カテゴリ:リストランテ( 32 )
ティボリで親しまれるナポリ料理の名店
ティボリのお昼は、GW並みの混雑ゆえに、予約をしていたレストランを急遽キャンセルして、同じ広場にあるBarで軽くアペリティーボをして終了。
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だって予約をしていたレストランは、席は確保されていたけども、すぐに料理が来るとも思えないほどの大混雑だったので、午後の予定をこなすためにはキャンセルが一番だったのです。
幸い、順番を並ぶ列の人たちがいたので、その方々に私たちの席をお譲りしました。

混んでいる場合は、臨機応変に予定を変えるのも時に必要なこと。
この旅でのプライオリティをつけると、おのずと取る行動って決まってきますよね。
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そのBarがやはり田舎なのか、とっても気前が良くて素敵でした。
疲れた体にスプリッツの苦甘さが心地よい。
(写真は私たちがアペリティーボをしたBarのある広場)

さてさて、お昼を軽めにした分、夜はしっかりと頂きましょう。
お肉続きでそろそろ魚が恋しい頃あい。
宿泊先のご主人おすすめのお店に行ってみました。
それがナポリ料理専門店なのだとか!
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注文を告げて、前菜が来るまでの間、揚げたてのゼッポリをつまみながら、冷えた白ワインで乾杯です。
今日は一日、歩きました。
朝ご飯はトスカーナの山奥だったなんて、信じられないくらい移動もしましたね。
なんて話をしていると、前菜3種盛りとムール貝がやってきましたよ。
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小さなタコ(イイダコかな)は、トマトでさっと煮込んでいます。

そしてプリミがやってきました。
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2種類を3人で分けるのが日本人にはちょうど良い量。
魚介のリングイネは、海のエキスがシッカリと絡まり絶品です。(写真右)
「そうそう、これが食べたかったのよ」なんて言いながらフォークが止まりません。

そしてもう一種類。
こちらはbutakoがリクエストしたシャラティエッリという、ナポリの手打ちパスタ。
小麦粉と水だけで作ったコシのないうどんみたいなパスタです。
こちらも魚介のソースですが、パスタの茹で汁のデンプンが、スープにしみ出して乳化し、ぽってりトロリとしたソースがたまりません。
やはりこういう太麺は、お腹に溜まって、安心します。

7年ほど前、ナポリに雑誌の取材に行った時、取材先のレストランのスペシャリテがこの『シャラティエッリ』だったのです。
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レストランの名前はア・フィネステッラ。
ナポリ中心地から10kmほど西のマレキアーロ漁港にあるレストラン。

なんでもある19世紀末、『Marechiare』というナポリ歌謡曲の舞台になった小窓があり、そのおかげでレストランは爆発的に人気になったそう。

そんな老舗の銘店ですが、その割には給仕もコックも皆気さくな人ばかりで、気持ちのよい接客と絶景に酔いしれました。
味は、言わずもがな、とっても美味しかったことを覚えています。

そんなことを思い出しながら、シャラティエッリを頂いていました。

さてさて、セコンドはスズキをチョイス。
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スズキの上にエンダイブ(ナポリ地方ではスカローラと呼ぶ)を乗せて、軽く煮込んでいます。
白身の甘みとエンダイブのわずかな苦みが相まって、とっても美味。
こちらも白ワインがすすみますね。

魚料理だったので、まだ胃袋に若干の隙間が。
ドルチェを頼みました。

レモンのソルベとイチゴ、そしてレモンケーキ!
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心地よく疲れた体を、甘いお菓子で優しく癒してもらいました。
地元の人でにぎわう名店。
機会があれば、是非、お試し下さいね。
ローマ郊外のリトル・ナポリです。
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<レストラン>
Taverna Quintilia ristorante
Vicolo Todini, 4 00019 Tivoli (Roma)

Tel.0774.314686
Mobile: 340.4502977
サイト

おまけ>>
ティボリには、ローマ時代のウェスタ神殿の跡が残っていて、ちょっとだけですが聖闘士星矢みたいな情緒がございます。
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街は小さくて2時間もあれば全部の道を回れるくらい。
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でも見所満載ですよ〜。

                   butako170

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by butako170 | 2015-05-30 08:04 | リストランテ
村で唯一のレストラン Il convivio dei corsi
Borgo dei corsi の宿をたいそう気に入った理由の1つに、提携しているレストランが非常においしかったことがあります。
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レストランから宿まで徒歩1分というのは、心ゆくまで食事をして、満腹のお腹をさすりながらバタンキューできる幸せ…というのは、何にも代え難いですよね。
(レストランのエントランスには昔ながらの大きな暖炉があります。)

このレストランIl convivio dei corsiに初めて1年前でしたが、ちょうどオープンしたての頃でした。
その際に頂いた料理の数々は素晴らしいものでした。
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パンも手作りで種類が多く、この村の粉挽き小屋で挽いた小麦を使っていると聞き、舌だけでなく心も喜んだことを覚えています。

「あの時以来、何度もメニューを変えているのよ」
カメリエーラのアンナリーサが、ウェルカムドリンクのプロセッコを注ぎながらそう言いました。

見ると地産のものをアレンジした豊富な(でも多過ぎない)メニューがあります。
Yご夫妻と楽しく迷っていると、

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「前回みたいにおまかせで、小さなポーションを少しずつ持ってきましょうか?地元の食材を使ったものをあつらえてくるわよ」

