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モンテファルコのワイナリー Cantina Romanelli1
モンテファルコ村から東へ500mほどの位置にある家族経営のカンティーナCantina Romanelli(カンティーナ・ロマネッリ)。
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ワインのバイヤーを行っている友人ロベルトが、連れて来てくれました。

畑の手前には、オリーブ林が広がっており、とっても見晴らしがいい!
アッシジの町がバッチリ見えるロケーション。
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まずはオリーブの木の説明をここのご主人デーヴィスから受けました。
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オリーブ農家でもあるロマネッリ家は、この地域にはないサン・フェリーチェという品種も植えています。
モライオーロとレッチーノ、それぞれの木の見分け方を教えてくれました。
そう、彼は農学博士でもあります。

こちらは大樽を利用して作ったベンチ。
ナイスアイデア!
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ふと、送電線の上を指差して
「みてごらん、あの巣箱は鷹のものだよ」と言うではありませんか。
モンテファルコ(鷹の山)という町の名前ですもの。
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鷹が住んでいてもおかしくはないのですが、まさか送電線の脚に巣箱を置くなんて、すごい発想。
ちなみにビデオカメラを取り付けてあって、春〜秋まではウェブカムでサイトからその様子が見れるんですって。

そして丘に並ぶ見事なブドウ畑。
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1978年に農園としてブドウの栽培をはじめ、2007年にワインを作り始めました。
そのためブドウは樹齢が20年以上経っているものもあります。

南向きの畑。
土の成分は粘土質と石灰質が混ざっています。
「ここから西に向かって、坂になっているんだけど、古い層が新しい層に飲み込まれて、隆起しているんだ。だからこっちからは、は粘土質と泥になっていて、パッシート(陰干し)用のサグランティーノを植えてるんだよ」。

そして東側は砂質でサンジョベーゼに適しているんだ。

なるほど土質によってブドウの味が変わるのは知っていたけど、こうしてきちんと説明を受けると納得しますね。
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ここにも巣箱があって、害虫を食べる小鳥を飼っています。
ブドウの畝をまたいだ通路部分は、雑草を生やしている列が1列、そうでない列が1列と交互になっていて、これも土地のバクテリアを増やしたり、土地の水分調節をするのに役立っています。

ロマネッリの畑にはいろんな工夫がいっぱい。
自然を知りつつそれを最大限に生かし、農薬を使わないのが彼らのやり方なのです。
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さて、いよいよ試飲の時間です。
                       >>>次回に続く

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by butako170 | 2015-03-22 07:37 | ワイン
モンテファルコのワイナリー Moretti Omero
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昨日は仕事で、モンテファルコのカンティーナMoretti Omeroへ行って来ました。
この土日は『カンティーネ・アペルテ』というイタリアのワインイヴェントで、いろいろなカンティーナが催し物をしていたのですが、あえてじっくり試飲したいがためにイヴェントをやっていないカンティーナに行くことにしたのです。

モンテファルコの街の試飲会で何度も味わっていて、以前から気になっていたAzienda Agraria Moretti Omeroに行くことにしました。
オメロさんダニエラさんご夫婦が経営する小さなカンティーナです。

土にこだわり、農薬を一切使わない有機栽培でブドウを育てています。
年間の生産数はわずか2万本。
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カンティーナはモンテファルコから10km離れたGiano dell'Umbriaに位置していて、
ほら、窓からはモンテファルコの給水塔が見えますね~。
カンティーナのすぐ側の畑には、地元品種であるサグランティーノが植えられています。

まずは、ワイン作りの行程を説明してもらいました。
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醸造用のステンレスタンクが並ぶ館内。
ワインをよく飲む人であっても、どうやって作られているか意外と知らないものです。
飾らない人柄のダニエラさんが、私たちのペースに合わせて説明してくれるのもうれしい。

時々、笑い話なんかも織り交ぜてくれたりして。

今回勉強になったことは、サグランティーノを造る際には、サグランティーノ由来のイーストを使うということ。ペルージャ大学が研究を行い、おなじブドウ由来の酵母を使うことで、ポテンシャルを最大に引き出せるということが分かったんですって。

一方、ロッソの方は一般的な酵母を使います。
(カンティーナによっては、酵母を一切加えず、常在している酵母により自然発酵させる所もあるんです)

さてさて、サグランティーノやモンテファルコ・ロッソが熟成する地下のカンティーナが眠る貯蔵庫へ。階段を下りる前から樽とワインの良い香りがしてきて、思わずうっとりします。

説明をすべて聞いたあとは、お待ちかねの試飲タイムです。
自家製のオリーブオイルをたっぷりかけた焼きたてのブルスケッタ。
ご近所さんの手作りサラミ、そして乾燥サルシッチャは程よい柔らかさで。
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白2種、赤2種のティスティングをしました。
2011年のグレケット100%は、さわやかな香り。白い花、かすかな柑橘系、タイムなどのハーブの香り。
コクもあり、味の持続も結構ありました。
後に残るわずかな苦味が、グレケットの性質を現しています。とても美味。

