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パスタ天国① ~ボッタルガのスパゲッティ~
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この数ヶ月、ロベルトが家で昼食を取るため、ランチはもっぱらパスタです。
普段はbutakoが作るのですが、仕事に追われているときなどは「ちょっと、作ってよ」とお願いすると、快くキッチンに向かってくれます。

先日ロベルトが作ってくれたボッタルガのスパゲティが、超美味だったのでご紹介。
ボッタルガは『カラスミ』のことで、ボラのボッタルガはサルデーニャ島が名産地。
一方マグロのボッタルガはシチリア島のが有名です。

ロベルトの父方がサルデーニャ出身ということで、なにかとボッタルガを頂く機会が多かったのですが、今ひとつ使いこなせずにいたのです。
それがおよそ2年の試行錯誤を経て、この日のパスタは超最高のできばえでした。
現在、日本でも瓶づめのボッタルガの粉末が売っているので、良質のものが手に入ったら是非作ってみてはいかがでしょうか。

作り方(二人分の場合)
①フライパンにオリーブオイル大4杯を入れ、ニンニク2カケ(荒みじん切り)、タカノツメ1本を加え、弱火でじっくり香りを出す。火を止める。
②①にアルデンテのスパゲティを投入し、粉末のボッタルガ大5杯、刻みパセリ大2を加え、パスタの茹で汁も大2ほど加え、よーく混ぜる。
                                         できあがり♪♪

まーなんて簡単でおいしいのでしょう。
ポイントはボッタルガを加えるのは最後ということですね。香りや風味を損ないたくないものはいつだって、食べる直前に入れるのは鉄則。
しかしここに至るまでに2年もかかってしまいました。

さてボッタルガの本場のサルデーニャですが、オリスターノ県のSanta Grecaという街では毎年9月ボッタルガ祭りを行うそうです。
ボッタルガのクロスティーニやスパゲッティ、そしてブドウの葉で包み焼いたボラのグリルなどを、ワインとともに祝う祭り。
ロベルトから聞いて、butakoも是非参加してみたい!と思ったのでした。

今年、マジで行こうかな。                     butako
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by butako170 | 2009-04-28 17:50 | プレシディオ・食材
春爛漫のfesta di leberazione
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4月25日はイタリア解放記念日(Anniversario della liberazione d'Italia)で、祝日です。
これはいわゆる終戦記念日で、第二次世界大戦のファシストからの解放という意味です。

さて、例にもよってまたまた食事会のレポートです★
最近ロベルトの交友関係も広がり、そのため彼が主催する食事会も、なんだか今年に入って頻繁に行われております。

昨日はその親友で師匠でもあるステファノさん宅で、20人の集まる大パーティーを行ったのです。
ステファノさん宅はスポレートの郊外にある丘のなかの一軒家。360℃見渡すかぎり草原で、ブドウ畑やケシの実の花畑もあり、とっても美しいロケーション。
そして暑くもなく寒くもない4月の暖かな太陽に包まれた日でした。

そんななか屋外で食べるバーベキューは、美味でとっても開放的!
もう最高にリラックスした一日を過ごすことができましたよ。(ただし私意外?)

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そう、今回はロベルトが主催したため、butakoたちはバーベキューの準備係です。朝9時半にステファノさん宅に集合して、まずはテーブルのセッティングと気付けのカフェ…そして前日からローマから来ていた写真家コリントさんと挨拶を交わし、写真のテクニックについてもあれこれとレクチャーを受けました。

自宅を取り囲む自然や家のなかにあるかわいい小物など、なんでも被写体になるステファノさん宅。。。

そしていよいよ準備にとりかかります。
butakoは大量の野菜を洗い、グリル用に切っていきます。
トマトはオーブンでセミドライに仕上げるため、半分に切り、オリーブオイルとタップリの塩を振りかけて、オーブンへイン。2時間じっくりグリルします。

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なんやかんやで3時間ほどの準備が終わり、ロベも火起こし、野菜のグリルなどをこなしていよいよBBQプランツォ(昼食)に突入です!
今回は、うれしいことにbutakoの友達Hiromiさんと旦那様のMicheleも参加です。

そして野菜のグリルや生ハムなどの前菜、サルシッチャのタリアテッレをプリモに。
そしてこんがり焼いた牛肉のスコッタディートやサルシッチャ、ビューステル(いわゆるドイツ風ウインナー)などを食べて、ルチアお手製のリモンチェッロに浸したババやbutako作のガトーショコラ…

一体どんだけ食べるねん…という心配をよそに皆さん、心行くまで飲み食いしました。
今回、butakoは台所担当だったので、常にサーブやお皿に気配りをしていました。そのためか食い倒れることもなく、無事家路に帰ることができたのでした。

また会の後半は、hiromiさんの伴奏でステファノさんが歌う…という余興もあり、飲めや歌えやのパーティです。みなさん、達者で素晴らしい!

