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スポレート近郊のアグリツーリズモ『カンポ・グランデ』
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 先日、アグリツーリズモにて久々にゆったりした時を過ごしました。
日曜の午後、ロベの友人に昼食のご招待があったのです。
アグリツーリズモ『カンポ・グランデ』はスポレートから車で15分ほど走ったところにある麦畑の真ん中の一軒家。畑を耕し羊を飼い…と昔ながらのウンブリアの風景が広がります。

Butakoたち以外にも招かれたお客が何組かあり、総勢15人で囲む食卓。早速自家製の生ハムがやってきました。もちろん専用の包丁で切った生ハム。機械でスライスしたのと味が違います。(名手が切るとうまさが数倍違ってくるから不思議)
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 そしてコショウのきいたサラミ、ブルスケッタ2種が続いて出てきました。
ルッコラとパルミジャーノチーズのブルスケッタ、生のスライストマトのブルスケッタ。
 仕上げにタップリかけたオリーブオイルが濃厚で病みつきになるおいしさ。後で聞けば、自家製のオリーブをいまどき珍しい石臼の機械で挽いて、オイルにしているのだそう。

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 そしてメインには、羊と鶏のグリル。もちろん彼らが手塩にかけて育てたものです。
羊のグリルが逸品。臭みもなく、脂身周辺が香ばしく焼けておいしい。
だいたい羊肉はあの独特の臭いが気になるので、あまり得意ではないのですが、ここの羊は本当にニオワナイ。むしろ好ましい香りです。きっと自然の飼料でのびのびと育てられたんだろうなー。(理由は後で判明)Butakoにしては珍しく3切れも頂きました。
食後のデザート、カフェ、食後酒(リモンチェッロとアマーロ)まで楽しみ、満腹と心地いい眠気で、ご機嫌な食後。

雑談して小休止したあとは、屋外のプールで水遊びするとしましょう。
真夏の太陽照りつける午後の水浴びは、なんと気持ちいいことか。大人も子供も大はしゃぎで楽しみました。

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 泳ぎ疲れたButakoは、アグリ周辺をお散歩。裏庭には木につながれた一匹の羊が。見ると耳を怪我しています。かわいそうに。他の羊はどこにいるのかしら…。目をやや遠くに移すと。
サッカーコートほどもある大きなグランドには柵がはられており、羊が30、40匹ほど木陰で寝そべっているではありませんか。
Butakoが「CIAO!!(チャオ)、元気~」とふざけて大声をあげると…なんとButakoのいる柵まで羊が一斉にやってきました。メーメーとなきながら。
「きっとButakoを迎えてくれてるのね」ランチに彼らの仲間を、胃に納めたことなんかすっかり忘れて、楽観的に思うButako。

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 帰り間際、アグリのスタッフに挨拶してきました。厨房を仕切るのは80歳前のおばあちゃん。
穏やかな表情のなかに知的で真の強そうな内面を秘めた方。ここは古いキャンティーナ(ワイン蔵)を改造して3年前から始めたそうです。野菜もお肉も自家製。自慢は深い味わいのオリーブオイルです。
昔ながらの製法が珍しく、圧搾(オリーブを絞る)の様子を見に来る外国人観光客もいるそうです。オリーブを刈り取る時期(11月頃)に再び訪れたい、アグリです。

                                              Butako
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Agriturismo Campogrande
(カンポ・グランデ)
Franzione Protte,5 06049 Spoleto(PG)
tel:+39 0743 261784
web:www.agriturismocanpogrande.com
by butako170 | 2007-08-11 18:52 | リストランテ
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