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そしてグレケット80%とマルヴァジア20%のNessuno(2011年)というブレンドを試飲。
20%のマルヴァジアが効いています。
甘みがアップし、香りもフルーティでアカシアの花の香りがわずかに加わりました。飲み口もまろやかになっています。

お客様のうちの一人は白ワインが飲めないのですが、このNessunoは美味しい、といいながら飲んでいました。
熱々で香ばしいオリーブオイルのブルスケッタが、白ワインとは合ってました★

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1番目の赤、モンテファルコ・ロッソ2009年。
バランスが取れています。ここのロッソはサグランティーノが20%も入ってる!
他のカンティーナが15%に対して、太っ腹な配合です。
やはり味にも歴然と差が。
タンニンがやや強めで、これならばジビエにでもいけそうですよ。

そしてお次はサグランティーノ2007年。
うむ、5年前のものか。
熟成期間が浅いので、ひょっとしてとても渋いかもと思っていたのですが、予想と反していました。
非常に好ましいタンニンが、舌を適度に刺激する感じ。
十分糖度が高まってから収穫したに違いありません。樽のフレイバーも強すぎず、本来のサグランティーノの持つ気品あるタンニンが押し出されていました。

これにはサラミと絶妙なコンビネーション。

午前中からほろ酔いで、美味しいおつまみを食べながら、豪快なママさんの話に耳を傾ける。
これぞカンティーナ見学の醍醐味ですよね。
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今が盛りのサクランボも、デザート代わりにどっさり供されて、お口をリセットしつつ、ワインを購入致しました。
ミラノに本拠地を置くお客さんだったので、ミラノへ別送して。
あちらの友人に良いお土産が出来た、とそれは大喜びして下さいました。

私も前から行きたかったカンティーナを訪れることができ、大満足。
帰り道。
スポレートへ続く道に面した畑は、麦の穂が重くなってきた。
麦畑とブドウ畑。
麦畑とオリーブ畑。
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風でサワサワと畑いっぱいの穂がたなびく風景は、本当に美しい。
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風は目で見えないけれど、麦を介して風が見えた~。

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by butako170 | 2012-05-28 01:16 | ワイン
AVI公式サイト更新 『本場のアマトリチャーナを求めて』
こんにちは。日本は台風が通り荒れ模様だったみたいですね。
まずは、AVI主催で行われる9月半ばのイヴェントの告知から。
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ロンバルディア州を中心とした北イタリアのワインが200種類もそろいます。
関西方面にお住いの方は、是非!事前に予約が必要です。
詳細はAVIのサイトをご覧下さい。

そのAVI(Amici Vini Italiani)の公式サイトで、記事をアップしました。
リンクするので、ご覧下さいね。
公式サイト>イタリア現地便り>アマトリチャーナの本場で

ローマ名物スパゲッティ・アマトリチャーナの故郷、アマトリーチェのサグラ(祭り)を先週末訪れた時の記事です。本当は、もっと裏の話もあったのだけれど、話がものすご~く長くなりそうだったので、割愛しました。

そのうち、こちらのブログで発表したいと思います。
(その前にローマ時代の夕食会のネタ、書かないとね)

モンテファルコのイヴェントのお知らせ
2011年9月14日-18日
Enologica Montefalcoが開催されます。
18日(日)の15時半からは、コムーネ広場で無料のワインお振る舞いがありますよー。
週末も恒例のデグスタッツィオーネが満載!
butakoはお客様と金曜日行きます。
ローマ、ペルージャ界隈の方は、是非!!

明日から、マルケ州のオッフィダという所のワイン祭りに行ってきます。
Di vino in vinoというAISのイヴェント。
ロッソ・コーネロ・スペリオーレ(DOCG)、オッフィダの白、赤各種(DOC)など、種類豊富です。
カンティーナも2軒巡っちゃう!
久々のロベちゃんとの二人旅なので、楽しみ★(そういえば、いつも1人旅か友人と、もしくは仕事だった)
でも口ケンカしないようにしなくっちゃね。
山道2時間半の運転ゆえ、今宵はもう寝ます~。
                                       butako
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by butako170 | 2011-09-03 06:27 | ワイン
トレビアーノ・スポレティーノの味 ノヴェッリ
けっして万人ウケする白ワインでは、ないのですが…。

どちらかといえば、オヤジ好みしそうな味。
日本酒の昔の等級で言えば、二級酒みたいな感じで、「まぁ、フルーティ!」「爽やかで飲みやすいわ」というのとは、一線を画しています。

