カレンディマッジョ(Calendimaggio)
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 アッシジの春の祭典として有名なカレンディマッジョ(Calendimaggio)。
厳しかった冬を忘れ、春の歓びを謳歌するこのお祭りなのです。街に一歩足を踏み入れると、あれ?いつものアッシジと違う。市民は美しい中世の衣装をまとい、まるで町全体が、かの時代にタイムスリップしたかのよう。そうなんです。5月最初の週末(木曜~土曜の3日間)に行われるカレンディマッジョでは、街は上手と下手に真っ二つに別れ、中世の格好をして競技するのです。
その競技って…。

その前に街をぐるりと見てみましょう。私がこの日の午後、到着したのは、街の高台にあるバス停でした。競技の行われる街の中央・コムーネ広場まで歩いていきます。
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おや、パステルカラーの薄い衣をまとった女の子たちが、なにやら集まっています。午後3時半から始まる競技の開始を待っているのでした。

かわいい少女たちにカメラのフォーカスを合わせていると…ダミ声のオヤジが「写真撮るなら10ユーロよこしな」と言ってくるではありませんか。マンマ・ミーヤ!変なオッサン、と思い
「あんた、上手チーム?下手チーム?」と聞くと、
「上手に決まってんだろ!」
「へぇ、上手の連中は、こんな商売を観光客にしようっていうの。じゃあ、私は下手を応援するわ」と気丈に言うと、
「分かったよ、好きにしな」とオジサン。

それでは、好きにさせてもらうわ…と彼女たちの方に振きなおると…。
聖ルフィーノ教会(ドゥオーモをバックにすっかりポーズをとった、すまし顔の少女たちがButakoを待っていたのでした。
写真に撮られるの、みんな好きみたい。

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少女だけでなく、少年たちも「撮ってよ~」と声をかけてきます。それでは、お言葉通り。パシャ

そして花売りの少女たち。春の雰囲気、でてますね。(写真はトップ)

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どんな役どころか分からないけれど、たぶん宮廷に仕える侍女たち。

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フェンネルや月桂樹、ローズマリーなどのハーブを背負う男性たち。職業は?と尋ねると「庭師だよ」。
ほかにも貴婦人、騎士、ギルドの職人、楽士、吟遊詩人…たくさんの役柄の人たちを見ました。まるで中世の絵巻物のよう。

で、肝心の競技なのですが、アッシジの街の上手チーム(アルトAlto)と下手チーム(バッソBasso)が競います。方法は、歌やダンスや詩の朗読など。外部から審査員を招いて、点数化して勝敗を決めるのだそうです。2日が終了したこの時点ではアルトが優勢。

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 古くから犬猿の仲だったアルトとバッソ。その根っこには、ギベリン(皇帝)派とグェルフィ(教皇)派という政治的な背景があったようです。いつも衝突しては、抗争を繰り返していたといいます。平和なイメージのあるアッシジの意外な一面。
 時代が変わると、今度は祭りを通してオフィシャルに競技。こんな素敵な戦いなら、Butakoは大歓迎です。
カレンディマッジョを始めたのは、1954年。タベルナ(食堂)の壁にかかる、タペストリーがそれを物語ります。もうかれこれ50年以上続くお祭りなのですね。ちなみにタベルナでは、ポルケッタのパニーニとワインが市民のために常にスタンバイされています。(もちろん、一般の人も購入可)

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 でも残念なことに、肝心の競技を見ることはできませんでした。入場券が売り切れていたのです。しかも35ユーロ!(友人Junさんが数年前に行ったときは30ユーロだったのに、以後値上げしています) コムーネ広場にさえ、入ることができませんでした。今回は仕方がないのであきらめることにしましょう。
たいそう盛り上がるらしいので、いつかは見てみたいものです。

                                            Butako
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by butako170 | 2008-05-17 21:58 | サグラ・祭り
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