カテゴリ:イタリア年中行事( 15 )
皆大好き!カーニバルのお菓子
今日はイタリアのカルネヴァーレ(カーニバル)にちなんだお菓子の紹介。
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今年は2月4日〜9日。ジョヴェディ・グラッソ(肥沃な木曜日)からマルテディ・グラッソ(肥沃な火曜日)まで6日間続きます。

カルネヴァーレの語源は、俗ラテン語のcarnem(肉を)levare(取り除く)に由来します。
日本語では英語にちなんでカーニバルと呼び、お祭り騒ぎやパレードをさすことが多いですが、元来、四旬節が始まる灰の水曜日の前夜に開かれて、四旬節=イースターまでの46日間にも渡る『肉断ち期間』を乗り切れるように、前日に宴をして、めいっぱい肉を食い貯めするの日だったんですね〜。
だから謝肉祭ともいいます。

この四旬節の期間は、キリストの受難を思い、その象徴である肉を食べない、という習慣で、お肉を使わずにその期間を栄養不足にならないように乗り切れる工夫のレシピが各地に残っています。
ま、それは今回は割愛するとして、ではカーニバルに特有の食べ物はなんでしょう。
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揚げ菓子の圧勝!
面白いお料理サイトを見つけましたので見てみましょう。
カーニバルの人気菓子のランキングです!

カーニバルの人気菓子 No10

1.Frappe フラッペ
キアッケレともチェンチ(トスカーナ地方)、ブジーエ 、イントリゴーニとも呼びますが、パスタ生地を切って、油で揚げて、砂糖やハチミツなどをふりかけたもの。
butakoの住むウンブリアでは、粉砂糖とアルケミスをふりかけて華やかに演出します。
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2.Castagnole カスタニョーレ
いわゆる小さな丸形の揚げドーナツです。
グラニュー糖やハチミツをかけて。我が街スポレートのパスティッチェーラでは、揚げたシューの中にカスタードクリームと生クリームが詰めてあって、手が止まらないくらい美味しいです。

3.Frittelle di mele フリッテッレ・ディ・メーレ
今が旬のリンゴを横にスライスし、ゆるめの生地にくぐらせ、揚げただけ。
なんでこんなに美味しいの?!というフリッテッレを昔、レストランのまかないで食べたことがありますが、レシピは教えてもらえませんでした。(残念)

4.Castagnole di ricotta カスタニョーレ・ディ・リコッタ
小型ドーナツには違いないのですが、リコッタチーズを加えているので、口当たりの柔らかい食感です。冬の乳製品は、脂肪分を多く含んでいるので、夏よりもリッチな味わいになるんですよー。
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5.Chiacchere di Carnevale キアッケレ・ディ・カルネヴァーレ
フラッペよりもむしろキアッケレの方が、イタリアでの共通の呼び名かもしれません。
食べるとパリっと音が出て、しかも美味しくて止まらないことから、『おしゃべり』という名前になりました。こちらのレシピは生地にグラッパが入っていますね。

6.Graffe di Carnevale グラッフェ・ディ・カルネヴァーレ
いわゆるジャガイモ入り発酵ドーナツです。ジャガイモ入りなので、自然な甘みとふわりとした食感が病みつきになります。フォカッチャやサルシッチャにもジャガイモを入れちゃうイタリア人。ドルチェにも効果的に使っていますね。

7.Ravioli dolci fritti ラビオリ・ドルチ・フリッティ
バター入りの生地にヌテッラかジャム、リコッタを入れて、油で揚げます。美味しそうだけど、恐ろしくハイカロリーになることが予想されます(汗)
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8.Arancini di Carnevale アランチーニ・ディ・カルネヴァーレ
オレンジの皮がふんだんに入った発酵生地を油で揚げます。甘くて柑橘の香りが爽やかです。そういえば、去年、友人のルチャーナが作ってくれました。でも彼女のレシピ、揚げていたかな?

9.Crostoli イ・クロストーニ
フラッペと同じですが、フェッラーラやヴェネト地方の呼び名だそう。
どのレシピがイチバン美味しいか比べてみるのもいいですね。

10. Fritole (o Fritoe) フリトーレ(フリトエ)
カスタニョーレと類似しています。こちらはヴェネツィアから由来したものです。シチリアでは、Sfincitelli やSfinciteddiと呼ぶそう。

すべてが揚げ菓子ですねぇ。
冷めても美味しいし、大量に作れるし、お腹にたまるから、揚げ菓子がやはり合理的だったのでしょうね。
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精製した油が普及していない時は、ストゥルット(ラード)などで揚げていたのだと思います。オリーブオイルは高価だったでしょうし。

