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七人のサムライ
 最近、友人フランチェスコ宅から借りてきたDVDを、夕食後に見るのが習慣になっています。
先日見たのは黒澤監督の『七人の侍』。(イタリアのタイトルはセッテ・サムライ)。セッテ→7でまんまなタイトルです。

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実はこの映画、恥ずかしながら通しで見たことがなかったButako。
大多数のイタリア人が「セッテ・サムライは素晴らしい」と絶賛していたので、かねてから見てみたかったのです。

 予想通り、楽しめました。
勧善懲悪で、涙あり笑いありで安心して見れる筋書き。
登場人物の個性の豊かさ、そして日本の田舎の美しい風景。

現在の映画と比べて決してアップテンポではないけど(3時間もある)、見ていて飽きませんでした。
ロベは三船敏郎の奇抜な役柄にはまったようで、「ミフネ ブラボー」とべた褒め。
Butakoは破天荒な三船の役どころに、織田信長の若い時代を重ねていました。

サムライやゲイシャ、柔術が大好きなイタリア人。
日本のアニメだけではなく、時代劇もイタリアでウケルとButakoは確信しています。
大河ドラマの『独眼流政宗』とかきっといいんじゃないかしら。

写真))フランチェスコがアレンジした『七人の侍』のDVDのパッケージ。
サムライの顔はもちろん彼。

今年最後のブログとなりました。
来年もよろしくお願いします★                    Butako

 
 A子ちゃんへ
Butako宛に送ってくれたメールは旧のアドレスでした。
新しいメルアド教えてね。
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by butako170 | 2007-12-31 10:12 | その他
クリスマス前後
クリスマスいかがお過ごしでしたか?食い倒れちゃいましたか?
我が家はこんな感じでした…
 
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23日(日) ロベルトの友人アンドレアの営むレストランにディナーフィレンツェ出身のシェフなので当然専門は「ステーキ」。
ビステッカ・フィオレンティーナ(フィレンツェのステーキの意味。Tボーンステーキ)を心行くまで堪能しました。900gの肉を二人でシェアー。
食べ応えマンテンです。
火山岩のグリルで焼いたというステーキは、遠赤外線効果で肉の旨みを引き出していました。炭火焼きに負けないくらいジューシーで美味でしたよ。
日本の霜降り肉とは異なるビステッカ・フィオレンティーナ。肉質は締まっており、噛めば噛むほど肉の旨みが染み出してきます。これぞ肉だ!肉を食べてる!という醍醐味があります。

 24日のイブは魚。 実は閉店前のスーパーで買ったスズキだったのですが、ニンニクとパセリを散らしてオーブンで焼いたら、極ウマの一皿になりました。ロベには な・い・しょ。

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25日 クリスマス・ランチ アラブ系の肉屋で仕入れた羊の腿の煮込みを作りました。
いろんな人からレシピを聞いたのですが、やはりロベのマンマのレシピが彼にとって一番だろうと思いそれを採用。ニンニク、タマネギ、パセリで煮込むサルデーニャ風。
 それが、びっくりするほど、おいしく出来あがったのです。
羊の脂に含まれる臭みはまった感じず、むしろその脂肪がトロッと仕上がっています。コクがあって上品で、すごく美味でした。
 去年の夏、彼と彼の友人と行ったサルデーニャで買った赤ワイン:カンノナウ(リゼルバ)2002年を一年半越しに開けました~。
アルコール度数が13,5%もあるワインです。スパイシーで本当に濃いワインでした。
いやーめでたい。ほろ酔いでなんとも幸せクリスマス。
夜はフランチェスコ宅で共に食事。

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26日は聖ステファノの祝日でイタリアは休日
 昼は手打ちでストランゴッツィを作りました。
ソースはスポレート風にトマトと唐辛子、パセリを入れて。
連日続くごちそうのせいもあり、シンプルなこのパスタにロベルトも大喜び。手打ち麺のつるっという喉越しがたまりません。
意外にうまく出来たこのパスタ、余ったので今日うどんにして食べたのですが、これも美味でした。そうストランゴッツィは粉と塩だけで作るパスタ。うどんと同じ材料なのです。

