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ふっくらジャガイモ入りドーナツと油の温度
こんにちは~。
相変わらず週に1~2回のCIBUSの料理教室に行っています。
そこで前回作って、皆がわぁ~!!って盛り上がったチャンベッロ(ドーナツ)のご紹介!!
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イースト菌入りのふっかりしたドーナッツって美味しいですよね。
油で揚げて、グラニュー糖もたっぷりかかって、いかにも体に悪そうなんだけど、そこがまた、そそるんです!

このチャンベッロは、ウンブリアのコルフィオリートの町のスペシャリタ。
コルフィオリートは赤ジャガイモの名産地なので、ジャガイモ入りなんですよ~。
ほら、そこのサグラに行くと、大きなフライパンで村の男たちがドーナツ揚げてます★
過去の記事

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 ◆◆◆ レシピ ◆◆◆
・小麦粉  ・・・・・・500g
・ジャガイモ・・・・・・250g
・バター  ・・・・・・50g
・砂糖   ・・・・・・60g
・ビール酵母・・・・・・25g
*ぬるま湯(37℃くらい)200ml+砂糖一つまみ
・揚げ油(ひまわり油やピーナツ油が良い)適量

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1)ジャガイモは丸のまま茹で、皮をむきつぶし、バターを入れて溶かす
2)*にビール酵母を入れ、混ぜる
3)1)に砂糖、*を加え、小麦粉も混ぜ合わせ5分ほどこねる
4)第一次発酵・・・ボールに入れて覆いをし、暖かいところで40分ほど発酵させる
5)生地を再びこね、1.5cmくらいの厚さに伸ばし、型で抜く
6)第二次発酵・・・バットの上にキッチンペーパーを敷き生地を入れ、20分ほど発酵させる
7)ボールにグラニュー糖を用意しておく(材料外の分量)
8)生地を160℃で揚げ、揚げてすぐに⑦のなかに入れ、砂糖をまぶす

ジャガイモがほっくりして、とまらない美味さ。
でも生地がシンプルすぎるので、レモンの皮を摩り下ろしたものと塩を少々入れても良いかもしれません。
砂糖にシナモンを加えてもいいですよね!

この日の授業でためになったのが油の話。
沸点の高いオリーブオイルは、揚げ物に最適と言われていますが、
なぜドーナツを揚げるのに、オリーブオイルじゃダメなの?という質問が。

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シェフの回答はこうでした。
「オリーブオイルは香りの高いものだから、揚げ物にオイルの香りが移ってしまう。
なのでニュートラル(香りのない)な植物油が最適。」
といい、そのなかでも
発煙点に違いがあり、
とうもろこし油(160℃)、ひまわり油(180℃)、大豆油(190℃)ピーナツ油(185℃)、パーム油(190℃)、オリーブ油(210℃)なので、発煙点の高い大豆油かピーナツ油を使うのが良いとのことでした。
もちろん、揚げ油として調合されているものでもかまわないそうです。
バターは145℃と低いので、クレープの生地に入れる際も使わないほうがいいと言っていました。

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揚げ物好きなイタリア人ですが、家族の健康を支える主婦たちは皆興味津々だったのが、面白かった~。
私も次回から参考にしよう!

ちなみにこの日は茹でたジャガイモの半分は、詰め物をしたニョッキにして頂きました。
ごちそうサマでした~!
                                 butako
d0033983_5295253.jpg来年1月9日~2月17日まで日本に帰国予定です!