カルネヴァーレと聞いて、イタリアで有名なのはヴェネツィアの仮面を着けた仮装と山車ですね。
Wikiからの抜粋ですが、
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"別の説には、謝肉祭は古いゲルマン人の春の到来を喜ぶ祭りに由来し、キリスト教の中に入って、一週間教会の内外で羽目を外した祝祭を繰り返し、その最後に自分たちの狼藉ぶりの責任を大きな藁人形に転嫁して、それを火あぶりにして祭りは閉幕するというのがその原初的なかたちであったという。

[3]カーニバルの語源は、この農耕祭で船を仮装した山車carrus navalis(車・船の意)を由来とする説もあるが、断食の前という意味の方が古いという研究者もいる。"
とありました。

なるほど『はめを外したから騒ぎ』と『仮装した山車Carrus navalis』で、仮装と山車の説明は着きますね。当時のカトリック教徒は相当抑圧されていたでしょうから、こういったガス抜きは必要だったのかもしれません。

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カーニバルの山車ですが、今までbutakoが行ったなかでは、トスカーナ州の海沿いの街のヴィアレッジョが凄かったです。
5、6メートルはあるかと思う巨大な山車。
凝った装飾。
そして人々の熱気。

いつかヴェネツィアも行ってみたいのですが、こちらも人でごった返している(狭い場所に密集している)のと、寒そうなので、なかなか行けていません〜。

寒さは厳しいですが、温かい紅茶と揚げ菓子で、春のイースターに思いを馳せることにしましょう。

butako170


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by butako170 | 2016-01-25 21:03 | イタリア年中行事
とっておきの朝食
前回はアルベルゴ・ディフーゾの宿Borgo dei Corsi と提携しているレストランのお話をしましたが、そこで頂くことができる朝食について、一言。

このたびの滞在は、イースターとパスクエッタということもあって、レストランはフェスタ用のランチやディナーの準備がかなり忙しいなか、用意をしてくれました。
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毎日違った手作りケーキが出て来たのが、嬉しいところ。
しかも焼きたてですよ!
オーブンから出したばかりの焼き菓子って、何よりのごちそうですね。
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こんな感じで、地元のチーズとハム類が必ず出てきて、そして初日の焼き菓子は、ヨーグルトケーキ、

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2日目はイースターの大昼食会にカゼンティーノ地方で食べられているというPaninaパニーナと呼ばれる甘いパンです。
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「本来のものはもっと大きいのだけれど、一人分サイズに焼いてみたの。と供してくれたパニーナには、レーズンがいっぱい。
ペルージャの伝統菓子トルコロのような香辛料は感じませんでした。
シンプルにレーズンの甘みを楽しみながら、これと一緒にサラミを合わせるのだそうです。

ところ変われば、食も変わる。
カゼンティーノ地方の食を、また1つ発見できました。

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by butako170 | 2015-04-18 23:40 | イタリア年中行事
ナルニのクリスマス菓子 その1 パンペパート
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クリスマスまでもう秒読みとなりました。
みなさん、いかがお過ごしてしょうか?
12月初旬の寒波はどこへやらで、ウンブリアは暖かいクリスマスになる模様です。
最高気温が16℃とも?!

さてさて、先週と今週の2度にわたり、ナルニ市に住む友人宅を訪れて、地元のクリスマス菓子作りに参加してきました。

まずはパンペパートの報告から。
パンペパートというチョコレート菓子は、butakoは大好きで、以前、このレシピを調べるために、Terniの街を3~4軒のパスティッチェリア(製菓店)をハシゴしたこともありました。
でも、自宅で見せてもらうのは、はじめて。

AISのソムリエ教室に通っていた頃、友達になったLorellaのお宅に、ロベとソムリエ仲間のStefanoと共にお邪魔しました。

まずパンペパートとは、Pan+Pepatoということで、コショウ風味のパン(小麦粉やその他の材料ででできた塊)を意味します。
パネットーネやパンドーロ、パンフォルテなどの他の州のお菓子は、すべてパンのバリエーションなんですよね。

パンペパートはウンブリア州のとりわけテルニ県の伝統菓子です。
クルミなどのナッツ類が入った、コショウをはじめとする香辛料、リキュールをきかせたチョコレート菓子。食べるとピリッとしたコショウの香りが、アクセントになる大人のクリスマス菓子です。

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ロレッラのお宅は3世帯住宅。
毎年、40個以上のパンペパートを作るために、1日、ロレッラと義母、そのお姉さんと女総出で作業にいそしみます。

