イタリアの春の野草
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 年末年始と友達の家にお呼ばれすることが多かったため、butakoの胃は少々疲れ気味。日本では正月7日には七草粥を食べますが、こちらにはそういった習慣はありません。
そんなことを考えているとふと春の七草をイタリアで探してみたくなりました。もちろんすずしろ(大根)の葉なんてこちらにはないので難しいのはわかっているのですが。

 春を呼ぶ野草・・・といえばウンブリアで有名なのはラポンゾロ。別名ラペロンゾロ(日本名:カブラギキョウ)というこの野草は年末年始あたりから八百屋の軒先に並び始めます。大根やブロッコリーの若い苗と同じくらいの大きさ(5cmくらい)。葉は少し先が丸くなっていて噛むと少しカイワレ大根のような辛さが口に残ります。そして細い4cmほどの根があって採取するときは根ごと抜きます。

 この若菜、枯葉を除き泥を洗って調理します。サラダにして生で食するのがいいと聞いたので、水につけてパリッとさせたラポンゾロには塩とレモン、オリーブオイルをかけていただきました。
 葉はシャキシャキ、根はポリポリとしていてなんとも食感の楽しいサラダでした。ほろ苦い葉はまさに春の訪れを感じる味。レモンの清涼感とこの苦さがあいまっていくらでも食べられるサラダです。

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 Butakoはラポンゾロを取っている村人たちを見たことがあります。緩い傾斜のある雑草だらけの畑になぜか囲いが。こんな痩せた土地に杭を打ち、立ち入れないようにしているなんて金塊でも埋まっているのかしらと思っていると、中では村人たちが腰をかがめて作業をしています。なんと出荷用のラポンゾロを取っていたのでした。ラポンゾロは野草なので生育は自然任せ。だからこそ根こそぎとってしまうと翌年収穫できない可能性もあります。村人たちはこうやって自分の畑に生える野草を管理しながら適量を採取しているのでした。

 春の野草ラポンゾロ、機会があったら是非試してみてください。手摘みだけあって、1KG/25€とけっして安いものではありませんが春の訪れを感じること間違えなし。
ほかにも早春の野菜といえば、カルチョーフォ(アーティチョーク)やプンタレッラなどがあります。温暖なカターニアでは早くも11月頃からカルチョーフォが出始めていましたっけ。
ラポンゾロのサラダを食べつつ、春を待ちわびるbutakoなのでした。

                                     Butako
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by butako170 | 2007-01-12 03:14 | プレシディオ・食材
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