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でも、ここのところ、少し事情が違ってきたみたい。
悪く言えば荒っぽかったトレビアーノ・スポレティーノですが、それは、なにせ作り方が荒っぽかったから。

ブドウの実を搾る際の温度を低くして、
ソフトに実を潰し、皮を絞った後のモストに短時間漬けて、皮の香りを移したりなんかして。。。

作り方が丁寧になってきたおかげで、
近年のこの種のワインは、バランスの良い、香りもある程度する(もともと香り弱めです)ワインに仕上がりました。
元来、ボディ強め&酸きつめだったので、そこは、トレビアーノ・スポレティーノの身上として、そのまま生かされています。


ノヴェッリの白ワイン、悪くなかったですよ。
グレープフルーツの香り、白い花の香り、ハーブ(タイム)や青草の香り、ミネラリー。
ボディは割りとしっかりめ。
後味にかすかに苦味が残ります。

サルシッチャ入りのパスタや、リコッタチーズとクルミで和えたパスタと食べたい!です。

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そして、スプマンテ2本。どちらもメトド・クラッシコ。
いわゆる一本づつボトルに酵母とシロップを入れて、発酵させてる、シャンパンと同じ製法です。

なんと自社で、自動ルモアージュの機械導入!(ルモアージュ:発酵した澱を除くために、瓶を回転させていくこと。これを発明した人は天才~)
ウンブリアで初めてだ、ってマッシモ氏が自慢していたものね。

トレビアーノ・スポレティ-ノは、スプマンテにすると持ち前の酸がすごく生きてくる。
本当、気品をまとって、どこに出しても恥ずかしくない銘柄に変身してしまいます。

梨やリンゴの爽やかな香り、柑橘系の香りも少し、ブドウ品種の生の香り(vinoso)、かすかにバナナみたいな香りがしました。イーストの香り。

アペリティーボに最高!
生ハム&メロン、タコのサラダ、黒トリュフのオムレツ…うむ、妄想は膨らむ。
なんとカンティーナで買うと、13.5ユーロ。
お徳感があります。

一方ロゼは、サグランティーノで。
美しいサクランボ色ですねぇ。
心はずむ色です。

味は、かすかにイチゴの香り、ラムネの香りがしました。
少しタンニンを感じましたよ。ロゼにしても感じるタンニン、恐るべしサグランティーノ。


実は、ノヴェッリのプレジデンテのステファノ氏は、トレヴィアーノ・スポレティーノ協会の会長でもあるそうです。ノヴェッリ家は、もともと卵工場とパン工場でのし上がってきたビジネス一家で、スポレートに縁があります。
2001年にステファノ氏が、ワイン事業を立ち上げました。
だから、スポレート由来のこの品種にすごい思い入れがあるのです。

butakoも故郷大好き人間だから、ステファノの気持ち、よく分かるわぁ。
                              butako
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by butako170 | 2011-07-21 06:15 | ワイン
カンティーナ・ノヴェッリ訪問 トレビアーノ・スポレティーノについて
8月10日ですが、butakoのソムリエデビューが決まりました!
100人の前で、ワインの説明を行います。

8月10日は、イタリア全国で、Calici di stelle(星の下でワイングラスを傾ける)というイヴェントが行われます。
私の住む街スポレートでは、地元のプロ・ローコ・スポレートという団体が、旧市街歴史地区をトレッキングしたあと、ブッフェとワインの夕べを行うのです。

butakoは、そこでスプマンテの説明を行います!
ドキドキ。
うまく興味深く説明できるかなぁ。練習を繰り返さないと。

この5月から、プロ・ローコ・スポレートの常任委員の一員になってしまいました。山の師匠、ジャンニの勧めがあったためです。
なので、今年のカリチェ・デッレ・ステッレは、私の意見も取り入れてもらうことに。

今年は、Trebbiano Spoletino(トレビアーノ・スポレティーノ:白ワインの名前です)を全面的にPRする!!
現在、DOCの認可まで秒読みとなっているトレビアーノ・スポレティーノなので、是非、地元の皆さんにもそんなフェーズ(段階)にあるんだということを知ってもらいたい。
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前置きが長くなりましたが、カリチェ・デッレ・ステッレのスポンサーになってくれたNovelli。
先日、そこへメンバーのファウストと一緒に、試飲と打ち合わせのため行ってきたのでご報告しますね。

カンティーナ・ノヴェッリは、モンテファルコの街から南西およそ5kmの地点にあります。
一面ブドウ畑です。
ここには、サグランティーノ種とサンジョベーゼ種を、スポレート郊外のサン・マルティーノには、トレビアーノ種とペコリーノ種を植えています。
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まず、事務所責任者のアンブラ・フラケッティ女史が、いろいろと上記のように、畑の説明をしてくれました。アンジェリーナ・ジョリー似のベッピンさん。