お邪魔虫な私とロベも参入です。
ロレッラの指定どおり正午に自宅を訪れると、まずは腹ごしらえよ、とランチを用意してくれていました。

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フレッシュバジルの香りがたまらない、手作りジェノベーゼをリングイネとあえて。
いくらでも入りそうな美味しさです。
これにはLivonのソーヴィニオン・ブランを合わせて。
香りって相乗効果もあるのよね。フレッシュバジルのさわやかな香りと、ワインのセージや青草の香り、すっきりした酸がとてもよく合いました。

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そしてメインの鶏肉とペペローニの串焼きには、樽熟成のソーヴィニオンが。
この生産者は何度もVini del mondo で会ったことのある、Ronco di Zeglia社のものです。すごく変わったオーナー!!白ワインなのに樽で10年以上熟成させ、硫黄や変わった匂いのワインを作っているユニークなカンティーナです。

うーん、と唸ってしまうような美味しさ。
ソーヴィニオンの良さは残しつつ、グァバのようなパッションフルーツのような、南国の香りが強烈にしました。
見てください、グラスの周りにできているグリセリンの雫を。アルコールも十分あり、白のわりにはボディがあるので、サービスする温度をやや常温に近づけたほうが、美味しさが引き立つかしら。
もちろん、今日のようなグリルした白身のお肉と良くあいます。


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さすがは、テルニを代表するソムリエLorellaです。
ワインと料理の相性が抜群。貴重な樽熟成ソーヴィニオンを飲めて、ロベもご機嫌です。

その後、半地下になっている作業場に下りて、いよいよ作業開始。
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ロレッラの義母さんとそのお姉さんは、すでにオレンジの皮をハサミで細かく切ったり、ナッツをローストしたりして、準備を始めていました。

私もシトロンの実のシロップ漬けを、包丁で細かく切る作業に没頭します。
その間に、ロレッラは、ナッツ類を計量。
そしてチョコレートを湯せんにかけ始めました。

計ったナッツは、大きなパスタ大の上に広げられます。
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アーモンド、クルミ、松の実、ヘーゼルナッツ…
それぞれがかたまらないように、満遍なく配置していきます。
レーズン、シトロンの砂糖漬け…作業は延々と続きます。

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どれ、ナッツはきちんと煎れているかな?味見に余念が無いステファノ。

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そしてリキュールを上から満遍なく振りかけていきます。
ヴィンコット(ブドウのジュースを煮詰めたもの)を使う家も多いようですが、ロレッラ宅では使いません。家庭ごとにレシピが違うんですねー。

「これは私の義母のレシピだよ!」とロレッラの義母さんはいいました。
毎年変えることなく、作り続ける伝統のレシピです。

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ナッツの周りに小麦粉で堤防を作っていきます。

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そしてナッツを小麦粉とよく混ぜます。

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湯せんでチョコレートを溶かし、黒コショウ、ナツメグ、シナモン、カフェなどをくわえます。
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butakoも加勢します。
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完全に混ぜ合わせるとこんな感じに。
それに湯せんのチョコレートを加えて、均等に混ぜます。
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これは力がいるゾ。
腰を入れて、しっかりと上下をかき混ぜるロレッラ。
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叔母さんと息の合った共同作業。
叔母さんがオイルを塗ったカップにパンペパートを詰め、それをロレッラが形成します。
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テーブルいっぱいに並べられたパンペパート、圧巻です。
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大活躍のロレッラ。
お疲れ様でした。

ロレッラたちの作ったパンペパートは、コショウやシナモンが強めにきいた大人の味。
そしていっぱい入ったオレンジの皮が、とてもよい香りで、くせになる美味しさでした。
なんとこの日は48個のパンペパートを作り、そのうち6つもおすそ分けしてくれました。
1月は日本に帰国する予定なので、実家の父母にも味見をしてもらおう!

ちなみにパンペパートには、複雑な香りと甘みのあるポルトワインやバローロ・キナートが合いますよ。
皆さんは、どんなクリスマスのお菓子を食べますか?
butakoはもちろん、パンペパートとスポレート菓子アットルタです!

                             butako

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by butako170 | 2012-12-24 03:05 | イタリア年中行事
義理の母への想い
チャオ!クリスマスもつつがなく終わり、指折り数えるお正月♪
いかがお過ごしでしょうか。
今回のクリスマスも、あまり特別なことがなかったので、ついついブログを更新しないまま、過ぎてしまいました。

いっそのこと、クリスマスネタをスルーして、別のことを書こうと思ったのですが、あえて書くことってあったかな?と思い巡らしてみると、クリスマス前に義母と作る恒例の「アットルタ」というパイの話をしようと、話題の標準がピッタリと合いました。
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スポレートに伝わるクリスマスの伝統菓子「アットルタ」。
パイといっても、サクサクの層になっているものではなくて、薄力粉と卵、砂糖、赤いリキュール(アルケミス)などを混ぜ合わせた生地に、リンゴを主体としたフィリングを包み、焼いて仕上げます。

毎年、マンマ(義母を私はこう読んでいます。以下、マンマで統一)と、近所の友人マルチェッラ、私の3人で共同作業。

マルチェッラは生地打ち担当です。
慣れた手つきで、生地をまとめていきます。
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カメラを向けると・・・いくつになってもお茶目なマルチェッラ!

