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無事帰ってきました&お知らせ
日曜日の夜、無事、スポレートに帰り着きました。
実は、帰りの時刻が定まっていなかったので、切符は当日駅で買うことにしたのですが(日本なら当たり前ですが)、これに少し手間取ってしまい、危うく電車に乗り遅れそうになりました。

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(写真:ヴェネツィア~ウーディネ間はこんな景色が広がります。)

イタリア半島のヘソともいえる場所にあるスポレート。ウーディネ→スポレートまでの行きかたは、3通りあります。

①ウーディネ→ボローニャ→アンコーナ→スポレート
②ウーディネ→ボローニャ→フィレンツェペルージャ→スポレート
③ウーディネ→ボローニャ→フィレンツェローマ→スポレート

分かりますか、この違い。

①のアンコーナ経由はアドリア海沿いに素直に下るルート。たぶん一番走行距離が短い。
②のフィレンツェ、ペルージャ経由は、走行距離はやや長いが、乗り継ぎなどをトータルに見て、かかる時間は①と同じ。
③は、イタリア半島をタスキがけに横断するわけで、なんでわざわざティレニア海まででて、スポレートまで戻らなきゃならないの!?という、時間もお金もかかるジグザグのコース。

切符の自動販売機は、最短で安いルートをいつも提示してくれるとは限らず、ウーディネ駅の切符売り場に並ぶも、①と③のルートしかない、と突っぱねられてしまいました。
運悪くこの日は日曜日だったので、①のルートはアンコーナ駅で2時間待ち
これじゃあ、通常9時間かかるところが、11時間。半日も電車に乗るのは、さすがにツライですなぁ。③だと、9時間で着くけど、通常50ユーロのところが、84ユーロもかかるし。

そこで、切符売り場でなく、駅のインフォメーションに行って相談したら、②の方法を教えてくれました。しかし、列車の出発時間まで残り時間8分ということが判明。とりあえずウーディネ→メストレの鈍行は先ほ切符売り場で買ったのですが、メストレ→フィレンツェは未購入。この電車はユーロスターなので、あらかじめ座席を予約してからでないと、乗車できないのですが、メストレ駅での乗り換え時間は、10分しかなく、この短時間での切符の購入は、危険行為です。

そこで、有人の切符売り場の長い列を尻目に、自動販売機で、フィレンツェ行き(ユーロスター)の購入を試みました。
しかし焦っている時に限って、ボタンを押し間違えたり、小銭が出せなかったりと、スムーズに行かないもの。それでも、なんとか購入できたのでした。

そして、残り時間3分で、切符の刻印をして、6番線まで猛ダッシュ。
なんとか間に合いました。
時間通りに列車は出発しかけたものの、すぐにスピードを下げ、もたもたと止ってしまいます。
そして2分後、ようやく出発。
メストレ駅で10分しか乗り換え時間がないので、1分のロスにも神経質になるものです。

間に合わなくても、どうにかなるさ、と。。。落ち着きを戻したところで、職員が切符の検察に来て、「ウーディネ駅で線路を渡って乗車したのはキミかい?」と因縁をつけてくるではありませんか!!!!

ああ、だれかが線路を渡ったために、この電車の出発が遅れたのか、と納得しつつ、なぜに、善良な日本人の私に疑いをかけるのかしら?と、思わず、声を荒げそうになりました。でもここは、ぐっと我慢。20代の私だったら、間違いなくきつい言葉で(パロラッチェは使いません)、反論したに違いありません。

ということで、無事にフィレンツェまで到着し、40分のインターバルの間に、フィレンツェ―スポレートの切符も購入できました。
イタリアの国鉄(F.S.)の文句を書くと、際限なく書くことができるでしょうが、この3日間で起こった旅の詳細にエネルギーを費やしたいので、今回はこのへんにしておきましょう。