ペコリーノ!
ファウストが、すかさず「マルケの地場品種だと思っていたけど、ここでもペコリーノをやってんの?」と聞くと、

「もともと、この地域にもあった品種なんですよ。ヴァルネリーナを通って、マルケに伝わったんです」とアンブラさん。

私は師匠とヴァルネリーナの谷によく行くから、ははぁん、と合点がいきました。
(谷のおじいちゃんたちが、猫の額ほどのブドウ畑で栽培していたんだよね)

そしてエノロゴのマッシモ氏登場。
いろいろとトレビアーノ・スポレティーノについて指南頂きました。

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まず、トレビアーノと名のつく品種は、イタリア中にたくさんあります。
トレビアーノ・トスカーノ(ヴィン・サントでお馴染み)、トレビアーノ・ディ・ロマーニャ、トレビアーノ・ジャッロ(ロゼット)、トレビアーノ・ディ・フィアンマ、トレビアーノ・ダブルッゾ、トレビアーノ・ディ・ソアヴェ、トレビアーノ・ディ・ルガーナ…などなど。
イタリアでもっとも栽培されている種類なんですね。
トレビアーノは、フランスでは、ユニ・ブランと呼ばれており、コニャックの原料にもなっています。

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トレビアーノ・スポレティーノは、遺伝子上、これらのトレビアーノとはまったく異なるもので、ギリシャ由来の白ブドウ、たとえばフィアーノやグレケットの仲間なのです。

またトレビアーノ・スポレティーノには、房の大きいものと、小さいものの2種類あって、ここノヴェッリでは、大きいものはスプマンテに、小さいものは白ワインとして使い分けています。
(写真:左は房の長いもの、右は房が小さいもの)

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さてさて、香り高いノヴェッリの白ワインですが、収穫されたブドウは茎や葉を除き、低温でソフトに圧搾します。そして皮は48時間、そのままつけておきます。(マセラシオンですね)
白ワイン作りは、何よりも温度管理が重要で、それが香りの行き死にに関わってくるのです。

そしてステンレスタンクで発酵、瓶詰めで熟成します。だいたい2月3月ごろには、前の年に作ったものを出荷し始めるのだとか。
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そして地下室へ向かいます。
樫の木樽が所狭しと並ぶ右側。
一方、瓶内発酵のスプマンテを作る工程は左側。瓶の中の澱を回転させるremuage(レムアージュ)を機械で行うのです。

ウンブリアで、この機械を投入しているのは、ここが一番だそう。
たしかにテルニのラ・パラッツォーラは、手で回していたわ。そのときの記事

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そして、いよいよ試飲タイム。
こちらが大人数での試飲室になります。
ブドウ畑の大パノラマを臨む素晴らしい場所です。

次回に続く





なでしこジャパン、優勝しましたねー。
すごい、すごい。
試合のダイジェストを見ていて、思わず雄たけびをあげてしまいました。
特に澤選手の「18年間ずっと世界一を目指してがんばってきました」の発言に感動しました。

                                butako
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by butako170 | 2011-07-19 05:39 | ワイン
ピエモンテのお食事ネイヴェ 『クアットロ・デイ・ヴィー二』
まだまだ2週間前の旅の記録は続きます。
リグーリアの報告に移ろうと思ったら、ピエモンテのランチの報告を忘れていたことに気づきました。カンティーナ・デル・グリーチネの訪問後、これまたA子さんオススメのトラットリアに足を運びました。
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ボッテガ・デイ・グアットロ・ヴィーニ(Bottega dei Quattoro Vini)は、宮崎アニメに登場しそうな、気前のいい、明るい奥さんが経営しているお店。
彼女の名前はロザンナ。

地元の料理をつまみながら、地元の銘酒を飲ませる…というごくごく普通のエノテカなのですが…それが料理のレベルは半端なくすごかった。
素朴だけれども、味付けが絶妙なんです。

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ピエモンテの料理でも、レストランではなかなかお目にかからない大衆の料理。
『牛タンのグリーンソース和え』Lingua di vitello con salsa verdeは、想像以上の味でした。
煮込んだ牛タンをスライスして、サラダ仕立てにして(コレはオリジナル)、イタリアンパセリを主とした酸味の利いたソースをかけています。

見てください、イチジクとかズッキーニのスライスとか、新鮮な青果がふんだんに使われていて、グリーンソースで全体をまとめ上げています。
もうしかもこのポーション、でこの価格。(たぶん7ユーロもしなかった)

そして、アンチョビとグリーンソース。
酒飲みには正しいおつまみ。
しかもバターまで添えられて完璧。。。
この組み合わせが、合わないはずがないのです。

ワインですが、たしかドルチェットにしたかな。すみません、メモしてなかったわ。
友人はアルネイス。どこのカンティーナだったかは、失念しました。

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プリモ。
ロザンナのお父さんがおととい採ってきたというポルチーニのタヤリン。
最初はカルタ・アル・フォルノに包まれて登場です。
ドキドキするじゃない、こんな演出。

そしてポルチーニ茸がたくさん。
上には生のものをスライスしたのがかかっています。
なんていう気前のいい料理!

