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AVI公式サイト更新と、豚の取材について
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秋も深まってきましたね。
スポレート界隈では、オリーブの収穫が佳境を迎えています。

本日、日曜日も、隣町のオリーブオイルのフェスタに出かけて、新オイルをたっぷりぬったブルスケッタを頬張ってきました。
でも、正直、スポレートのオイルの方が美味しいなぁ。

隣町といっても30kmほど離れていて、地質も違えば、オリーブの種類も違う。
やはりbutakoは、この6年間ですっかりスポレート贔屓になってしまったようです。

本日、AVIのサイトを更新しました。
昨日Slow Wineワインの試飲会に行った時の報告です。
スローワインってなんだ?
それは読んでのお楽しみです★

記事を開けるには、http://avisupporter.jimdo.com/イタリア現地便り/粉川妙-スポレート在住/slow-wineの試飲会-ウンブリア/
AVIのサイトを開き:http://avisupporter.jimdo.com/
イタリア現地便り>粉川妙>slow-wineの試飲会-ウンブリアと進んで下さい。



先週は、シチリアへある取材に行き、そのついでにもう一箇所回ってきました。
山を元気に走り回る伝統種の黒豚(!)を見てきたのです。
来年の4月に帰国の際、『イタリアの豚と文化』の話をするので、その資料集めの一環として、訪問しました。
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シチリアで古くから飼われているSuino nero dei Nebrodiです。
ネブローディ国立公園エリアで生息する(っていうか飼っているのですが)野生種に近いブタです。

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そして肉がとっても美味しい!!!
炭火で焼いたステーキの脂肪がとろけるおいしさは、筆舌に尽くせないほどでしたよ~。
炭火で脂肪がやや焦げた所が、ウマミになって、本当に美味。
肉質は、固くも柔らかくもなく、ちょうど良い歯ごたえで、初めから終わりまで美味しさが持続するんです。


d0033983_6301626.jpgまた現地で出会った人たちの素朴で温かい人となり。
そして地ワインのマズカッタこと!!!

(ミルト村のトラットリアの主人。俺が作ったんだぜ、とドヤ顔で出してくれるのですが、雑味があって、なぜか干しエビの香りがして、うへぇ~って感じでした。でもそれがまた良い経験になりましたが。)

1時間200ミリの大雨に降られて、途中、サービスエリアで途方にくれたことなど、面白いこと目白押しでした。

でも風邪が悪化していた最中だったので、結構辛かったけど、まぁ、これも快方に向かっている今となってはどうってことないですが。

楽しかったんだけど、ブタの論文、まとめないといけませんねぇ。
現実は待ってくれないぞ、ブーブー。

                       butako
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by butako170 | 2011-11-28 06:32 | 報告
古寺巡礼 ウンブリア路 陶器とトリュフ三昧
さて、中部イタリアの古寺巡礼レポートの続きです。
シエナを拠点に、3日間トスカーナを楽しんだ私たちは、ウンブリア、マルケへと移動します。ウンブリアは、駆け足で通り抜けた、でもお連れのAさんにとっては非常に深い意味をもつ訪問になったようですよ。
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陶芸家のAさん、イタリア陶器にインスピレーションを受けて作り出したシリーズもあるそうで、「そういうことなら、デルータへ行きましょう」とbutakoが提案しました。
ペルージャから車で15分のデルータは、ウンブリアきっての陶器の街。
1500年代から、独特の光る上薬を使った陶器が珍重されました。
そんなデルータでは、私の知り合いの工房見学と陶器博物館を訪問しました。

この工房は家族経営。デルータではけっして珍しいことではありません。ただ今、クリスマスのためのオーナメント作りで、釜も絵付けも大忙し。御歳90歳のヴィンチェンソさんは、得意の風景画を担当しています。10代の頃から絵付けをしているとあって、確かな手つきで、色を重ねていきます。
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私たちが色々と質問したら、はにかみながらも喜んでくれて、得意のオカリナを机の引き出しから取り出しました。そして、短く演奏してくれました~。

お昼を軽く済ませて、スポレート郊外のサン・ピエトロ修道院へ。

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そして夕食はお待ちかね、トリュフづくしです。
ノルチャの生ハムの盛り合わせを、みんなでつつきながら、モンテファルコ・ロッソを飲みながら、プリモを待ちます。
プリモは、なんといってもタリオリーニに白トリュフをたっぷりかけたもの。今が旬のフレッシュ白トリュフをはずしたら、後悔する!!
そして詰め物をしたトルテッリーニはポルチーニ入り。ご当地麺ストランゴッツィには、黒トリュフとグアンチャーレ、ポッロ葱風味で。