という素敵な申し出に、喜んでうなずきました。

まずは自家製のパンの数々。
ほんのりと温かく、小麦の甘い香りが引き立っています。
手作りグリッシーニもパリポリとプロセッコを飲みながら、料理を待つ時間をおいしく演出します。

(今回は写真を撮らなかったので、前回のを拝借)


まずはカゼンティーノ風アンティチョークと焼きラヴィオリ。
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ラヴィオリの中には、地元の羊のリコッタチーズが入っていて優しい味です。鉄板の上で焼いているので、ラヴィオリの皮がサクッとして中のチーズは絶妙な食感でした。
お皿にあしらわれているのは、自家製のマヨネーズ。アーティチョーク味で、ほんのりと苦すっぱくて春の味がしました。

大地の幸に良くあう赤ワインはこちらPeconio。
チェリーなどの若々しい果実味とともにスパイシーで芳醇な香りがあり、非常にバランスの取れたワイン。フィレンツェとの境にあるアレッツォのワイナリーVilla la Ripaのものです。

そして地元サラミの盛り合わせ。
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カゼンティーノ・グリッジョと言われる地元の豚を使ったパンチェッタは絶品です。
鶏レバーのパテも濃厚な味わいで、お酢で仕上げるウンブリアのものや、熱々で供されるフィレンツェのものとも違っていました。

プリモはキャンティクラッシコを練り込んだパッパルデッレにジビエのソースをあえた一品。
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野生の肉の臭みを消すためにふんだんに入れられたハーブのおかげで、臭みはなく、むしろ優しい味わい。幅広い麺に絡まって、麺とソースのバランスが素晴らしい。

そしてもう1つのプリモです。
パンコットをココット皿に入れ、グラタン風に焼いたもの。
カゼンティーノ・グリッジョのミンチが入っていて、良いアクセントに。
さすがにプリモ2品はきついので、ちょっと残してしまいましたが、貧しい農民メニュー(クッチーナ・ポーヴェラ)を再解釈したシェフのセンスが光っています。

そしてセコンドが香味野菜をあしらったタリアータ。
なんと牛肉はショウガ風味でした。
食感を残してソテーした野菜が美味。
満腹だったのにも関わらず、全部食べてしまいました。
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デザートは、春らしくイチゴのティラミス。
甘酸っぱくて、口のなかをサッパリしてくれます。
えてしてイタリアのデザートは甘過ぎますが、ここのはむしろ控えめ。
主役のイチゴをひきたてていました。

今回も素晴らしい料理の数々でした。
クロアチア人のシェフアンティとイタリア人のアンナリーサ。
ご夫婦2人で切り盛りするレストランは、評判が評判を呼び、今や美食のレストランとしてフィレンツェやアレッツォからも、たくさんお客さんが来るそうです。

「おかげさまで評判いいのよ」と笑顔のアンナリーサ。
手作りのパン、郷土の食材を使ってのレヴェルの高い料理は、わざわざ50kmの道のりを飛ばしても食べに来る価値がありますよね。
ガイドブックに載る日も遠くない…と感じたbutakoでした。
お2人の写真は去年のブログの最後の載っています。

結局、3時間くらい食事にかかっていましたが、これだけゆったりしながら食べて話して過ごせるのは、本当に贅沢なことですよね。
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このレストランの名前Convivioとは、饗宴という意味。
ラテン語のconviviumから来ており『共に生きる』から派生して饗宴という意味になりました。食事をするだけでなく、それを通して関係を深める=共に生きるに繋がるんですね。
たしかにおいしい食事があれば、自然に笑顔になり、話がはずみますものね。
また次回、このお店に来れることを願いつつ、レストランを後にしました。

                       butako170

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by butako170 | 2015-04-11 05:31 | リストランテ
スポレートで好きなレストラン La Barcaccia
スポレートで美味しいレストランは?
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と聞かれて、以前だったら私の見習い先のPanciolleを勧めていた。
でも経営者が変わり、コックが変わり・・・とあまり良い評判を聞かなくなっていて、じゃあ、一押しはどこ?と考えていたのですが…。

スポレート人が愛する昔ながらのトラットリアならLa Lanterna(カルボナーラ最高!)
手打ちパスタが超美味しい Il Tribio
小さいポーションがたくさんやってくるマンマが作る食い倒れトラットリア Osteria del Matto
などなど、いろいろ個人的に好きなレストランはあるのです。
(ローマなどと違って、全体的にレストランのレベルは高いですよ。どこに入っても、ある一定以上のレヴェルはあります。)

そして夫ロベちゃんに勧められてハマッタのがLa Barcacciaです。
なんせここのストランゴッツィ・アッラ・スポレティーナは最高に美味。
にんにくの利いたトマトソースが、角ばった麺に絡み、なぜにそこまで美味しいの!
と感嘆の品です。

さて、あいにく外観は、スポレート市のエスカレーター建設中なので、あまり美しくないのですが、これも工事が終わるまでの辛抱。(店の人は悪くないしネ。)

店内にはかなーり年代モノのスポレート・フェスティバルのポスターがところ狭しと貼られていて、なかなか洒落た雰囲気です。
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今回は、ロベと気の置けない仲間との食事。
トラットリアのご主人ロランドのお任せで。

まずはアンティパストの小さな盛り合わせがやってきました。
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ここの生ハムは、いつもねっとりしていて、ウマミが半端ありません。
レンズマメのブルスケッタも、地産の小粒の豆を使っているので、香り高いです~。
このままでも美味しいのですが、グラダッシ社のオリーブオイルをさらにまわしかけると、最高です。

そうそう、アペリティーボに、とピノ・グリジョがやってきました。
スクリューボトルの割には美味しかったです。
これはロランドからのサービスでした!!

