<   2009年 07月 ( 6 )   > この月の画像一覧
聞くことの大切さ 
d0033983_0595439.jpg 
最近、思うこと。
それは『聞くことの大切さ』。

足の腱の損傷もほぼ回復し、仕事もなにもなかった日曜日、
久しぶりにスポレートのドゥオーモで聖日の礼拝を捧げた。

大好きだった神父さんが説教台に立っておらず、なんだか胸騒ぎ。70歳くらいだろうか。この2ヶ月で体調が悪くなってしまったのかも。

それでも代行の神父さんが話したなかで、心に強く残ったメッセージがあった。
それは「聞くことの大切さ」。
彼は、私たちの祈りが、自分の願いだけを述べる一方的なものになっていないだろうか、と言っていた。そして祈りのなかで神と対話をしなさい…と。

うむむ。。。不良クリスチャンのbutakoだが、本当にそのとおり!と思った。
そして「聞くこと」は日常の生活で私の不足しているものでもあった。

d0033983_103270.jpg 
みんな自分のことを一生懸命話したがるし、世の中にはいかに「話上手、アピール上手が人生の成功の鍵」といわんばかりに、書籍を売り出し、話し方教室なども盛況のようである。

イタリア人は、まったく「口から生まれてきたの?」と思うくらい、日本人以上に話好きで、男も女もよくしゃべる。もともと他民族国家のイタリア。黙っていては意思の疎通が図れないばかりか、不利になることも多いからだろう。

もちろん、話すことは大事だ。
往々にして話しすぎるbutakoさんゆえに、最近こう思うのだ。
「もっと人の話を聞く耳を持とう」と。

そう、このオレッキエッテたちのようにね。
(あとで知ったことですが、ドウォーモの神父さんは体調不良で入院中でした。この暑さじゃ、しょうがないわねぇ。)
                                                 butako
[PR]
by butako170 | 2009-07-24 00:48 | その他
月刊amarena 8月号発売!
d0033983_04542.jpg
7月7日にamarena8月号(扶桑社)が発売しました!
今回、取材したプーリア特集をはじめ、7月18日封切りの映画『アマルフィ 女神の報酬』に絡めて、主演の織田裕二さんのインタビューも掲載されています。

映画『アマルフィ』とアマレーナは実は深い関係が。
昨年9月発売のamarenaのアマルフィ海岸の旅記事が、プロデューサーの大多氏の目に触れて、この映画のきっかけになったといいます。
amarenaなくして映画『アマルフィ』の誕生はなかったかもしれませんね。

残念ながらbutakoの帰国予定はだいぶ先になりそう。
映画館に行って観ることができないのが残念です。

                                                 butako
[PR]
by butako170 | 2009-07-15 00:20 | 報告
ミラノ、夏の食彩記 <後編>
さてさて、バール飯2軒目のご紹介。
ここのアラカルトは、本当においしい!でも値段もちょっと高いですけれど。
その名もn'ombra de vin(ノンブラ・デ・ヴィン)、つまりワイングラスを意味するヴェネチアの方言です。
そう、ここはアペリティーボも食事もできるエノテカ&ワインバーなんですね。

ここでいただいたのは…
d0033983_17233366.jpg

左:Carne Salada con insalatina fresco e scaglie di Castelmagno(18€)
右:Burratne con pomodorini dolce e crema al basilico e pinoli (14€)

特にカルネ・サラーダが絶品でした。これは塩とハーブ、粒こしょうでマリネした塊肉を、カルパッチョのように薄切りにして、サラダ仕立てにしたものです。
肉がおいしい!ワインに合う!
さすが、ワインバーのちゃんとした皿はおいしいですネ。

