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サン・ルーカの夏祭り タベルナで舌鼓
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 食に対する欲求不満が募る…とぼやいていたら、先週末思いがけずローカルな穴場に行くことができました。サン・ルーカ村の夏祭りです。もちろんButakoたちのねらいは、祭りのタベルナ(食堂)で地元のおいしいものを食べること。トリュフを使った料理もあると聞いていたので、久々にトリュフを味わいたいと思い、やってきました。

サン・ルーカはスポレートから車で15KMほどの小さな村。
ここのタベルナは評判が良く(安くておいしい)たいそう込み合うそうなので、当日は夜7時半に現地入り。早めの夕食です。イタリアの夏の夕食は遅く、早くても午後8時くらいからスタート。南部に行くにつれもっと遅くなるようです。そういえばレッチェにいた時、友人らとの食事を午後10時から始めることもざらでしたっけ。

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 前菜はアンティパスト・ミスト(前菜盛り合わせ)を。これで4,5€?!の驚きの大皿。
ロベルトはコラテッロをチョイス。コラテッロは羊の内臓(胃・肺・肝臓・腸など)をオリーブオイルで煮て食す究極の農民食。ここのはトマト入り。
タップリの油でコトコト煮ると、羊の臓物の臭みもすっかり消えて、複雑で濃厚な一品になります。ロベちゃんは、お皿に残った汁もパンで拭ってきれいに完食。




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 次にガチョウのトマトソースで頂くニョッキとポレンタがやってきました。久しぶりに食べるガチョウ。ガチョウソースのニョッキはマルケのアグリツーリズモ「カダボ」にいたとき、大好きだった一品。思い出に浸りながら食べます。


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 そしてメインにロベちゃんは肉のグリル盛り合わせ、Butakoは羊の煮込みタルトゥファート。
タルトゥファートとは「トリュフで調理された」という意味。一度でいいから「○○肉のタルトゥファート」と書かれたメニューを食べてみたかったのです。というのもトリュフの入ったパスタやブルスケッタは何度も口にしてきましたが、お肉にトリュフを入れて煮込む料理はまだ食べたことがなかったから。

はたして羊のタルトゥファートは、極上の一品でした。一口食べた瞬間、削ったトリュフの風味がパァっと広がります。合成オイルなど一切加えていないトリュフの力強い味が、羊肉のコクと混ざりあい相乗したおいしさです。野性味溢れる羊料理に気品を与えるトリュフ…高級食材を使っているからというのではなく、舌が喜ぶ味と香り。かなりのボリュームでしたが、おいしく最後まで頂きました。

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 一人15€のタベルナでの食事は、やはり評判どおりでした。
帰りがけに入場制限を受けるお客の列が。やはり早めに来て正解。
スポレート近郊は黒トリュフの一大産地です。初夏と秋がトリュフの旬です。初夏のものはサマートリュフと呼ばれ、秋に比べると風味にやや欠けます。その分価格も手ごろで、庶民も口にできるわけです。サマートリュフだって十分おいしいので、秋のトリュフはさぞかし★★★でしょうね。

                                    Butako
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by butako170 | 2007-07-31 15:30 | サグラ・祭り
家庭菜園、おすそ分け
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 先日、スポレート郊外に住むロベルトの友人宅に遊びに行きました。
日が落ちて涼しくなっての訪問。一時間ほど話をしていると「僕の庭で家庭菜園してるんだけど見る?」と友人が提案してくれるではありませんか。

夜の菜園は涼風そよぎとても穏やか。
懐中電灯を頼りに、トマトやズッキーニ、唐辛子をButakoたちのために採ってくれました。畑のそばには立派なモモの木が、たわわに実をつけています。
「良かったら、モモも採っていいよ。なんせ農薬は使ってない100%バイオだから。」
それではお言葉に甘えてモモも。

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 後日、真っ赤に熟れたトマトはモッツァレラチーズとバジリコ、シチリア産のオレガノを振りかけて『カプレーゼ』に。見てくれは悪いけどロベちゃんの愛情タップリの一皿。(なんせ簡単ですから)
仕上げにオリーブオイルを垂らすと、立派なイタリアンに変身するから不思議。