マンマと私が、その生地をパスタマシーンで伸ばします。
取っ手を回して、生地を押し出すタイプなので、1人ではちと難しい作業ですね。
よーくのびた生地の中央に、マンマがフィリングを載せ、両端を中心に向けて折ります。

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このフィリングが絶妙の味なんです。
りんごといいながら、黒っぽい色なのは、カカオを入れているから。
クルミ、松の実、レーズン、カカオパウダー、シナモン、チョコレートがたっぷり入ったリッチな餡です。でもリンゴのおかげで、甘すぎることはありません。
マンマの味付け、今年も絶妙だった!

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もうかれこれ5回目のこの作業。
ロベルトと付き合い出して、マンマの作業を手伝うようになったので、もう5回もご一緒しております。

しかし今回は、なぜかマンマにお礼が言いたくなってしょうがなかった。
なんのお礼って?
いつも私たちの幸せを祈ってくれてありがとう、
いつも私に良くしてくれてありがとう・・・ってことかな。

でも、言葉にするのがとっても勇気が言ったので、少し遠まわしに
「マンマが義理の母で、本当によかった。あなたはとっても素晴らしいお姑さんよ。子は親を選べないのと同じように、嫁は姑を選べないけど、私はマンマが姑でよかったなぁ」
と思い切って言ってみました。
(写真:イヴを誘惑した蛇をかたどって、ぐるぐると巻いた形が愛らしい。
仕上げに、アルケミスとグラニュー糖をふって仕上げます。)

「そうかい!」一瞬、マンマはすごくうれしそうな表情を見せて
「私は義理の娘は皆可愛いし、自分の娘のように思ってるわよ」と言いました。

ま、すぐに別の話題になったけど、私の中ではちょっとスッキリ。
普段思っている感謝の言葉も、きちんと声に出さないと、相手に伝わらないものね。
それに人間、明日はどうなるか分りません。
あの時、言っておけば良かったな、と後で後悔するよりは、恥ずかしくても言ってみるのが大事なのです。
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今年は、大震災があったから余計にそう思うのかな。

さてさて、きれいに14個のアットルタが焼けました。
マンマの息子たち4人と親戚、親友にクリスマスまでにプレゼントするのです。

蛇の尻尾を切りながらまず一片、胴体に達してまた一片。
こうしてちょっとずつ、食後の楽しみとして食べられていくヘビ(アットルタ)。
butakoの家では、今朝、完食致しました~!

マンマ、来年も一緒につくろうね。

                                  butako
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by butako170 | 2011-12-29 07:56 | イタリア年中行事
心躍る♪ ジャーノ村のオリーブオイル祭
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11月は、オリーブオイル圧搾の最盛期でした。
でも12月に入っても、あいかわらず圧搾所(フラントイオ)は、休む間もなく稼動しています。それは、近所のオリーブ林の所有者が持ってくるオリーブを圧搾しているから。

熟したオリーブを搾り、そこから水分を抜くだけで、オイルができるなんて。
油のなかで、唯一非加熱なんですよ。
だから、素材そのものの香りが一番残っているオイルと言えます。

11月から12月初旬まで、オリーブオイルの一大産地であるスポレートでは、各村でブルスケッタやワインを振舞うお祭りが開催されます。
11月の最後の日曜日に訪れたGiano dell'Umbria(ジャーノ・デッルンブリア)でのオリーブオイル祭りの様子はこんな感じでした。(ロベちゃんと出かけてきました)

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14時半からはじまる『小枝祭り』。
綺麗に飾られたキアーナ牛が装飾したオリーブの小枝を輿に載せて、街中を歩きます。その聖なる木に連なって歩くのが、ウンブリアの民族衣装を来た楽隊。
農民の歌を歌いながら、聖なる木の行進は続きます。
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このオリーブの木は、生命を象徴しているんだよ、とオジサン。
たしかに冬でも葉が落ちないオリーブ。
モスグリーンの落ち着いた緑は冬も変わらず、ウンブリアの大地を優しい色で覆っています。

