マルケの懐 ~ナタリーノのワイン~
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先週末、イタル・クック時代の友人K子がマルケ州に来ていたので、彼女に会いに、マルケまで行ってきました。イタリアの最終日を我が家で過ごす・・・ということで、車で迎えに行ってあげたのですが、K子の滞在先の人たちが「フェスタをするので、お友達もよければご一緒に」と言ってくれていたのでした。
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その滞在先というのが、マルケ州の銘酒"ヴェルディッキオ"の生産者San Lorenzoのナタリーノ宅。アグリツーリズモもしているワイナリーです。
マルケ料理が食べられる・・・ということで、私も大喜び!
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さて、今日は何のフェスタかというと、ナタリーノの次男坊6ヶ月のジュリオくんのお祝いを持ってきてくれた人へのお祝い返しの昼食会だそう。
(赤い服を着ているのがナタリーノ、友人に抱っこされている赤ちゃんがジュリオくんです)

まずはAffettati mistoをあてに、プロセッコで乾杯~!
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サラミ類は自家製。
チーズは、なんと水牛から作ったものです!
カンパーニャ州の生産者が近所に住み着き、実際ここで飼った水牛のお乳でチーズを作ってるんです。滑らかの舌触りのなかに、ぎゅっと詰まったミルクの香り。

それにナタリーノの友人アンドレアが作った蜂蜜とジャムを添えて召し上がれ~。
チーズに蜂蜜は、本当、近年のブームですね。

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さてプリモは、お待ちかねのVincisgrassi(ヴィンチスグラッシィ)です。
これはいわゆるラザニアですが、マルケのご当地メニューです。
イタル・クックでは鳥の肝を入れると習いましたが、ここでは牛肉ベースのいろんな肉をミックスさせたソースのみで、肝入りではありませんでした。

ミルフィーユのように、何層にも重ねてあって、舌触りは絹のよう。
そして、お肉の味がしっかり付いた(でもあまり肉の姿は見えません)さらっとしたソースが間に強いてあります。
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「重くないから、どんどん入るね」K子とウマイを連呼しながら、ぺろりと食べてしまいました。
しかしよく考えてみると、すごいボリューム。

これにはナタリーノのワインVerdicchio dei Castello di Jesi Classico を合わせます。
どっしりとしたヴェルディッキオ由来のの苦味が支配していますが、かんきつ類や白い花の香りをまとって、さわやか。
肉をベースにしたパスタ料理にとても合っていました。

そしてメインは、ガチョウのローストです。
もちろん自前のガチョウさんたち。ニンニクとローズマリーと一緒にフォルノでこんがり焼き上げます。
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ナタリーノの奥さんはタイ人なのですが、お料理上手!
マルケ料理もしっかりマスターしていて、頼もしかった。
そりゃあ、農家の嫁だもの。
しっかり働いて、地元に根付いている様子が素敵ですね。

ほろりと外れる肉。
一口目はちょっとだけ、野獣臭がしましたが、見事にハーブが風味をつけています。
二口目からは匂いは気にならなくなり、むしろしっかりと締まった肉質に閉じ込められたウマミが、噛むほどに感じられました。

これにはVerdicchio dei Castello di JesiのRiserva 2009年をあわせます。
30ヶ月熟成させているのですから、凝縮感が違います。
はっきり言って、こんなに強い白ワインは、グイグイは飲めませんね~。
ほら、グラスについている雫を見ても、かなりグリセリンが強いことが分かります。
香りはほんのりグレープフルーツ。
のど越しにメントゥッチャ(メクサハッカ)の味を感じます。
ミント系の香りは、ヴェルディッキオに特有のもの、とナタリーノが言っていました。

いやはや、それにしても引き込まれるようなパワー。
すごいワインを飲ませていただきました。
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そして、最後に色とりどりのムースをどうぞ。
桃が載っているのを食べたけど、下のムースはパンナコッタよりも濃厚です。
全種類食べたかったけど、もうお腹がはちきれそうなので、このへんで。

これから1時間半かけて、スポレートまで帰んなきゃいけないから。

それにしても、この食卓のにぎやかだったこと。
小さい子供たちがいる・・・それだけでなくて、大人も負けじと騒いでる。
笑いが絶えない食卓。
大勢で囲む笑顔あふれる昼食。
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2歳くらいのオチビちゃんたちもよく食べること!
ヴィンチスグラッシィを一人前平らげてしまったのは、ピエトロくん。
成長が楽しみですネ。
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よく食べてよく働くマルケの人たち。
老いも若きも、経済危機に負けずに、どんなことでもいいから見つけては働く現実的なお国柄。
そんな手を動かすマルケ人は、私は大好きです。

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by butako170 | 2013-09-19 05:29 | 報告
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