そしてロベルトが教えてくれたデザートをご紹介。
モモの白ワインマリネ。小さめざく切りにしたモモに、砂糖、レモンを混ぜ、最後に冷たく冷やした白ワインを注げば出来上がり。
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 想像してみなよ…バールでさ、バールマンが客と雑談をしているんだ。なんでもない世間話をしながら、白ワインの入った客のグラスにモモを刻んで入れる。あっという間に季節のデザートの出来上がり。スピーディで粋だろ?とロベルト。

 甘くてさわやかなモモのデザート、あまりのおいしさに一杯では物足りず、何杯も食べちゃいました。菜園の恵みに感謝しつつ、ロベの料理はシンプルでうまいなぁと思った一日でした。

                                           Butako
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by butako170 | 2007-07-31 06:31 | プレシディオ・食材
イル・パンチョッレでの最高の夕食
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 サンドロ夫婦が営む「イル・パンチョッレ」はスポレートでもトップクラスのレストラン。
Butakoは去年5ヶ月間ステージし、シェフ・ミレッラからウンブリア料理を教えてもらいました。

そのミレッラに久々に挨拶にいってきました。再会を喜び、でっかい手とふっくらした懐で私を抱きしめてくれます。「妙、どこにいたの?私、何度も電話したのよ。」というミレッラに
「彼女は日本にいたんだから、イタリアの携帯じゃ通じないよ」とロベルトがフォロー。

庭いじりが好きなミレッラには携帯用蚊取りマットを。「へぇー日本はやっぱりハイテクの国なのねぇ」と関心することしきり。

レストランの前を通るたび挨拶していると、ある日「今日はここで食べてって」とミレッラが勧めてくれるではありませんか。それではお言葉に甘えて…。
パンチョッレでの食事なので、エレガントな装いで出直すButakoたち。

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 眼下にスポレートの街と丘が見下ろせる席をチョイス。
日が暮れて涼しくなった庭は、灯がともりとてもムーディ。贅沢な空間を演出しています。
今夜は「おまかせ」で頼むことにしましょう。
実は、すべてのメニューの味を知っているButakoですが、正式に食事するのは始めて。

さて、ファッロ(スペルト小麦)の温かいサラダを食べた後、パンチョッレ前菜の盛り合わせがやってきました。これ一皿でお腹一杯になるほどパンチョッレ(腹一杯の意味)な一品。
すべてが手作り。ブルスケッタ3種(トマト、鳥レバー、チーズ+チコリ)と特製卵焼き、生ハム、特製パンツァネッラ、チコリア入りパイ、キノコのパイ包み。
どれもエレガント、どれも特別なんです。というのもパンツァネッラにしても、固くなったパンは使いません。ブルスケッタにしたパンにトマトを塗りこみ角切りにして使用。パンがオジヤみたいにくちゃくちゃにならずに美しく仕上がるというわけ。卵焼きも、薄焼き卵を4層重ね、間にツナや野菜を挟み、ロール上に巻いて仕上げています。

d0033983_17424893.jpgプリモには「夏野菜のタリオリーニ」。これはもう戦慄が走るほど、絶妙な味。
角切りにしたナスやトマト、ルッコラをソースに手作りタリアテッレを絡めます。仕上げにかけるリコッタチーズ(オーブンで乾燥させたセミ・ウォッシュタイプ)をふりかけ出来上がり。
優しい塩味と生き生きした夏野菜の滋味、ミレッラの愛情入りで、どうだっの一品。

そしてセコンドはブタフィレのグリルです。フィレの下に敷くポルチーニ茸とポテトの付けあわせが香りを加えます。特製デミグラスソースで頂く洗練された一品。

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ここまでのメニュー、すべて一人前ずつ食べたので当然お腹はついに容量を超えました。
でもあまりのおいしさに充実感を覚えます。
本当はデザートまで食べたかったのですが、胃に1mmの隙間もなかったので、辞退させていただきました。

 ありがとう!というButakoに「気に入ってくれて良かったわ!」と笑顔で答えるミレッラ。
思えば去年秋ごろから客足が減り、冬には店じまいの危機にあっていたパンチョッレ。彼女は何度なく悩み、人知れず涙をこぼしたことでしょう。つらい時期を乗り切り、この夏は盛況を迎えています。こんなに素晴らしい料理にロケーションが揃うレストランはスポレート200軒あるレストランでもありません。これからも繁盛し続けて欲しい…そう願わずにはいられません。

