イル パンチョッレでは、キノコを使ったいくつかの料理があります。今年は雨が多かったためポルチーニ茸が夏先から出ていました。パンチョッレでは国内産のポルチーニ茸だけを使っています。最近では東欧からの輸入物も多く出回っていますが、大きいばかりで香りに欠けます。(中国産のマツタケみたいにね。) Butakoはポルチーニ茸が大好物。香りがとてもよく生で食するとシャキシャキした歯ごたえが楽しめるためです。乾燥ポルチーニも売られていて、水で戻してスープやパスタの具にして使います。乾燥椎茸みたいで美味しいですよ。 イル パンチョッレのきのこメニューの紹介です。 <ポルチーニのサラダ>これは絶品。生のポルチーニを薄くスライスして、ルッコラと和え、パルミジャーノ、Vオリーブオイルをかけていただきます。ポルチーニの香りが楽しめる生食の一品。 <ポルチーニのタリオリーニ> タリオリーニ麺(タリアテッレよりもさらに細麺)ポルチーニ味。水煮缶ではなく本物の味が楽しめる一品。タリオリーニに絡まったポルチーニのソースが最高です。 <黒トリュフのブルスケッタ> 黒トリュフをおろし金でガリガリと削って、オリーブオイルと塩こしょうで味付けした黒トリュフのパテを、ブルスケッタにたっぷりと塗った一皿。トリュフの化学調味料を一切使ってないので、トリュフ100%の味が楽しめます。(写真はブルスケッタの4種盛り。手前下がトリュフ。) <まかない編> フィンフェルリというキノコ(スポレートではガルッツィ)をソテーして、鮭の上に載せてオーブン焼にする一品。香草を混ぜたパン粉と一緒に焼くから、いい香りがフィンフェッリと鮭に移ってうーん美味。夜の仕事の前なのに、白ワインが進んて飲みすぎるっちゅうねん。 ここスポレート近郊では、9月ごろサングイノーシィ(血まみれの、という意味。切り口から錆びのような液体が流れ出るため。)というキノコが最盛期らしいです。 他にもたくさんの種類のキノコがイタリアにはあります。みんな気軽に山に入ってキノコ採りをするのがイタリアの秋のスタイル。採ったキノコは毒がないか見てもらうためミコロゴ(茸鑑定士)の所に持って行きます。鑑定は無料でたいてい公共の施設で行っているようです。 あと一ヶ月もするとキノコの最盛期。9月が待ち遠しいbutakoです。休みの日には山に入ってキノコ狩りをするのもいいわね。山深いウンブリアなので、きっとたくさんのキノコが生息していることでしょう。 Butako
by butako170
| 2006-08-16 23:36
| プレシディオ・食材
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