カテゴリ:旅行記( 85 )
ブラッチャーノ湖畔の飛行機好きスポット
明けましておめでとうございます。
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ぼやぼやしていたら、年も明けてもう七草粥の時期になってしまいました。
40歳になり、『不惑』どころか人生迷いまくりの年末年始です。自分との折り合いの付け方、この一年はジタバタともがいてみます。

長寿の昨今。
人生80歳であるならば、今年は折り返しの年です。
イタリアに来て丸10年にもなる節目だし、次の10年を見据えるための要になる1年になるでしょう。
膝を不慮の事故で(コケただけだけど)痛めたこともあり、病気怪我のないように息災でありますように。
ロベルトも穏やかに充実して過ごせますように(笑)

さてさて、今回は飛行機好きの方には垂涎もののスポットを紹介します。
ラッツィオ州ブラッチャーノ湖にある『国立航空機博物館』です。

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現在、博物館のある地は1904年にイタリアの近代飛行機の父と言われるGenio Mario Maurizio Morisが、最初の飛行機を作ったドックのある場所でした。
敷地面積が1万3千㎡と世界でも最大級の博物館になっています。
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湖に面した博物館は国防省が運営しています。(入館無料!)
エントランスまでには、マウロ・マウリッツィオの銅像が。
そしてエントランスには、イタリアが誇る天才ダ・ヴィンチの胸像があります。彼も空を飛ぶことを夢見て、飛行機の研究をしていましたよね。

またエントランスまでの道路には、なぜかクラッシックカーが勢ぞろい。
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そしてそこで団体客の若者たちが、奇麗に並んで写真撮影です。
サマになるなぁ。

ここでテルニのソムリエ仲間を発見!
なんとその人も飛行機好きで、たまにこの博物館にやってくるのだとか。
団体の場合は、海軍の方から説明してもらうこともできます。
解説付きで回るの、いいなぁ。



エントランスには時代ごとの戦闘服やユニフォームが展示してありました。
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航空つながりで、宇宙服まで!

60機以上が展示されていて、パビリオン一つに対して時代ごとに活躍した飛行機が分けて展示してあります。実物なので迫力も満点!

まず最初のパビリオンは第一次大戦まで。
クラッシックは飛行機が並びます。
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飛行機乗りのエピソードもあって、一つずつ丹念に見ていくとかなり時間がかかりますね。
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飛行機とともにエンジンも展示してあって、飛行機好きにはたまらない…のでしょう。

また次のパビリオンには、第二次世界大戦までの飛行機や飛行船の展示でした。
歴史を感じますね〜。
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クッズ売り場も見逃せません。
イタリア空軍のロゴの入ったポロシャツやジャンバー、素敵ですよね。
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機能性にも優れ、希少価値もあります。
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日本人の伝説の操縦士サカイサブロ−のシャツも売っていました。

半日は色々と楽しめる博物館。
さてランチは湖畔近くのトラットリアにて頂きます。

5月初旬の気持ちのよい日曜日だったので、どの店も満席のようす。
こういう時は、良い店に当たらないと、いつまでも待たされてしまいます。
幸いここのPane e Olioは、少ないカメリエーレでもテキパキとオーダーを取ってくれ、気持ちのよいサービスを受けることができました。
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シンプルなのになかなかない発想のポテトチップス+カチョ・エ・ペペ。
手作りで揚げたてのポテチにペコリーノ・ロマーノと粗挽き胡椒をかけただけ。
なのにものすごく美味い!

こちらとブラッチャーノ湖で獲れた淡水魚のフリットをアンティパストにもらい、まずはラッツィオの白で乾杯と行きます。

残念ながら外のテラス席は先客で埋まっていましたが、室内も悪くありません。

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そしてプリモを三種類。
フレッシュ・ポルチーニのタリアテッレとピスタッキオのカルボナーラ、パキーノトマトのソースで味わうキタッラです。
どれも素材の味がしっかり生きていて、ラッツィオらしい塩味がキッパリと効いた逸品ばかり。

近くのバールでカフェを飲んで、湖畔の街を後にしました。
こんな休日、素敵ですよね。
飛行機好きの方には多いに満喫できるプログラムだと思いました。

                    butako170

MUSEO STORICO A.M.
Aeroporto "Luigi Bourlot"
Strada Circumlacuale, snc
Loc. Vigna di Valle
00062 - Bracciano (Roma)
tel 06.99887509/8

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by butako170 | 2016-01-09 22:56 | 旅行記
パレストリーナ再訪記
去年の秋に金細工職人マッシモに会いに訪れたパレストリーナ。
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その時の記事はこちら
あいにくの大雨で、街を見ることは叶いませんでしたが、今回、Yご夫妻と訪れた時は、眩しい春の日差しで輝いていました。
(でもガイドさんの通訳をしていたので、あまり写真は撮れませんでしたが)

まずは、写真のバルベリーニ邸の一角にあるマッシモの工房を見学しました。
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ちょうど東京のイタリア展に出展中ということで、マッシモは不在。
でも工房の方たちが丁寧に細工の様子を実地で見せて下さいました。
(詳細は前回訪問の記事に書いています)

さてさて工房訪問のあとは、地元の観光案内オフィスでガイドさんにお願いし、案内をして頂きました。
この観光案内所『Articolo 9』は地元の若者が経営しています。

