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修道院そばのレストラン『LA CERTOSA』
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 フィレンツェのチェントロから5KMほど離れた郊外にチェルトーザ修道院があります。ランチを修道院の近くにあるリストランテ『LA ERTOSA』でとり、その後修道院見学する予定です。
リストランテ『レ チェルトーザ』は、修道院から程近い国道沿いにありました。大きな駐車場には、観光バスが・・・う、今日はハズレかな?と思いつつ、地元客のイタリア人に、『ココってどうなの?』と尋ねると『美味いよ。俺は毎日来てるよ。』と言われホッとしたbutako。

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 ここのリストランテは、トスカーナ料理からイタリアの代表料理まで幅広く提供しています。でも実は修道院料理:la cucina di monasteroもサービスしているのです。そんなことで、今日は修道院料理を食べにやってきたのでした。
アンティパスト:antipastoはロンザ(Lonza:豚の腰肉)のハム(チンタ・セネーゼ種)にルッコラとペコリーノをあわせたサラダ。チンタ・セネーゼ種はスローフード協会のプレシディオに認定されています。
当然ロンザは、文句なしに美味。ルッコラと軽めに熟成させた柔らかいペコリーノとも相性がよく、ペロリといただきました。グラスワインのキャンティー・クラシコもすすみます。

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 プリマ(purima)がタリアッテッレ(tagliatellre:幅広手打ちパスタ)に牛のフェガト(fegato:肝臓)、牛肉、豚肉入りのトマトソースをあわせたもの。フェガト入りのソースはトマトのおかげでサッパリとしています。これもうまーい!全部食べたかったのですが、一人分がものすごく多かったので少し残す羽目に。セコンドを注文するのもあきらめました。

 この日は、団体客が二組と地元客で賑わっていたので、サービスがスムーズではありませんでした。(どうにも仕方ありません。)なので早めに退散し、修道院に行くつもりをしていました。
その前に修道院料理のことについて話を聞こうと思い、支配人を呼ぶbutako。
何かクレームを言われるのかと、真面目な面持ちでやってきた支配人。Butakoの好奇心をぶつけると、表情を崩し丁寧に教えてくれました。

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 このリストランテの1階はもともと修道院の薬局だったそう。そこを改造してリストランテにしたのです。普通のリストランテでは面白みがないので、修道院のレシピを少しアレンジして提供することにしました。また地下の広間では、昔のコンベント(男性修道院)の食卓を再現したコースもあります。カメリエーレは修道士の格好をしてサービスするし、部屋や食器、料理ももちろん当時に倣っています。やり手支配人VASCO(バスコ)のアイデアにbutakoは脱帽。
彼らは、チェルトーザ修道院と強い結びつきがあり、修道院で作られるお酒やオリーブオイルを販売しています。Butakoはオレンジのリキュールをサービスしてもらっちゃいました。香りが豊かで美味!

 これから修道院に行く・・・と告げると、『月曜は定休日やで。』と言われ、ショックを隠しきれないbutako。するとバスコは『ぼく、修道院の鍵持ってるから案内したげるわ。』と言ってくれたのです。ありがとう、バスコ。

『LA ERTOSA』
via Cassia 1 Certosa Galluzzo   
tel.055 2048876 http://www.lacertosa.it/    ristcerto@tin.it
フィレンツェから37番バスで約20分 
チェルトーザ修道院の門には入らず、それを横目に右に曲がり、徒歩3分
                                                 
by butako170 | 2006-03-11 01:11 | リストランテ
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