もう、電車の長旅は大変です。。。
でも車窓の風景や、そこでの出合い、電車のガタンゴトン、という揺れが好きなので、やめられません。

                         butako

そうそう、お知らせです。
butakoのしているもう一つのブログ ウンブリア 旅ナビBlogで、10月、11月、12月のウンブリア州で行われる行事やサグラの予定をアップしましたので、是非、旅の参考になさってくださいね。
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by butako170 | 2009-09-29 18:34 | 報告
Udineウーディネへ
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この週末は、イタリア北東部にあるフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のウーディネという街に滞在します。この州には始めていくので、ちょっとドキトキ。ヴェネツィアから北部へは、butakoにとってはまだ見知らぬゾーンなのです。

今回の滞在は仕事ではなく、自分の専門分野である『食と健康』に関して、面白いトピックスがあるので、研修の旅・・・とでも、いいましょうか。
野草や木の実などの天然由来成分を、医療に積極的に使おうとしている、そんな現場を見てきます。

もと製薬会社の営業ガールだったbutakoだから、余計に、西欧の薬を使わずに天然成分で治す考え方には、興味があるのかもしれません。


ウーディネまでは遠いので、明日はとりあえずヴェネツィアの友人宅で一泊させてもらい、土曜日に現地に向かいます。
あぁ、今からすごく、ワクワクするなぁ。
まだオフレコなので、すぐにはblogに発表できないけど、そのうちしたいと思います。

                                 butako

(猫のように気ままなbutakoを許容してくれる 夫・ロベちゃんに、いつもながら感謝★)
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by butako170 | 2009-09-25 04:20 | 報告
rosso bastardoカンティーナ訪問
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『想い』というのは通じるもので、先週の木曜日に行ったモンテファルコのワイン祭りで、SIGNAE社のRosso Bastardoという赤ワインのことが気に入ったのですが、その熱も覚めやらぬうちに、そのカンティーナを訪れることができました。

きっかけは、SKYの取材を受けている最中。インタビューアーのイレーネの申し出によるものでした。
「この日曜日、私たちの取材クルーと一緒に、SIGNAE社を訪れない?カンティーナで簡単なパーティをやるらしいのよ」

行く、行く・・・とすかさず返答。

念願のSIGNAE社は、Bastardoという村のはずれにありました。

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見渡す限りブドウ畑。
それも規則正しく、きちんと手入れされている畑を眺めていると、自然と人間の作り上げた技との調和に圧倒されます。連綿と続く美しいブドウ棚を、きっと毎日、眺めていても飽きないだろうなぁ。

その畑の、南側、太陽が日の出から日没までさんさんと降り注ぐ、特等席には

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そう、サグランティーノが。

ウンブリア州のヘソであるモンテファルコ地区が生む、力強いタンニンとボディを持つ、地元種のサグランティーノです。

このあと、軽い食事がでて、SIGNAE社の主だったワインを片手にウンブリアのアンティパスとを。
モンテファルコ・ロッソやサグランティーノもいいけど、このカンティーナは、やはりロッソ・バスタルドがbutakoは好きだなぁ。
サンジョベーゼを主体とし、メルローとカヴェルネを合わせた香り高い銘柄です。

今回は肝心のカンティーナを見る時間がなかったので、次回は是非。
サグランティーノのヴェンデミアが10月のはじめに始まるので、それを体験するのも面白そう。

                                                  butako
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by butako170 | 2009-09-23 04:48 | イタリアワイン
一日かぎりの寿司職人
 
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大盛況だった昨日の『寿司の夕べ』。
いつものことですが、やはり25人分のきちんとしたディナーを仕込むのは大変なことです。

以前、レストラン・パンチョッレでやった時は、シェフ一人と私、あと2人のコックがいて、準備も分担できたのですが、今回は、私とジャンルカの二人だけ。
しかもジャンルカは、いいヤツなんだけど、プライドが高くて「俺シェフ」タイプの人間。
さて、butako、うまくチームワーク発揮して(って二人チームなんだけど)、やっていける?