やはり木への信仰って、どこの地域でも根付いているものなのですね。
ミカンやチョコレートで飾られているので、なんだかクリスマスの木みたいです。
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急勾配をキアーナ牛は、必死に登ります。連れてるおじさんも必死。
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10分ほど坂を上ると、ようやくムニチピオ広場に到着。
すでに多くの人でごった返していました。

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お待ちかね、新モノのオリーブオイルの試食会です♪
これが楽しみで、周りの街からやってきた人(butakoたちみたいに)も多いと思いますよ。
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炭火をよーくおこして、それでブルスケッタを焼きます。
こんがり焼けたパンを、地元のおばあちゃんがニンニクを刷り込み、たっぷりとオリーブオイルをかけてくれますよ。

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オリーブオイルをかけたら、手でこうしてギュギュと押して、オイルをパンに良く馴染ませます。実はこのひと手間が、ブルスケッタをとびきり美味しくするポイントなんですよ。
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そうやってするのね、と私が話しかけると「そうよ。ちゃんと手を洗ったから心配しないで」と微笑みながら言うおばあちゃん。お茶目です。
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ブルスケッタの他にも、いんげんの煮込み、スペルト小麦のスープ、乾燥ソラマメのピュレーなど盛りだくさん。

生産者たちの大盤振る舞いに、ギャラリーはわれ先にと列を作り、料理にありつきます。
こんな時のイタリア人の反射神経と厚顔さには、脱帽ものです。
少しの隙間でも、見逃さず列の流れる方へ、体を入れてきます。
一列に並ぶのが難しいビュッフェや、こういった試食会の時は、陣地取りが肝要ですよ~。

ほらほら、控えめな我が夫ロベちゃんなんか、さっきからずっと同じ所に並んでる。(ガツガツするのが嫌なんだって)関西人のbutakoを見習いなさいって。

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この村近辺で採れるオリーブは4種類。
モライオーロ、レチーノ、フラントイオ、そしてサン・フェリチャーノ。
このサン・フェリチーノという種類は、30km離れたスポレートでは見かけないものです。
Colli Martaniというこのエリアで特に作られている種類なんですって。
黄色味を帯びた緑色。味はマイルドで、青臭さは少なめ。
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スポレート界隈のオイルに慣れている私にとっては、少し物足りない気がしました。
あの喉を通る時にピリッとする辛味。ふんわりと香る深い草の香り。

存分にブルスケッタとおマメ料理を堪能したbutakoたちでした。
広場で、こうして大勢の人とブルスケッタを頬張って最高!すごく満足したお祭りでした。

でも家に帰る途中に「おいしかったけど、やっぱりスポレートのオリーブオイルが一番やねぇ!」とロベルトと思わず顔を見合わせて言ってしまったことを、付け加えておきましょうか。

                              butako
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by butako170 | 2011-12-05 03:39 | イタリア年中行事
義母とクリスマスのトルタ作り
イタリアでクリスマスといえば、『パネットーネ』や『パンドーロ』などの菓子が、どの地域でも見られるようになりました。もともとは、パネットーネはミラノ、パンドーロはヴェローナの北部の地方菓子です。
どちらも天然酵母を使ってフンワリと焼き上げた甘いパンで、イタリアでは、食後にデザートワインやスプマンテ、朝食やおやつにカフェ・ラテに浸して食べられます。

地方の数だけお菓子があるイタリアなので、当然、スポレートにもあるんです、クリスマスの菓子が!
アットルタというこちらの華やかな焼き菓子です

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薄皮のなかには、煮リンゴにカカオ、チョコ、松の実、レーズン、シナモンなどで作った餡が詰められていています。リンゴの程よい酸味とチョコレートの甘さ、ナッツの歯ざわりが楽しいお菓子で、butakoも大好き!

コレを毎年、義母が1ダースほど手作りし、子供や孫に配るんです。
昨日は、そのアットルタ作りが行われました。

当然、嫁の私はお手伝いにかり出されます。
いつもは階上に住む友人のマルチェッラが、生地を打ちに来てくれるんだけど、ご主人の具合が良くないらしくて、今年はパス。butakoが生地担当になりました。

パスタとほぼ同様の生地に、アルケミスというリキュールを入れると、生地は美しいピンク色に染まりました。
それをパスタマシーンで義母と二人がかりで伸ばし、それにリンゴの餡を入れて、巻いていきます。

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義母は生地伸ばしながら餡を包んでいきます。でもちょっと大雑把なのね。
生地を引っ張りすぎて破けちゃった。
それもご愛嬌ということで。