市営の観光案内所がないなか、地図を購入できたり、絵はがきやグッズが買えたり、おすすめ場所を教えてくれたりととっても便利なスポットです。
事前の予約で、小額でガイドさんを雇うことも可能。
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まずは、パレストリーナの心臓部と言えるフォルトゥナーティ神殿の神託の場所から見学します。
台形型の神殿敷地内の7分目くらいの場所に、その聖粋はあります。
神託の場所は、なんと井戸!?
(写真がなくてすみません)

紀元前2世紀、フォルトゥナーティ女神を祭ったこの神殿では、神託を行っていました。
井戸に落とした物体(壷かなにかです。失念しました)を、井戸の滑車に子供を乗せて降ろし、それを拾わせます。その割れ方によって、神の言葉をみるのでした。

神託の場所は小さなテアトロになっていて、子供が取っている間、王侯や関係者たちが見守る席が設けてあります。

聖域に入るための長い長い階段の前には、身を清める水場があったり、階段も行きと帰りの人がぶつからないように、一方通行になったりと、古代ながら工夫がされていてびっくり。

続いては考古学博物館へ。

パレストリーナは、ギリシャやアフリカから船が着く港が近くにあったため、奴隷の市場が設けられて栄えたそう。
そんなこともあって、ギリシャの文化がかなり入ってきています。

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片方は胸がはだけていて、もう片方は隠れています。
これはギリシャの女神とローマの女神だそうですが、どちらがどちらか忘れてしまいました。
2つの異なる性質を持つ象徴で、フォルトゥーナは幸運を司り、ユノーは豊穣や多産を。
ユノーはエジプトの神イシスから派生しているそうです。

そしてこちらローマ時代の二輪馬車で凱旋するアウグストゥスのレリーフも見事。
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東方の凱旋から帰還したアウグストゥスを大勢の軍隊を引き連れ、歓声を浴びるなか、下男が彼の耳元で「うぬぼれるなかれ」と忠告しています。
まさに権力者には、耳打ちしたくなる台詞ですよね。

そして墓標の展示。
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生前の彫刻付きのお墓…聞いていて面白い。

やはりガイドさんの説明付きだと、数倍楽しめます。
これらすべてがパレストリーナから出土したというのですから、当時は重要な場所だったのですね。
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またこの街にもアドリアヌス帝の別荘があったそうで、ティボリのみならず、古代ローマ時代の避暑地だったことがうかがい知れます。

そして考古学博物館の目玉はこちらの『ナイルのモザイク』。
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高さ6メートルはあろうかという立派な作品は、紀元前2世紀のもの。
バルベリーニ家により、ルネッサンス期にローマに運ばれたものの、一部がそこで修復され、パレストリーナに戻されました。
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思わずモザイクの前に10分ほど立ち尽くすほどの大作です。
この作品を見に、パレストリーナまで来る人もいるほど。

その後、バルベリーニ家のプライベート礼拝堂を見学し、ミケランジェロの逸話を聞いてから、街を後にしました。
大充実のパレスティーナ滞在。

もし行かれる場合は、地元愛いっぱいのガイドさんと是非、ご一緒して下さい。
たくさん発見があること、間違いなしですよ。

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観光案内所
Articolo 9(アルティーコロ・ノーヴェ)

butako170

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by butako170 | 2015-05-30 20:29 | 旅行記
水の楽園 ヴィッラ・デステ
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ヴィッラ・デステに昼食後、入ろうとしたら2時間待ちでしたが、
それもきれいに解消されて、待ち時間なしで入れました!
閉館まで1時間半。
ちょっとタイトですが、サマータイムのおかげでまだ日は十分高いです。

かのルクレッツィア・ボルジアの息子イッポリート・デステ(エステ家)が、法王の座を巡っての権力争いに破れ、世を捨てて1550年に作りました。
もとは中世の修道院だったのですが、邸宅は絢爛豪華なフレスコ画や調度品が置かれ、庭は様々な噴水で飾られました。

その庭園の美しいこと!
ここはまさにオアシスです。

たくさんの噴水が庭のあちこちにプリズムを作っています。
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ちょうど花の時期だったこともあり、新緑とカラフルな花の色がとっても奇麗。

気になる噴水をピックアップ。

【百の噴水】
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ユーモラスな動物のレリーフの口から水が出ています。
鷲の紋章はエステ家のもの。

【ディアナ・エフェシア(自然界の母) の噴水】
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豊穣の女神ですね。
お約束の鈴なりの乳房から水が…なのですが、この日は乳房から放水していませんでした。残念。

【楕円の噴水】
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【ロメッタの噴水】
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テヴェレ側に浮かぶティベリーナ島を小舟で表現したのだとか。

【オルガンの噴水】
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2時間ごとに奏でられるというオルガンの噴水。
開始2分前に噴水に到着し、今か今かと待っていると…音は上から聞こえます!!
なんと、中二階の上の階の方での演奏でした。
なんだ、それならそうと言ってよ〜。この階段が結構急できついです。
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オルガン前に到着して、20秒ほど演奏を聴くことができました。
大慌てで走ったのも、今となっては楽しい思い出ですね★

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その後、徒歩で宿まで帰って、夕食に備えます。
肉が続いたから、そろそろ魚かな?とbutakoが勝手に思って、ティボリで評判のよりナポリ料理のお店を予約しておいたのです。

ティボリで頂くナポリ料理のお味とは。

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by butako170 | 2015-05-24 02:19 | 旅行記
行かず嫌い…ティボリが良かった件
Yご夫妻の旅がすっかり途中になってしまいましたが、カゼンティーノ地方を後にした私たちが向かったのが、ローマから東へ30kmほど行った街『ティボリ』です。
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快適だった宿からティボリまで350kmの道をぶっ飛ばします。
ちょうど5月始めの連休のおかげで、ティボリの料金所ですごく混んでる!
イタリアでもGW渋滞あるのねぇ〜。

ここティボリで有名なのは世界遺産にもなっているヴィラ・アドリアーナとヴィッラ・デステという2つの庭園です。
しかし倉敷のチボリ公園のせいかは不明ですが、なんとなく敬遠していました。
でも来てみて、これが良かった!

