉強で住んでいたことがあります。
そういえば、そこで泊まったオステッロ(ユースホステルみたいな宿)で、夜、刺繍教室が開かれていたのが印象的だったわ」と言うと、
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「その時、私たちに近寄ってきて、
写真を撮った東洋人がいたけど、ひょっとしてあなた?」
と驚くべきことを言うではありませんか。

この女性と7年前に会って写真を撮らせてもらっていたんです!

まぁ、なんてことでしょう。
面白い再会のやり方もあるものです。

◆そしてメルレット・ア・トンボロというボビン・レース編みをしている協会の人たちも多くいました。
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フセッロという木製のボビン。
それを駆使して、編み込んでいき、マチ針で留めながら、襟やふち飾り、飾り紐(ブレード)をかたち作っていきます。
目にも止まらぬボビン裁き。
それでもなかなか進みません。

詳細を知りたい方はこのサイトで分かりやすく説明されています。
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私も試しにさせてもらいましたが、ボビンを通す順番を覚えるのが難しかったです。
しかも一種類の織り方しか習っていないので、これを模様によって変えるのかと思うと、もう頭がこんがらかってしょうがないだろうなぁ、と気が遠くなってしまいました。
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別会場では、刺繍商品や布が売られていました。

今回は、ドゥシャンカ先生がいたので、いろんな刺繍の違いを知ることができました。
ウンブリアだけでも、地方ごとに刺繍の仕方があります。

スポレートは刺繍はだいぶん下火になっているけれど、でもまだ家族のために針を動かす婦人がいくらかいます。
モンテファルコのルチャーナが、上質のリネンにピンクの糸で刺繍をして、娘さんに贈っていたことも思い出しました。

まだまだ刺繍文化は健在です。
日本にも刺繍好きの人がいるから、こんな豊かなイタリアの刺繍を学びに来る人がいてもおかしくないですね。

そうそう、日本の刺繍のブースもありました。
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もちろんやっているのはイタリア人。
かなりきれいな仕上がりになっておりました。

刺繍の奥深さを知った日曜の午後でした。

                           butako

スポレートで刺繍教室開催!!
ウンブリア刺繍が本場の先生から学べます。
(日本語通訳付きで安心)
詳細は Uniti da un Filo

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by butako170 | 2013-09-12 06:18 | アート・モーダ・インテリア
スポレートのお城にて ビール日和
最近、イタリアでも地ビールブームです!
食のフェアに行くと、ワイン一辺倒だったブースにはちらほらと地ビール生産者の姿があったりします。
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地元志向の強いスポレートにも、ついに『地ビールフェア』が先週の週末に行なわれました。
場所がなんともユニーク。スポレートの一番高い場所…といえばアルボルノツ城塞なのですが、お城は周囲1kmの遊歩道に囲まれています。
遊歩道は、市民の散歩の場所。

体力づくりのために真剣に走るランナーもいれば、主婦友同士で大声でしゃべりながら歩いたり、犬の散歩をしている人たちもいます。
そこに屋台を建てちゃおうという趣向。
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ビールが飲める屋台は8つぐらいだったでしょうか。
その合間にポルケッタやロスティッチェリア(お肉をローストして出すお店)の屋台が並んでいます。
butakoもロベと散歩中、思わずチケットを買ってしまいました。
チケットは小カップ4種類飲めて8ユーロ。
高くもなく安くもない値段です。

4種類もさすがに飲めなかったので、その日は2種類を飲みました。
(開催日は3日間あり)
橋の近くの屋台Jacobにて。
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味が3種類あるので「一番あなたがおすすめするものを下さい」とお願いすると、Jacob Weissbierというノンフィルターのビールをすすめてくれました。

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辛口で、繊細な飲み口のなかにほのかな甘みも感じます。
やや酸味も感じて、いろんな味がバランスよくエレガントにまとまっている感じ。

おいし~!
よくよく話を聞いてみると、ビールの国ドイツのメーカーでした。
やっぱりなぁ。
完成された味わい。さすがです。

次に、お隣マルケ州のビールIl mulino vecchioをご賞味。
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ウルビーノ近郊のメーカーの方がいらっしゃっていました。
「おすすめは?」と聞くと、
「アンブラート(琥珀色)がよい」とのこと。

大麦を中くらいまで焙煎して、香りを加えているのだとか。
色もなるほど、琥珀色のきれいな色です。
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このビールは、また苦味もきちんとあり、華やかでモロミのような香りもある。
そう、たとえるならば酒かすのようなフルーティな香りがあるのです。
味が3Dのように立っていて、豊かさがぐっと引き立っています。

芳醇なビールとは、このようなビールのことを言うのだろう、
と唸ってしまいました。
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現物購入も可能なので、買っているお客さんもいたけど、なんと1本10ユーロ。
良いお値段ですね。

・・・・

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次の日、今度は友人と行って、Il mulino vecchioのアンブラートをおごってあげました。
私は別のところのビールを飲んだけど、味は平面的でイマイチ。苦いばかりでした。
ビールの世界も奥が深いですね。
これもハマルとワインと同じでなかなか抜けれなさそう~!