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お腹が減っていなかったため、これを二人でシェアさせて頂きました。
少ししか頼まなくて、ごめんなさい、ロザンナ。
もし次回行く機会があれば、たくさん食べて飲みたいと思います。

真の意味で実力のあるエノテカでした。
そんなエノテカがしっとり馴染んでいるネイヴェの町って、すごいなぁ、と思いました。

田舎に行けば、必ずおいしい店がある…はイタリアでは黄金律なのです。
田舎のトラットリア&エノテカの真の力を見せ付けられた気がします。

butako
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by butako170 | 2011-07-12 07:37 | ワイン
ピエモンテのワイナリー③ 『カンティーナ・デル・グリーチネ』
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ピエモンテのワイン地帯を車で回るとき、その美しい景色に癒さます。規則正しく並ぶブドウ畑が、山の傾斜に沿うように幾重にも連なる風景は、見ていて圧巻です。人間の営みが連綿と紡ぎだした芸術品、というと少しオーバーかもしれませんが、いざ、その場に立つと、どこまでも続くブドウの丘に感動してしまいます。

ワインに造り手の個性が現れるのと同様に、ブドウ畑にもお国柄が出るのかもしれません。えてして北部イタリアの畑は整然としていますが、南部に行くと結構、おおらかに茂っています。また枝の剪定や、房の残し方など、カンティーナの方針によっても異なり、結果、出来上がるワインの個性へとつながっていきます。

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3軒目に訪れたNeive(ネイヴェ)という街にあるCantina del Glicine(カンティーナ・デル・グリーチネ)は、ご夫婦だけでやっている小規模生産者です。白トリュフで有名なアルバとスプマンテで有名なアスティの中間に、位置していて、バルバレスコやドルチェットなどを手がけています。

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待ち合わせの時間に到着。奥さんのアドリアーナさんが、まずカンティーナを見せてくれるということで、そちらに行きました。
試飲の部屋を抜けて、藤棚の下を通ると、旦那さんのロベルトさんが、壁に模様を書いています。

アイリス!!へぇ、上手ですね、本業ですか?って聞いたら、「彼はエノロゴ(醸造家)でもあり、アーティストでもあるのよ」って奥様。あ、失礼しました~。

(階段部分のおよそ100年前の壁画を、ロベルトさんが模写しているんです。すごいですね)

100年以上の樹齢があるかと見まがうほどの大フジの木を見て、私が「だからこのカンティーナの名前はグリーチネ(フジ)っていうんですね」というと、そうなのよーと微笑んでらっしゃいました。

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カンティーナの第一の部屋には、発酵のための大樽とステンレス樽が。まずここで、絞ったブドウ汁(モスト)を発酵させるのです。
そして第二の部屋。地下に繋がる手前の部屋には、発酵したものを一次的にストックしておく部屋が。小さいスペース、限られた容器、そして次々と収穫されて運ばれてくるブドウ。。。狭いカンティーナで工夫してやっていくためにはストック部屋が必要なのですね。

そして、感動的な熟成室。ここは完全に地下です。1560年に作られたカンティーナです。かつては領主の屋敷だったそうです。なんと関が原の戦い以前に建てられて、今も現役だなんて凄いですよね。
通路は緩やかに傾斜していて、そこを下りきると井戸があります。樽は通路を挟んだ両側に、寝かされています。
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ここはね、年間を通して17℃なのよ。
どうりでひんやりしているわけです。
そして壁に一面のカビとキノコもちらほら。
井戸の真上に空けられた穴はいわゆる換気口で、そこから風が入り込み、出入り口に向かって吹き抜けます。一方、井戸の水からは湿気を補います。(井戸の水は多すぎたらポンプでくみ上げ、少ないと足すそう)こうして熟成に必要な湿度が保たれているんですね。

こんな整えられた天然の環境で寝かされたワインは幸せものだなぁ。
活けるものすべてが宇宙の波動を受けているとしたら、ここは、すごく良いものが流れている気がします。

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そして待ちにまった試飲タイム。
あ、その前に台所を拝見。とってもキュートなクッチーナに思わず友人と二人で黄色い声を上げてしまいました。