まずは渋滞の車を縫って、ティボリ市内にあるVilla d'Este(エステ家別荘)へ向かいました。
…が、まさかの2時間待ち。

そこで作戦を変更し、郊外にあるVilla Adriana(ハドリアヌス帝の別荘)へ向かいます。
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同じ別荘でも、エステ家が16世紀に作られたのに対し、ヴィッラ・アドリアーナはローマ帝国時代ですから、もう歴史は断然古いです。
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(こちらは大浴場の跡)
後世のルネッサンスやバロック時代には、建築資材を探すために、ヴィッラ・アドリアーナの大理石やらマテリアルを拝借したというではありませんか。
そうやって、どんどんはぎ取られて朽ちていき、近年は存在すら忘れられていました。

現在、遺跡は修復されて、当時の面影が見てとれます。
たとえば、オスピターレという客人用の宿泊施設の床モザイク。
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またハドリアヌスが愛したアンティノウスという美少年(バイセクシャルというわけです)との思い出があるアフリカをモチーフにした池など。
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アンティノウスはハドリアヌスのアフリカ遠征の際、川にいたワニに食べられたという節があります。
でもってワニの彫像なども池にはありました(汗)

偶然なのですが、遺跡を展示してある建物のガラス越しに、少年の顔を撮ったところ、後ろの池が反射して、幻想的な写真ができました。
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ちょうどアンティノウス自身の像のバックスタイル(お尻)もバッチリ移りこんでいます。

そしてY婦人のお目当てであった、テアトロ・マリッティモがちょうど修復中でした。
ここは、小さな神殿の建物があり、周囲は堀が巡らされていて、吊り橋が一つ…という半分陸の孤島のような構造。
ハドリアヌス帝が例の恋人をその建物に引き入れて『エエコト』をしていたらしい。
たしかに、そんなエピソードを聞くと私も見てみたい、と思いますね。
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ヴィッラ・アドリアーナは、ざっと歩いても2時間はかかる広大な場所です。
そこを早足で見学して、先ほどのヴィッラ・デステへ戻ります。

さてさて2時間待ちの列は…?

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by butako170 | 2015-05-24 01:36 | 旅行記
ローマ近郊で年中イチゴが楽しめる町【Nemi ネミ】
今年の大晦日は、お客様と共に越しました。
イタリアは初めて…ということで、滞在6日間のうち2日をローマで過ごすことにしました。

その際、イチゴを食べるためだけに立ち寄ったネミという町が、ラブリーで素敵だったので報告します。
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ネミはローマから南東へ30km。ネミ湖に面した町です。
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カステッリ・ロマーニ県の1つであるこの町は、古代ローマ時代からディアーナ信仰として、著名な町でした。ディアーナと言えば、森の女王、野生動物や家畜の女神として、また収穫の女神として崇められていました。イタリア半島では、ここネミ湖畔と南イタリアのカプアがメッカだとか。

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ここもパレストリーナ同様、古代の神々に縁がある土地。
いわゆるパワースポットということでしょうね。

古代ローマ時代に、宝の船が二艘沈み、それを巡ってムッソリーニも大捜索をしたそうな。
そんなロマンの詰まった湖でもあります。

さて、私たちが着いたのが15時頃。

12月末なので、日も既に傾きかけています。
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ランチはフラスカーティで済ませてきたので、ここではデザート代わりにイチゴを食べよう、ということになりました。
なんでもハウス栽培で年中イチゴが楽しめるのです。

人口2000人の小さな町の入り口には、ノルチネリア(豚肉加工店)があります。
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サラミがところ狭しと天井から吊るされている様子に心沸きたちますが、ローマへは日の入りまでに帰らなければなりません。
入りたかったけど、割愛しました。

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小さな道が、街の中心へと向かって伸びています。
その両端には、イチゴを売る八百屋さん、イチゴのリキュールを売るお土産物屋さん、イチゴを振る舞うバール…
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ハイヤーの運転手ドメニコから聞いていたものの、本当にイチゴだらけの街です!!

しかもよく見ると、私たちが知っている西洋イチゴではなく、小さなイチゴです。
なんとこれはFragoline di Nemiと言われていて、遺伝子的には唯一のものらしい。

いわゆる森のイチゴと呼ばれる小さなイチゴですが、ネミのイチゴはかのディアーナの森に縁のあるのだとか。

なんでも美の女神ヴィーナスど美少年アドニスはお互い惹かれあっていたが、アドニスが不遇の死を迎えてしまう。

死の瞬間に流した涙が、イチゴに変わった…という伝説があるそうです。

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なかなか良くできた話ですねー。
死んだアドニスがアネモネの花になった、というのは有名な話なのですが、涙がイチゴとは斬新!