                                                 Butako
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by butako170 | 2007-07-27 01:47 | リストランテ
意外と困難?!イタリアでのスローフード生活
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イタリアに来て1ヶ月が経とうとしています。
今回の滞在は以前のステージ(料理修行)目的とは違うので、ミレッラのレストランに行く必要もないし、長い間台所に拘束される必要もありません。
 当然、食材に触れる機会は減ります。ミレッラから家庭料理を教わることも、ありません。
Butako、このところ食に対する欲求不満が溜まっています。

 とは言え、毎日台所に立ち、相方ロベちゃんのために日夜腕を振るっています。昨日は豚肉のグリル・バルサミコソース風味とサラダ、しし唐のグリル。おとついは鶏肉とピーマンの東欧風煮込み(パプリカ入り)に付け合せ。ピッツアを焼くこともあります。もちろん日本食や中華も。先週は餃子を皮から作ったのですが、なかなか上手くできました。チャーハンと共にフランチェスコ宅で三人で中華の夕べ。大好評で彼らはお替りを何度もしていましたよ。

昼食は残ったパンを活用するパンツァネッラ(パンサラダ)やマカロニを冷製サラダ仕立てにして食べます。パスタ一袋を茹でると二日分の昼食にあてられるので、時間短縮にもなります。食欲のない暑い時期には、冷たい食事が好まれるのは日本も同様ですよね。

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実のところ、欲求不満の原因は『買い物』です。
Butako一家は10月の挙式を控え、ただ今、始末生活を送っております。倹約してお金を貯めねば。ロベちゃんのサラリーは並みなので、削るべきは食費。だから買い物はスーパーマーケットのみ。とても産地直営の八百屋さんや、地元のお肉屋さんのは高くて買えません。また残念なことに安くて新鮮な市場はスポレートにはないのです。

イタリアのスーパーですが、日本とほぼ同じです。
違うのがスーパーの中に魚屋や肉屋、パン屋のブースがあり、そこの店員さんに頼めば量り売りしてくれます。スーパーの中に小売店が入っている感覚。(でもお会計はレジで一括)
「ピツァ一切れちょうだい。」「(指でさしながら)これくらいかい?」「もう少し大きく。」なんてやり取りしながら。その横には普通にパック詰めされた商品も売っているので、それを選んでもOK。

でもスーパーの買い物はちっともエキサイティングではありません。地元の食材を知る機会もありません。もう少しこの街を知る必要があります。農家などの知り合いを作って…。
近郊の農家やワイナリーを訪ねて食材を買う、地産地消な生活がしたいなぁ、というのがとりあえずの目標です。

                                                     Butako
 
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by butako170 | 2007-07-27 01:40 | ウンブリア料理
神戸新聞エッセイ 6月15日夕刊掲載
「スロー風土の食卓から」
第5回 市場    その街の文化が一目で

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 イタリアを旅する際、必ず市場に立ち寄ることにしている。
その土地の食生活がおおよそ分かるからだ。
 日本人に人気の観光地フィレンツェにある中央市場を紹介しよう。
駅から歩いていける。ぜひ、のぞかれるといい。
一階には牛モツ専門店が軒を連ねる。ホルモン料理に慣れ親しむ関西人の私でさえ見たこともない内臓がズラリ。香草と一緒に煮込むとおいしいよ、と店主が教えてくれた。
牛・ブタ肉も豊富で、部位ごとに土地独特の名前がついている。辞書にのってないから買う前に聞くしかない。
ハムやチーズの店が充実しているのもこの市場ならでは。チーズは日本国内に持ち込めるので試食して気に入ったらお土産にしてもいい。
 二階は目にも鮮やかな八百屋が軒を連ねる。冬は伝統料理リボリート(パン入りスープ)に欠かせない黒キャベツ、春はヤギのチーズと食べるソラマメ、夏から秋はマツタケに劣らぬ芳香を放つポルチーニ茸…。イタリアの市場には旬が健在だ。