ちなみにこの店はブレラ地区にあって、お洒落なスポット。
午後8時にもなると、セレブなミラネーゼたちでごった返します。。。

n'ombra de vin
Via San Marco2,Milano
02-6599650

そして夏のミラノで、是非味わいたいのがジェラート!!!
イタリアンジェラートってなんでこんなにおいしいの?!と思っている人、ここGROMのジェラートを食べようものなら、もう涙を流さんばかりに感激するはずですよ。
フルーティで香りもあって、これぞ本場の中の本場!なジェラートです。
(何を隠そう、タクシーの運転手さんの「オレはミラノで一番うまいと思う」の言葉を信じて、食べてみたら、本当においしかった店です)

d0033983_17354514.jpg

勘の良い方なら分かったはず。
そう、スローフード協会のプレシディオ品なども扱っているお店なのでした

ショップ・カードの裏には、
~私たちは、最上の原料を使って、ジェラートを作ります~とあり、最良のグァテマラのコーヒーやランゲ地方のヘーゼルナッツ、新鮮な生乳や水は山からの湧き水を使用。
イチゴやレモン、さまざまなフルーツもすべて旬のものを使っています。

これでおいしくないわけがありません。口に運ぶ際に、その素材の香りもきちんとする稀有なジェラート。
是非、ミラノにお越しの際は、食べてみてください。

それにしても、今年から路上での『立ち食い禁止令』がでたはずのミラノ
でもみんな全然気にすることなく、路上でのジェラートを楽しんでました。

GROM(グロム)   数店舗ミラノにあります。
Via A.da Giussano,1 02-43511942
Via Santa Margherita,16 02-80581041
Corso di Porta Ticinese,51/B 02-58107110
Corso Buenos Aires,13 02-20520104

butako
[PR]
by butako170 | 2009-07-14 17:30 | 旅行記
ミラノ、夏の食彩記
d0033983_1947427.jpg
 
 先週の5日間にわたるミラノでのコーディネートのお仕事が終わり、昨日からスポレートの日常が戻ってきました。(といいつつ、昨日は仕事でスペッロという街に半日行っちゃいましたけど)

写真:ミラノの下町の情緒が残るナヴィリオの運河

d0033983_19484334.jpg
 
 ミラノでbutakoさんがどんなことをして、どんなものを食べたのかをダイジェストでお伝えしたいと思います。
5日間のうち、一日早朝に大雨が降ったけど、それ以外は晴天続き。
ドゥオーモの尖塔が初夏の青空に向かってピンと背伸びしている様子が、印象的でした。
今回は、ドゥオーモの屋上にも上り、5世紀の歳月をかけて築きあげた大理石彫刻の繊細さとダイナミズミを堪能することができました。
ドゥオーモを中心に放射線のように広がる街並みや遠くに望むピエモンテのアルプスなども見渡せて、本当に気持ちいい!
ミラノへお越しのみなさん、ドゥオーモを訪問の際は、是非屋上まで足を伸ばしてくださいネ。

写真:左・ドゥオーモ前の老舗のカフェ「ズッカ」のショーウインドーに移るドゥオーモ 右:ドゥオーモの屋上

d0033983_2055726.jpg

さて、「ミラノに来たならば、是非地元の料理を」ということで、ミラノ在住の友人AKIKOさんに教えていただいたOsteria dell'Acquabellaというオステリアにて夕食をとりました。
(ここが取材先から一番近いオススメの場所だったのです)

そこで頼んだオッソブーコとミラノ風リゾットのピアットウニコが最高に美味でした。(左の写真)
ミラノ風カツレツもおいしそうだったのですが、十分この皿がボリューム満点だったので、断念。
また機会があれば是非挑戦してみたいですネ。
この店はエノテカにもなっているので、ワインの品揃えも非常に豊富。ポイント高いです。

Osteria dell'Acquabella
Via San Rocco,11(Porta Romana)
02-58309653
定休日:土曜日(午後)と日曜日(全日) www.acquabella.it

そして2軒目は、滞在中のホテルの近く(センピオーネ通り終点のピアッツァ・フィレンツェ近く)にあるレストランです。ここは外見はフツーの食堂風なのですが、中に入った途端新鮮な魚介や釜揚げのシラスなんかもディスプレイされていて、かなりレベルの高い店であることが感じられます。