ロベルト・ピビリからのご提案
・店舗のシャッターのペイント(店内装飾や室内装飾)
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by butako170 | 2013-11-29 02:44
もう一つの父の日 san Giuseppeの祝日
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明日3月19日は聖ヨセフ(San Giuseppe)の日。
今日、教会のミサに行くと、出入り付近でケーキを売っていたのでで、義母に「あら何かしら?」と聞くと「明日はお父さんの日だからね」と。
ああ、イエスのお父さんヨセフの日だからか。

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去年の聖ヨセフの日の日曜日は、シエナでした。
カンポ広場の片隅で、お米入りのフリッテッレを大勢の地元の人たちが揚げていたのが印象的。
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シエナのフリッテッレは有名です。(↑揚げているのが男の人ばかりなのが笑えます)
小麦粉と卵、ゆでたお米が入っているのですが、揚げたてを食べると、中からトロリとお米と半生の生地が出てきます。半生といっても、けっして粉臭くなくて、まるでカスタードクリームみたいに甘くて柔らか。
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食べだしたら止まらないおいしさなんです。

このフリッテッレ、なぜか聖ヨセフの日に食べるのが習わしみたい。
カーニバルに食べるキアッケレと似ていますね。
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モンテファルコの友人ルチャーナのフリッテッレは、硬くなったパンで作るバージョン。
こちらはシンネリとしっとりの間ぐらいの食感で、冷めてもおいしいんです。
仕上げにグラニュー糖とアルケミスで派手に化粧するのが、ウンブリアっぽくていいですね。

d0033983_813598.jpgヨセフといえば、その妻マリアと比べて圧倒的に存在感が少ない。
それもそうだ、マリアは処女でありながら聖霊によって身ごもり、イエスを誕生したので『聖母』と言われていますが、ヨセフが何をしたかっていうと、あまりピンときません。

しかし良く考えてみると、もし自分の結婚前のいいなずけが、自分とは何もないのに妊娠してしまえば、即効、婚約解消をするのが普通ではないでしょうか。
実際、聖書の中でも「ヨセフは正しい人であって、彼女をさらし者にはしたくなかったので、内密に去らせようと決めた」(マタイ福音書1章19節)とあります。
聖書にはサラリと書いてありますが、その時のヨセフの苦悩は計り知れないものだったでしょうねぇ。

そんな悩めるヨセフに主の使いが夢に現れていいます。
「恐れないで妻を迎えなさい」と。
聖霊により身ごもったことを伝えるのです。

その後もヨセフがどういう父だったか聖書には出てきません。
イエス誕生のあとは兄弟もでき、大工として一家を支えました。
そしてイエスが30歳になり伝道のため家を出る前後に亡くなりました。(イエスが33歳で磔刑にかかったときにはマリアだけでしたよね。)

そんなに華やかではないヨセフの生涯。
でも息子の誕生の不思議を受け入れ、成長を見守り、家族を支えた彼の存在もまた偉大だなぁ、と思います。人の形をとって生まれたイエスとて、一人では生きられなかった。
男親として仕事のことなどイエスに指導していたのではないでしょうか。

聖ヨセフの日を前にして、ふとそう思った春の日でした。
                                   butako
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by butako170 | 2012-03-19 08:15
姑の気遣い
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スポレートに着いて、何はともあれマンマ(義母)宅へと挨拶に行ってきました。
その後、友人HIROMIさんが、タイミングよく自宅に戻ってきていると知り、彼女の自宅のあるバイアーノにも訪問。
土産話に花を咲かせながら、愛犬モモちゃんの散歩に付き合います。

バイアーノ村ののどかな風景。
澄んだ空気と何にも替えがたい静寂。

やっぱりこの地に戻ってきたんだ。
日本の生活もいいけど、ウンブリアの自然や田舎の風景には、心の底から癒されます。

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実はね・・・HIROMIさんがポツリと漏らしました。
現在は、義理の両親のいるヴィテルボに生活の拠点を移している彼女ですが、少し困ったことがある、というのです。
「ドゥオーモのNew Yearコンサートに義母の薦めで行って来たの。でも楽団の質がすごく悪くて、もう聴くに耐えられなかったのよね。ピアニストが素晴らしかっただけに、すごく残念だったわ」