買出しは順調。
土曜日の夕食のために、金曜日の早朝買出しで、ちょっと納得はいかなかったけど、まあ、魚をきちんと処理していれば大丈夫。

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業者が買出しに行くmetroの魚屋には、解体前の地中海マグロがあって、もう、二人とも大興奮でした。
そこでマグロを6KG購入。そしてなんていう名前でしたっけ?鮭なんですが、貴重な鮭の種類がありましたよね。そのを丸ごと1本お買い上げ。

そのほかも、スズキ、イカ、カンパチ、サバ、エビなどを買いました。
カツオは探したのだけれど、この日は入荷してなくて×。
タタキはマグロですることに決定。

ということで、メニューは、

 ○ちらし寿司
 ○巻き寿司+魚のアラの味噌汁
 ○握り寿司
 ○刺身盛り合わせ
 ○マグロのタタキ


という、ラインナップです。すべて寿司と刺身だけの献立にしたい、というジャンルカの要望でした~。

当日の厨房は、案の定、戦場と化していました。
段取りをきちんと決めたのですが、お米が足りなかったり、足りないお米をイタリアのリゾット用のお米で代用しようとするジャンルカを諌めたり、何かしら小さな問題も起こりましたが、どうにか乗り越えました。

彼にとってのストレスは、手順やメニューの全体像が見えないということ。
butakoは、もう何度も寿司のサービスをしているので、すべての工程が頭に入っているのですが、彼はそれが分からないので、少しイライラしていたかしら。

ま、無理もないことです。18年前に日本に来て、寿司のレッスンを1週間受けただけなのですから。

なんとか二人で協力しあって、当日は12時間くらいずっと働きっぱなしで、25人分のディナー、こなしましたよ。1週間前からナスの塩漬けと酢飯で練習した握り寿司もうまくいきました★
しかし精一杯やったものの、肝心のお客の反応は?

おいしかった。
すっごく良かった。
良い時間を過ごせた。


そうそう、お客さんの喜ぶ顔が見えるから、過酷な仕事も報われるというもの。
寿司の夕べは、今回も大成功でした!
そしてジャンルカとも、うまく意思疎通できて、友情が深まった感じがしたので、これも収穫の一つです。

〆サバが好評だったのがうれしかったなぁ。

                                                    butako
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by butako170 | 2009-09-20 18:21 | ウンブリア地元ネタ
SKYの取材を受けて
小さい秋を、ここスポレートでも
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見ぃーつけた!!
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つやつやと光るマロニエの実と、このオブジェのオヤジの頭に共通点を見出したので、上下に並べてみました。

日本は、秋を感じる日々ですか?
スポレートは朝晩は冷えてきました。マロニエの実の季節です。
本当、ツヤツヤしてますよね、この実。まるでグロスを塗っているみたいに。

この手の実があると、なんとか食べられないものかと、考えてしまいます。
(たしか、栃の実モチというのがあったなぁ。)

…ネットが急に繋がらなかったので、以下の部分を翌日アップしました(汗

タイトルのように、本日SKYというデジタル波の取材を受けました!

この秋から開設する新番組で、イタリアでがんばっている外国人を取り上げる、という内容です。
結果的には、彼ら外国人の目を通して、イタリアを再発見しよう、というのが番組の意図だそう。

いやー、でもなぜ私?うれしいけど、なんだか照れくさいなぁ。

気になるインタビューの内容ですが、
?なぜbutakoがイタリアに来たのか
?ウンブリアでの様々な経験(特に羊たちと山を越えた“トランスマンツァ”の話)
?著書『スロー風土の食卓から』の紹介と成り立ち
?この街に住んで、どうか?