会が終わるとbutakoはお皿の片づけまでしたので、たいがいくたびれました。次回は主催側ではなく招待される側になって、のんびり楽しみたいものです。
でも料理好きもてなし好きな性分なので、もちろんほとぼりが冷めたら、またこうして働くのは大歓迎ですけどね。

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                                          butako
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by butako170 | 2009-04-26 23:28 | イタリア年中行事
イタリアで人気のオメオパシーについて
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さてさて病院通いといえば、そうでした。
先月、スナバエ・アレルギーの治療に取りかかりました!
長い間butakoブログをご覧の方は知っていると思いますが、私、スナバエという吸血性の極小ハエにアレルギーがあります。 
初夏から晩夏にかけて、家の近くのニレの木でスナバエが大量発生するのですが、そいつに刺されるとミカン大の赤い斑点ができ、かゆいので掻くと、それが飛び火してもう体中大変なことになるのです。

抗アレルギー剤を塗ってもその場しのぎなので
アレルギー内科に行って減感査療法でも受けようかと思って、情報を得ていたのでした。
友人ルチアが「良いお医者さんがいる」というので、先日訪問。
『オメオパシー』と聞いていたので、アレルギー治療かと思っていたら…

まずはオメオパシーのベテラン女医アントニア先生に、症状を述べます。
butakoの国のこと、食べ物のこと、両親のことなどをいろいろ話、やっと症状の話に。
スナバエがどうでこうで、刺したらこうなって…とあれこれと話していると、

先生が、「そうよ。分かったわ」というので、何か即効性の解決法でもあるのかとドキドキして次の言葉を待っていると…

先生:「あなた、スナバエにアレルギーがあるのね」
butako:「 ・・・。 」ズッコケw★

もぅ、先生、そんなこととっくに分かってるのに、何をいまさら…
そうなんです、私は医者にかかる時は、「風邪です」と言わずに症状を述べ、捻挫の時は「足がこうなって、こんな風に痛むのです」と説明することにしています。(病名の判断はあくまでもドクターがするものだと思っているので)
この時も、アレルギーと言わずに、まずは症状を説明していたのでした。

そこで色々と問診をさらに重ね、1時間半の受診が終わりました。
butakoの健康上の問題として、この日浮かび上がったのが「スナバエアレルギー」と「月経前の不快症状」でした。先生はさらさらとペンを走らせ、butakoのために3種類の薬(レメディー)を処方してくれました。

オメオパシーの治療は、「レメディー」という自然界の毒素を微量に含む小さな錠剤を服用して、体内の治癒力を高めて治すというもの。
butakoの性格や身体的性質と症状を総合的に考えた正しい処方をするのが、専門医の腕の見せ所です。

「ほんまに効くんやろか?」
かなり疑問視していたbutako。
しかし飲み始めて一週間後、その効果らしき症状が現れました。

寝室の掃除をしていた時です。
埃アレルギーのなので、ホコリがたつとすぐにくしゃみをしていたのですが、この日はまったくといってくしゃみが出ません。鼻もムズムズなりません!
これは効いている?


そしてもう一つ。
案の定、先月も月経前の腹痛、腰痛に悩まされていました。常用しているボルタレンに手が伸びかけたのですが、ためしにレメディーを飲んでみようと、服用したところ…
痛みがかなり軽減されました。
頭痛や気分のモヤモヤは晴れませんでしたが、腹痛は結構すぐにおさまってしまいました。
これは効いている?