ピアニストである彼女のことを思い、義母がことあるごとに、コンサートに誘ってくれるのですが、街の楽団のレベルが低く、毎回、お金を払っては、針のムシロに座るごとく、じっとコンサートが終わるのを耐えているといいます。
(街のお抱えの楽団なので、市内のコンサートはいつも同じ奏者だそう)

「今さら楽団が下手なので、コンサートには行きたくありません、とも言えないしねぇ。」

親切心で勧めてくれる彼女の手前、言いづらいのです。

分かるなぁ。
そういえば、butakoのマンマも、私の誕生日やクリスマスプレゼントに、ちょっとコレは~!!と思うような代物をプレゼントしてくれたりします。

今回のクリスマスプレゼントは、塩を保管する陶製の器。(Sale fineとSale grossoの2つ)
こんなもの誰が使うんだろう・・・という少女趣味的な絵柄と、使い勝手の悪い大きさ。
プレゼントしてくれるのは、有り難いのですが、使うに使えない。

意にそぐわないプレゼントを貰い続ける対処法、どなたかご存知ですか?

ちなみに日本同様イタリアも嫁と姑は折り合いが悪い・・・といいます。
"Suocera e nuora,tempesta e gragnuola"
姑と嫁は、嵐と雹

ちなみに我が家は、うまくいっていますが。
お互い言いたいことを言うのが、成功の秘訣かしらネ。
でも、彼女の困ったプレゼントについては、言い出せないbutakoなのでした。

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'cuscino di suocera'(姑のざぶとん) という名のサボテン
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by butako170 | 2011-01-15 18:50
アブルッツォでディープな羊料理 (下)
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さて、いよいよお待ちかねの昼食です。
まずはカラッラを煮込んだソースで和えたペンネが出てきました。
それが このソース、びっくりするくらい滋味深い味なんです!
羊のエキスがギュッと凝縮された力強い味、そして数種類のハーブが織り成す深い香り…一見何の変哲もないトマトソースですが、仰天のうまさです。そして食べる時に、これでもか、と振りかけるベコリーノ・チーズが、さらにコクを加えます。
「うますぎる」、、、みんな軽く2杯は食べていました。


 そしてついに本命「ペコラ・アッラ・カラッラ」がやってきました。でっかい鍋を男性二人がかりで食堂へと運び入れます。
 年老いた羊とは思えないほど、柔らかい肉質。ほろりと口の中で肉の繊維がほぐれていきます。臭味も全くありません。おいしいソースがタップリと絡んだ肉を、一切れ二切れ…もう食べだすと止まりません。あっというまに二皿を完食です。

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まかないとして羊飼いたちが食べていたこの料理。タップリの肉を長時間煮込んで仕上げるので、一度作ると何日にもわたって温めなおして食べていたことでしょう。
こんなに美味なら3日続いても構わないなぁ、なんて思うButakoなのでした。

 ドメニコさんは、祖父の代から羊飼いだそうです。かつては、夏はこの山の高原で過ごし、冬になるとプーリアまで800匹の羊と100キロ以上の旅をしたのです。目指す南の地には、冬の間でも豊富に草があるからです。
ドメニコさんは移動先のプーリアで生まれました。電気も水道も通っていない山小屋で生まれ、お母さん自身がへその緒を切ったといいます。ほんの40数年前の話ですが、まるで昔話を聞いているよう。
 7歳の頃にはもう野原に出て、羊と戯れていたと言います。
羊飼いは、天職なんですね。

 さて、そんなドメニコさんの話を聞いているうちに、メンバーたちがどこからともなく食後酒を運んできましたよ。これはリンドウの根から作られたアマーロ(苦いの意味)で、アブルッツォの名産です。(アマーロとはイタリア全土で作られるリキュールで、アルコールに野草の根や木の皮などを浸して作る薬草酒です)とても不思議な味でした。リンドウの根から溶け出した独特の風味は、さわやかで今まで飲んだことのない味です。絶品でした。クセになる香りです。

