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一番大切なもの
4月25日のJR宝塚線脱線事故から5年が過ぎました。
この事件をネットのニュースで見た瞬間、5年前のその時を思い出しました。

ちょうど2005年5月20日付けでブタブタ製薬の退職が決まっていた私は有給休暇を消化中。
5月末に南イタリアのレッチェで、語学留学するための準備期間中でした。
住み慣れた大阪の自宅を引き払って、実家に戻ってきていました。


25日の午前中は、たまたま両親が不在で、
ぼーっと一人で朝のワイドショーを見ていました。そのとき、尼崎脱線事故を速報で知ったのです。
現地の生の映像をみて、一目で事故が悲惨で甚大であることが分かりました。
死亡者もたくさんいる模様で、なんだか悲しみとショックでいたたまれなくなってしまいました。

列車の1分半の遅れを取り戻そうとして、起こした事故だと知ったのは、後日のことです。
若くて経験の浅い運手は、手前の伊丹駅でオーバーランして遅れ、あせって、それこそ必死の思いだったでしょう。

宝塚線は、尼崎駅で神戸線と交わります。
尼崎駅で多くの乗客が宝塚線を降りて、神戸線で大阪、または三宮へと向かうのです。
だから、前乗っていた電車が遅れたせいで乗り継ぎ電車に乗れないとなると、苛立たしくなる。
ギリギリの時間でもって通勤している人なら、ハイ遅刻。。。ということですね。

こんな路線だから、運転手は尼崎駅に到着するまで、1分半の遅れを取り戻したかったのです。


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イタリアではしょっちゅう電車が遅れます。
それで憤慨していると、イタリア人の友達から「日本の電車はさぞ、時間にきっちりしているんだろうね」と言われます。

それがね、最近はそうでもないのよ。
05年に脱線事故があったんだけど、それは未熟な運転手がわずか1分30秒の遅れを取り戻すために起こした事故だと言われているの。その後は、それを教訓として、安全を優先し、多少の電車の遅れは追及されなくなったというわけ。

えー、たった1分半の遅れで事故を起こしたんだ。
イタリアなんて1時間だって平気で遅れるわよ~。
日本人って真面目ねー。


そうか、日本人って、よくも悪くも真面目なんだ。
もうちょっと上手く息抜きができる方法を見つけられたらいいんだけど。

真面目が生み出す真面目な世界。
確かに便利、確かに早い、でも何だか疲れる。。。
でもそんな社会に日本人は、悲鳴を上げているのかもしれません。
社会に閉塞感が漂います。

たまには楽しもう!
たまには息を抜こう!
そんなの無理ですよ、って上司に言っちゃえ!

イタリアはよくも悪くもあきらめの早い国民です。「これは無理です」と言った瞬間に、なぜ無理なのか、理論立て説明できる国民です。
ノルマも大事だけど、一番大事なことをまず考える頭を持ちたいですね。
たとえば、安全性だとか、たとえば命とか。(ストレスも過剰にかかると命を縮めますものね。)

butakoもウンブリアグルメツアーの計画を立てるときは、無理をしないように心がけています。
お客様の要求に120%答えたいけど、無理で過密なスケジュールのために、疲れて車で事故してはモトもこもないですからね。
安全第一です。

かく言う私もイタリア鉄道の遅れにはうんざり。
きっと日本とイタリアの中庸をいくスタンスがいいのかもしれませんネ。

                                                 butako
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by butako170 | 2010-04-30 06:02 | その他
春まっさかりのウンブリア
昨日まで降り続いていた雨が今日はすっかり止んで、春全開のポカポカ日和でした。
外気は25℃まで上がり、もう半そででもいいくらいの暑さです。
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昨日、フィレンツェに住む友人のA子さんが、だんな様とともにスポレートに遊びに来てくれました。昨晩は、隣町エッジの野生のアスパラガス祭りに行って、アスパラ尽くしのディナーを楽しんだり、快晴の今日は、モンテファルコのカンティーナを巡ったり、トーディに行ったりと盛りだくさんの2日間。
モンテファルコからトーディへ向かう見事な菜の花畑の美しさには、一同感激し、車を止めて畑の中まで入っていきました。
青い空をバックに、中世の集落がぽつんとたたずみ、その前方には黄色い花のじゅうたんが一面広がっています。
春爛漫で、気持ちいい!