そしてプリモ。
ここに来てストランゴッツィを頼まないわけにはいきませんゼ~。
お勧めのソースは季節のキノコ"サングイノーシ"(血の)です。
スポレート人の大好きな松の木の下に自生するキノコで、切るとサビのような赤い汁がでることから、この名前がつきました。
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ここのは、普通のトマトソースがレベル高いのに、それにキノコが入ったらどうなっちゃうの?!
ハイ、一同、黙々と食べるに至りました~★

セコンドは、子羊のスピエディーニ(串刺し)と
ホクホクのジャガイモのオーブン焼き。
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オルランドが言うには、新しいグリルを設置したので、子羊のスビエディーニができるようになったんだ。上手く焼けるコツをつかんだから、それを食べさせたかった・・・とのこと。

うん、たしかに表面はきちんと焼けていて、中は柔らか。
絶妙な火のいり具合です。
赤のハウスワインが、良いピッチで無くなっていきます。
ジャガイモがおいしいこと。ローズマリーの香りが食欲をさらにそそります。

しかし、われわれが来たのが21時前だったのですが、22時になってもお客さんがやってきます。
スポレート旧市街のレストランは、夏場しか流行らないと言われていますが、いやいや、なかなかの盛況でしたよ。
60人くらいはお客さん居ましたから。
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奥のテーブルは、地元客。総勢15人ほどで、何かのお祝いの席っぽいです。
入り口近くの4名は、スポレート人。ロベの知り合いでした。
それ以外は観光客ですね~。

さて、ドルチェは、皆別々のものを。
前回来た時、美味だったティラミスを頼もうと思ったら、今日はないそう。
私はズッパ・イングレーゼ、ロベはカントゥッチ(ビスコッティ)、友人たちはクレッションダとセミフレッドを頼んでいました。
クレッションダは、アマレッティ入りココアプリンで、スポレートご当地スイーツです。
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これだけ食べて、お勘定を見てびっくり。
かなり財布にも優しいかったです~。(きっとおまけしてくれたんだろうけど)
大きくなったお腹をさすりながら、大満足で家路に向かった私たちでした。

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ここはお勧めなので、もしスポレートに来ることがあったら、是非、寄ってみてくださいね。
(ご主人のオルランドさん。気さくでサービス精神も旺盛。彼特製のティラミス美味しいよ。)

La Barcaccia
5 Piazza Fratelli Bandiera,5 06049 Spoleto, Italy
tel.0743.225082
定休日:火曜日(でも開いてることもあるので電話で確かめて)
http://www.ristorantelabarcaccia.it/ristorante.html


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10月>幻の野菜、黒セロリ祭りに参加しよう!
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by butako170 | 2013-10-07 07:40 | リストランテ
フィレンツェで気軽に飲めて、とびっきりパニーノが美味しい店
昨日は、とんぼ返りでフィレンツェに行ってきました。
電車で4時間、会合3時間、また電車で4時間と、一日の1/3も電車で過ごした、なんともお尻の痛くなる日でしたが、仕事のほうは前進しています。

その会合の場となったのが、中央市場の一角にあるこのエノテカ。
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駅近で、使い勝手がよく、なにしろ食べ物がめちゃくちゃ美味で、おまけに値段も良心的だったので、お知らせします!!

La Divina Enoteca
店内に入るなり、右側の壁にはズラリとワインが並べていて壮観!!
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気分が盛り上がります。(最初は全然飲むつもりなかったのにね)
手前の長い長い大理石のテーブルは、会食にも使えそうですね。

テーブルの数は3組くらいかな。
なので基本、スタンディングで楽しむところなのかもしれません。
しかし私たちが行った時は誰もおらず、心おきなくミーティングをさせていただきました。

長旅で小腹が空いていたので、そこでオーダーしたのがプロシュット・コットとストラッキーノ・チーズを挟んだPanigacciパニガッチ。
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てっきりパニーノの一種(いわゆるパンにはさんでいる)と思っていたのですが、出てきたものを見てみると、まるで小さなピアディーナのよう。

でも見るからに食感が違う!!
このモチッとした食感は、どこかで食べたぞ!
そうだリグーリア州のチンクエ・テッレで食べたTestaroliテスタローリだ!!

ご主人に聞けば、北トスカーナのリグーリア州との境の所で食べられているものだそうです。
炙って温かく香ばしい生地に、ストラッキーノがトロリと溶けて、しかもローズマリーの香りがほのかにするこのパニガッチ、本当に美味でした。

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それにあわせたのが、アルト・アディジェの赤!(って名前忘れんなよー)
酸味がスクッと立っていて、軽めで、でもウマミも程よくある、バランスの取れたワインでした。
このパニガッチにすごく合ってます!