あまり飲みすぎると、下山に差し障るので、今回はこのへんでやめておきましょう。
念願の「ペコラ・アッラ・カラッラ」をはじめ地元料理を一通り堪能できたし、リンドウのアマーロも飲んだことだし、一泊二日でしたが本当に充実の旅でした。帰りもしっかり3時間の道のりを歩いて帰りましたが、スタミナ食のおかげか、あまり疲れを感じませんでしたよ。
 偉大なる羊飼いの食文化が残るアブルッツォ。機会があったら、また出かけてみたいものです。
                                     Butako
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by butako170 | 2008-07-16 04:23
スポレート的・ノー ミュージック ノー ライフ
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 この夏を振り返ると、スポレートならではという体験を幾つかしていることに気づきました。
一つが音楽。この街に住んでいると生演奏を聞く機会が、とにかく多いんです。

スポレートの著名な芸術祭『ドゥエ モンディ』。期間中はメルカート広場で、朝に夕にミニ オーケストラが音楽を奏でます。朝はフレンチ楽曲、夜はボーカルとブラスバンドが織り成すポップ・ミュージック。

 スポレート夏祭りの初日は、ドゥオーモ広場にてロシア楽隊のコサックダンスとロシア民謡のオンパレードを市民が楽しみました。

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 そして古代ローマ劇場を開放してジャズの夕べ。途中からプロ・シンガーのキャロル ハンドリックスさんも飛び入り参加し、ソウルフルな声が会場を沸かせます。
 翌日、ロベの知り合いにお願いしてもらいキャロルさんのジャズ教室に潜入。
夏の期間だけ開催するプロ養成教室です。ミラノやローマからジャズシンガーを目指す女の子たち(イタリア人)に一人混じり、かしこまって授業を観察。授業料、高いんだろうな~。

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 フェッラゴースト(8月15日・祝)は、友人の彼氏が所有する避暑地で、食事会。プロのドラマーである彼。当然お客の大半は音楽関係者…ということで、食後はボサノバの生演奏で、午後のゆったりした時間を楽しみました。

 スポレートオペラ祭ではプッチーニの『ラ ボエーム』を鑑賞。ロベとロベママの三人で。
ミミ役には日本人女性ヤスコさんが。とーっても美しい歌声でしたよ。



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 8月最後の日曜日は、マルケ州境の村コルフィオリート(colfiorito)で赤ジャガイモ祭に行ってきました。祭りの目玉は70年代にイタリア中を風靡した『アニマ・ミア』で著名なクッジーニ ディ カンパーニャのコンサート!(後にシナトラやアバがカバーしたことで世界的に有名に)
並外れた男性ボーカルの裏声を、耳が痛くなるほど堪能。
Butakoは彼らのファンじゃないけど、さすが『アニマ・ミア』は圧巻でした。

 そして、この夏始めた教会の聖歌隊。早くも大舞台を2回も経験しました。

 これら全てを無料で楽しんじゃいました。タダですよ。
ここでは音楽がすごく身近にあります。
もちろん全てが無料ではありません。でも20ユーロ前後も払えば、質の高いコンサートやオペラが鑑賞できるのです。

さすがは芸術の国イタリアですね。
歌やオペラが気づかぬうちにButakoの日常のなかに入り込んでいました。

                                 Butako
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by butako170 | 2007-09-05 01:34
結婚式の準備
式の準備をするのは女性主体。男性は隣で「きみの好きにすれば?」とどこか白けた風なのは日本だけかと思っていました。かの相方ロベちゃんも、そんな感じ。毎日仕事であわただしく、時間的に余裕がないのが積極的になれない理由かもしれませんが(一応フォローする)、式場のこと、招待状のこと、衣装のこと…Butakoがやらねば誰がやるの心境で、わたくしが主導権をとって準備しています。
と言っても地味婚を決め込んでいるので、あまりたいした準備はありませんが。

