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アッシジのお勧め新スポット
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こんにちは。

このたびはお知らせしたいことが、2つあります。

一つ目は、毎度おなじみJITRA(Japan-Italy Travel On-line)の連載記事『ウンブリアの風』の6月号が掲載されたこと。


今回はbutakoの住む町スポレートです!!
JITRAのおすすめコンテンツとして、表紙にも使ってもらっていて、スポレートっ子の自分としてはうれしい限りです。



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そして二つ目は、今アッシジでやっているジョットのフレスコ展。
I colori di Giotto』(ジョットの色)という9月5日まで開催している特別展なのですが、これが侮れないほど面白いんです!!!

1枚のチケットで3箇所周れるのですが、見所の一つは、フレスコの修復が見れちゃうことなんです!聖フランチェスコ教会の下部聖堂にある未公開だった小礼拝堂の内部で、普通は修復している様子なんて当然見ることができません。
レアな作業風景に立ち会えるなんて、ジョットファンにはたまりませんよね。

また別会場では、ジョットの傑作『聖フランチェスコの生涯』の色を復元したものを、コンピュータ画面で完全に追えるようになっています。タッチパネルで見たい部分を拡大するのも思いのまま。大聖堂内のフレスコ画の位置が高いことから、なかなか細部まで見れないのが欠点でしたが、ここでは画面上で隅々まで見ることができるのです。

同じ建物のなかには、3Dの映像を見せてくれる面白い小部屋もあるんです。
聖フランチェスコの生涯の28枚の中の1枚『法王インノケンティウス3世からの会則の承認』の場面です。
バチカンまで修道会の承認を求めて、フランチェスコと弟子たちが、法王に面会するようすが、3D&動画で見ることができます。もちろん、声も聞くことができ、臨場感たっぷり。
自分の立ち位置をモニタが認知することで、自分目線から見たように加工する技術も施されていて、すごく面白かったです。(自分が部屋の端に寄れば、法王やフランチェスコの場所も変わります)
歴史あるアートを現代の技術で分析し、加工する…という遊び心いっぱいの催しでした。

I colori di Giotto、おすすめですよ~★
詳細はサイトをどうぞ。
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                                                  butako
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by butako170 | 2010-06-23 20:30 | ウンブリア地元ネタ
第53回 スポレートフェスティバルで通訳
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舞台っていいですね。
第53回スポレート・フェスティバルの幕が、去る6月18日に切り落とされました。
今年は日本年。
2週間あるフェスティバルの期間のなかで、最初の2日間は日本の演目が上演されたのです。
三島由紀夫原作の『午後の曳航(えいこう)』のオペラと、江戸糸あやつり人形劇団の結城座とフレデリック・フィスバック監督のコラボによる『宦官提督の末裔』。
どちらも素晴らしい内容でした。

で、butakoはというと、結城座さんの演目の通訳を務めていたのです。
舞台の立ち上げから、上演、解体&搬出まで。あっという間の6日間でした。
先々週のプチうつがウソみたい~。
朝は9時から深夜23時まで、ハードスケジュールでしたが、倒れることなく無事に終えることができましたョ。(解体の日は深夜の3時まで働いた後、翌朝8時に搬出。なんだか地面が揺れてるように感じました。)

先週、ブログさぼってたのはこういうわけだったのですよね。へへ。
あさってから、イタリアの福祉を知りたい…という方のコーディネートと通訳です。butako、仕事を通じていろんな世界に触れることができて、すごく楽しいです。

前回のブログで心配してくださった方々、ありがとうございました。
                                                   butako
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by butako170 | 2010-06-23 06:46 | アート・モーダ・インテリア
心につけるクスリ
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毎日、そんなに忙しくもないのに気ばかりあせって、何をするも手につかない。
そんな心がざわざわしていた時。
思い切ってルチャーナに電話をかけてみました。
そしたら「これから来る?」って気安く聞くから、つい「行くよ」って答えちゃった。

優しい稜線がいくつも連なるモンテファルコの丘の一軒家。
しばらく二人でぺちゃくちゃとしゃべっていたら来客が。
お母さんと妹さんが、隣町のフォリーニョから、やってきたのでした。
なんでも、ルチャーナがしめたウサギを買いに来たんだそう。