一方、お相手のMiraiさんは、トスカーナのアフェタートの小さな盛り合わせと、手作り工房のビールを頼んでいました。フルーティで酵母の香りが、鼻をくすぐる美味しいビールでしたよ。

二人でこれだけ質の良いアペリティーボをしてお水を頼んで、合計15ユーロ。
フィレンツェのチェントロというリッチを考えると、これはとても良いエノテカです。
しかも店の人も気さくで、敷居が高い感じはみじんもありません。

ここのパニーノのメニュー、たとえばゴルゴンゾーラと洋ナシだとか、アンチョビにコロンナータ産のラードだとか、魅力的なものばかり。ミーティングの帰りに、全部制覇したいなぁ、としみじみと思ったbutakoなのでした。
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La divina Enoteca
Via Panicale 19/R
Firenze - Italia
tel. +39 055 292723

クリスマス用かしら。
ナッツやスパイスで飾りつけしてあるチョコレートが、レジの隣にたくさん置いてありました!

                               butako

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by butako170 | 2012-12-02 01:58 | リストランテ
ダイエットの不思議と淡水魚のおいしいお店
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チャオ、すっかり風邪も治って、元気にやっています。
ご心配をおかけしましたが、復活しました~!

もうすっかり秋ですね。イタリアでは、今週末27日(土)から28日(日)未明にかけて、時計の針が1時間戻ります。 (日本との時差は7時間から8時間になります)
注意してくださいね。
 

先週月曜日から風邪で4日間、家でゴロゴロ。
毎日お米かパスタを(夜も)食べており、咳で睡眠不足気味でした。

それを押し切るように、先週金曜日から仕事に復帰。
アテンドの仕事で、美食巡り!!

1週間ぶりに恐る恐る体重計に乗ると…

なんと!なかなか切れなかった6*kgの壁をいともたやすく振り切っていました。

いったいダイエットってなんだ?!
身体の不思議に驚き、ますますダイエットにハマリソウです。(笑)
(写真は先週の蚤の市で買ったゆるキャラ陶器の器に、バラの実を入れてみました)

さて、そのアテンド初日はチビタ・ディ・バニョレッジョに行きましたが、午後はとんぼ返りして、スポレートの隣町カンペッロ村のフラントイオMarfugaを訪れました。

訪問前に、カンペッロ村の淡水魚専門店にて、魚づくしのランチ!!

トラットリアは釣堀のなかにあります。
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釣堀では、アヒルが群れていて、とってもキュートですね、癒されます。
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そこでbutakoがいつもオーダーするのがこちら。
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アンティパスト・ミスト・ディ・アクア・ドルチェ
淡水魚のアンティパストの盛り合わせです。

白身の川マスと赤みの川マスをそれぞれマリネにしています。
手作りマヨネーズと和えたほぐし身は、クリーミーでおいしい。よく冷えたシャルドネが、急ピッチでなくなっていきます。
ブルスケッタには、パセリで作ったグリーンソースと合わせているのですが、ガーリックと酢がきいていてサッパリ飽きのこない味です。

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そしてプリモピアットは、私は川マスソースのストランゴッツィ。
ストランゴッツィは、言わずと知れたスポレート界隈のご当地麺。
普段はマスの卵は入ってないのですが、この日は新鮮な卵があるから、それも入れましょうか…とわざわざシェフが聞きに来てくれました。魚卵好きのbutakoは当然Si!です。

この卵麺にマスのほぐし身の優しい味と、プチプチの新鮮なマスの卵が混ざり合い、味、食感ともに未体験ゾーン突入です。 おいしい!!
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かたやAさんは、トラットリア一押しの川海老のストランゴッツィに舌鼓を打っています。
川海老…その様子はまさに小さなザリガニといったところ。

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海老もマスも、カンペッロの泉の湧水で育てられているから、ぜんぜん臭みはなく、甘みが生きています。

このストランゴッツィのトマトソースには、海老味噌の良いお出汁がでていて、それが卵麺に絡んで病みつきです。かすかにきいたペペロンチーノが良いアクセント!!

お肉料理が続いていて胃が疲れていたのか、満面の笑みを浮かべて食べるAさん。
butakoももちろん笑顔です。(ウンブリアじゃ貴重なお魚なんです)

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そして炭火で焼いた中型のマスには、黒トリュフをたっぷりと。
(写真は半身です。トリュフは小さな器にたっぷり入っていて、各々がかけるシステムです)
秋トリュフですが、たくさんつけると、冬トリュフに及ぶ香りの良さです。
シンプルな素材とあわせるのが良いトリュフには、白身のマスはまさに理想的なマリアージュなんです。カンペッロ村はオリーブオイル有数の産地なので、最上のオイルもまた、魚に合うのは言うまでもありません。

このトラットリア、実は6年前の3月に、当時友人だったロベルトに連れてきてもらった記念すべき場所。このときもマス料理を堪能して、ディナーだったので、ムードあるろうそくの火のもと、楽しく思い出に残る、お食事をしたのでした。
(その後すぐ付き合うことになったんだけれど、そう考えるとこの店は功労者だなぁ。)
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こちらは、有料でなかを散策できるクリトゥンノの泉です。
透明度が高くて、本当に美しいですねぇ。

butako

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by butako170 | 2012-10-21 07:40 | リストランテ
トスカーナでオススメの食といえば
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まだ残暑が残る9月半ば…