と言った内容。

打ち合わせの時に、質問は大まかに知らされていたので、大体シュミレーション出来ていたのですが、いざイタリア語で答える時に、なんだかうまく言葉が出てこなくて。。。カンペ必要でしたね。
15分くらいのインタビューだったのですが、結局、何を言ったのか、よく覚えてません。。。
やはり、緊張していたわね。
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(写真の場所で行いました。上記の写真は、3ヶ月前に友人の本の出版祝の時のものなので、ちょっと雰囲気が違うけれども。)

でも最後に、「国際化と言われている昨今ですが、心に故郷をもっている人は、どこに住もうと揺るがないものです。それは、故郷を愛する心が、その人の確固たるアイデンティティーとなって、強めてくれるから」・・・というようなことが(奇跡的に)言えたので、彼らはとても満足した様子でした。

butakoの故郷は、加古郡とスポレート。
故郷に誇りをもっているから、故郷以外の土地や人も、受け入れて好きになれるのでしょうね。

                                                 butako
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by butako170 | 2009-09-19 03:56 | 報告
モンテファルコのワイン祭り始まってます
 
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ここ数日、朝夕と天気が思わしくないスポレート界隈。
厚い雲に覆われたかと思うと、スコールに見舞われる日々が続きました。
夏から秋へと、季節の変わり目を感じる、この頃。

午後には晴れ間がのぞいた本日、モンテファルコのワイン祭り30enologicaに行ってきました。
スポレートからモンテファルコまでわずか15kmばかりの道は、すっかり秋の気配。丘のブドウ畑のサグランティーノ種が、収穫をまだか、まだかと待っています。

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今日から日曜日までの4日間、モンテファルコの街は、お祭りのため、ワイン一色に染まるのです。

夜間学校時代に知り合ったモンテファルコ在住のマリエッラと、待ち合わせ。途中から、アルフレッドも加わって、ちょっと同窓会気分です。

はじめに、シンポジウムに少し参加して、そのあとカンティーナの試飲ブースに突入。
8ユーロと引き換えに、試飲グラスと首からぶら下げるグラスフォルダーを受け取って、試飲を開始します。

すべて地元のカンティーナばかり。
これは、モンテファルコの各カンティーナの違いを知る、絶好のチャンスですよ★

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butakoの狙いは、何といってもモンテファルコ・ロッソとサグランティーノです。
モンテファルコ・ロッソは、サンジョベーゼ種のブドウを主体に、サグランティーノとメルローを混合させます。各カンティーナの配合の妙が現れますねぇ。

サグランティーノは、その暴れ馬のように強いタンニンを、どう変えていくかが面白いところです。

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今回、数社しか味見できませんでしたが、サグランティーノで「おや」と思ったのは、TIBURZI社
そして以前から注目度大だった、SIGNAE社のロッソ・バスタルドです。

ロッソ・バスタルドはBastardoという街のある地域で作られているのですが、この言葉自体が、イタリア語であまり品がよろしくないもの。。。(でも街の名前なんだけどね)
だから、イタリア人が聞いたら思わずプッって噴出してしまうのです。

ロッソ・バスタルドの本体は、サンジョベーゼ 65%,メルロー 25%, カベルネー 10%、でラズベリーのような香り、ハチミツ、ナッツを思い浮かべる芳香です。

ロッソ・バスタルドは、これから急成長の予感かしら。

一度8ユーロ払えば、4日間自由に試飲できるので、土曜日あたりの再来を狙っています。
(土曜日の晩は、寿司職人しないといけないから無理かなぁ。)
                                                 butako
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by butako170 | 2009-09-18 06:18 | ウンブリア地元ネタ
半日でも十分楽しめる丘陵都市 トーディ
 
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中世の町並みと自然が美しく調和する丘陵都市トーディ。実は、ウンブリアに3年住むbutakoでありますが、トーディには行ったことがありませんでした。

先日、JITRAのお仕事で、トーディの紹介記事を書くことになり(ウンブリアを旅する記事で、書く都市は自分で決められる)、スポレートから車を飛ばして半日、行ってきました。
なんとスポレートから車で40分。こんなに近いのなら、もっと早くに行けばよかった!…そんなものですよね。近くても見知らぬ街は、遠くに感じるものです。。。

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10年以上前に、ケンタッキー大学の研究チームが行った、21世紀に向けて「環境の整った街」の調査で、ウンブリアの小都市トーディが世界一になった結果はご存知でしたか?