この街の司教館のような建物の壁にも、イチゴの描かれた看板が貼付けてあり、とっても可愛い。
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どうやら街をあげて、民官聖と取り組んでいるようです。

さて、運転手ドメニコのおすすめの店グロッティーノに到着。
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店にはおじいちゃんがいて、「ここが良いと聞いたので、食べにきました」というと大喜びしてくれました。そして奥の席へ。

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グロッティ(洞窟)の名のごとく、洞穴のになっていて面白い。
お客さんはレモンをかけたイチゴを、私はリキュールをかけたイチゴを食べました。

1つ8ユーロ。
高い!と思ったけれども、こんなに小さな粒でしかも真冬のイチゴ。

お味の方は、ジューシーというよりも小粒でつぶつぶが弾けて、心地よい。
リキュール入りは、若干砂糖が多めで、甘くておいしい。

おいしいです!

山盛りイチゴもあれこれと話をしているうちに、平らげてしまいました。
良いビタミン補給になりました。
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店にはたくさんイチゴの加工品があるので、お土産に良いかもしれません。
ラブリーだし女性には喜ばれるかもね★














湖畔に傾く冬の太陽。
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凪いだ湖。
湖面に月が反射すると魔法の様に美しく見えるため、古くはダイアナの鏡とも呼ばれたそう。
夏の時期は、ここで夕涼みするのも良いですね。

また一つ、ローマ近郊の宝を見つけた喜びを抱きつつ、ネミの街を後にしました。

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by butako170 | 2015-01-16 07:15 | 旅行記
アルプスの麓のチーズ工房 カステルマーニョを巡って【1】
長らく旅の報告などもせぬまま、半年以上が過ぎてしまいました。
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今年の5月6月に体験したシチリアやピエモンテでの面白かった体験、色あせないうちに綴りたいと思います。

まずは、あの幻のチーズと言われるカステルマーニョ、とりわけアルプスの麓という狭い範囲で作られた"アルペジオ"と呼ばれる希少品種の作り手を訪れた時のお話しをします。
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6月1日。イタリアは日差しも気温も夏モードでしたが、ここアルプスはまだ早春、いやまだ冬でしたね。

そもそもカステルマーニョとは標高1150mの高地にある村の名前。
フランスと国境を接するピエモンテ州クーネオ県のアルプス山脈のエリアにあります。
レンタカーで寒々とした道を運転するbutakoですが、カステルマーニョの町に入っても、まだまだナビの説明は続きます。
だんだんと険しい山道になってきました。めざすジョルジョさんのチーズ工房は、4kmも先です。
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さて、ようやく到着。
「こんな山奥までよく来たね〜」と満面の笑顔で迎えてくれたジョルジョさん。
彼はスローフード協会のプレシディオCastelmagno dalpeggioの責任者をしています。今回、カステルマーニョの生産者を訪れるため、電話相談したところ、うちに是非、ということで、彼の工房にお邪魔しました。
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まずは牛舎を見せてもらいました。
清潔な牛舎の中には、乳牛である灰色のグリッジャ・アルピーナと赤毛に白いブチがあるペッツァータ・ロッサの2種類。
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寒冷高地に耐える種で、どの子も気性が穏やか。
もう1週間もすると放牧するそう。今年は冷夏のため、例年に比べて放牧が遅く、まだ屋舎飼いです。野山には春の花が咲いているので、晴天が待ち遠しいですね。
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それでは工房で、チーズ作りを見学しましょう。
サルデーニャから夏の放牧とチーズ作りのためやってきたマルコが、作り方を見せてくれました。
まずは昨日と今朝搾乳した乳を35〜39℃に温め、そこに牛由来のレンネット(凝固剤)を入れ、1時間ほど放置して、凝固させます。ここまでは普通のチーズと同じやり方。
凝固した後、米粒大になるまで撹拌し、それを1つにまとめて布に入れます。そして1日、吊るして水分を抜きます。
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やや固くなったその塊を、シエロ(清乳:ホエー)の入った大きなたらいに入れ、3〜4日漬けます。シエロは酸度がとても高く、工房中に酸っぱい臭いがしています。
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シエロ漬け込んだ塊は、小さく切って粉砕器に入れ、ポロポロの状態にします。
ほら、こんな感じでちょっとオカラみたいになっていますね。
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それに塩をふり入れ、塩味をつけます。
こんな塩味の付け方、初めて見ました!!

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それを型に入れて、プレス機で押して固めます。
そして自然の熟成庫に入れ、2ヶ月から長いものだと2年間以上も熟成させるのです。
サルデーニャ出身のマルコは、ここに来てからカステルマーニョ作りを習得しました。ペコリーノの作り方とも違うし、モッツァレラとも違う。
こんなに変わった作り方なのは、実は山岳地方ならではの理由があります。

チーズというのは、乳の保存のためにつくり出された人類の英知が詰まった食べ物。当然、アルプスの山の人々も、チーズを作りたかったのですが、いかんせん、個人の飼う牛が出す乳の量などしれています。
1日に10L出たとして、毎日チーズ作りをするには少な過ぎたのです。そこで、チーズにする前のタンパク質を酸度の高いシエロに漬けて数日保存し、型にするのに十分な量になるまで貯めておきました。
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そして貯まったところで成形し、熟成した…というわけです。
山岳で多く家畜が飼えないアルプスならではの知恵のチーズですね。
(写真はチーズ工房の窓から広がる風)

熟成庫の案内は、ジョルジョがしてくれました。
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階段を下りて、地下の貯蔵庫へ。
下へ降りるにつれ、カビの強烈な臭いがしてきました。
「カステルマーニョ・ダルルベジオのチーズは天然の岩や洞窟、地下室で熟成させると決まっているんだよ。常に湿度が90%以上ないと美味しいカステルマーニョにならないんだ。」
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木製の棚に並べられたいぶした黄金色に輝くカステルマーニョが、見渡す限り並ぶ様は圧巻。
はやく味見したいなぁ。

