イタリアのパスタが終結! プリミ・ディタリア @Foligno
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先週の木曜日~日曜日まで、隣町のフォリーニョでプリモピアット(第一の皿)のフェスタがありました。

butakoはロベルトと日曜日にお出かけ。

今年で14回目というこのフェスタには、実は6年前にも行ったことがあります。
第一の皿…ということで、パスタやポレンタ、リゾットなどを中心にした屋台が並び、一皿2.5ユーロ~試食できるのです。

今回は着いてすぐに友人のルカとばったり鉢合わせ。
以前、かのヴィッサーニにてソムリエを勤めていた彼は、フォリーニョ育ち。彼にオススメのスタンドを聞くと、「ウリアッシの魚介スタンドが良かった」とのことでした。
Uliassiはマルケ州セネガリアの三ツ星レストランとして有名なお店。
二種類のプリモで7.5ユーロということで、コレは試す価値ありかな。
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町の中心レプブリカ広場では、町の象徴ドゥオーモや市庁舎などが立ち並んでいます。
そこで、イタル・クック時代の恩師アントニオ・トゥベッリAntonio tubelli氏にバッタリ遭遇。なんでもこの夕方開かれるナポリ料理講習(もちろんプリモ)の講師として呼ばれたのだとか。
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町はすっかりお祭り気分で、肉屋は外にバーベキューセットを持ち出し、ステーキを焼いていたり、パスタで作ったコスチュームをまとうキャンペーンガールに、人々が写真をお願いしたりしていました。
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さてお目当てのウリアッシのスタンドへ到着。
食券を買って並びます。

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海の幸のリゾットは微かにカレー風味。
エキゾチック。海老やらイカやらがゴロゴロと入っています。
アルデンテの仕上がりといい、丁寧に取った魚介のダシといい絶妙でした。

黒いパスタは、ちょっとミミズみたいでグロテスク。
こちらはイカ墨を練りこんだストリンゴというパスタです。
ミミズみたいに節があるのですが、そこに魚介のソースがまとわりついて美味でした。
ムール貝のコクとフレッシュトマトが好相性。
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そしてプラスチックのコップで、ベルディッキオ・ディ・カステッロ・イエジを頂きます。まぁ、こんな屋台タイプの食事は、どうしても食器が紙やプラスチックになってしまいます。

それがどうも好きでないロベルトは、あまりご機嫌ではなかったようですが、ま、フェスタですから。それはそれと割り切るしかないでしょうな。

7.5ユーロで満足の一品でございました。
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他のプリモが入る余裕はあったのですが、来る道すがら、魚屋さんが海老のフリットを揚げていたのがなんとも気になり、ロベと引き返します。
1皿5ユーロの揚げたての海老とゲソのフリットを食べながら、メイン・ディッシュと致しました。

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そうなれば、ドルチェが欲しいな。イタリア各地の物産展会場に行くと、そこはすごい人!
皆、考えることは同じで、シチリアの出展者のカンノーロ目当てに列を作る人々の後ろにbutakoも着きます。

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フォリーニョ市街で美しい中庭を持つパラッツォ・トリンチでは、パスタ製品の販売を行っていたので、それを物色。パスタで作ったオブジェなんかもあって面白い。
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地元のおばあちゃんたちも、見に来てたりなんかして。
歩き疲れたご様子です。

プリモと銘打ったイベントなのに、あまりプリモを食べませんでしたが、十分に楽しむことができました。

その後、ルカの家の地下カンティーナに招かれてからが、長かった!
ルカは現在はソムリエの仕事には就いていないのですが、地下の書庫スペースにワインが500本以上眠っています!
ビンテージものから、農家から直買いしたものまで、彼のこだわりのワインばかり。
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そこで2種類のヴェルディッキオを頂きました。
2つの産地が異なるヴェルディッキオ。DOCGでいうとカステッロ・ディ・イエジとマテリカです。実際飲み比べたことがなかったので、是非試したかった平行試飲が、ついに実現。

2種ともディ・フーゾ(量り売り)のワインですが、ルカのお眼鏡に適うだけのことはあり品質はぴか一。
印象の違いは、カステッロ・ディ・イエジのほうは、力強くて骨格がしっかりしています。樽に寝かせているということで、バニラの香がほんの少ししました。

一方、マテリカは、香りが繊細で豊かでした。蜜のような甘い香り、ハーブの香りなどフレッシュな中にもハッとするフルーティな香が隠れています。ワイン自体の骨格はイエジよりも細く女性的。

それをサラミとゴルゴンゾーラを食べながら、ひたすら喋ったり味見したり。

そしてルカ取って置きのガッティナーラ(ネッビオーロ)を開けます。
でもこれは不発。少し酸が足りない、と言っていたので、飲みきらずに、サグランティーノの試飲に移ります。

なんて贅沢なのかしら。
エチケットを張ったワインではないのですが、どのワインにも気品がありますねぇ。

3本を三人で空けたところで、今試飲したサグランティーノの生産者が、プリミのフェアに来ている、ということでフォリーニョの町に逆戻り。フェスタ最終日なので、店じまい中のピエトロさんを捕まえて、モンテファルコ・ロッソでまた1杯やり始めました。。。(よく飲む)
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Terra dei Nappiは、年間5000本の小規模生産者。一部のレストランなどでしか手に入らない貴重なワインです。

そしてピエトロさん自家製の生ハムが非常に美味だというので、家に行こうという話しになり、一同、ベバーニャまで向かいます。(一体どんな展開になるのやら)

ピエトロさん、奥さんのアントネッラさんは、フェア参加でかなりお疲れだろうに、嫌な顔一つせずに迎えてくれました。
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さっきのロッソがまだ途中だったのでそれを飲みながら、生ハムを頬張ります。
塩気が強い、いかにもノルチャ風(ウンブリアの生ハムは、パルマと違って塩辛い)の味、塩なしパンと合い、ワインがぐいぐいと進む味。

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フェンネルは、自家製のオリーブオイルでピンツィモニオにして頂きます。
この時点で、休み休みではあるのですが7時間も飲んでいるので、さすがにワインはもう入らないです。。。

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でも、この時期だけ作られるモスタッチョーロ(モストを加えた甘いパン)が「うちのおばあちゃんの自家製だから」と出てきた時には、やっぱりサグランティーノ・パッシートが欲しくなりました。

パッシートとモスタッチョーロで〆て、8時間にわたる嬉しいワイン地獄は終わりを迎えました。もちろん翌日は二日酔いで、ほとんど仕事が手につかなかったのですが、こんな日曜日もたまにはイイよね!(笑)

butako
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by butako170 | 2012-10-02 04:08 | プレシディオ・食材
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