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今からイタリアがもっとも輝く季節。
まぶしい太陽を求めて、旅行者ばかりでなく、本家のイタリア人もより活動的になる季節。
ウンブリアは海こそないけど、夏は緑が一層生き生きとして、のどかで、心の底からしみじみと落ち着ける良さがあります。

それと最近特に思うのが、地元の人が皆親切!
すれてないというか、観光客慣れしていないというか。
人なつこいくて、でもきちんと礼儀正しさはあって・・・旅をすればするほど、街だけではく人も好きになります。

街や自然、グルメ、人情と三拍子そろった私のすむウンブリアの懐の深さと豊かさに、改めて感謝しちゃうこの頃です。
                                                  butako

                                                     butako
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by butako170 | 2010-04-26 07:26 | その他
新しいカメラの調子は。。。
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久々のヴァルネリーナ!
山の師匠ジャンニと行ってきました。でもほんの3時間ほどの周遊です。
butakoも師匠もちょっと最近忙しいので、1日どっぷりとヴァルネリーナで遊べない。
悲しいですなぁ。

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今回は、2箇所巡りました。
といっても史跡ではなく、野草採りでございます。
私たちは歴史的なモニュメントに目がないのですが、メチャ現実的でもあります。食べられる草ないかしら、と今日の食卓を彩る野草をとります。

さすが師匠と弟子だけあって、師匠の行きたい場所はbutakoの行きたい場所。
過去には、エレモ(隠遁者の祠)やチンタセネーゼ種のブタを飼う農家、サフラン農家、鄙びた教会、お花畑の絨毯など色々連れて行ってもらいましたよね。

でも本日のターゲットは野草なので、まずは、野生のチコリの生える原っぱへ!

そして袋がパンパンになるまでチコリをとり終たところで、次は野生のアスパラガスの生える丘陵へ。彼の秘密の場所に案内してもらい、どっさり収穫してきました。
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ネーロ川が蛇行し、山の緑も鮮やかに燃えています。
天気はいいし、温かいし、袋は野草でいっぱいになったし、もう最高!

半日だったけど、十分満喫した滞在でした。

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そんな新緑に溢れた谷で、一際目立つ木があります。
濃いピンクの花を鈴なりにつけたこの木、イタリア語でなんていうかご存知ですか?

「Albero di Giuda=ユダの木」です。
イエス・キリストを裏切って銀貨30枚で引き渡したイスカリオテのユダの名前がついています。
イエスを売った罪の呵責から、首吊り自殺してしまうのですが、なんでもこの木で首吊りをした、という所以があります。でも種明かしすると、首吊りしたかどうかは定かではなく、もともと「ユダヤの木(ユダヤ地方に自生する木)」と欧州では言われていましたが、いつの間にかユダヤ→ユダの木と言われるようになったそう。

そういえばジャンニがユダの木を谷で見るようになったのは、ここ20年くらい・・・と言っていました。もともとはこの地方に自生していなかった新参者なのでしょう。
日本名はセイヨウハナズオウ。マメ目ジャケツイバラ科です。

師匠が「この花、食べれるんじゃよ。コリッとした歯ざわりがあって、なかなか面白い」というので 
彼とともに採取してきました。

で、自宅でサラダにしてみたのですが。。。
色はご覧の通りかわいらしい。でも何だか食べている途中で舌がピリピリしてきた!
何だろう、この刺激物質は。
もしやユダの呪い?!
なーんて。

その直後に襲われた眠気は、きっと花のせいではなく、春の陽気のせいでしょうね。

そうそう、新しいカメラをこの日から使いました。
Sonyのサイバーショットです。
もちろんイタリアの店で購入。
ちょっと光彩の具合があまり私の好みではない。まだしっくり馴染んでない感じです。
今後の撮影を通して、徐々にカメラに慣れていこうと思います。

                                                  butako
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by butako170 | 2010-04-23 06:33 | ヴァルネリーナ valnerina
オリーブの丘で *Marfuga*6月2日のアポイント
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6月2日(火・祝)、かのウンブリアを代表するオリーブメーカーのMarfugaが主催するLiscia come l'olioというイヴェントが、スポレート郊外で開催されます。