次回に続く…。
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by butako170 | 2014-12-11 20:45 | 旅行記
三方よし!近江八幡と2年熟成の寿司?!
7月11日~8月4日の日本滞在中に、ロベルトと訪れた街をご紹介。
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今回は、"大阪の水瓶"と言われる琵琶湖を望む街『近江八幡』ですごした濃い半日間をレポートします。

琵琶湖・・・なぜかロベルト画伯が心惹かれる湖。

以前から何度も「琵琶湖に行きたい」とラブコールがあったにも関わらず、いまいちピンとこなかったbutakoは、ロベルトの提案を先延ばしにしていました。

ところがビエンナーレ姫路に来てくれたRistorante Barbettaの凄腕カメリエーレUくんと話をしていた所、話がドンドンまとまって、7月末日、近江八幡を散策することにあいなりました。

近江八幡駅に着くと、Uくんがさわやかにお出迎え。
梅雨明けの関西。今日も暑くなりそうです。

まずは、私たちの第一目的である町屋ギャラリー『尾賀商店』さんを訪問。
150年前の商家だそうで、大きな町屋に、いくつもの店舗がある複合施設になっています。
重要文化財指定ですって!
(残念ながら、概観の写真は失念しました。)
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現在はレストランを含め4店舗が運営されています。
こちらは、書とハンコの江湖庵さん。かっこいい作品ばかり。

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床の間にあった掛け軸調の書に、ロベルトは釘付けになっています。
「この部屋はどういった用途だったのですか?」

案内をしてくれた尾賀商店のオーナー、野垣洋子さんが言います。
この床の間のある部屋は、商談や待合として使われていたんですよ。

続いて、家族の食卓だったと考えられる広間は、レストラン『すいらん』さんが店を出しています。
古い引き戸にガラスをかぶせて大きなテーブルにリメイクしています。
和の落ちついた空間では、古代米を使ったヘルシーなメニューが頂けます。

すいらんの店長さんは、姫路のスローフード協会の関係者とも縁があり、思わず世界は狭いと思ってしまいました。

尾賀商店さんといつかコラボレーションできれば、素敵だね、といいながら、次に向かった先は・・・

お待ちかね鮒寿司(ふなずし)!!
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ロベルトが敬愛する谷崎潤一郎の作品のなかに登場した"フナズシ"に興味を持ち、近江八幡に行ったら、何が何でも食べたいと思っていたそうです。
そう、これも、ここを訪れるにあったっての重大なミッションの1つ。。。

(日本人でも知らないようなことを知っている変な外人ですよね。butakoは食いしん坊だから、鮒寿司も知っていたけど。)

Uくんに案内してもらったのが『ひさご寿し』さん。
こちらはご主人みずから仕込んだ2年熟成の鮒寿司を頂きます!
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え?お寿司なのに熟成?
もともと古代のお寿司というのは、魚の保存を目的に、米と漬け込んだもの。
魚だけ食べて、米は捨てていた・・・という話を聞いていたのですが、鮒寿司は、つまりは古代寿司なんですよね。

味は?
まずくないわけがない!!
しっとり程よい歯ごたえと、乳酸発酵したやわらかい酸味が絶妙で、日本酒がすすみます。
漬け込んだ米もおいしくて、これをちびちびと食べながら、お酒が飲めるほど。

本当においしかったです。
琵琶湖ならではの珍味ですね!
でもこれも絶滅の危機に瀕しているのです。
(間違いなくスローフードのプレシディオ品:絶滅しかけた食品 です。)

1)琵琶湖でフナが採れなくなっている
2)継承者不足に陥っている

2)はフナ不足が拍車をかけていると言えます。(魚屋さんに行っても手に入らないので、漁師さんから分けてもらうしかないそう)

Uくん曰く、うちのお祖父さんが作っていた鮒寿司はこんなに美味しいもんじゃなかったです。
もう発酵臭がそれは強烈で、家族中から疎ましがられてましたから。
食べる時も、鼻をつままなきゃならないくらい。
・・・だったそうです。

これを機会に、鮒寿司について、お祖父さんにあれこれと聞いてみよう、とUくん。
なかなか手に入らないから滅多には作れないけど、一度は一緒に挑戦してみてね。

いろいろと食話に花を咲かせながら、腹ごなしに訪れた近江山。
ロープウェーで山頂まで行き、琵琶湖を一望しました。
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広い湖に圧倒されながら、セミ時雨に耳を傾ける私たち。
近江八幡は自然豊かですね。

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その後、近江八幡宮に行って、酒蔵を1軒見学しました。
滋賀県愛知郡の『藤居本家謹醸』さん。
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愛知郡って…。
そう、ちょっとエリア的には名古屋の文化がチラホラと香る地域。
やけに中日新聞の販売所が多いなぁ、と思っていたら、Uくんがそう説明してくれました。

そこでわれわれを出迎えて下さったのが7代目蔵元の藤居鐵也さん。
(なんと甲南大学の大先輩!!)
新幹線の時間の迫るbutakoたちに、丁寧かつ簡潔に蔵を案内して下さいました。
仕込み水を飲ませて頂いたときは、あまりの美味しさにロベルトが「もう1杯!」(笑)
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またお母様の設計の自慢のケヤキ倉も見せて頂きました。