 最もにぎやかな市場といえばシチリア島カターニアのペスケリア市場だろう。魚を売る屋台が路上に三十も並び、大きなカジキの頭をデンと置いた店もあってひときわ目を引く。
踊るシャコや脂がのったマグロ…。新鮮な魚介を荒っぽくて人なつこい男たちが威勢よく売る。
「コレいくら?」と聞けば「一㎏四ユーロ、どれくらいいる?」と袋に詰めはじめる始末。その熱意にほだされ、つい買ってしまう。
 この市場には上質のピスタッチオや香り高いオレガノ、首つき地鶏に旬の野菜などカターニア近郊の食べ物が集まる。
産地や生産者を知っている小売店での買い物は安心できる。とりわけ市場は地元で愛され、いつも賑わっている。血の通ったやり取りはスーパーマーケットでは決して味わえない。
その街の食、季節、人を知るために市場通いはやめられない。   

                                              粉川 妙

*次回の神戸新聞エッセイは7月27日(金)夕刊です。
お楽しみに!

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by butako170 | 2007-07-24 01:07 | 神戸新聞 掲載記事
スポレートの花火大会とドゥエ モンディ
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 6月末から先週まで、スポレートでは「DUE MONDI」(ドゥエ モンディ)というフェスティバルが開かれていて、賑わっていました。今年で50周年を迎えるドゥエ モンディでは、オペラや劇、ダンス、映画、ジャズのコンサートなどが上演されます。一流の芸術家がスポレートに集う芸術の祭典。20年ほど前まではスポレート中心地のあらゆる道が観客でごった返していたそうですが、現在はそこまでの盛り上がりはないようです。(同時期に行われていたペルージャの「ウンブリア ジャズ」というジャズフェスティバルは大盛況だった模様。)




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 馴染みのメルカート広場や公園には、ブラスバンドやミニサーカスが無料の催しをしており、夕涼みがてら見に行くのが楽しみでした。
ドゥエ モンドのフィナーレの日には花火が打ち上げられます。
先週の日曜日、午前0時に花火大会決行。みんなロッカ(要塞)のある高台に集まります。Butakoたちももちろん見に行きました。花火大会には浴衣でしょーと一人で張り切るジャパニーズ。当日は小一時間かけて着つけし、街へ繰り出しました。
ドゥエ モンディの最終日なので、今日ばかりは賑わう広場。そこに渋い桃色地にトンボ柄の浴衣で歩くButakoの姿は、ちょっと目立っていました。「なんて綺麗!」「おぉ着物だよ。」とイタリア人がささやくのを聞きながら歩くのは、くすぐったいような誇らしいような感じです。

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 そして0時きっかりに花火開始。淀川の花火大会の10分の1ほどの規模でしたが、でも近くで見る花火はとっても美しかったです。
大玉花火が連発すると、みんな手をたたいて「ブラボー」と褒めたたえていました。イタリア人のこんな素直な感情表現はいいなと思います。山を背にした麦畑で打ち上げていたので、落ちてきた火の粉が刈り入れ後の短い麦の根っこに燃え移っては、小さな火事になっていました。その度に消防士が消しに行く姿が、なんともこっけいでした。まったく日本じゃありえないことですけどね。

日本もこれから花火大会ですね。天神祭り、淀川花火大会、宇都宮や加古川の花火大会…浴衣を着て見に行った花火大会の思い出が蘇ります。浴衣を持っている女子は是非着て見に行ってくださいね。

                                            Butako
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by butako170 | 2007-07-21 19:43 | その他
結婚の公示の手続き
 とにかくようやく公示の手続きまでこぎつけました!本当はイタリアに着いた週にこの手続きまでしたかったんですが、ちょっとしたアクシデントもあり、やっと今日完了。
長かった~。

 さてイタリアの結婚の手続きが大変…というものの、Butakoちゃん何が大変なの?読者の方にはいまいちピンと来ないでしょう。
簡単に説明すると…
①結婚の手続きに何が必要なのかをスポレートの市役所に聞きに行く
②ローマの日本大使館にNulla Ostaを取りに行く。
③そのNulla Ostaに押されている印とサインが大使館のものかどうかを確認しに、県庁所在地(ペルージャ)に行く
④県庁が確認したNulla Ostaを持ってスポレート市役所へ結婚の公示の手続きをしに行く

…に至ります。

しかし、今回手間取ったのは、③ペルージャ。
訪れた事務所(県庁ではなく警察署でした。勝手に場所を変えないで欲しい!)で、別の業務の列に案内され、私の番が来たときには「ここじゃないわよ、あっちの事務所」と言われました。
とほほ…と思いつつ、そこに行った時には、もう事務所は昼休みで閉鎖。
 ガセネタに振り回されたため、用事が済ませられなかったやるせなさから、かなり落ち込みました。せっかく1時間もかけて来たのに。9€(1400円)も電車賃かかったのに。どうしてくれるんだ!