レストランの名が『イル・タルトゥーフォ』(トリュフ)というだけあって、調理法は確か。トラディッショナルなレストランの正統派です。
でも、この日のお客は、私たちと他のカップルだけ。カメリエーレはほとんど独占状態。。。良い店だけど、地元のスポレート人の手の出るレヴェルのお店ではないし。
きちんと評価され、もう少し流行れば良いなぁ、と思った夜でした。
                          butako
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by butako170 | 2011-11-21 05:55 | 旅行記
創生神楽の前夜ディナーも終わり・・・
ネオ・ジャパネスクという団体が、フィレンツェに来て、創生神楽を舞う・・・こんな企画が11月14日(月)にありました。
2010年11月1日に、フィレンツェのペルゴラ劇場が、大阪でイタリア古典喜劇「 マンドラーゴラ」を上演したお礼公演とでもいいましょうか。去年から続く大阪市とフィレンツェ市の交流の一環でもありました。
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公演の前夜に、フィレンツェ関係者と日本の劇団およびツアー関係者が集う夕食会が開かれ、butakoは、それのお手伝いでした。
東大阪から串揚げピッコロの井上さんが、この日のために串を揚げるということで、その食材の調達と現地での通訳、サービスの手伝いなどが主な業務です。

さて、土曜日の午前中訪れたフィレンツェ。
井上さんの借りているアパートに着いた途端、名刺代わりに食べさせていただいた8本の串揚げ。

このなかから6本をチョイスし、夕食会に出すのだとか。
風邪引きのbutakoさん、必死に五感を澄ませながら串を味わっていきます。

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絶品だったのは、
・白身が美味しいホウボウ(岩ノリとポン酢ソース)、
・子持ち昆布を鶏ささみで巻いたもの。
・胡麻豆腐とマッシュルームを巻いた鶏ささ身に柚子味噌と三色湯葉をふりかけたもの

特に最後のは、柚子味噌の風味が胡麻豆腐のチーズのようなトロリとした食感と相まって、絶妙なハーモニー。
衣を最小限につけ、カラリと揚げられた串揚げは、軽い食感、そして胃にももたれないのです。

うーん、シャンパンかなにか泡が欲しい!
美味しすぎる!!

『現地の素材で、大阪の串揚げを』にこだわり、金曜日は市場を走り回って、素材探し。
試作を作り、私に最終決定をさせて、すぐさま買出し・・・という段取りでした。

その後、フィレンツェ中央市場へ買出しに。
鶏屋は鶏屋、臓物屋は臓物屋って専門が分かれている。
それって食の豊かさを表しているんですよね。
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そして日曜日。
夜通しかけて仕込みをした井上さん。そこでハプニングが!
なんとホウボウの味が変わってしまい、とても出せる代物ではなくなったとか。
急遽、キアニーナ牛に変更です。
日曜日は安息日・・・なイタリア。市場もスーパーも閉まっているなか、チェントロで開いているスーパーを何とか見つけ、現地に向かいます。

ふぅー。
急な変更は、イヴェントにはつき物ですが、回避することができました。

会場であるフィレンツェ郊外のグッチ邸に到着。
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グッチの数あるお屋敷のなかでも、フィレンツェから近く、お客様同士が親密になれる小さめのヴィッラが用意されていました。
中は一家族が住める邸宅で、こじんまりしていて、調度品のしつらえが美しく、さすが。

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そして会場の準備、最後の仕込みが終わり、いよいよ本番です。
ラインナップは、こんな感じ。

*エビを詰めたマッシュルーム ポン酢のジュレ添え
*鶏とハツのダブル揚げ ~カレー風味の鶏モモ&柚子胡椒風味の砂肝~
*ささみ子持ち昆布 日本酒とあわせて
*芽キャベツとブタ 大阪・お好み焼き風
*キアーナ牛をピッコロ特製ソースで
*鶏胸肉で巻いた胡麻豆腐とマッシュルーム 柚子味噌添え
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なんと日本酒は、ツアーの方々が持参くださったもの。ずらりと卓上に並べられたものを、醸造家の片木さんがお客様の好みを聞きながらサーブしていきます。