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そして10種類にもおよぶ日本酒の試飲。
どれも美味でしたが、特に気に入ったのが、渡船2号と6号、20年ものの古酒、日本酒に漬け込んだ梅酒でした。
重量もあるので、散々迷った末に購入したのが渡船2号です。

娘さんの藤居典子さん(鉛筆画のアーティスト)が応対して下さったのですが、ちゃんとお話する暇もなく慌しく蔵を後にしました。
次回は是非、お話できたらと思います。

駆け足でしたが、とっても充実した近江旅行でした。
近江商人の言葉で「相手よし、自分よし、世間よし」という三方よしという言葉があるのですが、そんな言葉が生まれた土地だとつくづく実感しました。
自然が豊かで、文化水準が高く、人々が優しい・・・そんな素敵なところです。

                             butako170
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by butako170 | 2014-08-12 23:25 | 旅行記
友人と1週間 予想外のFrascatiフラスカーティ
お久しぶりです。
先週は、宇都宮時代にお世話になった方Eさんが、お母さんと姪っ子さんを連れてウンブリアに来ていました。その旅のお供をしていて、すっかりヴァカンス気分でした~!

さて、26日の13時過ぎ、ローマの空港まで迎えに行き、空港で借りたレンタカーで皆さんをサクッとスポレートまで行く予定だったのですが、Eさんたちのスーツケースがなんと、乗り継ぎの際に運ばれてこなかったみたい!
海外旅行の多いEさんの人生で“初めてのロスト・バゲッジ”を経験することに、なっちまいました。

そしてスーツケースが空港に届くのが21時だそうで、それまで待とうということになりましたが、15時から21時までの6時間、急に暇になってしまいました。。。

「じゃあ、ローマ郊外にでも行ってみますか?」と提案したものの、私の知っているローマ郊外なんて、カラカラ帝の大浴場とFrascatiフラスカーティくらい。(しかもどちらも行ったことがない!?)
こんな時に限って、自宅から持ってくるカーナビを忘れてしまい、もう、行き当たりばったりで、レンタカーを出発させてしまいました。(汗)

レンタカーのお兄さんが教えてくれた通り車を走らせた結果・・・
ありました!カラカラ帝の大浴場!!!!!
しかーし、月曜日は定休日。ショック!
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そこで外観だけ写真を撮って、フラスカーティへ向かうことにしました。

自転車に乗っている人に、車を降りて、行き方を聞きます。
20kmほど進み、アルバーノなどの知った名前が出てきたところで、心細くなり、信号待ちの際、隣にいたバイクのお兄ちゃんに情報確認。(あとでアルバーノの丘一帯の街の一つがフラスカーティであることを知ります。ナイスなタイミングで情報をゲットできました。)

無事に町へ着くことが出来ました。

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butakoがなぜフラスカーティを知っていたかというと、白ワインが有名だから。
昔から大都市ローマへワインを供給する一大産地だったのです。
また以前、知り合いから「フラスカーティは素敵な街。3つおっぱいがあるビスケットがあるよ」などと教えてもらっていたので、思い出したのでした。(今回はおっぱいビスケットは探せず)
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しかしどうして、知人の言葉通り、素敵な町でした。
夏の終わりで、まだバカンスシーズン真っ盛りって感じです。
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月曜日にも関わらず、たくさん人が外にでていて、屋台のメルカートを物色したり、夕涼みをしています。

丘に建つ街で、標高が320mと高めで、眼下にはローマの街が見えるはずなのですが、スモッグがかかっていて霞んでいました。

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もう19時なので、軽くアペリティーボだけして、空港へ向かいましょう。

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街の中心に位置するサン・ピエトロ・アポストリ大聖堂Cattedrale di San Pietro Apostoloで、16世紀後半、ローマ法王クレメンテ8世Clemente VIIIの命により建設されました。バロックの絢爛豪華なファサードですね。

その前の広場のベンチでは、老人たちを中心に皆さん談笑しています。
まぁ、賑やかで楽しそうなこと。
そのうちの1人のおじいさんに、アペリティーボするならどこの店が良い?
と聞くと、Grapporo d'oroというオステリアが良いと教えてくれました。

教会から徒歩2分。
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こんなに素敵な場所!
いかにも地元のオステリアで、楽しい予感がしてきました。

もちろん野外のテーブルに着席。
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食事前のアペリティーボだというのに、結局たくさん頼んでしまい、店のオバサンに笑われてしまいました。

こちらがフラスカーティです!
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冷たく冷えていて、デキャンタが汗をかいています。

ブドウ品種はマルバジアとトレビアーノ・ロマーノで出来ているすっきり辛口ワインでございます。
マルバジアが入っているため、少し甘みも若干の香りもあります。
好きです、この味。
なんでもワインはここのオステリアで作っている自家製ワインだそう。
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オレガノとタカノツメで味付けられたオリーブ。
豚の干し肉Coppiette、タカノツメとフェンネルの種で味付けされています。
そしてペコリーノ・ロマーノに蜂蜜を添えて。
ここでも名産、豚の丸焼きポルケッタを一皿。

これぞオステリア!
ロスト・バゲッジのおかげで素敵な思い出が出来たわね~♪なんて喜びながらお会計をお願いすると、サービスでビスケットとまたワインをくれました。
こうやって食べるのよ、と新しいグラスにワインを注いで、そこにビスケットをドップリと浸けてサービスしてくれたので、一同びっくり。

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ウンブリアやトスカーナではビンサントやパッシートにビスケットを浸けて食べるけど、ここはフラスカーティに浸けるのですね。
ビスケットは鳩サブレみたいに、さっくり・さっぱりとしたシンプルな固焼きでした。

食中も食後も楽しめる楽しい食習慣です。
甘いものが苦手なEさんとお母さんもこれには、大喜びでした。
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街を後にする頃には、日も暮れてしまいました。
1時間ちょっとの滞在でしたが、十分楽しめましたね。
それから21時に無事にスーツケースを引き取り、スポレートの宿に着いた時は23時を回っていました。

以前から行きたかったフラスカーティに予期せずに行けたことは、ラッキーだったのかもね。

                           butako
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9月20日~22日 日帰りで行くモンテファルコ村の収穫祭 Settimana Enologicaで、銘酒サグランティーノを平行試飲放題!!