と思いつつ、事務所は午前中の業務で終了。日を改めて出直すしかありませんでした。

 そして、やっと後日再度ペルージャまで行き、ゲットしたNulla Osta。これを持参してスポレート市役所へ乗り込むと…妙さんあなた、イエジに住民票が以前あったでしょ。その住民票がちゃんと抹消されているかどうか、警察署に電話して確認するわ。
(電話してくれている)
「FAXじゃないとだめみたい。今日は彼らもやる気がないようだから、後日ね」

と言われ、待つこと3日。そしてようやく今日、公示の手続きを終えました。
明日から、とある場所で私たちが結婚する旨が張り出されます。期間は8日間。この期間内に市民の誰からも異議申し立てがなければ、結婚できると言うわけ。

 それではまた後日公示の報告、しますね。

                                                 Butako
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by butako170 | 2007-07-19 04:36 | 結婚式など
魅惑のオッソブーコ  オステリア グラン・サッソ@ローマ
 ローマ市内のど真ん中を流れるテベレ川。テベレ河の中洲に、昔ながらの下町の風情を楽しめる「トラステベレ」地区があります。butakoはローマっ子と同じものが食べたい!できれば場末のトラットリアで、労働者と共に食事できたら最高!と思いつつトラステベレにやってきました。

 イタリアに着いた翌日だったため、下調べもできずじまい。行き当たりばったりでバスに飛び乗ります。地元の人が教えてくれた場所に行ってみると…観光客向けのトラットリアが軒を連ねる一角でした。
ツーリスト向けメニュー:スパゲッティ・カルボナーラ、サルティンボッカ、デザート、ワイン1/4、ミネラルウォーターで12ユーロというお手軽コース。ローマの名物料理を一通り味わえるパッケージメニューに、ちょっと幻滅。たぶんそれなりに美味しいのでしょうが。

 butakoは地元の汚いオッサンたちと一緒に食事したいんだー。と思いつつ、移動。
穴場を知ってそうな渋いローマ中年に道を聞きつつ、たどり着いた所は、これまた下町といった風情はなし。でもすごくお腹が空いていたので、よさそうな一軒に入ることにしました。

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 だみ声のおばちゃんカメリエラが威勢よく、席を案内してくれます。
どうやら家族経営のトラットリア。
 「何がいいんだい」と尋ねられ「ローマ名物が食べたい」と答えます。

「じゃあ、ステーキ・ピッツァイヨーロ(ピザ職人風)がいいわ」とおばちゃん。
え?ピッツァイヨーロならローマ名物じゃなくてどこでも食べれるのでは、と思い「いや、それは食べたことがある、サルティンボッカはどう?」と聞くと「オッソブーコがいいよ」と切り替えしてきます。
オッソブーコは確かミラノの名物じゃなかったかな、と思いつつ、でも食べたことがないのでオッソブーコに決定。なんだかオバサンの押しに根負けしたような、感じです。

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 前菜には旬の野菜をトマトでクタクタに煮込んだ家庭の味が盛り合わせで出てきました。
飾らないこういった料理がButakoは大好き。
昔から庶民が食べてきた料理には、心を落ち着かせる隠し味が入っているみたい。

 次に待望のオッソブーコ。
なにせ腹ペコです。「早くタンパク質が食べたい」と胃袋は肉を要求していたのです。
オッソブーコは骨の穴という意味。骨付きの牛のすね肉をコトコトと煮込んだ、イタリア北部の郷土料理です。(オッソブーコとミラノ風リゾットを一皿に盛った一品はミラノ料理の定番)
でも地元のおばさんが自信満々で「ローマ名物だから」と推したものですから、深く考えずに頂くことにしましょう。