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披露宴は親戚一同と親友たちで囲む食事会をします。先日、ミレッラのレストラン「イル・パンチョッレ」を予約してきました。あのクラスのレストランにしては格安の値段でやってもらえることに。さすが友情とコネはどこの世界でも通用するもの。
当日晴れていたら、スポレートの街を一望できる美しい庭で宴会です。
会食費は新郎新婦もちが当たり前のイタリア。
イタリアの披露宴事情は、南に行くほど盛大で派手。そこそこいいレストランを貸切って、80人以上の来客にフルコースを振舞うこともザラ。そうなると新婚さんの財布には厳しいから両親の援助は結構あるみたいです。
→去年の夏、ステージしていた頃の写真
 夏は昼のまかないを屋外で食べる

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 今回Butakoたちは、役場でのリーガル・ウエディングのみ行います。日本のように婚姻届を出して「ハイ、夫婦になりました」というわけにはいかず、結婚するためには必ず市長(またはそれに準ずる人)のもと証人同席での『民事式』を行わなければなりません。

このリーガル・ウエディングをするに当たって、予期せぬ出来事が発生。なんとスポレートの高台にあるお城(ロッカ)で挙げられるものと思いきや、今はそこではやらないそう。
ガックリ。古城でのウエディングを夢見てたのに。

←スポレートのシンボル『ロッカ(要塞の意)』
 中世の古城を今に伝える美しい姿

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 そこで役所(無料)か、近代美術館かピナコテーカ:美術館(ともに有料)の3択になるそうですが、ピナコテーカはただ今閉鎖中につき除外。そして役所ですが「ただ今修復中なので、移転先の建物を使ってください」と言われました。見にいってみると、式を行うサロンはいいのですが、そこまでの廊下や待合室が乱雑としていて気に入りません。役所の修復工事は、今年4月に完成予定でしたが未完。来年の2月に延期されたそうです。美しい市役所で挙げることができず無念です。
近代美術館は満足度80%の内容。料金120€払に釣り合うかどうかは微妙ですが、他の選択肢がないので仕方がありませんよね
こうして式場と会食レストランが決まりました。ロベルトは…というと「きみが満足ならそれで僕も満足」ですって。 ↑役所のサロン

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 ←ただ今修復中の市役所 本来ならもう完成しているはずなのですが…

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by butako170 | 2007-08-11 19:12
モンテセナーリオにて
 今日は、6月24日サン・ジョバンニの日。フィレンツェの聖人なので、そのサントを崇めるべく、今日はフィレンツェ中がお休みです。
アッカディも、お休み。そこで、今日はTOSHIさんとお友達のM美さんにモンテセナーリオまで車で連れてってもらいました。実はこの山、フィオレンティーニに愛される絶好の憩いの場所(昼寝スポット)だったのです。

  ボローニャ旧街道を、車で20分。フィレンツェを眼下に見下ろす山の上に、モンテセナーリオはあります。この山頂には修道院があります。そのむかし、フィレンツェの修道院たちが、街中の喧騒から離れ、修行するために始めた修道院だとか。今でも数人の修道士がいて、静かに祈りの生活を送っています。ここの特産は修道士たちが作ったアマーロなどのリキュール。モミの木の芽のリキュールに、キナのエリシール、アルケミスやアマーロなど。お酒造りは修道院の伝統です。

butakoたちが目指すのは、山頂手前の林のなか。針葉樹の林のなかは、日が差し込まないのでヒンヤリしていて、風も感じる憩いのスポット。
そこで、TOSHIさんの作ったお弁当を広げて、まずは腹ごしらえ。キンキンに冷えたビールで乾杯!そして、シェフお手製の純和風弁当。これ、今朝10分で作ったなんて信じられます?