フィレンツェの老人ホーム『ボボリーノ』の訪問前後の食の記録をつづってみます。

ボボリーノ前夜に、依頼者であるOご夫妻とフィレンツェのホテルで落ち合いました。

1日1食豪華主義を旨とするお二人なので、夕食はどんな風なのが良いですか?と伺うと
「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」という奥様の一声で、ビステッカを食べに行くことにしました。

カジュアルなお店でビステッカが美味なところ…。
そういえば、友人のMiraiさんから以前オススメ頂いたお店を思い出します。

歩くこと20分。

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8時前に到着したのですが、中は早めに食事に来ている西洋人旅行者で、すでに賑わっています。
来る前に予約の電話を1本していたので良かったものの、予約なしのお客さんは、この時点で容赦なく断られていました。電話してて、良かった~★
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そしてビステッカ1本勝負で来た旨を告げ、待っていたところ
「サービス」と言って、若いリコッタチーズを持ってきてくれました。
ハウス・ワイン(サンジョベーゼ)も、ミディアム・ボディで飲みやすく、良い伴奏者。

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その後、やってきました。
1kgのビステッカ!!
表面がこんがりと焼けて、中は血がしたたらんばかりの赤み肉です。

実は、禁断(?)のこの味にOさんたちが対面したのが、去年のことでした。
その際は、川向こうピッティ宮殿近くのカサリンガというトラットリアにお連れして、オーダーしたのですが、そこのビステッカもなかなか美味。
キアーナ牛の赤み肉ってこんなにおいしいのか…霜降り至上主義に賛同できないOご夫妻にとって、この赤み肉との出会いは、強烈だったみたい。

肉質はさっぱりしているので、そこに地元の薫り高いオリーブオイルをかけて食べるのが、これまた良いのです。

そして、ボボリーノの翌日は、オルチャ渓谷に向かいました。
2日間研修でがんばったご褒美Dayです!
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しかーし、冬の小麦の種まきの前に、丘陵を掘り返していたオルチャ渓谷。
幾重にも重なる『緑のじゅうたん』を見ること、叶いませんでした。(涙)

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それでもピエンツァの街でウィンド・ショッピングをしたり、モンタルチーノのメルカートで手作りの帽子やアクセサリーを物色したり、と楽しい時間をすごしました。
もちろん、天気が良かったのでドライブも楽しめた。

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さて、ピエンツァの友人で皮職人をしているバレリオの計らいで、おいしいピチにありつくこともできましたよ。(あとDOPのピエンツァのペコリーノもね)
ピエンツァの名店『ラッテ・ディ・ルーナ』。
ここは厨房を地元のおっかさん達が仕切っているということが(偶然)分かったので、やっぱり美味しいはずだ、と思いました。
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なぜ偶然分かったのかというと、アリアータのピチのオーダーしたbutakoでしたが、隣のテーブルから得も言えぬ茸の香がしたので、厨房まで行って「もしまだ麺を茹でてないのであれば、茸に変更して欲しい」とずうずうしくもお願いしたのでした★

オバチャンたち、いいわよ、と二つ返事で快承。
そしてこの選択が正解でした。

まずピチの食感が、絶妙。
機械で押し出しているんじゃなくて、手打麺だと思います。
縮れていて、ところどころ細くなってたりして、茸の美味しいソースが良く絡む。
小麦粉のやさしい甘みと、つるんとした喉越し。
でも噛めばムッチリとしています。

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Oご夫妻も、あまりの美味しさに唸ってしまい、特に手打ちうどんを自宅で週1は作るという奥さんは、これ、日本でも挑戦する!と決意を新たにしていました。

ウンブリアもいいけど、お隣のトスカーナもいい。
たまにこうやって州の外でのお仕事も、舌がリフレッシュして良いものですねぇ。
butako

おまけ
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ロマネスクの柱頭が残るサンタンティモ修道院。

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中も素晴らしい!!

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ウンブリア旅行、スローフード研修ならbutakoにお任せ!
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詳細は『ウンブリアの食卓から』をご覧下さい。
予告:現場のスローフードを満喫する旅!! 
10月>幻の野菜、黒セロリ祭りに参加しよう!
10月>ブドウの収穫とワイナリー見学ツアー
10月&11月>農家でサフラン摘みに挑戦!
   11月>オリーブ摘み&一番絞りを味見体験ツアー
   11月~2月>冬本番 ブタ解体見学&サラミ美食を巡る旅

研修旅行や商談通訳などにも応じますので、お気軽にbutako170★hotmail.co.jpまでお問い合わせ下さい。(★を@に変えて下さいね)
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by butako170 | 2012-10-15 02:47 | リストランテ
マルケの涙とイタリア一おいしいパスタ
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先週、マルケ州のマチェラータ県のモンテ・サン・ジュストという村にあるパスタ工房を訪れました。
La pasta di Aldoという名のまだ出来て20年も経っていない工房ですが、彼らが作る卵麺はイタリア一番の誉れも高く、グルメをうならせています。
その工房見学の様子はこちらをご覧ください。

パスタ工房のご主人ルイジさんが、工房見学の後、食事に招待してくれました。同じ村の旧市街の入り口にトラットリアはありました。プーリア州のサレント地方出身のご家族が40年前からやっている(レストランとしての歴史は100年前にさかのぼるそう)、プーリアとマルケがほどよくミックスされたメニューだそう。
一歩中に入ると、古い写真がたくさん飾ってあり、暖炉もあって温かみのある雰囲気です。

