春の散策  銀世界カステッルッチョ
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あいにくの天気だったパスクワ(イースター)も、パスクエッタ(翌日の祝日)も終わり、イタリアに日常が戻ってきました。雨が降り続き、寒々としていましたが、旦那の弟さんが昼食に呼んでくれたり、マンマの家で大夕食会をしたり…と大家族で和やかにイースターを過ごしました。

今週の水曜日は、山の師匠ジョバンニとカステッルッチョCastelluccio村に行ってきました。
スポレートから30kmほど行ったのヴァルネリーナ渓谷の奥手に、ひっそりとたたずむ村。でも夏場は、観光客であふれて返っているそう。その理由は…。

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ノルチャから急な山々を縫うように車を走らせると、(写真はノルチャの街々)

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 突然、ぽっかりと平地が現れました。
標高1000mもある地点に広がるのは、5km四方はある大平原Pian Grande(ピアン・グランデ)です。この平原は初夏にポピーやレンズマメ、その他の花々が一斉に咲き乱れ、高原のお花畑になります。それを一目みようと観光客が全イタリアからやってくるというわけ。Butakoはまだ見たことがないのですが、北海道のラベンダー畑にも勝るとも劣らない美しさ、とのこと。6月頃が開花時期なので、是非見てみたいと思います。
そのピアン・グランデ一体は国立公園になっていますが、平原を突っ切って丘を登りきったところにカステッルッチョ村はあります。

さて、当日はイースターから降り続いた雪のおかげで、銀世界のピアン・グランデ。
今日は、ジョバンニの幼馴染みロマーノさんも同乗します。二人のねらいはスキー。この大平原をトレッキングのスキーで楽しもうというのです。

大平原はすっかり雪に覆われていて、四方に2000M級の山々がそれを取り囲んでいます。小さな湖がところどころにあって、その部分だけ黒い瞳のように、ぽっかりとくぼんでいるのです。小川の割れ目が、白い平原を二分します。太陽でキラキラと反射する雪。青い空…。
しばらくその神秘的な景色に、一同見入ってしましました。

そして、Butakoをピアン・グランの道(舗装道路)の真ん中におきざりにして、二人はあたりを散策…。(もちろん合意のもとですよ!)ノルチャ出身のお二人、雪の中のスキー歩行はお手の物といった感じです。
Butakoはこの壮大な風景を楽しみながら、一直線に続く道をカステルッチョまでウォーキングです。すぐそばにあるように感じた村も、歩くと結構遠くて、1時間少々を要しました。

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 村に到着して、ジョバンニたちと落ち合い、お待ちかねのランチタイムです。彼らのなじみのトラットリアで腹ごしらえ。

カステッルッチョ名物はレンズマメ。凸レンズみたいな形の小粒の豆には、栄養分がたっぷり。なぜここのが珍重されているかというと、冷涼な気候のため、味の凝縮した小粒の実ができるから。しかも寒さで害虫がこないので、無農薬で育てられています。
 プリモは…
・レンズマメのスープにこんがり焼けたブルスケッタを添えて。スポレート産のオリーブ油を垂らして食べると風味が格段にあがります。
・ファッロ(スペルト小麦)をポルチーニ茸と黒トリュフソース、生クリームでリゾットにして。

 セコンドは去勢羊と豚のグリルの盛り合わせを。
去勢羊はクセはないのに旨みは満点で、焼け目こんがりで美味でした。

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 デザートに自家製ビンサント(デザートワイン)と固焼きビスコッティ(トッツェッティ)が出てきましたぞ。頼んでもないのに、このサービス。
ジョバンニたちの常連ぶりが伺えます。
ビスコッティをワインに浸しながら食べると…素朴な菓子と手作りの香り高いワインに、もう、最高!
村人たちもマンマ・シェフもこの輪に入ってきてみんなで、日が傾くまで語りあいました。
次回は花の時期に訪れたいものです。



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               Butako
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by butako170 | 2008-03-28 02:11 | ウンブリア自然・山歩き
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