皆大好き!カーニバルのお菓子
今日はイタリアのカルネヴァーレ(カーニバル)にちなんだお菓子の紹介。
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今年は2月4日〜9日。ジョヴェディ・グラッソ(肥沃な木曜日)からマルテディ・グラッソ(肥沃な火曜日)まで6日間続きます。

カルネヴァーレの語源は、俗ラテン語のcarnem(肉を)levare(取り除く)に由来します。
日本語では英語にちなんでカーニバルと呼び、お祭り騒ぎやパレードをさすことが多いですが、元来、四旬節が始まる灰の水曜日の前夜に開かれて、四旬節=イースターまでの46日間にも渡る『肉断ち期間』を乗り切れるように、前日に宴をして、めいっぱい肉を食い貯めするの日だったんですね〜。
だから謝肉祭ともいいます。

この四旬節の期間は、キリストの受難を思い、その象徴である肉を食べない、という習慣で、お肉を使わずにその期間を栄養不足にならないように乗り切れる工夫のレシピが各地に残っています。
ま、それは今回は割愛するとして、ではカーニバルに特有の食べ物はなんでしょう。
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揚げ菓子の圧勝!
面白いお料理サイトを見つけましたので見てみましょう。
カーニバルの人気菓子のランキングです!

カーニバルの人気菓子 No10

1.Frappe フラッペ
キアッケレともチェンチ(トスカーナ地方)、ブジーエ 、イントリゴーニとも呼びますが、パスタ生地を切って、油で揚げて、砂糖やハチミツなどをふりかけたもの。
butakoの住むウンブリアでは、粉砂糖とアルケミスをふりかけて華やかに演出します。
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2.Castagnole カスタニョーレ
いわゆる小さな丸形の揚げドーナツです。
グラニュー糖やハチミツをかけて。我が街スポレートのパスティッチェーラでは、揚げたシューの中にカスタードクリームと生クリームが詰めてあって、手が止まらないくらい美味しいです。

3.Frittelle di mele フリッテッレ・ディ・メーレ
今が旬のリンゴを横にスライスし、ゆるめの生地にくぐらせ、揚げただけ。
なんでこんなに美味しいの?!というフリッテッレを昔、レストランのまかないで食べたことがありますが、レシピは教えてもらえませんでした。(残念)

4.Castagnole di ricotta カスタニョーレ・ディ・リコッタ
小型ドーナツには違いないのですが、リコッタチーズを加えているので、口当たりの柔らかい食感です。冬の乳製品は、脂肪分を多く含んでいるので、夏よりもリッチな味わいになるんですよー。
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5.Chiacchere di Carnevale キアッケレ・ディ・カルネヴァーレ
フラッペよりもむしろキアッケレの方が、イタリアでの共通の呼び名かもしれません。
食べるとパリっと音が出て、しかも美味しくて止まらないことから、『おしゃべり』という名前になりました。こちらのレシピは生地にグラッパが入っていますね。

6.Graffe di Carnevale グラッフェ・ディ・カルネヴァーレ
いわゆるジャガイモ入り発酵ドーナツです。ジャガイモ入りなので、自然な甘みとふわりとした食感が病みつきになります。フォカッチャやサルシッチャにもジャガイモを入れちゃうイタリア人。ドルチェにも効果的に使っていますね。

7.Ravioli dolci fritti ラビオリ・ドルチ・フリッティ
バター入りの生地にヌテッラかジャム、リコッタを入れて、油で揚げます。美味しそうだけど、恐ろしくハイカロリーになることが予想されます(汗)
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8.Arancini di Carnevale アランチーニ・ディ・カルネヴァーレ
オレンジの皮がふんだんに入った発酵生地を油で揚げます。甘くて柑橘の香りが爽やかです。そういえば、去年、友人のルチャーナが作ってくれました。でも彼女のレシピ、揚げていたかな?

9.Crostoli イ・クロストーニ
フラッペと同じですが、フェッラーラやヴェネト地方の呼び名だそう。
どのレシピがイチバン美味しいか比べてみるのもいいですね。

10. Fritole (o Fritoe) フリトーレ(フリトエ)
カスタニョーレと類似しています。こちらはヴェネツィアから由来したものです。シチリアでは、Sfincitelli やSfinciteddiと呼ぶそう。

すべてが揚げ菓子ですねぇ。
冷めても美味しいし、大量に作れるし、お腹にたまるから、揚げ菓子がやはり合理的だったのでしょうね。
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精製した油が普及していない時は、ストゥルット(ラード)などで揚げていたのだと思います。オリーブオイルは高価だったでしょうし。

カルネヴァーレと聞いて、イタリアで有名なのはヴェネツィアの仮面を着けた仮装と山車ですね。
Wikiからの抜粋ですが、
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"別の説には、謝肉祭は古いゲルマン人の春の到来を喜ぶ祭りに由来し、キリスト教の中に入って、一週間教会の内外で羽目を外した祝祭を繰り返し、その最後に自分たちの狼藉ぶりの責任を大きな藁人形に転嫁して、それを火あぶりにして祭りは閉幕するというのがその原初的なかたちであったという。

[3]カーニバルの語源は、この農耕祭で船を仮装した山車carrus navalis(車・船の意)を由来とする説もあるが、断食の前という意味の方が古いという研究者もいる。"
とありました。

なるほど『はめを外したから騒ぎ』と『仮装した山車Carrus navalis』で、仮装と山車の説明は着きますね。当時のカトリック教徒は相当抑圧されていたでしょうから、こういったガス抜きは必要だったのかもしれません。

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カーニバルの山車ですが、今までbutakoが行ったなかでは、トスカーナ州の海沿いの街のヴィアレッジョが凄かったです。
5、6メートルはあるかと思う巨大な山車。
凝った装飾。
そして人々の熱気。

いつかヴェネツィアも行ってみたいのですが、こちらも人でごった返している(狭い場所に密集している)のと、寒そうなので、なかなか行けていません〜。

寒さは厳しいですが、温かい紅茶と揚げ菓子で、春のイースターに思いを馳せることにしましょう。

butako170


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by butako170 | 2016-01-25 21:03 | イタリア年中行事
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