グッチのマダムやご子息が、串揚げに「美味しい」と舌鼓をうっていた様子が印象的です。
マダムはキアーナ牛が特にお気に入りだったよう。さすがフィレンツェ人。
日本酒もなかなかの評判で、イタリア人にもうけていました。
一押しだったのが、麹のフルーティな香りが満載の『千代の縁』です。淡路島のお酒だそうで、宮司さんが持参くださった本当に美味だった一本。
日本酒の魅力、奥深さを思い知った一時でした。

翌日は、フィレンツェ映画祭の時に知り合った友人と、ランチ。
金欠星人の二人が選んだのは、中央市場のモツ料理専門店です。
先月から出始めたカルチョーフィのセロリとパセリのかかった煮込みをつつきながら、近況報告。
あれからもう1年経ったんだね、なんていいながら。
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そして私はフィレンツェ風モツ煮込みを、彼女はスペルト小麦のスープを選びました。

なんだか慌しい2日間でしたが、少しは井上さんの役に立てたかなぁ。
大阪のソール・フード串揚げを、現地の人に楽しんでもらえた有意義なイヴェントでした。
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                                       butako
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by butako170 | 2011-11-16 06:45 | 報告
お知らせ2つ
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AVI(Amici vini Italiani)に定期的に掲載している公式ブログをアップしました。

シチリアの母なる大地 ネロ・ダーヴォラ Feudo Montoni
http://avisupporter.jimdo.com より入り→ イタリア現地便り→ 粉川妙-スポレート在住→母なる大地-シチリアのネロ-ダーヴォラ-feudo-montoniと進んでください。

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14/11 lunedi' alle 21:00 Teatro Sosei-Kagura @Teatro Pergola di Firenze
Ingrasso gratuito!!

11月14日(月)21時より フィレンツェのペルゴラ劇場で創生神楽の上映が行われます。
入場無料です!!

詳しくはこちらを

butakoはその前夜祭の晩餐会の手伝いに行きます。
東大阪の串揚げ屋さんピッコロの井上さんが、参加されるので、そのサポートです。
明日からフィレンツェだぁ。
井上さん、ポルチーニの串揚げをしたいと言っていましたが、フィレンツェはおろかスポレートのどこを探しても見つかりません。
今年は雨が少なかったから、まったくの不作らしいのです。
何とかしてあげたいのですが。。。

butako
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by butako170 | 2011-11-11 18:48 | 報告
トスカーナの味覚を満喫
d0033983_22573522.jpg『イタリア古寺巡礼』新潮社の取材アテンドで3月に訪れたトスカーナとマルケ、ウンブリア。


無事に出版に至り、前回と同様、クオリティの高い描写と考察でもって著わされたまさにロマネスク教会好きにとってのバイブルのような本に仕上がりました。

このたびはその関連で、是非、古寺巡礼で訪れた街をなぞりたい・・・というお客様がいらっしゃったので、アテンドして、いやアテンドの最中です。(注:アテンド中に書いた文章です)
ピサの斜塔やアッシジの聖フランチェスコ教会などのオオモノより、コンパクトで味わい深い教会が好み、とのことで訪れた先は。。。
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*カゼンティーノとヴァルダルノ地方 3つの教会
*サンタンティモとサン・クィリコ・ディ・オルチャ
*シエナの市庁舎と大聖堂
*聖ガルガーノ教会

旬は、おりしもポルチーニ。
カゼンティーノ地方で見つけた、とっておきのレストランで食べた『ポルチーニづくし』の昼食は、忘れがたい思い出となりました。
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シャッキリとした歯ごたえと豊かな風味、グラナパダーノとルッコラとの相性抜群のポルチーニのサラダ。
運ばれた瞬間黒トリュフの香りがふわり香り、思わず色めいてしまったキノコのテリーヌ。(ジャガイモとポルチーニの重ね焼きに黒トリュフと生のポルチーニをかけた料理ですが、なぜかテリーヌという表示でした)

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ポルチーニのタリアテッレ。言わずもがな芳しい匂いとウマミたっぷりの手打ち麺が何よりのご馳走です。
そしてオルティーケ(イラクサ)を練りこんだニョッキには、クリームソースとクルミの歯ざわりが楽しい一品。不ぞろいなニョッキを見ていると、手間をかけて作ったんだなぁ、としみじみ有り難くなります。
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とどめは、ポルチーニのフリットです。この店のフリットは、衣がサックリ、かさかさしていて、おいしいです。キノコの旨みを閉じ込めており、シンプルにして最高の味わいでした。(本当はポルチーニの傘のオーブン焼きも頼みたかったのですが、もうお腹いっぱいでした)
そしてキャンティのハーフボトル。
これだけ食べて飲んで、52ユーロでした。
恐るべし、地方の良質なレストラン!!イタリアの地方の底力を今回もまざまざと見た初日でした。