自然に抱かれた中世都市、静か、安全、人が穏やか…トーディを形容する言葉は枚挙に暇がありません。中世の町並みが保存された街は、車の通行も制限されているためか、日中でもとても静か。

街を縦横に走る石畳は風情があり、また突然、小道の視界が開けて遠くの丘が見渡せたり、と街歩きが楽しめます。


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街の目抜き通りG.マッテオッティ通り(ローマ通り→コルソ・カヴールと名が変更)には、商店や噴水のあるカフェテラスなど、目を楽しませてくれます。このテラスでカフェを飲みながら、くつろぐのも良さそう★

大通りを脇にそれると、ローマ時代の巨大な壁「ニッチオーニ・ロマーニ」があります。そう、ここもスポレートと同じウンブリア族が住んでいたのですねぇ。話はそれますが、ウンブリア州は、その全域にエトルリア人が住んでいたと思われがちですが、一般的には、テヴェレ川の西側にエトルリア人東側にウンブリア人が住み分けていたと言われています。

さぁ、マッテオッティ通りをてっぺんまで上りきると、ポポロ広場です。(写真はブログのはじめに)
ポポロ広場は、街の機能が集中した、心臓部。14世紀建造のプリオーリ宮(現市庁舎)や13世紀のポポロ宮(現観光案内所)、ドゥオーモが一堂に集まります。この広場、中世都市の貫禄がありますね。

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やはり圧巻は、ドゥオーモのフレスコ画かしら。
教会内部の正面入り口上の壁面に描かれたF.ダ・ファエンツァの『最後の審判』の巨大フレスコ画に、圧倒されてしまいました。全能の神、悪魔に逃げ惑う人間たち…その躍動感は、今にも壁から飛び出さんばかり。

現在、入り口付近が修復工事中なのですが、「神父さんに、いつ工事は終わりますか?」と聞くと、
「2ヶ月前から、工事しているけど、はて、いつになるかなぁ。」と首をひねっていました。そのちょっととぼけ加減がなかなか笑えました。


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他にも見所は、ドゥオーモから徒歩5分のサン・フォルトゥナート教会(13~15後半)ですね。
その教会の先のカーブの歩道にある見晴台からの景色は素晴らしい。
ウンブリアの大地や丘を一面に見下ろすことができます。

坂を下れば、ルネッサンス建築の傑作、サンタ・マリア・デッラ・コンソラツィオーネ教会が。巨匠ブラマンテの設計に基づいた1617年完成の教会は、城壁の外に唯一建っており、これがトーディの繁栄を象徴した最後の大事業だったそう。それ以降、街はペストや飢餓で、活力を失ってしまいます。

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半日もあれば、回りきれるトーディですが、唯一の難点が行きにくいことかなぁ。
ローマからは、F.S.線テルニでウンブリア鉄道に乗り換えて、トーディ・ポンテ・リオ駅下車。それからバスに乗って、海抜410mの旧市街まで上ります。
ローマからでは、トーディで一泊する必要がありますねぇ。
(効率よくローマから日帰り旅行をする場合は、butakoに依頼ください!テルニまで迎えに行きますよ!詳しくはこちらを。)
ウンブリアの滋味深い山の幸とおいしいワインなどのご当地グルメが、旅人を温かくもてなしてくれます。
今回は、トーディで知り合ったKAOKOさんと、地元のレストラン&エノテカPane&Vinoでランチを食べました。スローフード協会のカタツムリ認定店のとっておきのお店。
地元のワインと、イタリア各地のうまい料理が満喫できる★★★のお店でしたー。