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まずやってきたのが、アルドのパスタ2種盛りです。
手前がファッロのパスタで、奥がラザーニャです。

ファッロとはスペルト小麦で、それを挽いたものを練りこみ、細麺にしています。ちょっとざらついていて、歯ごたえが適度にあり、バッサリと噛み切れる食感がお気に入り。ねっとり絡んだトマトと夏野菜のソースが、最高に美味です。この野菜ソースにはきっちりと唐辛子が利いているから、一口食べるごとにほどよい刺激があり、次の一口を誘います。
「おいしい~!!」
ラザーニャはマルケ州のスペシャリタの一つだと、私は勝手に思ってます。全イタリアでもちろん食べられるのですが、田舎のトラットリアへ行くとラザニア率が高いのが断然マルケ。ビンチスグラッシという鳥レバー入りのラザーニャが州の伝統料理になっとります。
今日のラザニアは、野菜のベシャメルがたっぷりと入った、やさしい味。表面がこんがりと焦げていて、それが食欲をそそります。野菜の恵みをパスタで包んだような逸品です。

私たちが夢中になって食べていると、ルイジさんは「気に入ってくれた?」とうれしそうに問いかけました。もちろん、と声を大にして答えます。

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ワインは地元の農家から買い付けてきた赤を頂きました。「農家のワイン」というからには、カラフに入っているのかと思いきや、あら、かわいい。小さな1/4ボトルに入っているではありませんか。
ラクリマ・ディ・モーロ・ダルバLacrima di Morro d'Alba をステンレスタンクで醸造したシンプルなワイン。でもこのワインが、香りよくて病みつきになります。
香りは甘く野バラのような香りをまとい、甘いワインかしら?と思わせますが、口に入れるとむしろ鉄っぽく酸味もあります。そのコントラストが面白い。
農家のワインらしく、推定アルコール13%ほどですが、グイグイ飲めちゃう軽さがあります。
これは絶品。
聞けばラクリマというこの土着品種、さかのぼること12世紀だそう。フェデリコⅡの祖父のバルバ・ロッサがアンコナで滞在していた際にはすでにあり、Morro d’albaの壁付近で野営している時に飲まれて、一気に世に広まったそう。

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さてセコンドには、ブッラータとクラテッロが登場しました。
ブッラータはプーリア州のバーリ県アンドレアという町で1900年代初頭に開発されたモッツァレラ生地に、ストラッチャテッラ(生クリームとモッツァレッラの切れ端)が詰まったチーズ。フレッシュだけど食べ始めると濃厚さにうっとりします。
クラテッロはパルマ均衡のジベッロ村などで、お尻のやわらかい肉だけを使って熟成される極上ハム。生ハムのなかでもその芳醇さは別格です。

クラテッロにブッラータを巻いて食べる…なんてことが許されちゃう贅沢な食べ方です。これもこのトラットリアがグルメを唸らせる品揃えをモットーとしているからなんですよね。

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一方、こちらはマルケ州マチェラータ周辺の名物であるガラティーナでございます。
一度も食べたことがない…と同行者が言っていたので、ルイジがしたり顔で「これを食べなきゃ損するよ」と満腹にも関わらず勧めてくれました。

鶏肉を開いて、中に豚肉や野菜、ゆで卵、鶏肉のひき肉やパルミジャーノを入れて、茹で上げたもの。重石をして、形を平たくするのが大事なんだそう。

いかにも放し飼いのおいしい鶏がとれるこの土地ならではの料理ですよね。
ゆで卵が入るのが、目に鮮やかで、ご馳走感が増しますよねぇ。

やさしい味わい。でも口に野菜の歯ざわりや黄身のネッチリした食感や豚のうまみが融合して、お祭り状態。飾らない田舎料理です。

付け合せのインサラタ・ルッサ(ロシア風ではなく、素材に赤が多いからロッサが訛ってルッサになったとルイジ談)。手作りマヨネーズでホツホツとした舌触りが美味。

d0033983_23375120.jpg食後のドルチェですが、もうお腹一杯と言っても容赦してくれるようなイタリア人ではありませんよ。「じゃあ、一口だけ切り分けてもらったらいいよ」とルイジさんの勧めどおりにチーズケーキを頼みましたが、もう!一口じゃぁ、ないじゃない。
このやり取りって、イタリアのお約束ですよね。
新鮮なリコッタチーズをふんだんに使ったチーズケーキ。濃厚なのにクリームチーズではないからさっぱりしています。ケーキの端のよく焼けたところが香ばしくて、アクセント。このブルーベリーなどの森の果実ソースが、たまらなくマッチしていました。

地元の美味なるものは、地元の人が知っている。
アルドのパスタ職人ルイジさん自身が、非常にグルメだというではありませんか。
美食家の周りには美食家が集まっていくものなんですよね。マルケ州の手作り卵麺を実地研修しながら、そう思いました。
butako

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62015 MONTE SAN GIUSTO (Macerata) - Marche
Via Circonvallazione, 208
Tel.0733.539156
Referente Roberto Nicolì
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by butako170 | 2012-07-24 23:40 | リストランテ
ヴィテルボの楽園 i giardini di ararat
昨日は、友人Hiromiさんの息子ニコロくんの洗礼式のため、ヴィテルボに行って来ました。
洗礼式もつつがなく終わり、さて、お待ちかね、大昼食会です。
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もてなし上手でセンスのあるHiromiさんのこと、きっと素敵な所にちがいない。
それがこちら。。。

