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モンテファルコのワイナリー Cantina Romanelli1
モンテファルコ村から東へ500mほどの位置にある家族経営のカンティーナCantina Romanelli(カンティーナ・ロマネッリ)。
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ワインのバイヤーを行っている友人ロベルトが、連れて来てくれました。

畑の手前には、オリーブ林が広がっており、とっても見晴らしがいい!
アッシジの町がバッチリ見えるロケーション。
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まずはオリーブの木の説明をここのご主人デーヴィスから受けました。
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オリーブ農家でもあるロマネッリ家は、この地域にはないサン・フェリーチェという品種も植えています。
モライオーロとレッチーノ、それぞれの木の見分け方を教えてくれました。
そう、彼は農学博士でもあります。

こちらは大樽を利用して作ったベンチ。
ナイスアイデア!
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ふと、送電線の上を指差して
「みてごらん、あの巣箱は鷹のものだよ」と言うではありませんか。
モンテファルコ(鷹の山)という町の名前ですもの。
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鷹が住んでいてもおかしくはないのですが、まさか送電線の脚に巣箱を置くなんて、すごい発想。
ちなみにビデオカメラを取り付けてあって、春〜秋まではウェブカムでサイトからその様子が見れるんですって。

そして丘に並ぶ見事なブドウ畑。
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1978年に農園としてブドウの栽培をはじめ、2007年にワインを作り始めました。
そのためブドウは樹齢が20年以上経っているものもあります。

南向きの畑。
土の成分は粘土質と石灰質が混ざっています。
「ここから西に向かって、坂になっているんだけど、古い層が新しい層に飲み込まれて、隆起しているんだ。だからこっちからは、は粘土質と泥になっていて、パッシート(陰干し)用のサグランティーノを植えてるんだよ」。

そして東側は砂質でサンジョベーゼに適しているんだ。

なるほど土質によってブドウの味が変わるのは知っていたけど、こうしてきちんと説明を受けると納得しますね。
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ここにも巣箱があって、害虫を食べる小鳥を飼っています。
ブドウの畝をまたいだ通路部分は、雑草を生やしている列が1列、そうでない列が1列と交互になっていて、これも土地のバクテリアを増やしたり、土地の水分調節をするのに役立っています。

ロマネッリの畑にはいろんな工夫がいっぱい。
自然を知りつつそれを最大限に生かし、農薬を使わないのが彼らのやり方なのです。
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さて、いよいよ試飲の時間です。
                       >>>次回に続く

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by butako170 | 2015-03-22 07:37 | ワイン
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