最大のジャッジはスナバエがでる6月後半です。
さて、オメオパシーは効くのでしょうか?
(治療期間が不十分な場合に備え、レメディーの塗り薬ももらっていますが)
それまで服用を続けて様子をみてみることにしましょう。

                                                   butako
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by butako170 | 2009-04-23 22:58 | 報告
お医者へハシゴ
やっと時間に余裕ができたbutako。
そんな時、たまっていた掃除、ロベの朝食用のジャム作り…などをまとめてやっちゃったりします。
主婦として最低限、掃除や洗濯、衣替えとかはしなきゃならないので、こんな時こそとやってますが。

『お医者周り』もこの際、しておこう…と思っていました。
実は3週間前にローマに、日本→イタリアの免許証の書き換えの件で大使館に行った際、アスファルトの道を一日中歩いたせいか、右足の甲の筋を痛めてしまっていたのです。
それが日にち薬でも一向に良くならないので、昨日、主治医に見てもらいました。

イタリアの医療制度って主治医制なんですよね。
自分の主治医の所にとりあえず行って、もし手に負えないようなら、病院や専門医を紹介してもらう。
主治医は一般内科医みたいなもので(もちろん専門はおありですが)、クリニックといっても簡単なベットと消毒液くらいなもので、体重計すらないのです。

診療はタダ、薬代は実費で、今回は足の捻挫の処方箋を書いてもらい、薬の代金は12€(1500円ほど)でした。主治医制は便利でお金もかかりませんが、ダイレクトに血液検査などしてくれないのが面倒です。しかもクリニックは平日の1時間しか診察時間がないので(!)その時間帯が仕事でふさがっていたら、いつまでたっても受診できない…(涙)。

私の主治医の場合は平日は16~17時の間のみで、来た人から番号札を取ります。番号札は20まであり、もし自分が21番目に来た場合は、この日の診察は無理で、後日挑戦となります。
そんなアホな~。
日本の医療制度に慣れた私にとっては、かなり奇妙に感じます。
でも無料で受診できるのは、メリットだけれどね。(別途検査が生じた場合は有料)

今回捻挫ででた薬が液状の薬でした。
イタリアでは湿布がない!!
そういえば、中国人の友人が母国から帰ってきた際、高齢の知人にサロンパスをお土産にしていたのを思い出しました。
湿布、あると便利なんですがね。久光さん、参入してこないかしら。。。

次回の記事は、イタリアでも人気急上昇中の『オメオパシー』療法について取り上げます。


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by butako170 | 2009-04-23 16:47 | 報告
イースターが終わって早10日…
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お久しぶりです!
皆さん、元気でしたか?

この2週間ほどは、けっこう忙しい日々が続いていました。
執筆って、書いた後も校正や見直しの作業とかがあるんですよね。いやーこれが思いのほかてこずっちゃって。それと平行に次回の取材の下調べ(プーリアです!)、イースター、私のジェニウス・ローチの寿司の受賞式…となんだかてんてこ舞いでした。
ま、butakoの要領が悪いだけ…という説もありますが、人間、それぞれ処理速度も能力も違うので、こればっかりは仕方がないことですねぇ。

イースター(パスクワ)のご報告ですが、今年は『食い倒れマラソン』さながらのフェスタを行いました。
郊外のオリーブ畑の近くにある一家で、15人ほど集まってワイワイがやがやと楽しいパーティ。

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ウンブリアやマルケには、「コラッツィオーネ・ディ・パスクワ」という習慣があります。
それは、イースターの朝ごはんに特別なメニューを食べるというもの。

スポレート界隈では以下の内容です。

・パスクワのピッツァ(たくさんチーズの入ったパンケーキのようなもの)
・サラミ各種
・ゆで卵(イースターにツキモノですよね)
・コラレッラ(羊の内臓の煮込み)
・もちろんワイン



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イタリアの朝食には非常に珍しい塩辛いラインナップです。
これを朝の10時ごろからダラダラと食べるのが、中部地方のお約束。。。

今年はロベルトのこだわりでピッツァ・ディ・パスクワを手作りしました。(作っている様子は一番上の写真)
友人ルチアの実家の薪オーブンをお借りして、昔ながらの製法で作りましたよ!
ペコリーノチーズやパルミジャーノ、卵などをタップリ入れて発酵させるパンのようなピッツァです。