ヴィテルボ市内から車で15分。
栗林にぽつねんと構える大きくて美しいアグリツーリズモです。
i giardini di ararat アララトの庭・・・ノアの箱舟の上陸地がアララト山なので、熱狂的なクリスチャンであるHiromiさんの義母さんの馴染みの店なのかな?とロベと冗談を言っていたら、やはりそうでした(!)
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まぁ、それにしても美しい。
広い広いお庭。豊かな栗林。
そこから見渡せるローマ方面の海。(この日は残念ながらスモッグで見えず)

d0033983_7424189.jpgここの料理に使われる食材は、ほぼ自前の畑から取れるもの。
それをきっちりアピールするため、エントランスには新鮮な食材が色よく並べられています。
すごく素敵なディスプレイ。
センス、いいなぁ。
食べる前から、期待感が高まります。
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えてして野暮ったくなる田舎家屋の飾りつけも、そのバランスが絶妙に良くて、とっても品よく落ち着いた雰囲気を演出していました。

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さてさて、まずはアペリティーボといきますか。
スプマンテで喉を潤して、胃を刺激し、さぁ、アグリの昼食会のはじまり~♪(すごく食べる気マンマンのヒト)

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まずは、アンティパストの盛り合わせ。
そして揚げたてのフリットでした。
気泡の空いたペコリーノチーズ、2ヶ月くらいの熟成で美味。
野菜のグリルは、自家製だけありウマミが濃縮しています。焼くことで甘みが凝縮。ズッキーニ、ナス、パプリカ・・・どれもおいしい。
もちろん生ハムやサラミなども合格点。

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そしてプリモ2種。
ジャガイモのソースのフェットチーネ!
ねっとりと上等のでんぷん質が舌にまとわりついて、生クリーム&トマトソースと一体になり、美味。ローズマリーが良いアクセントに。ロベルトのお気に入り。

私のヒットはこちら。
Stracci ragu bianco al leprino vitelbese(ヴィテルボ・レプリーノの白いラグーをストラッチに合わせて)
d0033983_7471135.jpgレプリーノは、この地方特産の野ウサギとウサギの掛け合わせ。
肉質が白いのにコックリ野性味があります。
ガツンと濃厚なソースを受け止めているのは、地元のパスタ『ストラッチ』。ヘトヘトになって・・・という意味ですが、小麦粉と水をこねて、グルテンを最大に引き出してから、ちぎったパスタです。
この素朴でモッチリしたパスタと、野うさぎのソースの合うこと!!
絶品でした。

1歳半になるニコロくんも、全部完食!!!
(後で厨房で、あの子供、パスタ全部食べたらしいわよ、と驚かれていたらしい)

ここまでは白のigt Rivogli(Lazio Bianco)tenuta casciani 2010 が伴奏してくれました。
そして次からは同社のigt Lazio Rosso 2010がお目見え。
香りはあまりなく、サラリとして程よいタンニンが。モンテプルチャーノ90%、サンジョベーゼ10%。パーティ向きで、割合いろんな肉料理をカバーできるワインでした。

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そしてメインディッシュが、豚のフィレ肉のプルーン煮込み、バルサミコ酢がけです。
いわゆるアグロドルチェの一皿です。
お肉が適度に弾力があり、ソースがかなり濃いのに、それに負けない味わいがあります。
噛みしめるたびに、肉とソースが口の中で合体して、おいしいハーモニー。バルサミコ酢も上質なものを使っているようですね。

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その後、ピスタッキオを使ったムース状のケーキが出てきて、ニコロくんを盛大にお祝いしました。


子供の成長って早いですね。

つい最近生まれたかと思ったら、もう走り回っています。


皆に笑顔を振りまく、ご機嫌ニコロくんでした。それにしても小一時間のセレモニーにも耐えたし、その後も泣いたりぐずったりしなかったし、本当におりこうさんでした。



d0033983_84652.jpg最後にシェフにご挨拶です。
ラウラさんは、笑顔いっぱいの豪快シェフ。
塩味もバッチリだったし、ハーブ使いも良かったし、なかなかの凄腕でございました。
あとでストラッチのレシピを教わる約束をしましたヨ。
ご当地パスタの世界は、裾も奥も深いですよね。

アグリの雰囲気、自然、そして料理と三拍子そろったアグリツーリズモでした。
これから栗とキノコのコース料理も展開するらしく、あぁ、秋到来ですねぇ。スポレートから近ければ行くのですが、車で1時間10分100km離れている所まで、あなたなら食べに行くか?!
悩ましいなぁ。。。

                                butako
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by butako170 | 2011-09-26 07:47 | リストランテ
リグーリアのレストラン ①da Paolo カモッリ
カモッリのポルタッチョーロ(小港)を抜け、人ひとりがやっと通れる小道に入ると、海の安全を願う漁師たちが立てた手作りのマリア様を祀るエディーコラがあります。
そこに、ひっそりとたたずむのが、目指すレストラン・ダ・パオロ