納屋には6匹のウサギが皮を剥がされて、吊られていました。
今朝、しめたそう。
結構な重労働なのに、私がさっき来た時には、そんなことおくびにも出さずに、涼しげにしていたルチャーナ。
きっともう慣れっこなんです。(でもやはり、しめるときは心が痛むそう)
「今回のウサギはね、よく太ってくれたから、とっても立派で美味しい煮込みができるよ~」って笑顔でルチャーナ。お母さんと妹さんも、喜び顔で、品定めをしています。
まぁ、ルチャーナのお母さんの元気なこと。なんと御年84歳で、足腰はシャッキリ。

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その後、自家製のジェラートを私に振舞ってくれました。
そして動物たちの夜の餌やりタイム。
本当にくるくる働きます。
少しもじっとしていないんです。
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帰り際、生みたての鶏の卵を4つ、私に持たせてくれて、
「また、いつでもおいで」とにっこり。
ルチャーナは、私のクスリ箱みたいな存在です。
                                             butako
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by butako170 | 2010-06-14 06:22 | ヒューマン
カンティーナ・アペルタ 2010@montefalco
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(たわわに実る。ほろ甘ずっぱい味がしました。カンティーナ・ポッジョ・トゥッリにて)
暑い日が続きますね~。
日中は30℃を越える暑さのイタリア。午後2時頃には、誰も屋外に出ずに家の中で体力を消耗しないように休んでいます。
日が落ちたらば、みんな夕涼みしに広場に出たり、歩いたり…。
そんな夏時間がやってきました。

報告が遅れましたが、5月29日(日)は全イタリアでカンティーナ・アペルタが開催されていました。
もちろん地元嗜好のbutakoは、愛夫ロベちゃんとモンテファルコのカンティーナを物色。ウンブリア有数のワイン処のモンテファルコには、100以上の生産者があるので、とてもとてもすべてを知ることなど不可能なのです。
今日はワインの営業をしている友人ロベルトからお誘いを受けて、訪問しようと狙っていたカンティーナがあったのです。

d0033983_16355825.jpgその名は、Cantina Poggio Turri
10年前からブドウ畑の栽培を始めたTocchi家が営むカンティーナです。


5ユーロでワイングラスを購入すると、さっそく味見をします。


たいていのワイナリーは、試飲のためにさらに5ユーロなり追加料金を払わないといけないのに、ここは無料で飲み放題のよう。なんて、太っ腹な生産者でしょうか。
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Rosso di Montefalco(ロッソ・ディ・モンファルコ)2006年は、バランスの取れた深い味わいでした。
サンジョベーゼを主体に、サグランティーノ、メルロー、バルベーラなどが配合されていますが、安定した味わい。気品溢れる香りとわりにドッシリしたのみ応え。(ティスティングした際のメモをなくしてしまったので、詳しい記述ができずにごめんなさい)

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次にサグランティーノ(Sagurantino)2003年です。


力強いタンニンがほとばしります。
聞くとオークの大樽で熟成させているので、素のサグランティーノのパワーがそのまま楽しめるのだとか。



マラスキーノチェリーや桑の実の香りとバニラの甘い香りがしました。
そしてこのタンニンが、体に効きそう~。



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さすがワイン営業マンロベルトのお気に入りカンティーナだけあって、ワインの質は十分満足できるものでした。平日の試飲も可能で、お一人さま10ユーロで白のトッレビアーノからサグランティーノのパッシートまで4~5種類が堪能できるそうです。
希望者は、butakoにご連絡を!

新しい作り手もこうしてがんばっているんだなぁ。
ワインの好みは、人によって分かれるところですが、ここのワインは万人に受け入れられる安定感を持っている気がしました。
やはりワインは実際飲んでみないと分かりませんが、なによりも食事と合わせてみないと分かりません。
ロベルトは、「羊のグリルには、サグランティーノ・パッシートが合う」と豪語しています。
お肉に甘口ワインかー。かつて、この地方の農民たちの晴れの日のメニューとして口にしていたのが、まさにグリルした肉&甘口サグランティーノなので、伝統にのっとれば、おおいにアリの組み合わせ
機会があれば、butakoの料理の師匠ミレッラのお店で、彼女の料理と合わせて賞味してみたいものです。
                                                       butako
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by butako170 | 2010-06-11 16:26 | イタリアワイン
こどもの日 国際フェスタ
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昨日は、スポレートでこどもの日フェスタが行われました。
移民団体の主催する『こどもの日 国際フェスタ』という名のお祭り。

