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イタリア行きの理由(わけ)
butakoは、料理修行のため、イタリアに行くのですが、料理は1週間しか習ったことがありません。なぜ、29歳になるbutakoが仕事をやめてまで本場イタリアに行くのかは、昨年のイタリア旅行に端を発します。


昨年の夏季休暇にイタリアを訪れ、ローマ、フィレンツェ、ベネツィアを妹と周遊しました。個人旅行だったので、いろいろと自分たちでプランを練り、手配しての旅行でした。
ローマの壮大なスケールとフィレンツェの優雅さ、ベネツィアの開放感は行った人ならば、賛同してくれるでしょう。
でも、butakoが最も惹かれたのはイタリアンです。「うまい!本当にうまい!!」と思いました。
味付けの妙は本場ならでは。日本ではなかなか出会えない味です。(ピッツァとリゾットにぞっこん!)またチーズや野菜、魚介の素材の良さが光っていました。
どこのリストランテのcameriere(ウエイター)も愛想がよく、現地の空気感も相まって、本当にイタリアとイタリア料理が大好きになってしまったのです。

この、イタリア熱は帰国してからも冷めず、7月にはイタリア語の語学学校で勉強を始め、11月には、『現地視察』と称し、1週間の短期留学(シエナで)を実行していました。

正直、自分でもここまで、イタリアが好きになるとは思っても見ませんでした。
ちょうど、自分の将来像が描けなくなっていた時期でもありました。今の営業の仕事は、確かに楽しいし、満足感は得られていました。しかし、結婚し出産したら、営業を続けていくにはあまりに多くの犠牲を生みます。・・・一生この仕事は、続けられないな。
そう思うと、本当に自分の好きなことを、今やりたいと思いました。
それを追求し、高めることで、家庭を持ってからも仕事としてやっていけるではありませんか。
その好きなことは、もてなし好きのわたしが腕を振るった『料理』だったのです。

というわけで、好きと好きが融合して今回の料理留学を決めました。
その料理をどの道で追及していくか、今検討中です。
料理人か、料理研究家か、文化人類学(食文化)か。
ローマへの道は『料理』という方向性は決めました。
その細かい行き先をこれから、徐々に絞り込んでいきます。
それは非常にワクワクする作業だと感じています。
決して、保障も安定もない道ですが、その道をbutako自身がつけていくんだな、いろんな出会いで道を決めていくんだな、と腑(こころ)に落ちる思いがするのでした。

                                         
                                              butako
by butako170 | 2005-04-29 21:17 | 助走(準備期間)
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