そして猫ちゃん!
この猫は、このカンティーナのパッシートとグラッパのモチーフになっている、あのかわい子ちゃんだ。しかし、色艶いいなぁ。
アドリアーナさんいわく、「まだヘソの緒が着いていた時、我が家の庭に捨てられていたのを必死の思いで看病してあげたの」とその当時のことを鮮明に話してくれました。
獣医さんも見放したくらいひどい容態だったのですが、奇跡的に助かり、それ以来、ご夫婦とも、しつけもせずに甘―く育ててきたのだとか。
そっか、わが子のようにかわいいってやつだ。それはラベルにもするよねぇ。

ワインは、そんなご夫婦の人柄を表すように、とても温かみのある落ち着いた味でした。
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Barbaresco Cura 2007(バルバレスコ・クラ)は、この土地の地質(石灰質)が作用してか、タンニンは尖っておらず、酸味も感じられるバランスのとれたワインでした。

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そして興味深かったのは、Barbera d'Alba~La Sconsolata~2008です。遊び心溢れるお二人は、バルベラを発酵させて、熟成の際に、バリック熟成とステンレス熟成に分けました。
すると、バリックで熟成させたものは、フランス産の樽の香りをしっかりとまとい、ただし、そんなにうるさくなりすぎず、適度なバニラ香をまとい、ステーキなどしっかりしたお肉に会うワインへと変化しているではないですか。
バルベーラの強い酸味もまろやかになっており、これは美味。
(注意、写真はステンレス熟成のものです!)

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お二人のこだわりのカンティーナで、2時間くらい見学したり試飲を楽しみました。
派手ではないけれど、滋味深いピエモンテの肉料理にあうワイン。
食事をしながら飲むと、また味わいも変わってくるんだろうな。
友人が来た際に、開けたい、そんなワインでした。

                                 butako
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by butako170 | 2011-07-05 22:48 | ワイン
緑のなかでスティ★ピエモンテのアグリツーリズモ
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Villa Tiboldi(ヴィッラ・ディボルディ)での滞在は、たった一晩。
今思えば、もっとのんびり滞在しておけば良かった、とちょっぴり悔やまれます。
ここは旅人にとって欲しいものすべてが手に入る場所ではないかしら。


マルヴィラでの試飲を終えて、すぐにヴィッラ・ティボルディまで車で駆け上がってきました。
私たちはざっとシャワーを浴びて、そのままレストランへ直行。
そこには、すでに何組ものお客が食事しており、和やかなざわめきが聞こえてきました。家族連れも多く、みんな楽しそうに食事を楽しんでいる模様。
そんな一幕からも、このレストランとアグリが、居心地が良く、クオリティも高いことが伺い知れます。

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まず簡単なお通しが出てきて、私たちが注文した牛のモモ肉を使ったティピカルな前菜3種盛りの登場です。
一皿をシェア、とお願いしたら、キチンと二皿に分けてくれていました。
うれしい配慮です。

手前から左周りに、ヴィテッロ・トンナータ、ワインでマリネした肉、牛のサルシッチャ。
セコンドは、私はラムチョップのグリルを頂きました。

そしてワインは、Ca'Rossaのロエロ、モンピッサーノ2006。数あるロエロのラインナップから、悩みながら、カメリエーラのアドバイスも聞きながら選んだ一本。
自然派ワインですよ、と言われ、素朴な感じかしら?と思ったのですが、程よいタンニンと、しっかりした骨格、余韻はとても繊細で、料理との相性は良かったです。ここでも、ロエロは若飲みに向いているな、と実感しました。

アンティパストをシェアして、セコンドをそれぞれ1品ずつ頼んだのですが、もうそれでお腹も大満足のボリューム。
サービスの焼き菓子を頂きながら、ロエロを最後まで飲み干して、夜は更けていきました。
最後の客は私たちだけだったので、知らぬ間にすっかり長居してしまったようですね。

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夜が明けると、私たちが本当に緑の中にステイしていたのだ、ということが実感できました。

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前夜、あんなに食べたのに、美味しい空気を吸って、冷たい水をゆっくりと1杯飲むと、自然と空腹感が湧いてきました。
産みたての卵で作ったズッキーニのオムレツ、ふんだんな地元のハムやチーズ、手作りのジャムにフレッシュジュース・・・。

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バイキングで好きなだけお皿に載せると、ブドウ畑が一望できるテラスへと移動します。
この開放感、たまらない!!