夜はマンマの家にて、子、孫全員集合で大夕食会。
なぜかButakoが日本食を作ることに。焼鮭入りのちらし寿司とテンプラを作りました。
ちらし寿司は大好評。みんなこぞってお代わりをしてくれて一安心。
一方テンプラは、タマネギのかき揚以外は気に入ってくれました。実はイタリア人にタマネギ嫌いが多いっていうこと知りませんでした。10人中5人もタマネギ嫌い。
マンマ、知ってるなら最初に言ってってば。
こんな感じで連日のお祭りは過ぎ去りました。
ロベと二人のクリスマスは寂しいなと思っていましたが、いいムードで祝うことが出来ました。たまにはこんなクリスマスもいいのかもしれません。

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 そしてクリスマスの明けた昨日から、Butakoダイエット開始です。
マジですよ。このむっちり太ももをなんとかせねば。
夕食の制限と、40分のジョギング…。まぁいつまで続くのかは、分かりませんが。

                                     Butako
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by butako170 | 2007-12-29 02:42 | 報告
クリスマスおめでとう!
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 今日ダビデの町で救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。

 クリスマスおめでとうございます。
みなさんはどんなクリスマスをお過ごしですか?Butako宅ではイブの夜は、イタリアの習慣どおり魚料理を食べました。
キリストの受難を思って、魚を食べるのがイタリアの慣わしです。

ダビデの血を引くイエスでしたが、粗末な馬小屋で誕生しました。
そしてその身に、人々の罪を背負って死ぬ、という宿命を背負って生まれてきたのです。

華やかなクリスマス。でもなんのお祝いをしているのか忘れがちな私たちです。
今日一日は、清貧の思いをもって、本当のクリスマスを祝うのもいいでしょう。
Butakoはこれからイブの夜の礼拝に行ってきます。

みなさまに神の祝福がありますように!
                                Butako
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by butako170 | 2007-12-25 05:49 | 報告
スポレートのお菓子 アットルタ
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 クリスマスといえば、ここスポレートには伝統的な菓子「アットルタ」があります。
赤く色をつけた生地に、リンゴや松の実、カカオなどを混ぜた餡(あん)を包み、ぐるぐる巻きにして焼き上げます。トルチェレ(巻く、曲げる)が、この名前の語源だとか。
クリスマスには欠かせないお菓子です。
何重にも巻くフォルマは、エバを誘惑したヘビにちなんでいるとか。
アルケミスというリキュールで、生地をピンク色に染めあげ、仕上げにも振り掛けます。
その赤が何とも派手で愛らしいではありませんか。


 今年もロベルトのマンマは、張り切ってプレゼント用のアットルタ10個を焼き上げます。毎年クリスマスに、子や孫に贈っているのです。
去年に続きButakoは、トルタ作りのお手伝い。
生地は、手打ちパスタと似たような材料。違うのは砂糖とアルケミスを入れるところかしら。
生地作りは、マンマ宅の階上に住む親友マルチェッラの役目。もう何十年も生地を打ちに来てくれています。
でもマルチェッラの家ではアットルタを焼いたことがないんだとか。
マンマ曰く、「なかに詰めるフィリングが難しいから、やらないんじゃない」と。

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 マルチェッラが作った生地をマンマとButakoで伸ばします。
20年もののパスタマシーンで、二人がかりです。
薄く延びた生地に、前日マンマが作っておいたフィリングを載せ、そう、ヘビのようにグルグルと巻きます。250度のオーブンで30分ほど焼き、アルケミスとグラニュー糖をたっぷり振ってできあがり。

2時間ほどでこの作業を終えました。フィリング作りが難しいとのことなので、来年は、それもマスターしたいな。
リンゴと干しブドウの自然の甘味とナッツの歯ざわりが楽しいアットルタ。甘すぎないので、ついつい食べ過ぎてしまいます。素朴でおいしいマンマのお菓子。だんだんお菓子を手作りしなくなってきているのは、日本もイタリアも同じです。この伝統菓子がいつまでも家庭ごとに引き継がれていくといいな。