包んだ生地をヘビのようにグルグルと巻いて、高温のオーヴンで40分焼けば出来上がりです。
「アットルタ」は「アットルチェレ=巻く」が変形した言葉だそう。エヴァを誘惑したヘビの形なんですって。

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焼き上がりのものに、アルケミスをたっぷりふりかけ、グラニュー糖でお化粧して出来上がりです。

いつも他愛のない話をしているうちに出来上がるアットルタ。
かつては夫のルーチョと二人で行っていた作業なのだとか。
「もう、50年近く作っているかしらね、このトルタ。
でもルーチョと最初の年に作った時は、お互いの作り方が衝突して、けんかになっちゃったの。
翌年からは、仲良く作れるようになったけど」。

そのルーチョ(義父)も5年前に他界して、その後、butakoが嫁に来てからというものは、butakoとの共同作業になっています。

「こうしてTaeが私のアットルタを習得してくれるから、安泰だよ。
私がいなくなっても、子や孫が代わらずに、この味を口にできるんだもの」

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マンマ、私にとってもあなたのアットルタを覚えることは、喜びですよ。
こうして二人で楽しく作るクリスマス前の恒例行事は、もうしばらくは続けることができるでしょう。
マンマがいなくなる日のことなど、今はこれっぽちも考えたくないけどね。


このトルタが私たち「姑と嫁」の絆なのです。
マンマが私のお手伝いをこれほどまでに喜んでくれることを、誇りに思いました。                                                                  butako
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by butako170 | 2009-12-23 20:29 | イタリア年中行事
サン・マルティーノの日   *ブルッティ・マ・ブォーニ*
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『サン・マルティーノ』のフェスタで食べるビスコッティを焼こうと、まず私が下ごしらえしたのが、アーモンドの殻剥き。プーリアに取材で行ったとき、マルティーナ・フランカの野草オジサンの店で買ったものでした~。
(結構使っているのに、まだなくならない!)

私特製のこのビスコッティには、アーモンドをはじめ、クルミ、ゴマ、オレンジの皮、ノチーノで漬けた干しブドウ、乾燥プルーン、チョコチップなどおいしそうな食材がなんでも入るお好みビスコッティ。材料は気分しだい、在庫しだいで変わるのだけど、いつも変わらずおいしくできます。
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バターの代わりにオリーブオイルを入れるウンブリア・スタイルなので、ヘルシー。

材料をざっくりと刻み、目分量でパッパと作った生地は、二つのスプーンで形成します。こういうのをドロップクッキーって言うんでしたっけ。
イタリアでは『BRUTTI MA BUONI(ブルッティ・マ・ブォーニ)』と呼びます。
『不細工だけど、おいしい』という意味です★


さてさて11月11日のサン・マルティーノの日ですが、この聖人の日は祝日ではありません。
でもスポレート界隈(ウンブリア)では、夕食を友人たちとともに囲み、野鳥やサルシッチャ(ソーセージ)を食べ、ヴィーノ・ノヴェッロ(新ワイン)で乾杯し、暖炉で焼いた栗を食後に食べます。
過去のbutakoの記事はこちら 
2006年 
2008年

そう、いわゆる秋の収穫祭なのです。
農村の文化が残るウンブリアでは、農家でない「街の人」もサン・マルティーノを祝う習慣が残っています。
ま、なにかに理由をつけて、飲むとうのは、どの地域も同じでなわけですが。
でもスポレート在住のミラノ人パオロをフェスタに招待しても、なんだかちょっとピンと来なかったようで、丁寧に断られました(!) やはり地元色の強い祭りなのですね。

農家の暦「バルバ・ネーラ」によると、この日前後で今年の収穫は終了となります。
秋に仕込んだヴィーノ・ノヴェッラ(新ワイン)もそろそろできるし、
乾いた北風が吹き始めるこの時期は、ブタの解体を始める頃。


ということで、サン・マルティーニは土とともに生きる人たちにとっては、最大のお祭りなのですね。


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さてさて、ブルッティ・マ・ブォーニとともに作ったパンもアップしますね。三回目の今日は、二次発酵をきちんと行ったため、ふんわりと膨らみました。

それでは、今日はこのへんで。                                       butako
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by butako170 | 2009-11-12 01:05 | イタリア年中行事
おいしくなれなれ ノチーノよ!
この1年、アマーロ(薬草酒)作りに目覚めたbutako。

去年は、いきなりマイナーなラインナップ『ジェンツィアーノ(りんどうの根)』のアマーロ作りに挑戦。
アブルッツォ州の人がこよなく愛するさわやかなアマーロです。
お味の方は、好評でした。

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今年こそは挑戦しようと思っていたアマーロがありました。
それはノチーノ…つまりクルミのアマーロです。
色は琥珀色を通りこして、黒に近く、苦味と甘みをたっぷりと含んだ絶品アマーロでした。
友人宅で飲んでから、すっかりとりこになっていたのです。

ノチーノ用のクルミは、初夏の頃の青い実を使わなくてはなりません。
でも初夏と言ってもいつ?5月初旬から6月末までは、結構開きがありますから。

そこで収穫時期をネットで調べてみました。
「ノチーノ用のくるみを収穫するのは、聖人バプテスマのヨハネの日の早朝、朝露に濡れた実を取るべし」
という文言を発見!