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15ユーロのアンティパストの盛り合わせは、二人で分けても十分な量でした。
トーディから20km離れたワイン処、モンテファルコのワインが楽しめます。この日いただいたのは、スカッチャ・ディアボロ社のモンテファルコ・ロッソ。前菜の鴨の燻製や、ジビエのサラミと相性抜群です。
入り口には、植栽がアーチになっていて、かわいらしい雰囲気。

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プリモには、ストランゴッツィ アル タルトゥーフォを。ストランゴッツィはスポレート近郊の手打ち麺ですが、やはり本場スポレートの方が、私は好きだな。夏トリュフでしたが、豪快にたくさん振りかけてくれました。
デザートには手作りのクレマ・カタラーナが。これは絶品。

スローフード協会のプレシディオ品をふんだんに使った料理の数々でした。地元料理というよりも、イタリアのうまいもんが一堂に集まるレストラン、って感じ。エノテカなので、ワインの品揃えはピカ一ですよ。価格も良心的で、これはおすすめです。

こんな感じのトーディの半日旅行。後半はKAOKOさんと過ごせて、いろいろと話もできて、充実の旅行でした。やっぱり、旅はいいなぁ。
                                              butako


■トーディの食事処
○パーネ エ ヴィーノ Pane&Vino
住所:Via Augusto Ciuffelli 33, Todi (PG)Italy
電話番号: 0758945448
定休日:水曜日
営業時間:11:00-16:30、18:30-24:00
予算:1人20ユーロ~(飲み物別)
質量ともに納得のアンティパストミストは15€(飲み物別)。友人とシェアすると良い。手作りのドルチェもどれも美味。雰囲気の良い地元の人おすすめの一軒。
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by butako170 | 2009-09-17 05:38 | ウンブリア自然・山歩き
ジョバンニーナ! 野草おばあさんとの再会
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ヴァルネリーナの谷にある、小さな村グロッティ。ここに住む今年85歳になるジョバンニーナおばあさんとは、実は去年、山の師匠ジャンニに紹介されて、一度会っていました。

彼女は毎日、野山を駆け巡り、いろんな野草を採ります。
そして村中のみんなに挨拶をし、いつも笑顔を絶やさない元気印のおばあちゃんです。

そんなジョバンニーナに、先週末、会いに行ったのは、きっと私の元気がなかったからかもしれません。
漠然とした不安に押しつぶされそうになり、なにか憂鬱とした日々が続いた先週でした。

彼女に会えば、元気になる。
そして彼女は、私にない何かを持っている。

気さくで、フレンドリー。いつも方言で冗談を飛ばすジョバンニーナは、村の人気者。
10年前に夫に先立たれ、一人暮らしですが、寂しさをまったく感じさせません。
いつも人の役に立とうと、その手を差し伸べている・・・そんな人です。

この日、会いに行くと、素敵な花束と、産みたて卵4つ、よく熟れた黒ブドウ、そしてどんぐり?!(いいえ、ヘーゼルナッツでした)を用意して、私を出迎えてくれました。
あー、ジョバンニーナの贈り物だぁ。
すべて、ここの地のモノ。私を思い浮かべながら、花を手折ってくれたのかしら。

「元気だったかい。会いたかったよう」。
そう、灰色の輝く瞳でそういって、ぎゅっと抱きしめてくれました。

そうそう、これが私の欲しかったものかもしれない。

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歳の離れた友人ジョバンニーナ。

彼女のこの底知れぬ愛情にもっと触れたくて、グロッティ村にしばらく通うことにしよう、と思いました。

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by butako170 | 2009-09-15 05:26 | ヴァルネリーナ valnerina
新しいブログを始めました。
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 ウンブリア州、スポレートに住み始めて3年。
住めば住むほど、地元が好きになっていくのですが、なんとかその良さを多くの人にお伝えしたいと思ってきました。

日本からやってきた友人を、スポレートやモンテファルコ、ヴァルネリーナのノルチャなどに連れて行く機会も多いのですが、一般の方には…と二の足を踏んでいたのです。
でもいつまでも、やりたいことを先延ばしにしてても、人生短いし、何が起こるかもわからないので、
この際、小さなことからはじめてみることにしました。