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新鮮な海の幸を食べさせるレストランとして、地元でも人気。ミシュランのガイドにも掲載されています。ここに来たら、セッピア(イカ)のパテを頼まないと後悔しますよ。
アンジェロシェフが、先代から受け継いだ秘密のレシピなのですが、それはもう、ねっとりとした食感にイカの風味が口いっぱいに広がり、絶品なのです。
以前、butakoは取材で訪れた際にあまりのおいしさに悶絶しました。

友人と、でもいろんなアンティパストが食べたいね、と欲張っていたら、アンティパストミストには、パテも入っていることが判明。
そちらをお願いしました。

d0033983_325435.jpg中央にパテがあるのですが、ブルスケッタが上にのっているため、あまり見えませんね。滑らかなベージュ色の四角い塊は、ゼラチンで固められています。
そして箸で切れそうなほど柔らかいタコのマリネ、マグロの燻製、イワシのトルタ、イワシのマリネ、パラミータ(カツオの一種)の酸味のきいた和え物などが、一同に並びます。

あわせたワインはこちら。
U Munte社のColle dei Bardellini ヴェルメンティーノ2009です。
もう少しコクのあるヴェルメンティーノを期待していましたが、思いのほかスッキリしすぎでした。ま、悪くはなかったですが。

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そしてプリモに、イカ墨のタリオリーニ。 アカザエビのエキスがたっぷり麺に染み込んだ、ダ・パオロのスペシャリティです。

そしてセコンドは、ミックスグリルをチョイスです。
この近郊のサンタ・マルゲリータ・リーグレで水揚げされるリグーリア海の宝『赤エビ』ですが、大ぶりで身がぷりぷりして、おいしかったです。

どれも素材の味が生きていて、味付けも控えめで、よかったですよ。
薄味で日本人好みの料理は、どうもリグーリアの共通点な気がします。後日、その確信を深めたので、また改めて書くことにしましょう。

ただし、デザートが。。。
ザバイオーネのセミフレッドを頼んだのですが、なんだかマルサラが中途半端にきいた、ただのクリームでした。
私がアンジェロに挨拶。「今晩はとっても素敵なディナーを過ごせてうれしい、ありがとう」とお礼のついでに、「でもドルチェが、ちょっとおいしくなかったよ」、と言うと、え、ザバイオーネをセミフレッドにしたんだけど…と不思議そうな顔をされてしまいました。

ここは、友人のように、無難にパッシート(乾燥させたブドウから作る甘口デザートワイン)を頼んでいたほうが無難だったかしら。

                                 butako
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by butako170 | 2011-07-17 03:01 | リストランテ
フィレンツェのトラットリア マリオーネ
今日のイタリアは全国的に真夏日。
おまけにフィレンツェに行ったので、すごく蒸し暑かったです。フィレンツェは京都のように盆地なので、夏の湿気はすごいんです。この時期に観光する人はくれぐれも水分補給を忘れず、帽子もかぶって、休み休み巡ってくださいね。

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今回は、今年の11月に行われるフィレンツッェ日本映画祭の打ち合わせでした。
いよいよスポンサー探しも佳境に入りつつあるので、このへんできちんと地固め。電車ではるばる3時間半かけて、華の都へ日帰りしてきました~。

いやー電車の旅がつらいというよりも、蒸し暑さにちょっと辟易。


でもフィオレンティーノ御用達のトラットリアでパワフルランチを頂いたので、その後も難なく乗り切りました。こちらがそのお店。TRATTORIA Marione 駅から徒歩10分以内の駅近ですよ。

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まずは冷製トリッパでサラダ仕立てにしてあります。
ゆでて処理してあるトリッパを薄く切って、塩こしょう、パセリ、にんにく、オリーブオイルをあわせます。butakoはレモンを回しかける派。さっぱりしていてでもコラーゲンも摂取できて、美味。
そしてここのクロスティーニが最高においしい!!


特製のふんわりしたパンに、まだ温かいレバーペーストがたっぷり。少し白ワイン酢を入れているので、しつこくなくていいですね。パンの柔らかさと甘みとペーストのマッタリ滋味深さがベストマッチ。


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そして友人お勧めのオッソブーコをガッツリいきましょう!
フィレンツェ風にトマトと香味野菜で煮込まれたオッソブーコはトラットリアの気概がたっぷり。もう牛のエキスとトマトのウマミと酸味が溶け合ったソース、ほろほろで柔らかいお肉、そしてミドロと呼ばれるブーコの中に閉じ込められたエキスをナイフでほじくりながら食べる。

舌に乗せた途端、解けるミドロ。まさにオッソブーコの真髄ですね。

お腹いっぱい食べたあとは、お仕事が待っています。まず実行委員のなかで、イヴェントの内容をミーティング。その後、コラボ先であるレストランのご主人と面会して、山ほどの考えなければならない企画の山の宿題を抱えながら、またウンブリアの山へと戻って行きました。


しかし暑かった。スポレートと同じ気温でも、湿度の高さから、体感温度がぜんぜん違います。また幹線道路沿いは、アスファルトに蓄えられた熱気が上昇してさらに暑い。
こう暑いと、老若男女、ジェラートを食べるのがイタリアでのお約束です。
これで厳しい夏を乗り切れ~。
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Torattoria Marione(トラットリア マリオーネ) 
Via della Spada 27/R Firenze
055.214756
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by butako170 | 2010-07-05 07:45 | リストランテ