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仲間からのエール
スローフード播磨の皆様 

こんにちは、スポレートの粉川です。
このたびの地震、本当にお悔やみ申し上げます。

遠くから、一人でも多くの人のご無事と、避難所での生活、復興、人々の不安の解消を
心から祈るばかりです。

昨日(3月16日)、スローフードフィレンツェの執行部のジャンマルコから、メールをもらいました。
皆様に知らせて欲しいとのことで、私が訳しましたので、ご覧下さい。

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親愛なる友へ

心配と不安を抱きながら、あなた方の国で起こっていることを見守っています。

この災害で得た悲劇を思うと胸が張り裂けそうで、言葉もありません。

あなた方姫路の地域が、地震や津波から遠く離れており、あなた方やそのご家族に今回被害がなかったであろうことは存じています。

播磨の方々が、このような難しい時期を同じ日本で迎えていることを、私たちはスローフード協会のメンバーとして知っておきたいし、またあなた方の役に立ちたいと思っています。

この悲しい瞬間をも、共有し慰めたいと思っています。

あなた方の状況をお知らせ下さい。  友情で結ばれた私たちより、心からの挨拶を送ります。

スローフード フィレンツェ一同より


Cari Amici,

seguiamo con preoccupazione ed angoscia ciò che è accaduto e sta accadendo nel
vostro paese. Non ci sono parole per esprimere il nostro profondo dolore e
cordoglio per la tragedia che vi ha colpito così duramente.
Sappiamo che la vostra provincia è lontana dalla zona colpita dal maremoto, e
speriamo davvero che voi, con le vostre famiglie, siate in buona salute e che
la vostra città non abbia subito danni.
Vorremmo farvi sapere che vi siamo vicini, in questo momento così difficile
per il Giappone; fare parte di Slow Food, per noi, è anche essere uniti,
solidali e partecipi anche in momenti così tristi.
Speriamo di poter avere presto vostre notizie.
Nel frattempo, in nome dell’amicizia che ci lega, vi giunga il nostro fraterno
saluto.

Il comitato di Condotta e i Soci di Slow Food Firenze

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by butako170 | 2011-03-29 02:19 | その他
中部イタリア古寺巡礼の旅を終えて
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今週の火曜日に、無事に中部イタリアでの古寺巡礼の撮影を終えることができました。
アテンドとして関わったbutakoもうれしい限りです。

しかし去年の北伊古寺巡礼・・・とは異なり、撮影中に東北での大地震を知り、複雑な心境での旅になりました。
編集者や先生方の家族の安否が、当日はなかなかつかず、不安に押しつぶされそうになっての撮影。
遠く離れているので、愛する人の側にいれないもどかしさ、落ち着かずやるせない心・・・でも今自分たちにできることは、良い写真を撮り取材をして、良い本を作ることなんだ、という想いに至った旅でもありました。

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地震のあった11日以降は、イタリアの多くの友人から「ご両親は大丈夫?」という安否確認と心配の電話が鳴り止みません。普段あまり交信のない知人からの問い合わせも多く、多くのイタリア人が胸を痛めてくれている様子が伝わってきました。

また、撮影に行く先々でもねぎらいとお悔やみの言葉を何度受けたことでしょう。
「日本人は強い国民だから、必ず復興するよ!」
「日本の国民の方々を身近に感じています、多くの人が無事であることを願っているよ」

(ピサの教会警備員のマルコの胸には、『私は日本の人々と共に』と日本語で書かれた日の丸のワッペンを着けていました。)

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アッシジの修道士たちからも、「毎日、日本のためにお祈りしています」と言われ、慰められました。

日本という国が、こんなにまでイタリア人に愛されていたなんて!
被災地の方々に、この声が届くといいな。
この祈りが力となって、被災地の方々を励ますことができたらいいな。

私も何もできないけれど、遠いイタリアの地から祈っています。

                                                 butako
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by butako170 | 2011-03-26 06:26 | 報告
明日から中部イタリアのロマネスク巡りです
d0033983_963173.jpg明日から3月22日まで、中部イタリアのロマネスクを特集する本のアテンドを務めます。
不在のため、メールなどの返信が遅くなってしまいますが、ご了承下さい。