                                               Butako
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by butako170 | 2007-12-23 23:49 | ウンブリア料理
クリスマス前
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 昨日は聖歌隊の練習日でした。
通常どうり新曲を練習したあと、クリスマスの歌8曲を流しで歌いました。
この聖歌隊は歴史が古いので、皆クリスマスソングはソラで歌えるほど。だから、流しておしまい。さすが我が聖リータ聖歌隊です。
「きよしこの夜」や「グローリア」など、Butakoもよく知っている曲を歌えたので、妙に懐かしい気持ちになりました。
明日、スポレート郊外にある教会のミサでクリスマス・ソングをサービスします。

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もうすぐ、クリスマス。
実感がなかったけど聖歌隊の練習で、ふっと思いました。
そうだロベルトのお母さんとロベルトへのプレゼント、まだ買ってなかった。

 そう思い、今日は青空市場へ。

 結局そこでは何も買わなかったけど、掘り出し物があったので、思わずシャッターを切ってしまいました。
青く透き通る瞳が美しい女の子!
イタリアの子供って天使のよう。
その子も私がカメラを向けると、意識してポーズします。自分が可愛いのを自覚しているよう。



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 その帰り道、アラブ人経営の肉屋で張り込んで羊の肉を買いました。
クリスマスに香草と煮込んで食べるとしましょう。今年はピビリ家のクリスマス夕食会はなし。
いつもパーティを行うフランチェスカ(ロベルトの妹さん)宅は、8月に生まれたばかりのミケーレがいるので、今年は無理とのこと。
 というわけで、このクリスマスはロベルトと二人っきりで静かに祝うことになりそうです。
新婚だし、それもいいかもね。





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                                          Butako
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by butako170 | 2007-12-22 05:49 | 報告
雪の日
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 昨日は雪が降りました。深夜から降り始めた雪はどんどん積もり、朝には見事な雪景色。
普段見慣れた教会への道も、違って見えるから不思議。
雪マジックですね。

案の定、たくさん写真を撮ったButako。
ミサから帰って、食事の仕度もせずに一眼レフ片手に、街へ飛び出しました。
ドゥオーモ、噴水、要塞の散歩道から一望できるスポレートの街並み…。
にわかカメラマンに沢山すれ違いましたよ。皆考えることは同じ。
地元の人も雪の日は特別心が騒ぐようです。

 滑り止めの着いた靴は持ってないので、普通の運動靴ですたこらと道を急いでいると、2度も転んでしまいました。久々に転んだ~。
2回ともしりもちを着いただけで済んだのですが、家に着くころには、体のあちこちが痛みます。上手く転んだつもりだったのに。
雪の日の外出は要注意です。

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ロベルトが雪にまつわるイタリアのことわざを教えてくれました。
「雪は麦を豊作にし、雨は不作にする」
冬の間、雪がたくさん降ると、地面が暖かくふんわりと保たれ、麦の育ちが良い。
一方、雨が降ると、地面を硬くし育ちが悪くなる、ということ。

なるほど、利にかなってますね。

 冬寒いのは、冷え性Butakoには堪えます。でも蚊やハエの幼虫が越冬せずに死滅するので、夏場の大量発生を防いでくれます。血を吸うハエに悩まされるButakoにとっては有り難いこと。さぁ今夜は牛モツの煮込み(トリッパ)を食べて、体の内側からも温めることにしましょう。

                                    Butako
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by butako170 | 2007-12-18 02:27 | その他
『スロー風土の食卓から』 イタリア通信
 「スロー風土の食卓から」
第11回 ブタ加工品
 
風にさらして上質ハム
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 イタリア人にとってブタほど貴重な食べ物はない。一頭丸ごと処分すると、肉、内臓、皮に至りまですべて利用する。捨てるところがない。部位によって、煮たり焼いたり、調理法はさまざま。生ハムやサラミの保存用にも加工される。

