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Butakoおばさん
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 ついに叔母さんと呼ばれる日が来ました。
8月10日、ロベルトの妹・フランチェスカが男の子を出産しました。
(一ヶ月も経ち、遅ればせながらの報告ですが。)
4300gという驚異の大きさでしたが、母子共に健康。

こんなに育っちゃったのには理由があります。出産予定日は7月21日。
しかし待てど暮らせど、赤ちゃんは出てくる気配がありません。
1週間過ぎ、10日過ぎ…。
産婦人科医からは「まだ大丈夫ですから、普通どおりに生活してください」と言われました。フランチェスカは5kg以上のお腹を抱えつつも、スポレート市の野外コンサートに出かけたり、プールで泳いだり、ディスコで踊ったりしていたそうな。(マンマ 談)

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 そして予定日を20日過ぎた日、陣痛促進剤の助けを借りつつ、24時間苦しみに耐えて、男の子を産み落としました。
名前は『ミケーレ』。

実はピビリ家には長男ロベルトを筆頭とし5人の子供がいました。
ミケーラ(女)、ファビオ(男)、フェデリカ(女)、そして今回ママになったフランチェスカ。でもミケーラが思春期を迎える頃、白血病を患い、18歳を迎える前に亡くなってしまったのです。
だから、彼女の名にちなんでミケーレです。

出産した当日、病室は花やプレゼントが所狭しと置かれ、多くの人がお祝いを述べにやってきました。親族は皆スポレートに住んでいるので、早朝、知らせを聞きつけ、昼前には一同が集合しました。
Butakoは一眼レフを首にかけ、皆で喜び合う一場面をカメラに収めます。

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フランチェスカに「おめでとう」と言うと、
「ありがとう。これでButakoも叔母さんになったのよ」とウインク。

Butako、ミケーレの叔母さんになったんです。
それまで実感のわかなかったピビリ家の一員になる…という現実が、彼女の言葉を通して、リアルになってきました。ホットミルクをかじかむ手を温めながら飲んでいる時のように、少しずつ身にしみてきました。

ミケーレの誕生は、Butakoの結婚くらい、自分にとって意味のあることのように感じた出来事でした。

                                          Butako
by butako170 | 2007-09-14 05:09 | その他
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