トスカーナの素敵なアルベルゴ・ディフーゾの宿 
こんにちは。
おとといから、ぐっと気温が下がり、また冬に逆戻りの気候です。
3月末に『スローシティ』をテーマにお客様とウンブリア、トスカーナ、エミリア・ロマーニャと巡りました。
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人間サイズの街とは?
人がハッピーになる街とは?
ストレスフリーになれる街とは?

そんな街があるとしたら、知りたいと思いませんか。
それを求めて5つの町を回りました。

私たちは、ともすれば都会に仕事や刺激を求めて、自分の育った寒村を捨てて
都市部に移ってしまいます。
それは日本だけではなく、イタリアも深刻な問題で、過疎化は町や村の持つ共通の悩み…だと思い込んでいました。

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でもそれを払拭するような生き生きと輝くイタリアの町が多いのも事実。
今日は村を活性化させているアルベルゴ・ディフーゾのお話です。

アルベルゴ・ディフーゾ(Albergo diffuso)とは、点在して広がる宿という意味。
1980年代にフリウリ州で考案され、90年代にサルデーニャ島をはじめイタリア各地に広がった、空き家を有効利用した新しいタイプの宿なのです。

たとえば、ホテルやB&Bでさえ、宿泊部屋が密集していますよね。
アルベルゴ・ディフーゾの場合は、あるアパートを宿にし、また別のアパートをレセプションにし、また別のアパートを宿にし…と一つの集落でありながら、宿が点在しているのです。
現在では、アルベルゴ・ディフーゾは、アグリツーリズモのように、宿の形態を指す正式な認証になっているのだとか。

私たちがこの日行ったのは、Raggioloという小さな村。
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(Foto Borgo dei Corsiより)
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(Foto http://rete.comuni-italiani.itより)
トスカーナ州カゼンティーノ地方にある村で、山の尾根に張り付くように立ち並ぶ村の風景は、見るものを惹き付けてやみません。
標高700mということで、3月末に訪れたときは、まだ少し寒かったです。

ここでアルベルゴ・ディフーゾ『Borgo dei Corsi』を営んでいるのがルカ。
若干38歳!(butakoと同い年)ずっと税理士の仕事をしていますが、自分の生まれ育った村から人がいなくなるのを寂しく思い、アルベルゴ・ディフーゾを思いつき、5年前からはじめました。

お世話になった家が、とても広々として快適でした。
寝室2つに台所があって、これならばストレスなく長期滞在もできますね。
参考:彼のサイトをごらんあれ。

素晴らしかったのが、併設しているレストランです。
オーナーはルカなのですが、ここを切り盛りしているのがbutakoと同世代のカップルです。

クロアチア人の彼アンテの作る料理が、創作も折り込みながら地元の豊かな食材を使っていて、すごく美味しい!!
ソムリエで15年もサービスの経験のあるアンナリーザのもてなしも、気さくで、しかも素敵な提案をしてくれました。

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とっておきの料理を紹介しましょう。

まずはウェルカムドリンクでスプマンテを頂いたところで、パンがやってきました。
この村で挽かれた粉で作るパン。
小麦粉の甘みを感じるパンに、私たちはノックアウト。
これだけでワイン1本空けれそうです。。。

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そしてサンジミニアーノのヴェルナッチャとともに、アンティパストがきましたよ。
なんとパッパ・アル・ポモドーロのクロケッタです。ソースは、この地方のカゼンティーナ産ペコリーノをベースにしています。

パッパ・アル・ポモドーロは古くなったパンを、トマトソースに浸してお粥状にして食べるトスカーナの農民料理なのですが、ここではコロッケ状にして揚げています。
なんて粋なのかしら。

チーズどの相性もばっちり。

次は、またまた前菜です。
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アーティチョークのオーブン焼きに、ラヴィッジョーロRaviggioloというフレッシュチーズを、モルタデッラで巻いてあしらいました。
ラヴィジョーロもここトスカーナとロマーニャの境でしか食べられないチーズで、適度な酸味があり、すごく滑らか。

おいしい料理にボルテージが一気に上がります。

そして、プリモは、ピチを地元のたまねぎのソースとよく和えて、そこに春トリュフをパラリとふりかけています。
ソースには加熱していないトリュフも混ざっていて、たまねぎの甘みとトリュフの香りがなんともいえないハーモニー。

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メインには、ついに出ました地産ブタ!!
Grigio di Casentinoです。
チンタ・セネーゼよりも脂肪の層は薄く、でもやはりチンタ・セネーゼと同じく脂身が甘くておいしい。
おいしい地場品種のブタの脂身は、本当においしいですよね。
ゆでたフェンネルを炒めたものが付け合せにあり、満足いくお味。

そして最後はペコリーノ・カゼンティーノのココットです。
この頃にはかなり満腹。
ボリュームたっぷりだったので、少し残してしまったのが残念。

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食後には、サービスで農家手作りのヴィンサントを頂きました。
甘ったるくなくて、酸がキリリと引き締まり、ブドウが干してある納屋の藁の香りがほのかにするような、素朴でおいしいヴィンサントでした。

もうここは、夕食を食べるだけでもお勧めですよ。
車ならば、アレッツォから1時間、フィレンツェからは45分で行けます!!
でも、満腹になって身も心も幸せに浸ったところで、すぐベットに倒れこむのも、幸せなんですよねぇ。


翌朝は小鳥のさえずりと朝日で目が覚めました。
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朝食までの小一時間、村を散歩します。

それにしても坂ばかりの町。
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石畳って味がありますね。
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散歩していると、山の方から水のせせらぎが…。
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小川が流れているのです。

そういえば、村の下手には、昔ながらの粉挽き水車があるそうで、そこで小麦粉を挽いています。
昨日頂いたパンがおいしかったのは、そこで挽かれたものだから。
川の水もきちんと利用されているのですね。

栗も特産らしく、秋になると焼き栗にしたり、栗粉でお菓子を作ったりするそう。

おっと、ある民家から金髪のイケメンおじさんが…。
ドイツ人だそうで、butakoなんとか英語で片言の会話を。
ヴァカンスで10日ほどこちらのアルベルゴ・ディフーゾに宿泊しているそう。
宿の内装もとても良いし、使い勝手も良いと満足していました。
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その後、夢のような朝食を、昨日のレストランで頂き、
ルカとのインタビューを行い、アルベルゴ・ディフーゾに対しての理解を深めました。
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揚げたてのボンボローネという発酵パンが出てきたときは、わぁって声を上げてしまいました。
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本当に素敵な宿と村でした。
レストランも最高!
機会があれば、また泊まりたい宿です。
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自然と食べるのが好きなお客様がいれば是非、お連れしたいなぁ〜。
きっと気に入ると思いますよ。

butako170

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by butako170 | 2014-04-17 07:27 | その他
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