創生神楽の前夜ディナーも終わり・・・
ネオ・ジャパネスクという団体が、フィレンツェに来て、創生神楽を舞う・・・こんな企画が11月14日(月)にありました。
2010年11月1日に、フィレンツェのペルゴラ劇場が、大阪でイタリア古典喜劇「 マンドラーゴラ」を上演したお礼公演とでもいいましょうか。去年から続く大阪市とフィレンツェ市の交流の一環でもありました。
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公演の前夜に、フィレンツェ関係者と日本の劇団およびツアー関係者が集う夕食会が開かれ、butakoは、それのお手伝いでした。
東大阪から串揚げピッコロの井上さんが、この日のために串を揚げるということで、その食材の調達と現地での通訳、サービスの手伝いなどが主な業務です。

さて、土曜日の午前中訪れたフィレンツェ。
井上さんの借りているアパートに着いた途端、名刺代わりに食べさせていただいた8本の串揚げ。

このなかから6本をチョイスし、夕食会に出すのだとか。
風邪引きのbutakoさん、必死に五感を澄ませながら串を味わっていきます。

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絶品だったのは、
・白身が美味しいホウボウ(岩ノリとポン酢ソース)、
・子持ち昆布を鶏ささみで巻いたもの。
・胡麻豆腐とマッシュルームを巻いた鶏ささ身に柚子味噌と三色湯葉をふりかけたもの

特に最後のは、柚子味噌の風味が胡麻豆腐のチーズのようなトロリとした食感と相まって、絶妙なハーモニー。
衣を最小限につけ、カラリと揚げられた串揚げは、軽い食感、そして胃にももたれないのです。

うーん、シャンパンかなにか泡が欲しい!
美味しすぎる!!

『現地の素材で、大阪の串揚げを』にこだわり、金曜日は市場を走り回って、素材探し。
試作を作り、私に最終決定をさせて、すぐさま買出し・・・という段取りでした。

その後、フィレンツェ中央市場へ買出しに。
鶏屋は鶏屋、臓物屋は臓物屋って専門が分かれている。
それって食の豊かさを表しているんですよね。
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そして日曜日。
夜通しかけて仕込みをした井上さん。そこでハプニングが!
なんとホウボウの味が変わってしまい、とても出せる代物ではなくなったとか。
急遽、キアニーナ牛に変更です。
日曜日は安息日・・・なイタリア。市場もスーパーも閉まっているなか、チェントロで開いているスーパーを何とか見つけ、現地に向かいます。

ふぅー。
急な変更は、イヴェントにはつき物ですが、回避することができました。

会場であるフィレンツェ郊外のグッチ邸に到着。
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グッチの数あるお屋敷のなかでも、フィレンツェから近く、お客様同士が親密になれる小さめのヴィッラが用意されていました。
中は一家族が住める邸宅で、こじんまりしていて、調度品のしつらえが美しく、さすが。

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そして会場の準備、最後の仕込みが終わり、いよいよ本番です。
ラインナップは、こんな感じ。

*エビを詰めたマッシュルーム ポン酢のジュレ添え
*鶏とハツのダブル揚げ ~カレー風味の鶏モモ&柚子胡椒風味の砂肝~
*ささみ子持ち昆布 日本酒とあわせて
*芽キャベツとブタ 大阪・お好み焼き風
*キアーナ牛をピッコロ特製ソースで
*鶏胸肉で巻いた胡麻豆腐とマッシュルーム 柚子味噌添え
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なんと日本酒は、ツアーの方々が持参くださったもの。ずらりと卓上に並べられたものを、醸造家の片木さんがお客様の好みを聞きながらサーブしていきます。

グッチのマダムやご子息が、串揚げに「美味しい」と舌鼓をうっていた様子が印象的です。
マダムはキアーナ牛が特にお気に入りだったよう。さすがフィレンツェ人。
日本酒もなかなかの評判で、イタリア人にもうけていました。
一押しだったのが、麹のフルーティな香りが満載の『千代の縁』です。淡路島のお酒だそうで、宮司さんが持参くださった本当に美味だった一本。
日本酒の魅力、奥深さを思い知った一時でした。

翌日は、フィレンツェ映画祭の時に知り合った友人と、ランチ。
金欠星人の二人が選んだのは、中央市場のモツ料理専門店です。
先月から出始めたカルチョーフィのセロリとパセリのかかった煮込みをつつきながら、近況報告。
あれからもう1年経ったんだね、なんていいながら。
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そして私はフィレンツェ風モツ煮込みを、彼女はスペルト小麦のスープを選びました。

なんだか慌しい2日間でしたが、少しは井上さんの役に立てたかなぁ。
大阪のソール・フード串揚げを、現地の人に楽しんでもらえた有意義なイヴェントでした。
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                                       butako
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by butako170 | 2011-11-16 06:45 | 報告
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