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そして翌日のランチはモンタルチーノです。(写真:モンタルチーノから南に10kmの古寺、サンタンティモ)
そう、ワイン好きのあなた!ブルネロ・ディ・モンタルチーノの里といえば、ピンと来る方も多いでしょう。イタリアを代表する赤ワインで、この地方ではブルネロと呼ばれてきたサンジョベーゼ種のワインです。最低2年は樽で熟成しなければならず、2011年11月現在で飲めるビンテージがなんと2006年!時をかけて美味しさを磨きぬいたワインです。密に詰まったタンニンと思わず夢心地になる豊かな香りは、イタリアワインの最高峰と言えます。(といいつつ、他のワインも好きな私ですが)
モンタルチーノの銘店を訪れました。
肩肘の張らないトラットリア、でも料理は折り紙付きのこのお店。モノの本には「ピンチをかならず食べること」と書いていたので頼むことにしました。ピンチとは、手でひも状に伸ばすパスタ・・・シエナでおなじみの“ピチ”のこと。

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その前に前菜アレコレ。
トスカーナの盛り合わせ。地元の生ハム、サルシッチャ、カポコッロなどサラミ類の盛り合わせと、鶏レバーなどのクロスティーニ。
そしていんげん豆は、地元のオリーブオイルと挽きたて黒コショウで。郷に入らば郷に従えで「豆食いトスカーナ人」を気取ります。そして牛タンのグリーンソースがけ。冬を先取りした定番メニューですね。家庭料理ですが、盛り付けがなかなか美しい。
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ラグーソースで和えたピンチは、もう、最高においしかった。
ピンチが不ぞろいなのですが、その少し縮れたところにソースが絡む、絡む。
麺は固すぎず適度な弾力で、小麦粉のほのかな甘みがします。そこに長時間煮込んでトマトに肉のエキスが溶け込んだラグーソースを絡めます。パルミジャーノをかけなくても~いやかけるとくどくなるので、無いほうが美味~すごくおいしいのです。
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(写真:牛タンのグリーンソースがけ;左、イノシシソースのポレンタ)
そしてイノシシの煮込みをかけたポレンタも、これもうなるほど美味。ベースに使われたローズマリーの風味が、イノシシの野性味を程よく手なずけている感じ。肉は歯に少し力を入れただけで、ほろりとほどけるほど柔らかく、滋味深いのです。ポレンタにかけながら食べるピアットウニコ(一皿でプリモとメインが取れる)です。
瞬く間になくなってしまいました。
伴走は、ブルネッロ2005年です。重厚なボディとな香りで、ともすればヘビーで疲れてしまう上記の料理を中和してくれ、相乗効果でどんどん食が進むという具合。

トスカーナの2日間のレポートはこんな感じ。この先、どんな食の体験が待っているのか楽しみだ~。
butako
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by butako170 | 2011-11-08 23:04 | 旅行記
メールが復帰しました。
このたび、やっとメールが復帰しましたのでご報告いたします。
あぁ、本当によかったです~★

まさか自分がスパムにやられるとは思っていませんでした。
「自分だけはありえない」という根拠のない自信は百害あって一利なし。
これからはマメにパスワードを変えることにします。

ではでは。

                           butako
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by butako170 | 2011-11-08 22:30 | 報告
緊急 連絡先メールアドレスについて
昨日、トスカーナ~マルケのアテンドが終わり、今、イエジのイタルクックの友人宅にいます。
これからスポレートに帰ります。

さてさて、11月1日に私のhotmailのアカウントから、私の覚えのないメールが一斉に送信されてしまいました。
そのメールにはリンクが貼ってあり、どういう意図があったのかは不明ですが、そのメールを受け取り不快な思いをされた方もいると思います。
ここでお詫び申し上げます。

その不正進入メールにより、現在私のメルアドが使用不可能となっています。
つきましては、当面 butako170@hotmail.co.jp にご連絡くださいますようにお願い申し上げます。

少し復旧に時間がかかっていて。
本当に、悪い輩がいるものですね。。。

それでは取り急ぎ。

粉川 妙
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by butako170 | 2011-11-07 18:12 | 報告