朝の太陽を体に浴びると、寝ぼけていた脳もちゃんと目覚めてくれます。

早起きの庭師のおじさんが、ジャスミンの株の根元の枯れ草を取っていますよ。遠くでは、もうトラクターの動く音がかすかに聞こえます。

みんな、働き者やなぁ。

土とともに生活するピエモンテの農家の人は、みんな朝から畑へ出て、一仕事しています。

だから、こんなにおいしいワインができるんだ。
ブドウの品種のおかげだけではありません。
毎日土にまみれて働き、改良を怠らない努力があってこそ、質の高いワインが実現するんです。

朝食をとりながら、ふと、そう思いました。

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そしてテラスの下には、なんとプールとロングチェアーがありました。
これを見た時、あー、もうちょっとここに滞在したかった、と悔しがったbutako。
ま、今回は水着持ってきていないので、泳ぐことはできませんが、でもチェアに寝そべって、読みかけの本でも持って来て、一日過ごすのも悪くない。

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しかし、朝食の後は、すぐに次のカンティーナに行かなければなりません。
恨めしく思いながら、宿を後にしました。

3日は最低過ごしたい、素敵なお宿でしたよー。

Villa Tiboldi
Case Sparse Tiboldi, 127 - 12043 Canale (Cn)
tel. +39.0173.970388
fax +39.0173.959233
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by butako170 | 2011-07-04 06:03 | ワイン
ピエモンテのワイナリー② 『マルヴィラ』
ランゲからロエロへ行くには、タナロ川を越え、北上すればいいんだよ。地元の人なら当然分かっている土地勘が、旅人であるbutakoたちには欠如しています。カンティーナ・マルヴィラのあるロエロの村Canaleをナビに入れたら、なぜか正反対の村を指していて、そうとは知らずに大間違い。1時間も約束の時間に遅れてしまいました。

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(眼下に臨むカンティーナの風景)

それでもマルヴィラのオーナー、マッシモ氏は嫌な顔ひとつしないで、待っていてくれました。
醸造部分の見学は、時間も遅かったので割愛して、早速、試飲を開始。
白を5種類、赤を7種類ほど。
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(写真:全種類試飲させてもらいました。魅力的なラベルは、タロットカードをモチーフにしているとか)
FavoritaDOCは、ヴェルメンティーノ種のこの地方での呼び名です。個人的には、サルデーニャの南国の太陽をたっぷり浴びた果実香の凝縮しているヴェルメンティーノのほうが好きかなぁ。でもこれも丁寧に作られていて、アペリティーボには最適だと思いました。
白でのお気に入りは、なんと言ってもアルネイス!! ピエモンテの土着品種です。かつてはネビオーロの混醸用として使われていた二級酒でしたが、トリノ農大学の研究と生産者の努力のおかげで、1980年代には、単一でのワインとして評価されるようになりました。フルーツ系でライム系や白い果実の香り、適度なボディがあります。
アルネイスのうちの、レネジオは素直で洋ナシの芳香がして良かったし、トリニタは10%を木樽で6ヶ月熟成したものとブレンドしているので、黄金色が美しく、ボディも厚みがあり安定していて◎。

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他の白も秀逸で、ランゲ・ビアンコ“トレウヴェ”2004年はシャルドネ(40%)、ソーヴィニオン・ブラン(40%)、アルネイス(20%)の良いとこ取りで、おまけに10ヶ月の樽熟成だから、アンズの甘い芳香と酸味(フレッシュ感)と適度な熟成感が三味一体になっています。これは友人がいたくお気に入り、5本も買っていました。
(写真:階段の上にあるのがカンティーナ。試飲が終わったのが20時。日も暮れかけていました)

白ばかりに文章を裂いてしまいましたが、赤ワインも負けていません。
なんせここはネビオーロの一大産地。ロエロDOCGのお膝元ですから。
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マルヴィラのロエロはすべてリゼルバで、どれも最低24ヶ月は木樽に寝かせています。ロエロDOGC Riservaの規格が、木樽熟成最低6ヶ月であることを考えても、その4倍の期間も熟成させているのですね。

マッシモさんが、「昔ながらの伝統的な作り方をしているんだよ」、とすすめてくれた2006年のRoero Riserva MOMBELTRAMOが、好感が持てました。クワの実やカカオ、シナモンなどのスパイスの香りもしていて、力強い、でもタンニンが樽熟成の間に、丸みを帯びていました。
またバルベーラ ダルバの2003年も頂きましたが、この年は酷暑で、イタリア各地ではブドウの実が収穫前に焦げてしまったようですが、ロエロ地方ではプラスに作用した年・・・と言っていました。バルベーラは酸味のある赤ワインですが、この年のは酸味も抑えられていて、甘ささえ感じます。

まるで自分の子供の成長期を話すように、マッシモさんの話は留まることを知りません。情熱を込めて、ボトルごとに説明をしてくれました。

先だってのモンフォルテの2006年のバローロのタンニンは、私たちには渋すぎた、と言うと、それはモンフォルテのクリュ(畑)の地質から来るもの、と説明してくれました。ネビオーロを理解するためには、最低1000本は飲まないといけないヨ、とお茶目にアドバイスしてくれました。
クリュごとに、違った表情を見せるネビオーロなので、本当、たくさん飲まないと見えてこないものがあるんだろうなぁ。