ウンブリア州を紹介する専用ブログ・・・
果たして知名度のそれほど高くないウンブリアですが、このブログでその良さを発見してくれれば、と思っています。
そして旅なれた方に、「次回のイタリア旅行はウンブリア」と思っていただければ幸いです。
なにせ、ローマから鉄道で直通便もありますし、わずか1時間半しかかからないのですから。

こちらが、その新ブログです。(名前は仮称)
 イタリア発/ ウンブリア 旅ナビBlog

是非、訪れてみてください。
そして気に入ってくれたら、リンク&お気に入りに登録してくれたらうれしいな。
また、取り上げて欲しいウンブリアの街などありましたら、ご意見くださーい。

                                                   butako
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by butako170 | 2009-09-13 22:19 | ウンブリア地元ネタ
スポレートのBioの店
 保守的、おらが村主義、コンサバ・・・どう呼ぼうとかまわないのですが、とにかくスポレートは良くも悪くも、料理に対して『伝統を踏襲する頑固な気質』をもっている街だと思っていました。

スポレートには、イタリアの街には一軒はあるという中華料理屋がありません。
以前あったのですが、3年続いただけで、撤退。
隣街にできたマクドナルドでさえ、採算が取れずに、ほどなく撤退。


という筋金入りの街だったからです!

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ところが『有機専門店il Biologicoイル・ビオロジコ』は、どうも勝手が違う様子。
開店が今年の4月ですが、一向に雲行きが怪しくなる感じでもなく、いや、むしろ繁盛しているみたい。
すべて有機栽培のものだけを扱うという店内には、販売コーナーとランチコーナーに分かれていて、ランチコーナーも不景気というのに、お客がいつも数組は入っているという状態。
なにやら、スポレートのセレブがハードユーザーのようですね。

みなさん、すべて有機食品で作った10€の特製ランチが、「おいしい、ヘルシー、安い」と評判を呼んでいます。

その名物ランチを先週食べてきました。
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メニューは
 まず最初にフェンネルとブドウ、洋ナシ、チーズのサラダが小鉢に出てきて、
 ワンプレートのメインと、桃とバナナの砂糖マリネ(甘さ控えめ)でした。

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 プレートには4種類の料理が美しく盛られています。(右端から時計回りに)
  ・レタスとリンゴのハチミツ炒め(砕いたひまわりの種入り)
  ・TZATZIK(ヨーグルトと生ニンニク、きゅうりのギリシャのソース)
  ・ファッロ麦のリゾット ジェノバソースとパキーノ産トマト入り
  ・茹でカリフラワー、クミンシード入り(味噌のソースで)

そしてグラスに一杯頼んだビオのワイン『CUSTOZA』が絶品。これガンベロ・ロッソでも取り上げられた注目のワインです。

食べ物だけで10€、飲み物、コペルトを含めて一人15€なり。
これはベジタリアンには、GOODだし、ダイエット中の人、また単純にランチを愉しみたい人におすすめですね。

それにしても、味噌も使い、たまにしょうゆも使うという、シェフのジャンルカ氏。日本文化が大好きで、マクロビオティックの教えに共感しているのだとか。
来日したことのあるジャンルカ氏ですが、この厨房にもスリコギやタワシがあって、butakoびっくりしちゃいました。(ひまわりの種は、スリコギでつぶしてました★)
スリコギは、butakoも欲しかったので、さっそくどこで手に入るかを教えてもらっちゃった。


そして、話は弾み、彼がかねてから開催したかった、『寿司と刺身の夕べ』という予約制のディナーを、butakoが協力してすることに!
ちょっとマニアックなジャンルカ氏なので、伝統的な寿司のみを出したい・・・というではありませんか。(汗)
これを機会に、本格的に握り寿司の勉強、しようかな。

                                                  butako
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by butako170 | 2009-09-09 19:46 | プレシディオ・食材