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アルゲーロのアグリツーリズモで食い倒れ
            7月17日(月)

サルデーニャ島でスペインのカタラン語を話す地域があります。その街はアルゲーロALGHERO。サルデーニャの北西に位置する街で、14世紀スペインのカタラン人に支配をうけた美しい旧市街の残る街。小さなバルセロナと呼ばれるほど、カタロニア地方の特色を感じさせる街なのです。
今日はその町を散策に行ってきました。

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アルゲーロに着く頃、もう正午を過ぎていたので、まずは腹ごしらえです。地元の人に教えてもらったアグリツーリズモ レ・ピネッテ le pinetteに行くことにしました。
午後一時開店までまだ少し時間があったので、アグリ内を見学させてもらいます。なんと広いアグリでしょう。手入れのゆき届いた芝生には遊具があり、家族連れには嬉しい設備。そしてさらに進むと農場が・・・。
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豚とイノシシを飼っているではありませんか。その数、豚120頭、イノシシ20頭なり。豚を飼うのは分かるけど、イノシシまで飼育しているのね。聞くと、イノシシは煮込み料理に使うのだとか。
そして豚120頭のうち雄は2匹だけしかいないという、ハーレム状態です。(でも普段は隔離)

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定刻になったのでサロンに入ります。
さて、せっかくですから地元料理が堪能できるメニューコンプレートを選びましょう。
アンティパストがなんと10皿!!手前から季節の野菜のグリル/自家製サラミとペコリーノチーズ/生ハムの盛り合わせ



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羊の肝の煮込み/フリットの盛り合わせ/カタツムリのトマト煮込み/羊の蹄のオリジナルトマトソース煮込み
肝の煮込みは玉ネギたっぷりの優しい味。フリットは、モッツァレラのフライとリコッタのコロッケ、羊とビエトラの肉団子のコロッケでした。
カタツムリは、辛くないトマト味。羊の蹄は食感が◎。ゼラチン質がトロットしていて、独自のトマトソースで長時間煮込んでいるので臭みもありません。
オリーブの塩漬け/ペコリーノチーズのクリーム/黒オリーブのペースト
ペコリーノのクリームは独特の味で、少し癖が強し。でも友人たちはカルタ ムージカにつけて美味しいといいながらたくさん食べてましたけど。
ワインはアルゲーロ ロッソDOCです。料理の邪魔をしないライトな赤ワイン。やや渋みが深い感じ。

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プリマは二種。セモリナ粉のトマトパスタとポルチーニのパッパルデッレ。セモリナ粉のパスタは食感が荒い感じでトマトソースとベストマッチ。ご当地パスタはシンプルながら存在感のある美味さがあります。
 


アルゲーロのアグリツーリズモで食い倒れ_d0033983_681151.jpgセコンドは、熱々のポルチェットと羊のオーブン焼です。もう、ここまできたら、意地で食べている感じでしたが、とにかく完食。熱いポルチェットは初めてのbutako。豚の脂が香ばしくて満腹でもついつい手が出る美味しさ。やはり広い土地で育てた豚は、程よい筋肉があって脂肪に旨味があります。

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これにカフェとクッキー、セバータスSEBADAS(中にモッツァレラが入った揚げ菓子。ハチミツをかけて。)がついて一人30€。さすが地元の人が勧めるだけのことはあります。ましてや360℃自然に囲まれたこの開放感。土曜のディナーには、カメリエーレが民族衣装を着てサービスするそうです。機会があったら土曜の夜も訪れたいアグリツーリズモです。

                                  Butako

    
by butako170 | 2006-08-01 05:42 | リストランテ
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