お腹が膨れると、あとはお昼寝タイムです。持参したそれぞれのハンモックで各自リラックス。(なんとbutakoの分まで用意してありました。感激。)M美さんは、買ってきたインテリア雑誌をパラパラ、butakoは早くもスヤスヤ。

その後、上の修道院までみんなで行きました。教会をみたり、昔修道士たちが修行した祠(ほこら)をみたりして、時を過ごしました。残念ながら、リキュールを販売しているBARは閉まっていたので、今回はパスすることに。

その後、一行は、またハンモックの上。本当に気持ちがいいんです、ハンモックって。全身の力が抜けて、究極のリラックスです。爽やかな風に吹かれて森林浴すれば、もう120%癒されます。
涼しくなりだした夕方6時ごろ、フィレンツェに戻りました。
M美さんが『また、来週も行こうね。』と一言。もちろんです。もし、良かったらbutakoもまた連れてって下さいね。

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by butako170 | 2006-07-01 00:15
アルナルド カプライのキャンティーナアペルト<前編>
イタリアのベストワイン賞というのをガンベロ・ロッソ誌が出版してるワインの格付け本、『ヴィーニ・ディ・イタリア』にて毎年決めています。そして、もっとも優れたキャンティーナ(製造元)に与えられる賞、これがベストキャンティーナ賞です。

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 2006年度のベストキャンティーナ賞に輝いたのが、ウンブリアのモンテファルコにある『アルナルド・カプライ』。アルナルド・カプライで先日5月27日(土)28日(日)に、キャンティーナを開放して、ワインと料理とを楽しむフェスタ『カンティーナ・アペルト』が開催されました。
 そこでの様子を報告します。

 この日は雲ひとつない晴れ。butakoはスポレートの友人ロベルトを頼って、カンティーナ・アペルトに参加すべく、モンテファルコまでやってきました。実はモンテファルコの『アルナルド・カプライ』に行くのは、初めてではなかったのです。昨年、スローフード協会の遠足で、工場と畑見学に来ていたのです。・・・とはいえ、遠足は小雪のちらつく12月初旬。畑を見たものの、葉も生えきっていない苗を説明されても分かるわけはなく、あまり充実した見学ではありませんでした。(でも工場見学は良かったけど。)

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 さて、キャンティーナに到着です。12時半開始の会場内は、もう既にたくさんの人人人。butakoたちはさっさと受付を済ませます。(あらかじめインターネットで予約が必要。予約時に一人40€の支払いをします。)そして、小さいリュックサックが手渡されます。なかには、①入場証明のカード②各試飲ブースで使用するワイン券③ワイングラス④グラスフォルダー⑤暑さ対策のためのバンダナ⑥水が入っています。この6点セットをスタンバイして、いざキャンティーナ・アペルトへGO!

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 第一のブースに到着。バンド隊が60年70年代の曲を演奏しています。なかには踊っているお客もいて、とても開放的な雰囲気。
前菜にパンツァネッラが振舞われ、グレカンテ(GRECANTE)というグレケット種100%の白ワインを頂きました。DOCです。あまりよく冷えてなかったせいか、どことなく弛んだ味。キンキンに冷やすと美味しいのでしょうが。
 
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歩いて400Mほど行った地点に次のブースがあります。ここでは、モンテファルコのサルミの盛り合わせです。どうです。美味しそうでしょう。生ハムにサラミ、ぺペロンチーニ入りサラミ、サルシッチャ、チャウスコロ、コッパ(ソープレッサータ)ときたものです。マルケ州にも似たこのラインナップ、トスカーナ生活に慣れてきているbutakoにとっては、懐かしいものです。
 このアッフェターティにはこちら、ポッジョ・ベルべデーレPOGGIO BELVEDERE(IGT)です。これは地のサルミに負けない力強く香り豊かなワインです。少し野バラの香りがしました。サグランティーノ80%チリエジョーロ20%のバランスの取れた配合です。
 