早い話が、彼らの所有するオリーブの丘をトレッキングしながら、美味しい料理やワインを飲もう!という企画。
標高400Mほどのカンペッロ村の丘は、非常に美しく、ほっと癒されるような優しさがあります。
五月の清々しい風に吹かれながら、歩き、そして話し、食べ、飲む。
もう極楽ですねぇ。
butakoは、もちろん参加するつもりですが、もし興味のある方は是非、ご一緒に参加しませんか?
ローマから電車で1時間半なので日帰りで楽しめちゃいます。ローマをその頃観光される方、ウンブリアを観光される方、ご興味のある方は、是非、butako170@hotmail.co.jpまでご連絡ください。

Liscia come l'olioのプログラム等の詳細は以下へ。
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(こんな風景を眺めながら、思い思いの歩幅で歩いていきます♪)

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当日のプログラムをご紹介しましょう。全工程3kmほど。■6月2日(火)
9-10時 marufuga社に集合
マイクロバスで移動
①marfuga belverede ベルヴェデーレ
朝食代わりのドルチェとジュースを軽くつまみ、トレッキング開始。
標高が高いので、ウンブリアの谷の奥方にあるアッシジまで見渡せ絶景。

②marufuga muretti a seccoムレッティ・ア・セッコ
ノルチャの生ハムやアンティパスト カプライのワインとともに
13世紀から受け継がれるムレッティ・ア・セッコ(石で積まれた壁)が、オリーブ畑を仕切り、独特の景観を作っています。

③marufuga del fonti del clitunnoクリトゥンノの泉
テーブル席に着き、楽隊の音楽を聴きながら食事
トリュフソースとトマトソースで味わう手打ち麺ストランゴッツィや豚のローストなど
ローマ時代にプリニオが愛でたクリトゥンノの泉のそばで、ランチタイム。

(地図の赤の点線部分がマイクロバスでの送迎)
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<< メニュー >>
①の地点 
・ウンブリア風クロスティーニ(巻き釜で焼いたパンで)
・オリーブオイルを使ったクッキー
・ジュース カフェ

②の地点
・ブルスケッタ(マルフーガのオイルをたっぷりつけて)
・ノルチャの生ハム
・イヴァーナおばさんのチーズのトルタ
・レンズ豆で作ったポルペッタ(団子)
・ファッロのサラダ
・カプライのワイン

③の地点
・トマトソースのストランゴッツィ
・黒トリュフソースのストランゴッツィ
・豚モモのオーブン焼き
・黒セロリのピンツィモーニオ
・カプライのワイン
・アッスンタおばさんのクレッションダ

費用などの詳細は、butako170@hotmail.co.jp までお気軽にどうぞ。
5月25日をもって締め切りといたします。
青空の下、美味しく楽しくオリーブの林で過ごしましょう。
                                            butako
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by butako170 | 2010-04-19 23:24 | ツアーのお知らせ
ちょっと落ち込んでいます
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先週末に、ヴェローナのVinitalyに行って、とても充実した試飲が行え、上機嫌で帰ってきました。
ワインの試飲も、ソムリエ教室に通っているからでしょう。自分の飲みたいワインにターゲットを絞り、効率的に周ることができました。
初日は、友人の旦那さんのフランチェスコ(フィレンツェAISで勉強中)と47種類も試飲し、2日目はbutako一人で20種類ほど試飲しました。ウコンを飲んでいっていたので、酔わずに終われたかなぁ。

でも最終日、帰りの電車が迫っている際、混乱に乗じてなんとbutakoはカメラをなくしてしまいました!
一眼レフ。。。(涙)
いっぱいVinitalyの写真を撮ったのに。(いや、そういう問題では)
せっかくのカメラが~。

幸い、知り合いの方からキャノンEOSを譲り受けることになっていたので、あと2ヶ月すれば、一眼レフは入手することができるのですが、それにしてもなんたること。やっぱり酔ってたんだー。

ということでカメラ小僧のbutako、現在、カメラがなくてメチャ意気消沈しています。

そんなことでは駄目だぞー。気を取り直して、集中力アップ!!!
落ち込んでブログを書く意欲がなかったのですが、それではいかんと思い、この記事を突破口としたいと思います。

                                                      butako
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by butako170 | 2010-04-17 20:20 | その他
久々の休息
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昨日まで、料理研究をされているN子さんがいらっしゃって、デルータ焼きで有名なデルータの街やモンテファルコ、ノルチャを周遊し、イースター習慣を楽しみました。