これに生ハムやサラミを載せてパクリと食べるのがこちらのスタイル。

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そしてコラテッラはbutako作。

羊の内臓を細かく切って、それをオリーブオイル、ニンニク、タマネギとともにコトコト煮込みます。
隠し味に少量の酢を入れて、臭みを取ります。

今回は、これにアーティチョークを入れて。

繊細で風味豊かに仕上がり、参加者から大好評でした。




朝食がすむと、天気も良かったので、オリーブ畑に出て野性のアスパラガス摘み。春爛漫で、花も咲き乱れており、本当にイースターらしい日和でした。


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昼食はこの家のご主人が用意してくれていたミートソースのタリアテッレとスペッツァティーノ(肉の煮込み)を。みんな食べる食べる…お変わりまでしていました。

そして夜は本日のメイン、羊のローストでございます。
薪でこんがりと焼いた羊は、身がほろりとほぐれるほど柔らかく、臭みはまったくありまん。
そして昼に採ったアスパラガスでフワフワのオムレツを作ります。

ここでbutakoに異変が!!
朝から良い調子で食べていたのに、急に消化不良に陥ってしまったのです!
マンマ・ミーア。
もう食べるどころではなく、消化のためにズボンのベルトを緩めたり、薬を飲んだり…。
その甲斐あって、お開きになる頃にはなんとか復活しました。

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いやー食べ過ぎましたね。
リミットを越えたのかしら…

この日は教会のミサにも行かず、文字通り食い倒れてしまいました。
イースターはイエス・キリストの復活を祝う祭りです。イエスは人類の罪の身代わりに十字架にかかり、3日目に甦りました。今一度、そのことを思いつつ、生かされている幸せをかみしめながら、日々歩みたいものです。
暴飲暴食は当分お預けですね。

                                                 butako
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by butako170 | 2009-04-21 01:57 | イタリア年中行事
『スロー風土の食卓から~イタリア通信~』No1~12
 『スロー風土の食卓から~イタリア通信~』

 *神戸新聞2007年4月-2008年3月まで
   隔週金曜日 夕刊に掲載 
 
 (写真はクリックすると拡大します)

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by butako170 | 2009-04-17 19:35 | 神戸新聞 掲載記事
『スロー風土の食卓から~イタリア通信~』 No13~23
『スロー風土の食卓から~イタリア通信~』

 *神戸新聞2007年4月-2008年3月まで
   隔週金曜日 夕刊に掲載 
 
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by butako170 | 2009-04-16 22:36 | 神戸新聞 掲載記事
『マンマの国から~イタリアふるさとの味紀行』No1~10
『マンマの国から~イタリアふるさとの味紀行』

 *神戸新聞2008年4月-2008年12月まで
   隔週金曜日 夕刊に掲載
 
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by butako170 | 2009-04-15 22:42 | 神戸新聞 掲載記事
『マンマの国から~イタリアふるさとの味紀行』No11~19
『マンマの国から~イタリアふるさとの味紀行』

 *神戸新聞2008年4月-2008年12月まで
   隔週金曜日 夕刊に掲載
 
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by butako170 | 2009-04-14 22:58 | 神戸新聞 掲載記事
私たちにできること
ラクイラ地震は連日、イタリアでも放送されています。死者は250人を越え、まだまだ瓦礫の下にいる人も多いようです。一国も早い救助と彼らの生活を祈るばかりです。

現地では水や食べ物が不足していて、続々と届く食料も分配がうまく行われず、隅々まで行き届いていない様子です。こんなとき、地震大国日本の良いマニュアルはないものか…と思ってしまいます。
イタリアでは義捐金も募っていて、取り急ぎ義捐金ダイアルというものをしてみました。(電話をかけると自動的にお金が送れるもの)

私たちに出来る事は限られていますが、その範囲内で手を差し伸べて生きたいものです。
このたび、私を心配くださり、連絡や慰めを下さった方々のご好意は本当にありがたかったです。


イタリア大使館で義捐金募集をしているようですね。
<<振込み先>>
■三菱東京UFJ銀行 
■本店口座番号:当座0143319
■名義(カナ):インテーザ サンパオロ エッセ ピー ア トウキョウシテン

**振込みに際して、送金者の氏名欄には氏名の後、
7桁の3001 100の番号(募金目的番号)を付け加えて下さい。

                                             BUTAKO
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by butako170 | 2009-04-08 22:47 | 報告