 イタリアの代表食材といえば生ハム。モモの部位を塩漬けにし、風通しのいい場所で、六カ月以上寝かせる。スライスしイチジクやメロンと共に味わおう。赤ワインとの相性もいい。
 生ハムの一大産地として知られる中北部の街パルマとサン・ダニエーレ。厳選された白ブタを一年半以上、熟成されて作る。味の決め手は何といっても風だ。渓谷や山脈から吹く冷涼な乾いた風が、肉の水分を程よく蒸発させ、うまみに変える。長期間寝かせることで、どんどんおいしくなっていく。まさに風土がはぐくむフード(食べ物)だ。
 
 農民たちにとって、ブタの体を覆う厚い脂肪(ラード)は、利用価値が高かった。揚げ油として使い、サラミにも混ぜた。
 大理石の産地であるトスカーナ州・コロナータ村ではラードに塩、ローズマリー、ニンニクなどをすり込み大理石の桶に寝かせて保存食にする。まるで漬物みただ。山から吹き下ろす風と石のおかげで、独特の風味がでてくる。半年たてば食べられるが二年くらい古漬けの方が断然うまい。
 三軒のお宅で味見した。重石を取り、ラードを薄く切る。脂肪の甘さとハーブのいい香りがぱあっと口に広がった。家庭ごとに少しずつ味が違っていて面白い。それぞれの家に受け継がれた伝承の味だ。
 
 衛生上、ブタの処分は冬場のみ行う。冷蔵庫が無かった時代、肉を年中食べられるように、保存の技術が発達した。ブタの加工品は、先人たちの知恵の極限だろうか。こんなものまで作った。
 ブタ血のサラミ!栄養価がとても高い。ブタに寄せるイタリア人の愛執を感じる。

                                    粉川 妙
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by butako170 | 2007-12-16 18:02 | 神戸新聞 掲載記事
師走とストライキ
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 12月も半ば。忙しいのは日本人ばかりではありません。
いつもはのんびりしているイタリア人も、年の瀬はあわただしいもの。
にも関わらず…。
やってくれました。またまたストライキ。

2週間前には、公共交通機関がすべてストップ。
電車もバスも午前9時から午後の6時までは前面運休です。
旅行者や、急な用事のある人には、たまったものではありません。

そして今週は、なんと輸送トラックのストライキです。
月曜から昨日まで。そのおかげで、スーパーには野菜や牛乳が入荷せず、品薄状態です。
ローマでは食事の基本となるパンが品薄だったとか。
ガソリンも届きません。まだ在庫のあるガソリンスタンドには長蛇の列。
一体何事かと思いました。

生活に直結する職業の人たちがストライキしちゃうと、本当に大変です。
イタリア人の友人にグチると、

だって要求することがあるんだから。
ストライキは正当な手段よ。

ごもっとも、ルチア。

今日から復帰しはじめていますが、まだまだ最終消費者のもとには、届いていない物資が多々あります。師走にストライキは、かなり堪えるデモストレーションだと思いました。
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写真(上) スポレートのガリバルディ広場には、クリスマスのための鳩のモニュメントが。
写真(下) 高速道路からの景色。ウンブリア州はここ最近曇りがちです。

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by butako170 | 2007-12-14 03:21 | その他
手作りリコッタチーズを探しに
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 今日は、ちょっと小冒険。
山の師匠ジョバンニが教えてくれた店に、美味しいリコッタチーズを買いに行きました。
なぜ小冒険かというと、店の場所と名前を正確に覚えてなかったから。電話して聞いても全然問題ないのですが、わずかな手がかりを元に探すのも悪くないもの。(時間があるので言える発言ですね)
 自宅から徒歩20分ほど歩いたスポレートの新興住宅地にその店はあります。まずはその地区を散策。青空市場の店の人に聞いてみました。
 