イタリアは365日、毎日何かしらの聖人の名がついています。
そこでバプテスマのヨハネの日は?というと…
6月24日です

さっそくこの日、サクランボ狩りでお世話になったパオラさん宅を再訪し、
またまたご好意に甘えてクルミの実を30個ほど取らせていただきました。

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このクルミを4分の1に割って、ホワイトリカーにシロップとともに漬け込むのです。
早速実をきれいに洗って、包丁で切ります。

わ、初めて見た。熟れる前のクルミの中身。
なんとクルミの核(食べる部分)は、この時点ではまだ半透明のジェリー状の物体です。
核を取り囲むように硬い部分がありますが、これは後々クルミの殻になる部分です。
そして緑色の外皮がそれらを保護しています。

そう、クルミは銀杏と同じなんですね。
秋の収穫の際は、一番外側は柔らかくなっています。それを取り除くと、胡桃の硬い殻がでてくるのです。

ほほう、と感心しながら、手袋もはめずに作業していたら、作業が終わって数時間後には手が渋で黒ずんできました。
その黒ずみはなんと10日経っても消えなかったのです。
恐るべし、クルミの灰汁!!

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さてさて漬けたばかりのものは左。それが3日もたてば、右になります。
丁子とシナモンスティックを入れて隠し味に。
そして40日経てば完成です。
待ち遠しいなぁ、40日後が。

ちなみになぜ、バプテスマのヨハネの日の早朝にクルミをとると良いのでしょうか?

イエス・キリストの誕生の朝(クリスマスの朝)に奇跡が起こるというのに倣い、イエスの次にリスペクトされている聖人ヨハネの日の朝にも奇跡が訪れる…という縁起をかついでのことなのでしょうか。

ちょうど夏至に近いバプテスマのヨハネの日なので、クルミ採りの目安にするのによい指標だったことは間違いありません。
                                                 butako
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by butako170 | 2009-07-06 07:19 | イタリア年中行事
春爛漫のfesta di leberazione
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4月25日はイタリア解放記念日(Anniversario della liberazione d'Italia)で、祝日です。
これはいわゆる終戦記念日で、第二次世界大戦のファシストからの解放という意味です。

さて、例にもよってまたまた食事会のレポートです★
最近ロベルトの交友関係も広がり、そのため彼が主催する食事会も、なんだか今年に入って頻繁に行われております。

昨日はその親友で師匠でもあるステファノさん宅で、20人の集まる大パーティーを行ったのです。
ステファノさん宅はスポレートの郊外にある丘のなかの一軒家。360℃見渡すかぎり草原で、ブドウ畑やケシの実の花畑もあり、とっても美しいロケーション。
そして暑くもなく寒くもない4月の暖かな太陽に包まれた日でした。

そんななか屋外で食べるバーベキューは、美味でとっても開放的!
もう最高にリラックスした一日を過ごすことができましたよ。(ただし私意外?)

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そう、今回はロベルトが主催したため、butakoたちはバーベキューの準備係です。朝9時半にステファノさん宅に集合して、まずはテーブルのセッティングと気付けのカフェ…そして前日からローマから来ていた写真家コリントさんと挨拶を交わし、写真のテクニックについてもあれこれとレクチャーを受けました。

自宅を取り囲む自然や家のなかにあるかわいい小物など、なんでも被写体になるステファノさん宅。。。

そしていよいよ準備にとりかかります。
butakoは大量の野菜を洗い、グリル用に切っていきます。
トマトはオーブンでセミドライに仕上げるため、半分に切り、オリーブオイルとタップリの塩を振りかけて、オーブンへイン。2時間じっくりグリルします。

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なんやかんやで3時間ほどの準備が終わり、ロベも火起こし、野菜のグリルなどをこなしていよいよBBQプランツォ(昼食)に突入です!
今回は、うれしいことにbutakoの友達Hiromiさんと旦那様のMicheleも参加です。

そして野菜のグリルや生ハムなどの前菜、サルシッチャのタリアテッレをプリモに。
そしてこんがり焼いた牛肉のスコッタディートやサルシッチャ、ビューステル(いわゆるドイツ風ウインナー)などを食べて、ルチアお手製のリモンチェッロに浸したババやbutako作のガトーショコラ…

一体どんだけ食べるねん…という心配をよそに皆さん、心行くまで飲み食いしました。
今回、butakoは台所担当だったので、常にサーブやお皿に気配りをしていました。そのためか食い倒れることもなく、無事家路に帰ることができたのでした。

また会の後半は、hiromiさんの伴奏でステファノさんが歌う…という余興もあり、飲めや歌えやのパーティです。みなさん、達者で素晴らしい!