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屋外で、日伊交流会ICIGOは、折り紙教室を行いました。
なかなかの大盛況ぶり。
butakoも当日は浴衣着用で、なでしこジャパンをPRします。

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屋内の各国の出し物では、スポレート歌劇団から派遣された藤谷さんが、ソプラノの美声を披露!
イタリアの歌曲とともに、『隅田川』や『桜』を聞かせてくれました~♪
まさか、ここで日本の歌を聞けるなんて…予想外に興奮しちゃったbutako。

藤谷さんがスポレート歌劇団にいらっしゃることは知らなかったので、知り合う良い機会になりました。
聞けばYasukoさんの大学時代の後輩に当たるそうで、なんともご縁を感じます。

このフェスタ、問題も多いと思いました。
移民とイタリア人のキョリを埋めるために開催されたのに、あまりにもイタリア人の来場者が少ないからです。
そして『移民』とひとくくりにしてもよいのか。(私は外国人移住者という言葉の方がしっくりきますが)
butakoのようにイタリア人と結婚して在住している人と、まったくの外国人カップルとでは、状況も生まれてくる子供の扱われ方も、何もかも違ってきます。法の取り決めなので、残酷なんですがそうなのです。

純粋に自国の文化をイタリアに伝えようとアソシエーションを結成する人もいれば、
イタリアで自分たちの権利を勝ち取りイタリアに安住するために、アソシエーションを作る人もいる。
そりゃ、出てきた国も状況も違うもの。
仕方がないのですが。

そんな2種類の動機の人々がフェスタを祝ったのですが、何かしら相容れないものを感じました。

イタリアに住む外国人…うーーむ、突き詰めて考えると夜も眠れそうにありません。
だから深くは考えないことにします。
答えも出そうにないし。
butakoは、純粋に『日本の文化をイタリア人に伝える』ということを柱にして、ブレずに活動したいと思いました。
                                             
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by butako170 | 2010-06-08 04:51 | 報告
明日、ICIGOの表舞台っす。
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5月13日に生まれたばかりのアソシエーションICIGO。
日本の文化を広めるんだ!と意気込んだところで、いまいち何からはじめたらよいのか、サッパリ分かりません。ちょうどそんな時、スポレートのCitta' Nuovaというアソシエーションから「アルバニアのアソシエーションが音頭を取って、『こどもの日』を祝うから、ICIGOさんも参加しない?」とお声がかかりました。

Citta Nuovaは、スポレートの外国人移民者の立場にたち、移民者が住みやすい街づくりを実現しようと活動している団体です。
しかしまぁ、その会議に参加してみると、結構あったんですね、外国人のアソシエーションって。
ロシア、アルメニア、セネガリア、モロッコ、アルバニア、ギリシャ・・・ごめんなさい、全部で10団体くらいあったんですが、忘れてしまいました。
アジア系は、日本のICIGOのみ。

会議では、各国のお菓子を振る舞い、各国が15分ほどの出し物をする、ということになりました。
面白そう、せっかく声を掛けてくれたのだから…とICIGOも参加することにしました。

『こどもの日』は国によって様々です。日本では端午の節句として5月5日に祝いますが、
東欧諸国でも6月の第一日曜日をこどもの日として制定しているそうです。
一方、イタリアにはこどもの日は存在しないんですねぇ。

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さて、『こどもの日』のフェスタですが、明日、午後3時半からヴィッラ・レデンタという貴族の屋敷を改装した場所で行います。
10日間という短い準備期間でしたが、ICIGOでは、お菓子ではなく折り紙を子供たちにプレゼントする企画を立てています。
男の子には兜、女の子には折鶴。
また、当日は、折り紙教室も開いちゃう。
風船の折り方を教えようと思ってます★

そして15分の出し物では、二人羽織をやることにしました。
やる、と言っても、聴衆のなかからやりたい人を募り、やってもらうのです。
お箸を使いながら、前の人にヌードルを食べさせるのですが、かなり難易度★★★。さてさてうまくいくかな?

butakoは浴衣を着て参加。
アソシエーションの会員獲得の好機にもなるので、目立ったもの勝ちですよ。
たとえ数人でも、会員になってくれたらうれしいなぁ。

今回、この催しをするにあたり、ちょっと考えてしまったことがあります。
国旗についてです。 続きはMoreへ↓

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by butako170 | 2010-06-05 23:58 | ウンブリア地元ネタ
ペルージャ大学から近い トラットリア dal mi cocco
ペルージャ大学の学生うちでは有名なトラットリアdal mi cocco(ダル・ミ・コッコ)。
いつか行ってみたいなぁ、と思いつつもなかなか機会がなかったのですが、この日、行って来ました。概観には黄色いメニュー表があり、同色のお店のステッカーがベタベタと貼られていて、ちょっとキッチュな雰囲気。