何を隠そう、去年新潮社から出た北イタリア古寺巡礼が大好評で、その続編なのです!
今回はトスカーナ、ウンブリア、マルケの3週を回りますよ~。

                          butako
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by butako170 | 2011-03-11 09:06 | 報告
ikebana展終了しました
スポレートの小さなジャッポーネ わが日伊文化協会が主催するIKEBANA展が無事終了しました。
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池坊スタディグループ ローマの皆様をはじめとして、Comunita montana、Legambienteなどの協力者にも恵まれました。
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そしてClub BONSAI Spoleto、陶芸La Torre のクリスティーナさんなど、共同での出展になり、会場がさらに賑やかに。
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初日は、30人ほどの参列者の前で、生け花のデモストレーションを。
「生け花って何?」の疑問に分かりやすく答えながら、花を活けていきます。

この日は桃の節句にちなんで、桃の花を使いました。

花と花の間に、効果的に空間を作る・・・っていうところが、特に関心を引いたみたいです。いわゆるフラワーアレンジメントには、見られない観念。
ミニマリズムで最大にお花の美しさを引き出します。

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そして2日は、午後からはワークショップでした。
15人の参加者は、まず、目崎先生から、活け方の説明を受けたあと、各自で実際に活けてみます。
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バラとヒペリカムと枝と葉を使ったのですが、中にはバラの葉を全部抜いてしまう人がいたり、オアシスに深く刺しすぎて、先生の修正の際に、穴だらけになったりしていましたが・・・そんな小さなことも気にせず、おおらかに楽しめたと思います。

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見てください、参加者の満足そうな顔!

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日本の美を皆さん、堪能してくれたと思います。
そして生け花を通して、花と対話する、自然に親しむということも。
スタディグループの方は、「イタリアでするのですから、地元に生えている可愛らしい草花も積極的に使っていきたい」とローマのアッピア街道でつまれた草花を持参してくださいました。

そんな心遣いが、素晴らしいなぁ、と関心。それが本当の日伊交流だわ、と一人納得していました。

次回はいつする?なんて池坊スタディグループローマの方が言ってくださったりして、生け花@スポレートもICIGOの息の長い活動の一つにしていけたらと思いました。

                                    butako
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by butako170 | 2011-03-09 02:42 | 報告
生け花展 Mostora di IKEBANA a Spoleto
あら、やだ、明日はもう桃の節句でしたね。
先週から、イタリアは全国的にまた冬に逆戻り。
でもかろうじて、ミモザの花も間に合い、3月8日の女性の日も、無事に迎えられそうです。

さてさて、butako、ただ今、ICIGOの行事で3月5日6日に行う『生け花展』の準備に追われています。
池坊スタディグループ@ローマの方々を迎えての生け花展。
ただ、先方のスケジュールの都合で、活ける花は3点のみですが、師範による生け花の実演や、生け花教室など、多彩に行うことになりました。

コリエレ・ウンブリアなどの地元紙にも案内が載っていて、オンラインニュースでもいくつか取り上げられています。
え?そんなに広報するヒマなかったんだけどな。。。

実は、共催する山岳共同体やLegambienteという環境団体が、コマーシャルの強いパイプを持っていて、情報を流してくれたみたい。

気になっていた生け花教室も11人まで予約が埋まりました。(総勢15人)

生け花3点ですが、盆栽や焼き物をする団体も会場を飾ってくれます。
今週末は、スポレートに、日本の文化が花開きますよ。          butako
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by butako170 | 2011-03-03 06:41 | 報告
イタリア中北部 サルーミ紀行⑦
6日目>>トスカーナ>Montevalchi(Valdarno),San miniato
イタリア一大きい?パンチェッタTarese Valdarnoと血でできたサラミマレガートを求めて

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ダリオ・チェッキーニで食い倒れランチを堪能したあと、夜は各自水などを飲んで調整しました。
毎日美食続きで、胃のほうも少し疲れ気味。消化に時間のかかる肉類メインなので、めいっぱい食べた後は、食事を抜く・・・というのも一つの方法です。

そうでないと、13日間、体がもたないものね。
食べられない、と思ったら残す勇気も必要ですよ、なんてお客様にはいつも言っています。旅行中の健康管理は何よりも大事ですからね。

さてさて、グレーヴェ・イン・キャンティからサン・ミニアートまで、直で行っても面白くないから、もう一軒、サラミ屋さんに寄りましょう、ということになり、この地方のサラミを調べてみました。
もう5年くらい前に買ったSolw Foodのpresidio(プレシディオ:食の箱舟)の本が、こんな時、とっても役に立ちます。

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キャンティから近いモンテヴァルキ界隈に、面白いパンチェッタがあるのを発見。
なんでもブタのアバラから腰までの肉を、まんまパンチェッタにしてしまう、というこの大胆な食材、是非、この目で見たいじゃないですか。

