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メッシーナにて ビンチェンソとの再会
ついにシチリア上陸。カターニャ空港に着いてbutakoが向かったのはビンチェンソがいるメッシーナです。実はステージをする前日の一晩だけ彼の実家にご厄介になることになっていたのです。
駅に着き待つこと30分。待ち合わせに遅れて、シチリア時間でビンチェンソが車で迎えに来てくれました。10日ぶりの再会ですが、なんだかそれ以上会ってない気がします。

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家に向かうがてらビンチェンソがメッシーナを車内から案内してくれました。メッシーナは2度の地震と戦火によって3度も破壊された街です。そのため街並みは比較的新しいはずなのですが、上手く修復された結果でしょうか。ノルマン様式を感じさせる建物が残る新古の調和のとれた街です。海に面するメッシーナからは、海峡を挟んで臨むカラブリアの夜景がとても綺麗。港を護るメッシーナの聖人サンタ・マリアもライトアップされてその優美な姿を見ることができます。
 ムール貝を養殖している潟がある・・・というのでその周りを一周しました。貝を売る店や屋台がたくさんあるではないですか。ムール貝に目がないbutakoは早速ビンチェンソを囃したてると、彼は車を停めてくれました。もちろんムール貝を買うために。2kgのムール貝は明日の昼食用にしよう、という話になりました。

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実家に到着しビンチェンソのお母さんにご挨拶です。朗らかでチャーミングなお母さんです。夕食の準備をしてくれている最中でテキパキと料理しています。それもそのはず、毎日孤児院の給食室で働いているというではありませんか。マンマの手料理は以下のとおり。
 プリモは『リコッタとほうれん草入りクレープ』上にベシャメルソースとパルメザンチーズをかけオーブンでこんがりと焼き上げます。リコッタとほうれん草の優しい味がする一品。


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そしてセコンドが『カジキのインボルティーノ トマトソース煮込み』カジキにパン粉とパルメザンチーズ、オリーブオイルを合わせたものを巻いています。トマトソースに入っているカッペリが味に深みを出しています。『とても美味しいよ!』とbutakoがいうととても喜んでくれていました。
お母さんと、ビンチェンソのお姉さん、ビンチェンソ、butakoで囲む食卓です。足元には犬のペーラが遊んでくれよと言わんばかりにじゃれていました。

 その晩はビンチェンソとその友人たちと夜遊び。。。帰宅は午前4時。一体何をしていたかって?バールでおしゃべりした後、ボーリングをして、深夜営業のパスティッチェリアでコルネットをかじっていただけなんですけど。至って健全な夜遊びです。(夜遊び自体が健全じゃない?)
butakoの歳を明かすと驚いて、会う友人ごとにそのネタで盛り上がっていました。歳より若く見えるのはアジア人の特権かもしれませんね。

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さて案の定翌朝起きたのは、正午過ぎ。ビンチェンソ特製『ムール貝のピリ辛ズッパ(スープの意。でも汁は少なく実際はムール貝のワイン蒸し)』とbutakoの作ったおにぎり、そしてマンマの作った『ピスタッチオソースのペンネ』を食べてメッシーナを後にしました。
有名なアントネッラ・ダ・メッシーナの絵もドゥオーモ観光も次回のお楽しみということで。日中の潟も素敵なんだ・・・というビンチェンソの勧めで潟だけは2度訪れましたけど。旅行者というよりはメッシーナ人のように過ごした1泊半でした。
                                               butako
by butako170 | 2006-12-08 21:52 | 旅行記
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