中に入ると、初夏のまぶしい日差しの照りつける屋外とは対照的に、ほの暗く、レンガ造りの古く落ち着いた雰囲気です。厨房の近くの席を陣取り、「さて、何にしようか」とメニューを開くと・・・。

メニューは1種類しかありませんでした。
butakoはてっきりプリモ、セコンドが日替わりで2種類あって、選べると思っていたのですが違っていたようです。席について1分でアンティパストが運ばれてきました。
早い!・・・ペルジーノ(ペルージャ人)を待たせちゃ、いけねぇヨ、くらいの心粋でしょうか。
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風味のよいフワフワのフォカッチャ(ウンブリアではピッツァと呼びます)をつまみながら、お水を飲みます。
ワインは750mlのボトル、ワンサイズのみ。
1/4から頼めるハウスワインがないので、お一人さまのbutakoさんは、今日はおとなしく水を頼んでいます。

そしてプリモが登場!
いえ、プリモ(単)ではなくプリミ(複)ですね。

なんと、これまたよーくメニューをみたら、
日替わりのプリモ(火曜日はリゾット、木曜日はニョッキなど)+mccAroni(注.メニュー表記通り)
とあるではありませんか。

ということは、日替わりプリモにもれなくトマト味のマッカローニ(=手打ち麺)が付いてくるということです!
いきなりのダブル・プリミ攻撃に、ちょっと唖然。

残さず食べてね★とチャーミングに笑うカメリエーラのお姉さん。

ええっと…。
味のほうは、マッカローニも、日替わりの細い卵麺Birbanti lunghiもトマトソース。
微妙にルッコラ入りかバジル入りで違っていたけど、少し飽きる組み合わせでした。
でも、空腹で死にそうな人には、このパスタを見れば、鼻血を出して喜ぶかもね。

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そのあと、テンポ良くやってきたセコンドは、Ciccia 'mpanataというオリジナルメニューで、骨付きの鶏肉をパン粉をつけて、フライパンでカリカリに焼いたもの。
それにサラダがついていました。

デザートは、スポンジケーキに粉っぽいカスタードがかけてあった。
サロンの奥にでんと置いてあった、巨大ドーナツ型のチャルミーコラが振舞われるのかと思っていた私は、ちょっとガッカリでした。

そしてビンサントのようなリキュールを一口で飲み干し、パワフルランチの終了です。
これで合計14ユーロ。安い!!

このトラットリア、良かったかどうか聞かれたら、ちょっと返答に困ってしまいます。
とにかくまずくはなかったけれど。
給仕の人も感じが良くて、居心地はバツグンだったし。

ようするに昔堅気のトラットリアとでも言うべきでしょうか。
黙って座れば、いろいろ出てきて、お腹もはちきれんばかりに一杯になる。
体育会系の若者がやってくれば、相当評価は高いでしょうね。学生と労働者の味方、dal mi cocco万歳!

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それはそうと、トラットリアで食事中、向かいに座っていたドイツ人一家がとても感じがよかったです。
butakoが料理が出てくるたびに、シャッターを切っていると、10歳くらいの息子が、「私のカメラで私を撮ってあげる」とステキな申し出をしてくれました。
天使のような屈託のない笑顔、シャイなのに思い切って東洋人の私に声を掛けてくれたその勇気に、たちまち感激してしまいました。

こんな風に、見知らぬ土地で他の旅行者と交流するのも良い思いでですよね。
(写真はサン・ベルナルディーノ教会)

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電車の時間にあわせて、今回は2箇所のスポットを観光しました。
A.ディ・ドゥッチョの遺作で初期ルネッサンス建築の秀作であるサン・ベルナルディーノ教会と、イタリア有数のゴシックのステンドグラスが残るサン・ドメーニコ教会へ。
サン・ドメーニコのステンドグラスは、修復を終えたばかりで、日の光を受けて美しく輝く聖画のモチーフに、しばしうっとり、見とれてしまいました。

それはそうと、たらふく食べた昼食のカロリー、ちゃんと消費できたかしら。
                                                 butako
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by butako170 | 2010-06-03 00:44 | リストランテ