 さてと、なんだか2杯しか飲んでないのに酔いがまわってきましたよ。え、次のブースまで800M?!なんでこんなに遠いの!ロベルトの助言を忘れて、新しいサンダルを履いてきたおバカbutakoは、靴擦れが痛くて弱り気味。それもそうです、アルナルド・カプライのワイン畑をぜーんぶ開放してやっているフェスタ。たぶん東京ドームが10個くらいは入る規模(157ヘクタールだそう)。お客の数だって1万人は軽くいるでしょう。
 気を取り直して歩くbutako。照りつける太陽に、畑一面の葡萄たちは生き生きして、喜んでいる様子。暑い夏は、美味しいワインが出来るのです。太陽と地面が葡萄を育てている・・・カプライの畑を見てそう思いました。

   
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by butako170 | 2006-06-27 01:47
トスカーナの春 その② <ボッティチェリに一言>
 2度目にフィレンツェに来た時、ウフィッツィ美術館でルネッサンスの巨匠たちの絵を前に感動したbutako。その時見た名画の一つにボッティチェリの『春』があります。
大きいキャンパスに描かれている迫力の一枚です。ギリシャ神話がモチーフとなっているのですが、プリマヴェーラは西風に恋されて、愛し合い春になります。なので西風(画面右の青い男性)に寄り添われている女性と隣で花の衣装を着ている女性は同一人物です。

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 その変身後のプリマヴェーラに注目!彼女の顔の皺(しわ)、意外と深くないですか?変身前はそうでもないのに。歴史の教科書では絵が小さくて分からなかったのですが、やはり本物は違いますね。絵の迫力、臨場感が伝わったのと同時に、「おや?」な発見がありました。
ルネッサンス初期の巨匠フィリッポ・リッピが、聖画に身近な人物をモデルで使ったことを考えると、ボッティチェリも当然、誰かをモデルに描いたに違いありません。

でも、写真じゃなくて絵なんだから、皺の1本や2本ぐらい見逃して描かずにおいてもよかったのに・・・。なんて考えるのはbutakoぐらいかしら。でもいつの時代も女性の願いは同じ。しみ・シワのないお肌はあこがれです。それを容赦なく写実してしまうボッティチェリって女心が分かってないと思いませんか。
                                                 Butako
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by butako170 | 2006-03-24 23:16
聖アントニオのイベント
        1月17日(月)

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 今日は、聖アントニオ(S.Antonio)日。ご存知イタリアではオノマスティコ(onomastico)と言って暦に毎日縁の聖人の名が記されているのです。その聖人の名と同名の人はお祝いをしたりします。
それはさておき、聖アントニオは、家畜を守る聖人として崇められています。モンテカロットから2KMほど下った所にモイエ(Moje)という街がありますが、ここの守護聖人は、聖アントニオです。
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 この街はCADABOの美人妻ニコレッタの実家があるところ。ここで今日聖アントニオにちなんだイベントがあると言うので行って来ました。
モイエに来るのは今回で2回目。実は、アンドレイアがbutakoの豚好きを知って、ここの教会に以前連れて来てくれたのでした。というのも、この教会には聖アントニオのフレスコ画があり、そこには家畜と戯れる聖人の姿が描かれています。その家畜の中に黒豚がいる・・・!ということで、butakoが関心をもったため一度見に来ていたのでした。

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  さて、ニコレッタと娘のジュリア(Juria)とともにモイエに到着。メルカートが開かれているので、ブラブラと歩きつつ、日用品を買います。
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 そして、一向は教会へ。教会の隣の建物は、保育園になっています。この地下で、聖人の日を祝して、パンを配るというのでした。このパン本来は家畜用。古くから、家畜の無病息災と繁栄を願って、パンを焼きこうして振舞っていたのでしょうね。今じゃ、人が食べてますけど。ジュリアの旺盛な食欲に注目!

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 パンを数個もらって(お金は払ってましたが)、教会を後にしました。やはりこの地区は農村地帯。彼らと家畜は切っても切れない関係です。聖アントニオのお祝いに、彼らの生活の一部を垣間見ました。

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by butako170 | 2006-01-23 01:42