これからはアペリティーボに美味しい地ビールという選択もありですネ。

butako

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by butako170 | 2013-09-05 17:59 | プレシディオ・食材
友人と1週間 予想外のFrascatiフラスカーティ
お久しぶりです。
先週は、宇都宮時代にお世話になった方Eさんが、お母さんと姪っ子さんを連れてウンブリアに来ていました。その旅のお供をしていて、すっかりヴァカンス気分でした~!

さて、26日の13時過ぎ、ローマの空港まで迎えに行き、空港で借りたレンタカーで皆さんをサクッとスポレートまで行く予定だったのですが、Eさんたちのスーツケースがなんと、乗り継ぎの際に運ばれてこなかったみたい!
海外旅行の多いEさんの人生で“初めてのロスト・バゲッジ”を経験することに、なっちまいました。

そしてスーツケースが空港に届くのが21時だそうで、それまで待とうということになりましたが、15時から21時までの6時間、急に暇になってしまいました。。。

「じゃあ、ローマ郊外にでも行ってみますか?」と提案したものの、私の知っているローマ郊外なんて、カラカラ帝の大浴場とFrascatiフラスカーティくらい。(しかもどちらも行ったことがない!?)
こんな時に限って、自宅から持ってくるカーナビを忘れてしまい、もう、行き当たりばったりで、レンタカーを出発させてしまいました。(汗)

レンタカーのお兄さんが教えてくれた通り車を走らせた結果・・・
ありました!カラカラ帝の大浴場!!!!!
しかーし、月曜日は定休日。ショック!
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そこで外観だけ写真を撮って、フラスカーティへ向かうことにしました。

自転車に乗っている人に、車を降りて、行き方を聞きます。
20kmほど進み、アルバーノなどの知った名前が出てきたところで、心細くなり、信号待ちの際、隣にいたバイクのお兄ちゃんに情報確認。(あとでアルバーノの丘一帯の街の一つがフラスカーティであることを知ります。ナイスなタイミングで情報をゲットできました。)

無事に町へ着くことが出来ました。

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butakoがなぜフラスカーティを知っていたかというと、白ワインが有名だから。
昔から大都市ローマへワインを供給する一大産地だったのです。
また以前、知り合いから「フラスカーティは素敵な街。3つおっぱいがあるビスケットがあるよ」などと教えてもらっていたので、思い出したのでした。(今回はおっぱいビスケットは探せず)
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しかしどうして、知人の言葉通り、素敵な町でした。
夏の終わりで、まだバカンスシーズン真っ盛りって感じです。
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月曜日にも関わらず、たくさん人が外にでていて、屋台のメルカートを物色したり、夕涼みをしています。

丘に建つ街で、標高が320mと高めで、眼下にはローマの街が見えるはずなのですが、スモッグがかかっていて霞んでいました。

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もう19時なので、軽くアペリティーボだけして、空港へ向かいましょう。

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街の中心に位置するサン・ピエトロ・アポストリ大聖堂Cattedrale di San Pietro Apostoloで、16世紀後半、ローマ法王クレメンテ8世Clemente VIIIの命により建設されました。バロックの絢爛豪華なファサードですね。

その前の広場のベンチでは、老人たちを中心に皆さん談笑しています。
まぁ、賑やかで楽しそうなこと。
そのうちの1人のおじいさんに、アペリティーボするならどこの店が良い?
と聞くと、Grapporo d'oroというオステリアが良いと教えてくれました。

教会から徒歩2分。
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こんなに素敵な場所!
いかにも地元のオステリアで、楽しい予感がしてきました。

もちろん野外のテーブルに着席。
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食事前のアペリティーボだというのに、結局たくさん頼んでしまい、店のオバサンに笑われてしまいました。

こちらがフラスカーティです!
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冷たく冷えていて、デキャンタが汗をかいています。

ブドウ品種はマルバジアとトレビアーノ・ロマーノで出来ているすっきり辛口ワインでございます。
マルバジアが入っているため、少し甘みも若干の香りもあります。
好きです、この味。
なんでもワインはここのオステリアで作っている自家製ワインだそう。
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オレガノとタカノツメで味付けられたオリーブ。
豚の干し肉Coppiette、タカノツメとフェンネルの種で味付けされています。
そしてペコリーノ・ロマーノに蜂蜜を添えて。
ここでも名産、豚の丸焼きポルケッタを一皿。

これぞオステリア!
ロスト・バゲッジのおかげで素敵な思い出が出来たわね~♪なんて喜びながらお会計をお願いすると、サービスでビスケットとまたワインをくれました。
こうやって食べるのよ、と新しいグラスにワインを注いで、そこにビスケットをドップリと浸けてサービスしてくれたので、一同びっくり。

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ウンブリアやトスカーナではビンサントやパッシートにビスケットを浸けて食べるけど、ここはフラスカーティに浸けるのですね。
ビスケットは鳩サブレみたいに、さっくり・さっぱりとしたシンプルな固焼きでした。

食中も食後も楽しめる楽しい食習慣です。
甘いものが苦手なEさんとお母さんもこれには、大喜びでした。
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街を後にする頃には、日も暮れてしまいました。
1時間ちょっとの滞在でしたが、十分楽しめましたね。
それから21時に無事にスーツケースを引き取り、スポレートの宿に着いた時は23時を回っていました。

以前から行きたかったフラスカーティに予期せずに行けたことは、ラッキーだったのかもね。

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by butako170 | 2013-09-01 22:51 | 旅行記