ここで頼んだのが、ポルチーニ茸とスカンピのタリアテッレです。
なんとポルチーニは旬の生のものを、スカンピは大粒のむき実がこれでもか!というくらい入っていて、おいしくない訳がありません。
絶品パスタは12€。この味で12€とは、かなりお得感がありましたよ。

Da Stefano  (il marchigiano)ということはマルケ料理だったのか?!
Aia Arimondi,1(Via Planaの角)
02-33001863
定休日:金曜日(午後)と土曜日(全日)

d0033983_114749.jpg
 
そしてナヴィリオ運河沿いのMas!というスペイン・レストラン&バールのタパス。
ここはハッピーアワーで食べ放題もやっていて、レベルもなかなか良いのですが、やはり単品でオーダーするタパスは手がかかっているだけのことがあり、美味でした。

運河を眺めながら食事やアペリティーボのって最高!

(写真:左の手前は海老のグリル・マルサラ酒風味、奥は豚肉のスパイシー串焼き、右は魚介たっぷりのパエリア)

いろいろと書いていたら、思った以上に長くなってしまいました。
次回は引き続きバール飯とミラノ一美味しい(?)ジェラート屋さんの紹介です。

                                                  butako
[PR]
by butako170 | 2009-07-12 19:55 | 旅行記
おいしくなれなれ ノチーノよ!
この1年、アマーロ(薬草酒)作りに目覚めたbutako。

去年は、いきなりマイナーなラインナップ『ジェンツィアーノ(りんどうの根)』のアマーロ作りに挑戦。
アブルッツォ州の人がこよなく愛するさわやかなアマーロです。
お味の方は、好評でした。

d0033983_7242626.jpg 
今年こそは挑戦しようと思っていたアマーロがありました。
それはノチーノ…つまりクルミのアマーロです。
色は琥珀色を通りこして、黒に近く、苦味と甘みをたっぷりと含んだ絶品アマーロでした。
友人宅で飲んでから、すっかりとりこになっていたのです。

ノチーノ用のクルミは、初夏の頃の青い実を使わなくてはなりません。
でも初夏と言ってもいつ?5月初旬から6月末までは、結構開きがありますから。

そこで収穫時期をネットで調べてみました。
「ノチーノ用のくるみを収穫するのは、聖人バプテスマのヨハネの日の早朝、朝露に濡れた実を取るべし」
という文言を発見!


イタリアは365日、毎日何かしらの聖人の名がついています。
そこでバプテスマのヨハネの日は?というと…
6月24日です

さっそくこの日、サクランボ狩りでお世話になったパオラさん宅を再訪し、
またまたご好意に甘えてクルミの実を30個ほど取らせていただきました。

d0033983_7261938.jpg
 
このクルミを4分の1に割って、ホワイトリカーにシロップとともに漬け込むのです。
早速実をきれいに洗って、包丁で切ります。

わ、初めて見た。熟れる前のクルミの中身。
なんとクルミの核(食べる部分)は、この時点ではまだ半透明のジェリー状の物体です。
核を取り囲むように硬い部分がありますが、これは後々クルミの殻になる部分です。
そして緑色の外皮がそれらを保護しています。

そう、クルミは銀杏と同じなんですね。
秋の収穫の際は、一番外側は柔らかくなっています。それを取り除くと、胡桃の硬い殻がでてくるのです。

ほほう、と感心しながら、手袋もはめずに作業していたら、作業が終わって数時間後には手が渋で黒ずんできました。
その黒ずみはなんと10日経っても消えなかったのです。
恐るべし、クルミの灰汁!!

d0033983_7381887.jpg
 
さてさて漬けたばかりのものは左。それが3日もたてば、右になります。
丁子とシナモンスティックを入れて隠し味に。
そして40日経てば完成です。
待ち遠しいなぁ、40日後が。

ちなみになぜ、バプテスマのヨハネの日の早朝にクルミをとると良いのでしょうか?