予告:現場のスローフードを満喫する旅!! 
10月>幻の野菜、黒セロリ祭りに参加しよう!
10月>ブドウの収穫とワイナリー見学ツアー
10月&11月>農家でサフラン摘みに挑戦!
   11月>オリーブ摘み&一番絞りを味見体験ツアー
   11月~2月>冬本番 ブタ解体見学&サラミ美食を巡る旅

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by butako170 | 2013-09-01 22:51 | 旅行記
北イタリア5日間のダイジェスト
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ご無沙汰しています。
実は、10月26日~11月2日まで、北イタリアへ仕事のために行っていました。
(せっかくの遠出なので、初日と最終日はその地方の友人に会う日にしたよ)

じっくりと追って書くのは時間がないので、とりあえずダイジェストで今回の旅の訪問地を振り返ってみよう~!
今回も、よく食べ、よく飲んだ旅でしたね。
扉の写真は、ピエモンテ名物4種盛りの前菜です。

そう、初日はトリノで10月25日~29日まで開催されていたサローネ・デル・グストへ日曜日に行って参りました。
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トリノのリンゴットにある巨大はフェア会場。
かつてはフィアットの工場でした。

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バッカラを売るのは、リグーリア州の参加者。
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カチョ(チーズ)細工がお見事な、カンパーニャ州のチーズ職人たち。カチョ・カバッロの生地を使った馬の細工ですな。

二日目は、レンタカーを借りての旅。まずは白トリュフが有名なアルバへ。
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1つ200ユーロの塊も散見致しました。

昼食はもちろん白トリュフをたっぷりかけた地元の卵麺タヤリンに決定です!!
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うーん、至福の時とは、このことを言うのね。

そしてバルベーラの作り手Coppoへ行きます。
そこでなんと6種類ものワインを頂きました。
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最後は、モスカートで作ったグラッパまで!!非常に充実したカンティーナ訪問でしたよ。

3日目は、バッサーノ・デル・グラッパです。
郊外にあるCapovillaを訪問しました。
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ここのご主人のヴィットリオさんは、独自の哲学で、グラッパはもとより、さまざまな蒸留酒を造っています。
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この蒸留機は、ドイツ製です。興味深いお話が、たくさん聞けましたよ。

そして一同は、バッサーノの町へ。
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ナルディーニのグラッペリアに寄って、軽く食事を取ってから、さらに北上します。
そしてアルト・アディジェ州ボルサーノで、チーズ工房を見学し、ボルツァーノの町で1泊します。
もちろん夕食は、ビールとソーセージのドイツ風!!

4日目は、少し遅いめに宿を出て、まずはガルダ湖へ。
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あいにくの曇り空でしたが、でも湖は大迫力。
また湖の周りにオリーブの林が続いていて、とても美しい風景です。

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そこで、地元の人しか行かないような、家庭的で活気のあるトラットリアで淡水魚づくりのランチに、鼓を打ちました。

4日目の夜は、butakoの誕生会(10月31日生まれなので)…ではなく、お客さんの商品を使っての食事会でした。

会場となるのは、バルサミコ工房San Giacomoです。
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日本のお酒とエミリア・ロマーニャの地元の料理の夕べです。
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非常に大好評でした。
なかでも和歌山の梅酒(中野BC社の!!)のポテンシャルを感じる機会とあいなりました。

5日目、最終日ですが、朝からパルミジャーノ工房の見学と大忙しです。
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3万個のチーズが熟成庫に眠っています。
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そして、バルサミコ工房San Giacomoのご主人アンドレアと共に
地元のトラットリアで、エミリアのランチを頂き、
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充実の5日間の旅は、終了いたしました。
しかーし!
その日は、パルマにある友人宅にお世話になったので、パルマの町も楽しんじゃいました。
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隠れ家的な、美味しいトラットリアも見つけたよ~!
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詳細は、追って、じっくりお伝えしたいと思います。
さ、明日からダイエット、再会しよ~★

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by butako170 | 2012-11-05 06:29 | 旅行記
イタリアの老人ホームで食べられているモノ
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かれこれ3年になるでしょうか。
愛知県で企業・福祉コンサルタントを営むOさんご夫妻とは、私がこの仕事を始めた当初から続いています。

今回はフィレンツェのミゼリコルディア兄弟会という福祉施設の視察に行ってまいりました。フィレンツェ人にミゼリコルディアと言えば「ああ救急車のことね」と二言目には帰ってくる有名な組織。
そう、13世紀からカトリックの兄弟会として、病人の運搬やお葬式などに携わるボランティア組織だったのです。現在は、年間2万7千800回も救急車を走らせております。
救急車だけでなく、診療所や老人ホーム、障害者施設など多岐にわたる社会サービスを提供しているのです。
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実はミゼリコルディアを訪れるのは二回目。
ドゥオーモの鐘楼の隣に建屋があるのも、その歴史を感じさせますよね。
館内は救急車の出動を待つボランティア人員が、電話交換手の近くでたむろしています。

そのミゼリコルディアの3階会議室からの景色。
ドゥオーモのクーポラやジョットの鐘楼がよく見える!!