会が終わるとbutakoはお皿の片づけまでしたので、たいがいくたびれました。次回は主催側ではなく招待される側になって、のんびり楽しみたいものです。
でも料理好きもてなし好きな性分なので、もちろんほとぼりが冷めたら、またこうして働くのは大歓迎ですけどね。

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                                          butako
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by butako170 | 2009-04-26 23:28 | イタリア年中行事
イースターが終わって早10日…
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お久しぶりです!
皆さん、元気でしたか?

この2週間ほどは、けっこう忙しい日々が続いていました。
執筆って、書いた後も校正や見直しの作業とかがあるんですよね。いやーこれが思いのほかてこずっちゃって。それと平行に次回の取材の下調べ(プーリアです!)、イースター、私のジェニウス・ローチの寿司の受賞式…となんだかてんてこ舞いでした。
ま、butakoの要領が悪いだけ…という説もありますが、人間、それぞれ処理速度も能力も違うので、こればっかりは仕方がないことですねぇ。

イースター(パスクワ)のご報告ですが、今年は『食い倒れマラソン』さながらのフェスタを行いました。
郊外のオリーブ畑の近くにある一家で、15人ほど集まってワイワイがやがやと楽しいパーティ。

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ウンブリアやマルケには、「コラッツィオーネ・ディ・パスクワ」という習慣があります。
それは、イースターの朝ごはんに特別なメニューを食べるというもの。

スポレート界隈では以下の内容です。

・パスクワのピッツァ(たくさんチーズの入ったパンケーキのようなもの)
・サラミ各種
・ゆで卵(イースターにツキモノですよね)
・コラレッラ(羊の内臓の煮込み)
・もちろんワイン



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イタリアの朝食には非常に珍しい塩辛いラインナップです。
これを朝の10時ごろからダラダラと食べるのが、中部地方のお約束。。。

今年はロベルトのこだわりでピッツァ・ディ・パスクワを手作りしました。(作っている様子は一番上の写真)
友人ルチアの実家の薪オーブンをお借りして、昔ながらの製法で作りましたよ!
ペコリーノチーズやパルミジャーノ、卵などをタップリ入れて発酵させるパンのようなピッツァです。

これに生ハムやサラミを載せてパクリと食べるのがこちらのスタイル。

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そしてコラテッラはbutako作。

羊の内臓を細かく切って、それをオリーブオイル、ニンニク、タマネギとともにコトコト煮込みます。
隠し味に少量の酢を入れて、臭みを取ります。

今回は、これにアーティチョークを入れて。

繊細で風味豊かに仕上がり、参加者から大好評でした。




朝食がすむと、天気も良かったので、オリーブ畑に出て野性のアスパラガス摘み。春爛漫で、花も咲き乱れており、本当にイースターらしい日和でした。


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昼食はこの家のご主人が用意してくれていたミートソースのタリアテッレとスペッツァティーノ(肉の煮込み)を。みんな食べる食べる…お変わりまでしていました。

そして夜は本日のメイン、羊のローストでございます。
薪でこんがりと焼いた羊は、身がほろりとほぐれるほど柔らかく、臭みはまったくありまん。
そして昼に採ったアスパラガスでフワフワのオムレツを作ります。

ここでbutakoに異変が!!
朝から良い調子で食べていたのに、急に消化不良に陥ってしまったのです!
マンマ・ミーア。
もう食べるどころではなく、消化のためにズボンのベルトを緩めたり、薬を飲んだり…。
その甲斐あって、お開きになる頃にはなんとか復活しました。

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いやー食べ過ぎましたね。
リミットを越えたのかしら…

この日は教会のミサにも行かず、文字通り食い倒れてしまいました。
イースターはイエス・キリストの復活を祝う祭りです。イエスは人類の罪の身代わりに十字架にかかり、3日目に甦りました。今一度、そのことを思いつつ、生かされている幸せをかみしめながら、日々歩みたいものです。
暴飲暴食は当分お預けですね。

                                                 butako
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by butako170 | 2009-04-21 01:57 | イタリア年中行事