イエス・キリストの誕生の朝(クリスマスの朝)に奇跡が起こるというのに倣い、イエスの次にリスペクトされている聖人ヨハネの日の朝にも奇跡が訪れる…という縁起をかついでのことなのでしょうか。

ちょうど夏至に近いバプテスマのヨハネの日なので、クルミ採りの目安にするのによい指標だったことは間違いありません。
                                                 butako
[PR]
by butako170 | 2009-07-06 07:19 | イタリア年中行事
イワシとフェンネル
d0033983_4434064.jpg
  
ここ最近の忙しさが少し落ち着き、いつもどおりの生活に戻ってきた。
買い物に行って、昼食も夕食もきちんと用意をして…

あたり前だけど、忙しいとどうしてもおろそかになってしまう食事。
でもこの食事が私たちの血となり肉となってゆくのだから、あなどれない。
質を落とした食事をしていると、いつか体ばかりではなく、心も病んでしまうだろう。
 

というのは、少しオーバーな話だけど。。。

久々に減農薬野菜の農家ビゾンニへ買出し。
採れたてでまだ切り口が生々しい、小さな棘がチクチクと軸に残るズッキーニは、1kg98セント!
5,6本買い込みます。
そしてロベルトの朝食用の果実。今の時期はモモ類ですな。
スモモ、アプリコット、モモ、ネクター、プルーンなどを満遍なく買って、ミックスジャムにします。

そしてコープではお肉と大ぶりのイワシ(全長10cmくらい)を購入します。
イワシは今晩のおかずに。

実は我が家の食卓にのぼる頻度の高いイワシ。
こちらではアチューゲとかアリーチェっていいますが、大衆魚であるのは日本もイタリアも変わりません。
おいしいのに安い!ロベちゃんも大好きなので、調子にのって月に3回はイワシです。

しかしながら、春は7センチくらいの小骨の柔らかい小さなイワシだったのですが、今頃のは成長してやや大ぶりになっています。
この大きさのイワシをみると、父と母のことを思い出します。

2年前の秋、butakoの結婚式のため、スポレートにやって来てくれたbutagawa家一同。
我が家は父、母、妹、弟、日本人の友人2人が滞在し、日本語が飛び交い、まるでリトル・ジャパンと化していました。ロベちゃん、思わず、「ここは日本の治外法権だね」なんて言ってましたけど。

妹や弟たちは、毎日イタリアンでもOKだったのですが、両親があっさりと「白飯食べたい」と言い出しました。そこで母とコープに出かけた際、彼女はイワシを、そう体長10cmほどのちょうど今日買ったサイズのイワシを10匹ほど買い、我が家で醤油と白ワインで煮付けて、晩御飯に父と食べたのでした。
(ああ、こんなこと書いてると、今晩のイワシをお醤油で甘辛く煮付けて食べたくなってしまった。)

イワシはパセリと乾燥トマト、パン粉をまぶしてオーブン焼きにしようと思っていたのですが、パセリを買い忘れたことに気づき、帰り道、駐車場の近くの山道に寄り道。
パセリの代わりにフェンネルの葉を使うのです。

d0033983_4442729.jpg 
買い物の帰り道、駐車場近くのサンポンツィアーノ教会脇に自生するフェンネルの葉を採ります。手で摘んだ途端に広がる清々しい芳香。少しカレー粉のようなエスニックな風味もあり、私の大好きなハーブの一つ。
そして野生のミントも少々失敬。

ズッキーニを薄くスライスし、ミントを散らしてカルパッチョに。
オリーブオイルと塩だけのシンプルな味付けで、ズッキーニの味を生かします。ミントの香りがアクセントになり、さっぱりしておいしいんですよ。

さてさて、本日はイワシとズッキーニのヘルシーな夕食。
たぶんこれだけじゃ足りないと思うから、サンド豆もクタクタに煮て、頂くとしましょうか。

それでは、ボナペティ★
                                                butako
[PR]
by butako170 | 2009-07-01 01:54 | プレシディオ・食材