そして視察の長い一日が始まりました。
内容は割愛しますが、前回も非常に充実していたランチを取り上げたいと思います。
『ヴィッラ・ボボリーノ』という自立している人対象の老人ホームのランチが、すごい!!
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本日、館長やスタッフと共に頂いた食事はこちらです。
まずトスカーナ風アンティパストが出てきました。
地酒キャンティを飲みながら食べると、ああ、フィレンツェに来たんだなぁ、と実感するラインナップです。

特に鳥レバーのパテは、ハーブがきいていて、リッチな味わい。酢が入るウンブリア風とは違います。

そして人参のスフォルマート(スフレ)。
野菜と泡立てた卵をあわせてスフレにするのは、中世から続くフィレンツェならではの一品。人参の甘みが凝縮するやさしい味でした。

そしてボレンタの上に載っているのは、薫り高きポルチーニのソースです。
秋を感じますねぇ。

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次にプリモ(第一の皿)がやってきます。
パッパ・アル・ポモドーロは、文句なしの出来栄え!入居者のために大なべで作ったのでしょうね。固くなったパンを再利用する貧者の料理『クッチーナ・ポーベラ』です。これもフィレンツェ近郊のティピカルな料理。
バジルの香りとトマトの酸味が食欲をそそります。
良質の地元のオリーブオイルをかけて、召し上がれ。

「次はメインですかね」なんてOさんと話していたら、やってきたのは第二のプリモです。
ちょっとビックリしたけど、うれしさが勝ってしまいました。皆大好き、ラザーニャだ~!
パスタ・アル・フォルノ(オーブンで焼くパスタ)=ラザーニャは、国民的食べ物と言っても過言ではありません。
日曜日の大家族が集う昼食には、ラザーニャはシンボル的なお料理だと言えますネ。
大きな天板で焼き上げた生地を、切り分けるのが、家族を象徴する儀式だと言えるかもしれません。
ミートソースとベシャメルソースの相性、ばっちり。
少しトロリとした緩みのあるソースが、口で溶ける!

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そしてメインにやっと入りました。
結構お腹いっぱい。
そこでやってきたのは、太めに切ったロースト・ビーフ。
お肉は毎日新鮮なものを精肉店から運ばせる、というだけあって、肉質の良さが光っています。かみ締めるほどに、ジワリと広がるうま味。
キャンティとの相性は折り紙つきです。

そして二口分だけ小皿に盛られているのは、トリッパ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風ハチノスの煮込み)です。
香味野菜のソフリットが、煮込みのベースをしっかりと作っているのがわかります。溶けるように柔らかいトリッパ。貧しさゆえに、牛肉を口に出来なかった庶民が、生み出した内臓料理です。

butakoはあまりのおいしさに、すべて完食致しました。
周りを見渡しても、全部食べてたのは私ぐらいのものでしたネ。

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そして「これぞトスカーナ!」という秋ならではのドルチェが、butakoを唸らせます。
スキアッチャータ2種盛り!!
いつの日か、この2種盛りを食べてみたかった…という夢が、まさか老人ホームで適うとは、面白いものです。

白いスキアッチャータは、スポンジケーキに粉砂糖を振りかけただけのもの。年中、フィレンツェでは頂けます。
しかしブドウの入ったスキアッチャータは、ワイン用のブドウを収穫する今の時期だけ。地元のサンジョベーゼ種というブドウを使っています。
ブドウの種は取らないので(これは半分は取って半分は残しているそうです)、ブドウの種がガリガリ噛むたびにして、とっても賑やかなトルタなのです。


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以上が、夢のようなランチでしたが、まさかこのボリュームを入居者が食べられるはずはありません。彼らは、前日にメニューを知らされ、2種類のプリミとセコンディから、1つずつ選ぶことができます。それを集計して、調理担当者は、お肉の発注をかけたり魚を解凍します。
当日の朝、各人、メニューの変更が必要ないか、もう一度チェックをします。

食事の時間。。。老人たちは自分の決まった席に座ります。
130人全員の食事が、給食用の大きな手押し車(数台)にオーダーどおりに並べられ、短時間で効率よく給仕されていきます。熱い料理は熱いままで、供されるのです。

入居者に食事の選択の自由が与えられているとは、まずもって驚いてしまいました。130人もいれば、皆同じメニューのほうが、どんなに効率がいいでしょうか。

でもそこは食の国イタリア。
効率をけっして優先させたりはしません。
何歳になっても、食は生活の楽しみの一つです。
自由に選べて当然ではないでしょうか。

思わず、感動してしまったbutako。
ボボリーノでは、食事だけでなく、ディ・サービスの遊戯や機能回復などについても、様々な工夫がされていました。
仕組みではなく、人を見て介護している…と感じましたねぇ。

施設のレポートはOさんにお任せするとして、私は気になる食について、報告をしてみました~。イタリアの懐の大きさを垣間見る思いでした。

butako

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9月6日~2泊3日のタマネギ&ワインの里巡り おばあちゃんの料理教室とワイナリー巡り、タマネギのサグラ(祭り)参加

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by butako170 | 2012-09-28 06:41 | 旅行記