そのまえは、amo italiaで2年前に知り合ったK夫妻がいらして、前回一緒は雨で周れなかったモンテファルコをリベンジ。野草おばさんのアグリで、地元の料理に舌鼓を打ち、これも良い思いでが共に作れました。

そんな合間を縫ってのフィレンツェでのミーティングや、週に一度のソムリエAISの講座。
忙しいけど、充実していて、でもちょっと疲れたかしら。。。と思っているところで、本日は、全日お休み。

今、手続きをしている日伊文化交流会の設立(スポレートに)の準備や、ブログでの報告、たまった事務作業に一日励む予定です。
金曜日からは、ヴェローナで開催されるVINILTALYを訪れます。ソムリエ教室で現在、各州のブドウの土着品種を勉強中なので、ヴェローナでは、是非、それらの勉強の成果が出ればいいなぁ。

ちょっと忙しくしている4月ですが、テンポ良く、春風のようにしなやかに、こなして行きたいと思います。

写真は、昨日訪れたカンペッロ村の泉。
白鳥のつがいが優雅に水面で戯れていて、うーん、素敵だわ。
                                                  butako
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by butako170 | 2010-04-07 16:40 | 報告
イースターおめでとうございます!
花冷えの日本で過ごされているみなさんも、春の陽気うららかなイタリアで過ごされている皆さんも
良いイースターをお過ごし下さい!
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by butako170 | 2010-04-03 15:44 | 報告
ヴェネツィア!!
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北イタリアの旅路にもどります。
次回は、ヴェネツィア・・・というところで、2週間ほどまえのブログが終わっていたのでヴェネツィアを。
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ロマネスク様式が複合的に残っているサン・マルコ教会。編集者の方が外観を可能な限り撮影している間に、私は広場で日向ぼっこ。





ヴェネツィアでは人間観察が楽しかったりして。

鳩にえさをあげる子供たちや、地元のご婦人、船乗りたち。春のうららかな日差しのなかで、そんな様子をぼんやりと眺めるのも面白いですよね。










あるイタリア人一家は、小さい子供さんたちを連れて70kmほど離れたウーディネ市から日帰り旅行。家族でヴェネツィアに来るのは初めてなんですって。

近いとかって来ないものなんだよ、って分かるなぁ。

ちなみにブタコはヴェネツィア、4回目です。








この日の食事は、友人おすすめのヴァーカロ(立ち飲み屋)併設のトラットリアで、昼食と夕食も。

本当に美味な品々。

ランチのチケットの盛り合わせには、みんな大満足です。
チケットとはバーカロで出される一口大のおつまみのことで、魚介のフリットや揚げミートボール、バッカラ(塩タラ)のマンテカートがポレンタに乗っかってきたりと、それは気の利いた美味なものが満載なのです。

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そして季節モノのモレーケ!!
いわゆるソフトシェルのことですが、脱皮したばかりの地中海緑ガニを、生きたまま卵液に絡めて、粉をまぶし、さっと揚げた珍味です。殻の香ばしさ、このサクサク感が病みつきに。
レアなモレーケにありつけるなんて、私たち本当に運が良い!(夕食に舞い戻った時は、モレーケは完売していました)

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晩は、アラカルトを何品も注文し、皆で分けました。
白ポレンタの上に、あられほどの小エビとアーティチョークを炒めたもの、海の幸のソースをたっぷり吸った極太の手製スパゲッティなど、お腹も舌も大満足でした。
ポレンタの粉で焼いたクッキーも素朴で美味でしたよ。

翌日は、ロマネスクの特徴的な教会を訪れるためにヴァポレットに乗船。
詳細は是非本が出版されてから見ていただきたいので、どこへ行ったかは秘密としておきましょう。

ヴェネツィアに2泊滞在した後は、ウーディネ近郊の町、チヴィダーレに行きます。
ヴァポレットの移動はこれまでにして、またレンタカーでの移動です。

ヴェネツィアを発ったのは夕刻7時。
立ち込める乳白色の深い霧のため、視界が数メートルしかきかない悪天候でしたが、無事に目的地まで到着しました。

butako
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by butako170 | 2010-04-03 15:42 | 旅行記