まめにサーブしてくれた助手のカレンさんにも感謝。
忘れられないカンティーナ訪問になりました。

試飲の後は、同じ敷地内にあるアグリツーリズモVilla TiboldiへGO! ビルゲイツがお忍びで訪れた同施設内のレストランに、予約もばっちり入れているので、ゆったりと夕食を取ることにしましょう。

                                butako
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by butako170 | 2011-07-02 23:15 | ワイン
ピエモンテのワイナリー① 『コンテルノ・ファンティーノ』
先週は、少し早い夏休みを友人と過ごしました。
ピエモンテのカンティーナ巡りとリグーリアの海に臨む街巡りです。『丘の緑』と『海の青』。3泊4日と短期間でしたが、どちらも堪能できた素晴らしい旅でした。
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ピエモンテは、ミラノ在住の友人A子さんに3箇所のワイナリーを薦めてもらいました。

<<ピエモンテワインの白眉、ネビオーロを堪能>>
土着品種のネビオーロの起源はピエモンテ州のアルバにあると言われており、名前は、果実に付着している蝋分がNebbia(霧)のように見えることや、収穫時に霧が発生することに由来しています。
この品種から、イタリアワインの王様バローロをはじめ、バルバレスコ、ロエロ、ガッティナーラやゲンメなど様々なワインが造られます。(お隣のロンバルディア州でも主要品種です)
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晴天のミラノからレンタカーをぶっ飛ばして、まずやって来たのはランゲ地方のMonforte d’Alba(モンフォルテ・ダルバ)にあるコンテルノ・ファンティーノ。ここはバローロの生産者です。
丘一面のブドウ畑の眼下には、昔話に出てきそうな古い鐘楼を持つ教会がたたずんでいて、絵になる風景です。

コンテルノ・ファンティーノは、1982年にクラウディオ・コンテルノとグイド・ファンティーノが始めました。このカンティーナは1994年に完成され、その後もたびたび改良されてきました。
試飲の前に、ワインの発酵のためのステンレスタンクのスペースや、木樽がゆったりと置かれた地下室のカンティーナを見学しましたが、特に地下室は素敵でした。赤を基調としたモダンなデザイン、適度に湿気を与えるための滝が作られており、樽熟成が最低24ヶ月は必要なバローロの快適な安眠を約束する場所になっています。
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試飲は、9本にも及びました!
2007年を出してくれたのですが、どれもすごいタンニンです。バローロの生産地は11ありますが、その中でも4つの村が有名です。Monforteは力強く、バローロはエレガント、モッラはまろやかでセッラルンガは特徴のあるタンニンより熟成向きだそうです。
これだと、あと5,6年は最低寝かせないといけないですね。
そんななかカシスやフレッシュチェリーの果実味の残るドルチェット(Dolcetto D’Alba “Bricco Bastia”DOC 2010年)がよかったなぁ。ふだん飲み・・・といっていましたが、肉系やパスタなどにあわせやすそうでした。Langhe Rosso “Monpra’”2007年は、ネビオーロ45%とバルベラ45%、カベルネ・ソーヴィニオンとのブレンドです。非常にタンニンと酸味、香りのバランスが取れていて、ボディがしっかりしていてかつエレガント。とてもオススメです。
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そして憧れのバローロ・キナートを初体験!!
アルコールは16度と高めのデザートワインです。china calissaia(キナノキ)の樹皮キナと30種類のハーブが使われていて、かつては薬草酒として飲まれていました。トリノの薬剤師が発明したのだとか。アマーロの起源などと似ていますね。食後にチョコレートをつまみながら、友人と話ながら夜更けにちびちびと飲むのに最適です。1本50ユーロなり!でもその価値ありますよね。
(写真:Bastia白シャルドネ100%、デザートワイン用のグラスで『バローロ・キナート』)

そうそう、試飲の前に訪れたレストランをチラッと報告。
時間がなかったため、プリモだけを頼みました。

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でもうれしいサプライズが。
突き出しとして、ブラの生ソーセージ(新鮮な牛肉)とカプレーゼが出てきたのです。
ブラのソーセージはこの旅で是非食べたかったので、大満足。
黒コショウと香辛料の利いたパンチのある味。

そしてプリモは、伝統の手打ち麺タヤリン。ミートソースで頂きました。(写真は友人が食べたトマトソースのタヤリン)
卵がたっぷり入っているタヤリンは最高。でもワインは試飲があるためお預けでした~。
ガンベロロッソのガイドでも好評だったこのお店。また機会があれば、今度はフルコースで臨みたいと思います。
Trattoria della Posta"
Località Sant'Anna, 12065 Monforte d'Alba
Tel/fax.0173/78120


さて次回は、ロエロ地方のカンティーナ・マルヴィラです。

butako
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by butako170 | 2011-06-29 19:20 | ワイン