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トマトと香味野菜でじっくり煮込んであるため、肉は柔らか。
おいしい…。無言で食べます。
途中、中央にある骨の髄がトロリとしていることを発見。
おばさんに「食べられるの?」と聞くと
「そこがウマイんだよ!」と一喝。
口に運ぶと「これぞ牛肉のエキス」という主張する濃厚な味。良質のゼラチンが舌を、脳を刺激します。
甘くて牛独特のあの味。しかも脂身ほどしつこくありません。
骨をしゃぶりたい欲求をこらえつつ完食しました。

後で少し調べたのですが、ローマ風オッソブーコというのもあるようです。
しかしミラノ風とどう違うのか詳しい内容は不明。
一つ宿題ができました。(ご存知のかた教えてください)
 だみ声のおばちゃんの「ありがとう、また来てね」という声に送られ店を出ました。

オステリア 「グラン・サッソ」Gran Sasso
Via S.Francesco a Ripa92
(トラステベレ、サン・フランチェスコ通りの角)
電話:06-5812393
日曜定休日

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by butako170 | 2007-07-14 01:19 | リストランテ
ローマの日本大使館に赴く
7月3日(火)
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 本日はローマにある日本大使館にNlla Osta(婚姻要件具備証明)を取りに行きました。
Nlla Ostaとは独身証明のこと。イタリアの法律上、結婚するには独身であること(もしくは離婚してしかるべき日数が経過していること)が証明されなくてはなりません。大使館が、日本政府に代行し、この書類を作ってくれます。
 Nlla Ostaに必要なものは
①戸籍謄本と改製原戸籍(かいせいげんこせき)・・・発行3カ月以内
②死別、離縁のある場合には、離婚及び婚約解消の事実がすべて記載されたもの
③婚姻する相手の氏名が掲載された身分証明書または旅券のコピー一通
④申請者の日本国旅券

 前日大使館に電話を入れたところ、「①の書類が正確に揃っているかの確認をしたいので、ファックスを送って欲しい」と言われました。さすがは、日本人、きっちりしてる・・・と感心しながらファックスします。

 大使館には午前中滑り込んだら、その日中に書類が受け取れます。だから向こうに11時くらいに着けばいいかなーと思っていたのですが、電車の時刻表をみて唖然。
なんと午前9時~10時半にローマに到着する電車すべてが、特急(ユーロスター)なのです。
こんな便利な時間帯をすべて特急にするなんて、ひどい!
普通と特級の運賃の差は倍。7ユーロで行くところ、15ユーロも払わなくてはなりません。

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 利用者をなめるな・・・と思いつつ、ローマに11時45分に着く電車に乗りました。
時間通りに運行してくれたら、余裕で間に合います。
・・・しかし思うとおりに事が運ばないのがイタリア。
エンジンのトラブルかなんかで、25分も到着が遅れてしまい、結局12時10分に到着。
午前は12時45分に閉まる大使館。炎天下を走って走って、どうにか終了10分前にすべり込みました。閉館ぎりぎりになったことを詫びると、「しょうがないですよね、イタリアだから」と逆に同情されちゃいました。大使館のお姉さんは、分かっているようでした。日本ではあり得ない電車事情や思い通りにいかないやるせなさが。

 こうして午前中に申請を済ませ、午後4時に受け取り、帰路に着きました。アジア食材店で日本米と素麺を買うのも忘れずに。スポレートには日本食材店がないものですから。

 さて次回はローマのテベレ川近くのトラットリアで食べたランチを報告しましょうか。

                                            butako
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by butako170 | 2007-07-12 02:02 | 結婚式など
久々のスポレート
久々のスポレート

やっとネットがつながりましたよー。携帯電話からつないでいるので相変わらず遅いんだけど、贅沢は言っておれません。とりあえず、ネット開通。また落ち着いたら家に、ADSLを引こうと思っていますがしばらくは、これで耐えます。

先週7月1日(日)、時間通りローマに無事着きました。空港にはロベちゃんが迎えに来てくれており、実に3ヶ月ぶりの再会を果たしたのでした。
午後6時半に着陸していたのに、入国審査もろもろに時間がかかり、空港を出たのが8時半。結局スポレートには10時半に到着しました。
 ロベちゃんお手製の冷製ショートパスタとウンブリアの美味しい生ハム、チーズがbutakoを迎えてくれます。久々の再会には、キリッと冷えた白ワインで乾杯を。
彼の喜びを表すのには、何度乾杯しても足りないようでした。

                                                butako
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by butako170 | 2007-07-11 02:31 | 報告