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本に記載してあった生産者Macelleria Carlo Fabbriniのアンドレアさんを訪ねます。
どうです、この店内。左手のショーケースには新鮮なお肉がお客を待っており、右手にはプロシュットがかけてあります。そして、店の奥は、ほら、座布団くらい大きいパンチェッタ『タレーゼ』が熟成中。そのさらに奥は作業場になっていて、新鮮な肉を加工していきます。

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当日アポにも関わらず、気さくに迎えてくれるアンドレアさん。

そして熟成中のタレーゼの下に適当な台を置いてくれ、タレーゼとフィノッキオーナ、生ハムをスライスしてくれました。

そしてワインのボトルをポン★と開栓。

ええ!そんなに気前良くしてくれちゃっていいのかしら。

見ると、店内奥の作業所には、アンドレアのお母さんや近所のオジサン、オバサンが3,4人集まってきて、私たちのほうを興味深そうに眺めています。ここは地元の井戸端会議場所?!

アンドレアは、私たちがタレーゼに興味がある、スローフードのプレシディオということで伝統的なの?などと聞くと、うれしそうに説明をしてくれました。

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タレーゼは、アレッツォとフィレンツェ界隈で伝統的に作られてきました。試用するブタは、200kgの特大サイズ。腰からアバラまでを使うため、長さ50-80cmにもなります。アリスタ(フィレ)の分まで全部使うので、厚みは均等にはなりません。

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「せっかく来たんだから、作る様子を見せてあげるよ」という有り難い申し出に、速攻、グラッツェと返す私たち。この旅では、どこまでも厚かましく、生産者のご好意に甘えるのをスタンスとしていますので。。。

まず、吊り下げられたブタから背の部分をそっくりと切り取ります。

そしてアバラ骨をプラスチックに紐を通したもので、一本ずつ取っていきます。

それにニンニクを砕いたもの、挽いた黒コショウ、杜松の実、特別に配合したミックススパイス3種を刷り込みます。そして塩を敷き詰めて10日、塩漬けにします。

塩を除き、水で洗った後、乾かし、再び上記のスパイス類とニンニクでマッサージを行います。そして吊り下げて60~90日間熟成させます。

薄く切って、塩なしパンと食べると、絶妙な塩味ですね。車を運転しなければ、ワインもイケタのに!
ニンニクの香りは高く、配合されたスパイス類とよいハーモニーをかもしています。

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200kgの大きいブタで作るのが伝統さ、と笑顔で言うアンドレアさん。実は日本でそれくらい大きいブタがいないのが、ハム日和さんの大きな悩みだったのです。

日本のブタの出荷時の重量が80kg程度と聞いて、驚いてしまいました。

またそれ以上大きくなると、大味になってしまう、とも。


イタリアは180kg、200kg級になると脂肪が肉と相まって非常においしくなります。生ハムにはこれくらい大きいサイズが必要・・・と訪問した先々で言われます。日伊のブタのサイズの違いがこれほど差があるなんてねぇ。

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アンドレアさんに篤くお礼を言い、ヴァルダルノを後にしました。

目指すは、サンミニアート。その前に昼食を。

今日はお目当てのビスステッカ・アッラ・フィオレンティーナを食べないと!


向かった先は、フィレンツェ郊外はピストイア街道沿いにある『ダ・ブルデ』。


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そこで、3人前で1700g(骨付きです)の本場のビステッカを、心ゆくまで楽しみました。
さっぱりでも旨みのある赤味肉は、肉汁と血が滴るほどよいレアになっていて、塩とオリーブオイルで食べると、頬が落ちるほどの美味さです。

キャンティのワインと合わせて、付け合せのてんこ盛りのチーマ・ディ・ラペ(菜の花)のソテーと共に完食いたしました。

(チーマ・ディ・ラーぺは、この一皿が一人前。すごいボリュームでした。)

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サン・ミニアートのセルジョの肉屋さんのお目当ては、血でできたサラミ『マレガート』。
ゆるく(悪く)+結ぶ作り方からmalegatoという名前になってのです。

詳しい作り方などは、こちらをどうぞ。

今日のセルジョは、あくまでもハム日和さんの訪問に合わせて、マレガートの説明メインでした。いつもならば、最近の食が直面している危機や健全な肉についてのレクチャー付きなのですが。


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マレガートは、宿泊先のB&Bの台所で、ソテーして、リンゴに載せて食べました。
なんでも最近は、フランスのソムリエが、リンゴとマレガートをあわせたオツマミを、シャンパンとともに提供したりするのだとか。

伝統食マレガートも、現代人の味覚に合うように、食べ方が工夫されてきていますね。

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by butako170 | 2011-03-02 06:54 | プレシディオ・食材