ここから100メートルほど行ったスーパーが、それらしい。

行ってみると中規模のスーパーで、肉や魚が豊富で、なかなか繁盛しています。ここかもしれない…ハム・チーズ売り場に飛んでいきました。

ノルチャ産の新鮮なリコッタチーズ、置いていますか?
いいや、うちは置いてないね。
CARISPO銀行の近くの小売店にあるらしいのですが。
ああ、それならこの建物の向こう側だと思うよ。

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 言われた通りに行ってみても、それらしき建物はありません。地元のおじいさんに聞いても、知らないというし。
あきらめず、更に前進…。
あ、ありました。小さな小売店が。
中のハム・チーズ売り場をのぞいてみると『ノルチャ産チーズあり』と札もかかっています。
そこの責任者のおじさんに聞いてみると、「うちのリコッタチーズはノルチャの生産者が持ってくるものだよ」と。
「パスクワという男性では?」
「そうだよ。」

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 実はその生産者に会いたかったButako。ジョバンニの話では、そこのチーズは天然の凝固剤を使用し、100%手作りだそう。
毎週月曜日、パスクワがノルチャからチーズを届けにくるのでした。
残念ながら今日は火曜日。
仕方ない、来週出直すとしましょう。



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 そのお店では、リコッタチーズとコッパをお買い上げ。コッパはブタの顔肉を煮込んでゼラチンで固めた中部イタリアの特産品です。オレンジの皮なども入っていて、コクのあるゼラチン質と柑橘の香りがたまりません。
我が旦那ロベルトの大好物。

肝心のお味は…。リコッタはヤギの乳の臭みもなく、サッパリとした味。ほんのり優しい甘味があります。凝固剤で無理やり固めていないので、ゆるゆると柔らかく、おぼろ豆腐のような感触です。
そして、ほとんど感じないくらいの苦味がありました。きっとヤギの餌のためでしょう。冬の野草は硬くてえぐみがあるから、それがヤギの乳にも移ったのでしょう。
うわさ通り、とびっきり美味しいリコッタチーズでした。
次の月曜日が待ち遠しくなってきました。どんな物語が聞けることやら。

                                 Butako
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by butako170 | 2007-12-12 05:36 | プレシディオ・食材
フラントイオ見学
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次の日、カムエラ指定の場所に、ロベルトと向いました。なんとそこは夏場、友人たちと過ごしたアグリツーリズモではありませんか!
そのアグリの庭の一角にフラントイオ(圧搾所)はありました。
機械の騒々しい音と青臭いオリーブの香りが立ち込めるなか、カムエラは作業をじっと見守っていました。大きな電動の石臼はフル回転。彼女の畑で取れた2トンのオリーブの実を、すり潰しているところでした。
石臼で挽かれた実は、更に細かくしペースト状にします。
このペーストを円盤状のフィルターに乗せ、何十枚も重ねます。
その上から圧をかけると…あらまあ、オリーブのジュースがしたたってきましたよ。

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そうオリーブオイル作りはいたって簡単。ペースト状にしたオリーブを圧搾するだけなんです。
でもこのままでは水とオイルが混ざった状態なので、それを撹拌してオイルを抽出します。
小さなノズルから滴り落ちる液体は…まさに絞りたてバージンオイル。ピュアな緑色の液体からは、オリーブ独特の芳香が。
 はじめの一滴がしたたり落ちた瞬間、カムエラは歓喜の声をあげました。自分の畑から取れたオイルはまさに家法。撹拌している間、カムエラはじーっと見つめていました。
「待ちに待ったオイル、嬉しいでしょ?」とButakoが聞くと、「私の子供同然よー。愛しいわ。」ですって。

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早速、ビクシオが持参したパンをブルスケッタにして上からオイルをタップリとかけ、試食します。
オリーブの香り高いブルスケッタ、口いっぱいにほうばると、何ともいえない幸せな気分になります。
現地だから味わえるこの贅沢。Butakoは病みつきになりつつあります。

butako
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by butako170 | 2007-12-04 01:41 | プレシディオ・食材